5 / 5
最終話 異世界転生×チート能力×やっぱり違う
しおりを挟む
現役で日本最難関大学の医学部に合格し、そのまま4年生になった。
今は医学生の全国共通試験をパソコンで受験しているが今回も満点は確実だろう。
いつものように学年主席になるのだろうが、それで何になるのかはさっぱり分からない。
試験は何事もなく終わり、アンケート用紙に柿読佳と名前を書いてから俺は試験室を後にした。
小学校高学年ぐらいから自分には特殊な能力があると気づいた。
大勢が集まる筆記試験で問題文に目を通していると、自然と正答が頭に浮かんでくるのだ。
どうも千里眼のような能力らしく、誰かの解答用紙を無意識的に見ているらしい。
マーク式でも記述式でも確実に正答を書けるがなぜそれが正しいのかは全く分からないし、受験者の誰もが分からないような難問は当然俺も分からない。
どんな試験を受けても確実に満点近くを取れるので親と学校の勧めで最難関大学の医学部に入学したが、そもそも勉強が好きではないから授業時間は苦痛でしかない。
授業を一切聞かなくても受かるから聞いているふりをすればいいが、こんな自堕落な人生を送っていていいのだろうかと思うことがある。楽して退屈な人生を送るぐらいなら最初から超能力などなければよかったのにと時々思う。
といっても今から引き返せる訳ではないので俺は今日も電気街のオタクショップに行くことにした。
俺が現役で医学部に行って以来親は小遣いを惜しまないから特に買えないものもない。
確実に医者にはなれる訳だから、一生遊んで暮らすのも悪くないかも知れない。
名浪渓から伝説の杖ケイ、そして柿読佳へと転生した人間を冥府から眺めつつ戦神オーディンと聖鳥フギンが話している。
「オーディン様、今回も色々と間違えたのでは?」
「チート能力が欲しいと言ったから簡単にカンニングができるように特殊能力を与えたのだが、現代日本では意味が違ったようだな」
「地上界の辞書だけでなく俗語百科のようなものも探しておきますね」
(完)
今は医学生の全国共通試験をパソコンで受験しているが今回も満点は確実だろう。
いつものように学年主席になるのだろうが、それで何になるのかはさっぱり分からない。
試験は何事もなく終わり、アンケート用紙に柿読佳と名前を書いてから俺は試験室を後にした。
小学校高学年ぐらいから自分には特殊な能力があると気づいた。
大勢が集まる筆記試験で問題文に目を通していると、自然と正答が頭に浮かんでくるのだ。
どうも千里眼のような能力らしく、誰かの解答用紙を無意識的に見ているらしい。
マーク式でも記述式でも確実に正答を書けるがなぜそれが正しいのかは全く分からないし、受験者の誰もが分からないような難問は当然俺も分からない。
どんな試験を受けても確実に満点近くを取れるので親と学校の勧めで最難関大学の医学部に入学したが、そもそも勉強が好きではないから授業時間は苦痛でしかない。
授業を一切聞かなくても受かるから聞いているふりをすればいいが、こんな自堕落な人生を送っていていいのだろうかと思うことがある。楽して退屈な人生を送るぐらいなら最初から超能力などなければよかったのにと時々思う。
といっても今から引き返せる訳ではないので俺は今日も電気街のオタクショップに行くことにした。
俺が現役で医学部に行って以来親は小遣いを惜しまないから特に買えないものもない。
確実に医者にはなれる訳だから、一生遊んで暮らすのも悪くないかも知れない。
名浪渓から伝説の杖ケイ、そして柿読佳へと転生した人間を冥府から眺めつつ戦神オーディンと聖鳥フギンが話している。
「オーディン様、今回も色々と間違えたのでは?」
「チート能力が欲しいと言ったから簡単にカンニングができるように特殊能力を与えたのだが、現代日本では意味が違ったようだな」
「地上界の辞書だけでなく俗語百科のようなものも探しておきますね」
(完)
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる