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学園
寮母さん
しおりを挟む部屋に着くとテーブルに案内してくれて、座って待ってたんだけど
「ねぇシャルちゃん、あの人には話して良いかしら?
その方が今後色々と気にしなくて良いと思うのよ
それに…(私もこのフェンリル様に会えた喜びを分かち合える人がユウ以外にも欲しい!)」
何故か言葉を詰まらせつつユナ先輩がそう言ってくれて
「もちろんです!
と言うか…黒の事って普通話ちゃだめなんですか?
クラスの友達に新しい友達を紹介したかったんですけど…」
気になって聞いてみたら
「ん⁉︎あぁそうよね、普通ね、仲間ができたら皆んなに見せたいわよね??
けどやめときましょ?ね?
私心配になっちゃう、、、
ウルフは無理があるらしいから…やっぱり大きい犬って事にしましょか?」
と全力で止められた
ダメなのかぁ
けどまぁいいや♪
何より早くもふもふ部でスーちゃんと一緒に癒されるんだぁ
ん???てか今更だけど、スーちゃん従魔見かけた事ないけど…入れたのかな?
そんなこんなで2人で話して待って居たら
「はい、お待たせ」
と言いながら寮母さんがお茶を持って来てくれた
「ありがとうございますっ」
にしても…これ緑茶じゃない⁉︎
この世界ではみた事無かったからテンション上がって来たよ???
嬉しくなってさっと飲んでみたら、めっちゃ熱いけど…美味しい♪
確か緑茶は沸騰させたお湯を少し冷ましてから入れるのが美味しいんだよね?
でも、これでも十分美味しい♪
って言ってるけど…初めて飲んだ時は私にはまだ苦くて苦手だった思い出があるんだけどね(笑)
なんて考えつつほのぼのしながら飲んでいたら
「シャルと言ったかい?
凄いねぇ
ユナなんて初めて飲んだ時変な味とか言って顔を顰めてたよ(笑)」
と寮母さんが言った
「ちょっと!
私は甘いものが好きなだけです!
そう言えば!この従魔の子についてですよね?」
とユナ先輩が少し慌てた様子ではなしをかえると
「そうだったね、それで…その魔物は一体なんなんだい?
正直伝説のフェンリル様にも似てるけど…こんな顔つきの魔物は初めてみたよ」
と寮母さんが言ったので
チラッとユナ先輩をみたら頷いてくれたし~
という事で
「この子ブラックフェンリルのクロです!
可愛いくてふわっふわの毛並みですよねっ」
ともふりながらそう伝えた
『おい、やめろ。』
なんて言うクロの言葉は無視しつつ。
「はぁ、なんだって?」
そう寮母さんがびっくりした様子で立ち上がったかと思ったら
「あら、シャルちゃんもう飲み終わったの?
それじゃあ部屋に行きましょね♪
部活の話…聞かせてちょうだい!
おばちゃん…生徒のプライベートは他言しないのが…寮母さんのルールですよね♪」
そう言って私の手を軽く引いてくれ、上機嫌そうユナ先輩と一緒にユナ先輩の部屋へと戻った。
え???寮母さん大丈夫なの⁉︎
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