4 / 10
面倒事
しおりを挟む
次の日、装備を新調する為贔屓にしている武器屋へ足を運んだ。今日新調するのは防具と武器。深層へ行くには装備を疎かにしたら死に直結する。先日深層に潜った時にわずかに愛剣である双剣が刃こぼれしてしまったのでその修復と防御力の高い防具を買いに来た。防御魔法があるとはいえ深層は舐めてはいけない。いつもは着けない防具も必要だ。
「いらっしゃい…!おぉ…小鳥遊の坊主久々じゃねぇか!!」
「こんにちは。おやっさんも元気だねー!」
「おうよ!今日はどうした?」
「双剣の刃こぼれの修復と防具を買いに」
双剣を出すとおやっさんは刃こぼれの箇所を確認する。
「これなら2時間程で直せるが…急ぎか?」
「いや、明日から深層に潜る予定だから今日中に直ればいいよ。防具は今のより防御力高いやつ欲しいんだ」
「…その防具探索者になった時から使ってるお気にだろ?とうとう変える気になったんか?」
「ん~…何か嫌な予感がするから変えとこうと思って」
「勘は信じといたほうがいいぞ。お前のその勘はいつも当たっているからなぁ」
「ん。だから仕方ないけど、お気にから変えることにした。おやっさんいいの選んでよ」
「よしっ!任せな!!」
そんな話をしていたら他に客が来たようだ。
「おやっさん!!武器出来上がってるかな!?あ…貴方は…!!」
やって来た客は炎龍の2人だった…。
何でこうも遭遇率高いんかなぁ?今日は逃げらんないな…はぁ…。
「今日こそお名前教えてくださいっ!!」
「龍臣…声抑えなさいよ。うるさすぎよ」
「坊主…お前知り合いっぽいのに何も教えとらんのか?」
「…何か教えたら益々厄介事に巻き込まれそうで…」
「お前さん配信嫌いだったか?なら炎龍はお前さんにはちと面倒か…工房の方に行っとくか?」
「いや、おやっさんに迷惑はかけたくねぇからこっちは自分で処理するよ。ありがとな」
「おい…アンタ少し静かにしてくれない?店に迷惑かけるから
」
「あ…すみません…」
「俺と会っても静かにしてくれないと何も教えない。毎回大声で叫ばれて周りの注目集めて俺は辟易してる。アンタたちは配信なんてもんをやってるから気にしないんだろうけどさ」
「…ご迷惑をかけてすみませんでした…うぅ…」
…反省はしてるみたいか?
名前くらいなら教えてもいいか?でも外で叫ばれても嫌だなぁ…どうするか…。
「外で会っても名前は叫ばない。近づかないと約束するなら名前は教えてもいい。」
「約束しますっ!!」
即答な上にすっごいキラキラした目で見てくるの何で?
何でそんな俺に執着すんのかなぁ…?
ちょっと引きながらも名前を教えた。
「…俺は小鳥遊零だ。探索者活動する時はゼロと名乗っている」
「…!!ゼロって言えば最年少で探索者になったS級の方…ですよね!?」
「嘘っ!!ゼロって情報皆無で色んな憶測されてる正体不明な探索者…よね?それが…目の前に…」
「…何か問題でも?」
「「いえ…ありません…」」
「零さんと呼んでもいいですか?」
「何とでも呼んでくれていい」
「零さん一目惚れしました!!俺と付き合ってくださいっ!!」
「却下!!」
「零さん俺達に戦い方教えてくださらない?」
「…何で俺が?」
「先日の戦闘を見て零さん以外にあんな綺麗な戦い方する人見たことなかったので…魔法の方も凄かったですし…色々指南して頂きたいと…勿論報酬も用意するわ」
「……アンタだけ?」
「俺も!俺もお願いします!!」
龍臣は俺の顔に近づいて圧をかけながら志願してくる。
コイツは近づかないと話がてきないのか!?
