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帰って来た
知りたかった事
しおりを挟む結局、ともに王都に行くことは諦め家を出る前夜
ベットに川の字で並ぶと
「シャル、今夜は少し大切な話をしましょうか」
とお母さんがいい
「きっともう覚えていないだろうが、シャルと離れ離れになってしまう夜も少し話をしたんだよ?
今日はあの時とは違う話だが、これからシャルが自分1人で悩みすぎない為にも、最低限話せる範囲で伝えておきたい事があるんだ」
とお父さんが言った
まさか、、、私が色々気になってたの、教えてもらえる感じなのかな?
と少し期待も込めつつ大きく頷くと
「それじゃあ先ず、これから話すことは私達の予想でしかない、と言うより…その時にならないと真実か否か分からないの
ただ私達が勝手にシャルがそうだと思って話す事だから、意識し過ぎずに、自分の事だったら、どうしようかなぁ
くらいの気持ちで聞いてちょうだいね」
とお母さんが優しく頭を撫でながらそう言った
「わかった!」
そう返事をすると、2人がそれじゃあと言う顔で
「先ず…初めにね、シャルが生まれる少し前にね一つのお告げがあったのよ
お告げと言うより…世界樹の声が聞こえた、と言う方が正しいわね」
と初め話した
いや……世界樹の声って、本当に聞こえるんだ⁉︎
それこそ言い伝えとかだと思ってたか、、、めっちゃワクワクして来たんですけれども⁉︎
「お告げの内容はな、基本的に同種族だとしても言えないんだよ
エルフ族はどこに居ようと、5人に1人ほどではあるけど、その時に選ばれた者だけが聞こえるんだ
だから、その選ばれた者たちは他者に勝手に口外することは世界樹の意思に反するとされていて言えないんだよ
だから、実の親子だろうと関係なく話せる範囲になってしまうんだ、すまないね」
とお父さんが説明してくれた
なるほど…だから、ユースさん含めて門番さんとか、前に何かを知ってそうな人も教えてはくれなかったのか!
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