転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ？

学園

双子の先輩

　まさかの先輩達双子なの⁉︎
　てか私とミレイしっかり学園側に双子って設定で伝わってたの！

　なんて驚きつつ、早く寮に行ってみたい、という事でミレイと別れて、早々にユナさんと一緒に寮へと向かう事になった。


　道中興味津々でキョロキョロしていたら
「今更だけどシャルちゃん…って呼んで大丈夫だったかしら？

　こんな可愛い子が隣の部屋だなんて…本当嬉しいわ♪」
　とユナさんが言った


「隣の部屋なんですか⁉︎」
　と1番にそこが気になってパッとユナさんの方を振り向きながらそう聞くと


「えぇ
　そうなの、だから余計に私が選ばれて、それでせっかくたら双子でってことになったのよ(ニコッ)

　それでね…一つだけお願いなのだけど、、、」
　とそう言いながらチラッとこっちをみた


「なんですか？」
　とちょっと緊張しつつそう聞くと


「ユナ先輩って…呼んでくれないかしらっ！」
　急に立ち止まったかと思ったらキラキラお目目でそう言われた。


　ん？？？ユナさん？あなた…可愛い過ぎないかな？？

「ユナ先輩って、呼んでいいんですか？」
　正直先輩って呼べるのは私も嬉しい。
　けど、急すぎて本当にそう呼んでいいのか不安でそう尋ねると


「もっちろんよ！
　私ね～何故だか今まで先輩…って呼ばれたことがなくって、呼ばれてみたかったのよっ」
　と言われた


　とは言え…面と向かって言うのって少し、、、
「ユナ先輩♪」
　恥ずかしくないわ！

　まだ子供だから？
　ただただ私の性格？

　分からないけど、普通に言葉出てたや(笑)


　なんで1人で思っていたら
「シャル…ちゃん！
　あーーーやっと私にも可愛い後輩ちゃんがっ

　これからも基本的に他学年との合同授業の時にはペアになると思うから、仲良くしてね♪」
　と言われた。


　ん⁉︎そうなの⁉︎
　それは知らなかったよ…

　でも普通常勤の人との合同授業なんて緊張と不安しかないけど、こんな優しい先輩と一緒なら楽しみでしかないや♪



　そんなこんなで先輩と色々話しつつ移動して、結構仲良くなれた気がした。


　そして！
　部屋に着いたわけなのですが、シンプル。

　でも部屋は結構広くて、ベットとタンスがあるけど、それでも部屋が狭く感じなくて…いい感じ♪


　そして

「どう？結構広いでしょ？
　家具は一応学園から最低限支給されてるのだけど、大部屋の人よりやっぱり1人部屋だから、一応ベットとかは少し安めのものになってるのよ

　人によっては自分で買う人もいるけれど…おすすめはベット本体は使えるから布団だけ買い替える事かしらね。

　後、キッチンも1人用の小さめで火も1箇所になっているから…もう少し大きくなって、料理をする事があったら、その時に買い換えると良いわよ！

　私も昨年買い換えたばかりなの…スープが好きで♪
　それに食堂は夜遅いとやっていないから、自分で作る方がお金がかからないのよね」
　そうユナ先輩が教えてくれた。


　なるほど…！