「近いっ!!」バシッ
思わず頭を叩いてしまったがこれは仕方ないと思う。
「そしてこれはご相談なのですが…配信にて戦闘のご教授を願えないかと…しっかりと戦闘のお話をして頂けたら他の探索者の強化にもなりますし、今後の探索の為に貴重な下層、深層の知られていない事もお話して頂けたらとも思ってます。如何でしょうか?」
「…中途半端に知ることが一番危ないの知ってる?ちょっと知っただけで全部知った気になって勝手に下層行って死んだ奴いっぱい見てきてるんだけど?そうなったら責任取れるの?」
「零さんがしっかり教えれば問題ないんじゃないかな!?」
「…なんで俺がそこまでしなくちゃいけないのさ。協会からの指示ならわかるけど、協会がそういう事をしていない理由わかってる?命知らずのバカばりで言う事きかないからだよ?ダンジョン入ったら自己責任って言われてるけど何かあったら世間ではこっちが悪者になるの。だから俺達トップは安易に下層以下の情報は漏らしてないの。自分の力で下まで行けて初めて情報を持ち帰るのが俺達の暗黙の了解なの。だからアンタたちが先日下層で配信してるのだって本当は辞めさせたいんだよ?」
「…俺達の自己満足で死者を増やすところだった…ということですか?」
「君たちがやりたい事はわかるけどね」
「…すみませんでした…軽率な行動だったとは思います。でも何も知らないで潜るより少しでも情報があったほうがいいこともあるとは思いませんか?」
「思わないね。戦闘を教える事はともかく、下層以下の情報は駄目…」
「戦闘はいいんですね?やったー!!」
あ、なんか勢いで了承しちゃった…。
「あ~…もうっ!!一回だけだよ!?」
「「やったー!!」」
「でも明日から深層潜らなきゃいけないから予定はそれ以降だよ」
「深層の依頼ですか?」
「…そう」
「どんな内容か聞いても?」
「君たちが遭遇したイレギュラーの謎の調査だよ。偶々そこに遭遇したのが俺だったし、あのダンジョンはいつも潜ってるから。すぐ通達されると思うけど明日はダンジョン侵入禁止だよ。何が起こるかわからないからね…」
「そんな危ない所に一人で行くんですか?」
「危ないからこそS級が一人で行くんだよ」
「俺にもっと力があれば零さん守れるのに…」
「俺は守られるほど弱くない」
「それでも好きな人の力なはなりたいです」
今までのおちゃらけた態度とは打って変わって真剣な目で俺を見る龍臣にドキリとしてしまった。
…なんだドキリって…くそ…こいつと喋ってると調子狂う…。
「話は終わったか?坊主の剣治ったぞ少し振ってみろ。違和感あればすぐ調整する」
「早かったですね…裏で試し切りしても?」
「おうよ」
「俺達も見ていいですか?」
「好きにすれば?」
武器屋の裏には購入者などが試し切りが出来るスペースがある。少し手狭だが、試し切りするには十分な広さだ。
俺は戻ってきた双剣を握りしめ重さなどの確認をしていく。
それから試し切り用の的を斬りつけていく。
ふむ…以前となんら変わらぬ斬れ味。流石おやっさんの腕はやはり素晴らしい。
「おやっさん最高!!前と同じ!!」
「はっはっはっ、当たり前だ!!俺だぞ?」
そう得意げに笑うおやっさんはこの双剣を一から作ってくれた人だ。俺の細かい要望に応えてくれた至高の剣だ。
「零さんやっぱり剣の振り方綺麗すねぇ…」
「無駄な動きがなくて凄いわ…」
当たり前だ。世界最高峰の探索者の静夜に徹底的に教え込まれたからな…。修行はホントに死ぬかもしれないと思うような事もあったし。
「無駄な動きがあると隙をつかれるからな。アンタたちは無駄な動きが多すぎる。それをなくせばもう少し戦いに余裕が出来て楽にモンスターを倒せると思うけどね…」
「…無駄な動きかぁ…何処が無駄なところかもわからないんだよなぁ…」
「それは追々戦闘の指南をして頂いた時に確認してもらいましょ?」
「今度な」
