転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ？

帰って来た

そんな凄かったの？？

　そんな私達の話を聞いていたサレスさんとユースさんが、2人で何か話したかと思ったら

「それならば、私とユースで順番にスイ様をお預かりして、森にも共に行くと言う形でどうでしょうか？」
　とサレスさんが言った。


　それは……凄くありがたいよ、私は。

　けど
「それって2人とも大丈夫なの？
　時間とかもだけど、森危険なのに…2人怪我したら大変じゃない⁉︎」


　2人とも忙しいのは今まで見て来て分かりきってることだしね

　そしてだよ！
　普通にその危険な森にスイと一緒とは言え1人で入るなんて危険すぎるよ⁉︎

　衝撃すぎて…今でもあの怖かった記憶は残ってるもん…


　なんて心配していると
「それについては大丈夫だと思うわよ」
　とお母さんが言った


　ん⁉︎
　ドユコト⁉︎
　びっくりしつつお母さんに
「なん…で？」
　そう聞いてみると


「先ずユースは
　現在のエルフ族でTOP5に入る実力の持ち主なんだよ
　そして瞬発力はもっと凄いと聞いている、だから勝てない相手に出会っても逃げる事が出来るんだ

　そしてサレスは、俺の記憶して居る限りでは、この里に住んでいた頃、魔術に関して里1番の実力と言われていて、探知のスキルを持っているという話も聞いた事があるんだ

　だからおそらくその森に行っても大丈夫だと思うよ」
　とお父さんが教えてくれた。


　待って、、、2人ともそんな凄い人だったの⁉︎
　2人を見つめると


　サレスさんが少し照れた様子で
「実は王都に引っ越した頃、探知スキルで薬草などを探しまくって売っていまして

　それで、いつの間にか商業ギルドに勤める事になり今があるのですよ

　あの頃使いまくって今おかげで今ではかなり広範囲に使えますので、強い魔物に出くわす前に逃げられますし、私は大丈夫です」
　と言ってくれ


「そうです、こう見えても俺強いんですよ？
　安心してください」
　とサレスさんも言ってくれた。



　それから数日後、本当に、ミレイとスイは、エルフの里を旅立って行ってしまった。。。