「明日からの深層気を付けてくださいね!!終わったら俺たちとの配信お願いします!!」
「こちら私たちの連絡先です。依頼が終わりましたらご連絡ください。配信の予定を決めましょう」
「わかった…」
面倒事が増えたな…。
俺も何で了承しちゃったかなぁ…。
なんか龍臣のあのグイグイくる感じに引っ張られちゃうんだよなぁ…。
ってそんな事よりも深層だ。
今回は何があるかわからないから気を引き締めないと…。
俺は修復した剣と新しく新調した防具を買って家に帰った。
炎龍のSNSを見ると近々コラボ予定のお知らせが既にされていた。これはきっと俺の事なんだろう。俺の事知っている人がどれくらいいるかわからんがそんな期待されてもねぇ…。
とコラボに憂鬱になっていくのであった…。
「いらっしゃい…!おぉ…小鳥遊の坊主久々じゃねぇか!!」
「こんにちは。おやっさんも元気だねー!」
「おうよ!今日はどうした?」
「双剣の刃こぼれの修復と防具を買いに」
双剣を出すとおやっさんは刃こぼれの箇所を確認する。
「これなら2時間程で直せるが…急ぎか?」
「いや、明日から深層に潜る予定だから今日中に直ればいいよ。防具は今のより防御力高いやつ欲しいんだ」
「…その防具探索者になった時から使ってるお気にだろ?とうとう変える気になったんか?」
「ん~…何か嫌な予感がするから変えとこうと思って」
「勘は信じといたほうがいいぞ。お前のその勘はいつも当たっているからなぁ」
「ん。だから仕方ないけど、お気にから変えることにした。おやっさんいいの選んでよ」
「よしっ!任せな!!」
そんな話をしていたら他に客が来たようだ。
「おやっさん!!武器出来上がってるかな!?あ…貴方は…!!」
やって来た客は炎龍の2人だった…。
何でこうも遭遇率高いんかなぁ?今日は逃げらんないな…はぁ…。
「今日こそお名前教えてくださいっ!!」
「龍臣…声抑えなさいよ。うるさすぎよ」
「坊主…お前知り合いっぽいのに何も教えとらんのか?」
「…何か教えたら益々厄介事に巻き込まれそうで…」
「お前さん配信嫌いだったか?なら炎龍はお前さんにはちと面倒か…工房の方に行っとくか?」
「いや、おやっさんに迷惑はかけたくねぇからこっちは自分で処理するよ。ありがとな」
「おい…アンタ少し静かにしてくれない?店に迷惑かけるから
」
「あ…すみません…」
「俺と会っても静かにしてくれないと何も教えない。毎回大声で叫ばれて周りの注目集めて俺は辟易してる。アンタたちは配信なんてもんをやってるから気にしないんだろうけどさ」
「…ご迷惑をかけてすみませんでした…うぅ…」
…反省はしてるみたいか?
名前くらいなら教えてもいいか?でも外で叫ばれても嫌だなぁ…どうするか…。
「外で会っても名前は叫ばない。近づかないと約束するなら名前は教えてもいい。」
「約束しますっ!!」
即答な上にすっごいキラキラした目で見てくるの何で?
何でそんな俺に執着すんのかなぁ…?
ちょっと引きながらも名前を教えた。
「…俺は小鳥遊零だ。探索者活動する時はゼロと名乗っている」
「…!!ゼロって言えば最年少で探索者になったS級の方…ですよね!?」
「嘘っ!!ゼロって情報皆無で色んな憶測されてる正体不明な探索者…よね?それが…目の前に…」
「…何か問題でも?」
「「いえ…ありません…」」
「零さんと呼んでもいいですか?」
「何とでも呼んでくれていい」
「零さん一目惚れしました!!俺と付き合ってくださいっ!!」
「却下!!」
「零さん俺達に戦い方教えてくださらない?」
「…何で俺が?」
「先日の戦闘を見て零さん以外にあんな綺麗な戦い方する人見たことなかったので…魔法の方も凄かったですし…色々指南して頂きたいと…勿論報酬も用意するわ」
「……アンタだけ?」
「俺も!俺もお願いします!!」
龍臣は俺の顔に近づいて圧をかけながら志願してくる。
コイツは近づかないと話がてきないのか!?
「近いっ!!」バシッ
思わず頭を叩いてしまったがこれは仕方ないと思う。
「そしてこれはご相談なのですが…配信にて戦闘のご教授を願えないかと…しっかりと戦闘のお話をして頂けたら他の探索者の強化にもなりますし、今後の探索の為に貴重な下層、深層の知られていない事もお話して頂けたらとも思ってます。如何でしょうか?」
「…中途半端に知ることが一番危ないの知ってる?ちょっと知っただけで全部知った気になって勝手に下層行って死んだ奴いっぱい見てきてるんだけど?そうなったら責任取れるの?」
「零さんがしっかり教えれば問題ないんじゃないかな!?」
「…なんで俺がそこまでしなくちゃいけないのさ。協会からの指示ならわかるけど、協会がそういう事をしていない理由わかってる?命知らずのバカばりで言う事きかないからだよ?ダンジョン入ったら自己責任って言われてるけど何かあったら世間ではこっちが悪者になるの。だから俺達トップは安易に下層以下の情報は漏らしてないの。自分の力で下まで行けて初めて情報を持ち帰るのが俺達の暗黙の了解なの。だからアンタたちが先日下層で配信してるのだって本当は辞めさせたいんだよ?」
「…俺達の自己満足で死者を増やすところだった…ということですか?」
「君たちがやりたい事はわかるけどね」
「…すみませんでした…軽率な行動だったとは思います。でも何も知らないで潜るより少しでも情報があったほうがいいこともあるとは思いませんか?」
「思わないね。戦闘を教える事はともかく、下層以下の情報は駄目…」
「戦闘はいいんですね?やったー!!」
あ、なんか勢いで了承しちゃった…。
「あ~…もうっ!!一回だけだよ!?」
「「やったー!!」」
「でも明日から深層潜らなきゃいけないから予定はそれ以降だよ」
「深層の依頼ですか?」
「…そう」
「どんな内容か聞いても?」
「君たちが遭遇したイレギュラーの謎の調査だよ。偶々そこに遭遇したのが俺だったし、あのダンジョンはいつも潜ってるから。すぐ通達されると思うけど明日はダンジョン侵入禁止だよ。何が起こるかわからないからね…」
「そんな危ない所に一人で行くんですか?」
「危ないからこそS級が一人で行くんだよ」
「俺にもっと力があれば零さん守れるのに…」
「俺は守られるほど弱くない」
「それでも好きな人の力なはなりたいです」
今までのおちゃらけた態度とは打って変わって真剣な目で俺を見る龍臣にドキリとしてしまった。
…なんだドキリって…くそ…こいつと喋ってると調子狂う…。
「話は終わったか?坊主の剣治ったぞ少し振ってみろ。違和感あればすぐ調整する」
「早かったですね…裏で試し切りしても?」
「おうよ」
「俺達も見ていいですか?」
「好きにすれば?」
武器屋の裏には購入者などが試し切りが出来るスペースがある。少し手狭だが、試し切りするには十分な広さだ。
俺は戻ってきた双剣を握りしめ重さなどの確認をしていく。
それから試し切り用の的を斬りつけていく。
ふむ…以前となんら変わらぬ斬れ味。流石おやっさんの腕はやはり素晴らしい。
「おやっさん最高!!前と同じ!!」
「はっはっはっ、当たり前だ!!俺だぞ?」
そう得意げに笑うおやっさんはこの双剣を一から作ってくれた人だ。俺の細かい要望に応えてくれた至高の剣だ。
「零さんやっぱり剣の振り方綺麗すねぇ…」
「無駄な動きがなくて凄いわ…」
当たり前だ。世界最高峰の探索者の静夜に徹底的に教え込まれたからな…。修行はホントに死ぬかもしれないと思うような事もあったし。
「無駄な動きがあると隙をつかれるからな。アンタたちは無駄な動きが多すぎる。それをなくせばもう少し戦いに余裕が出来て楽にモンスターを倒せると思うけどね…」
「…無駄な動きかぁ…何処が無駄なところかもわからないんだよなぁ…」
「それは追々戦闘の指南をして頂いた時に確認してもらいましょ?」
「今度な」
「明日からの深層気を付けてくださいね!!終わったら俺たちとの配信お願いします!!」
「こちら私たちの連絡先です。依頼が終わりましたらご連絡ください。配信の予定を決めましょう」
「わかった…」
面倒事が増えたな…。
俺も何で了承しちゃったかなぁ…。
なんか龍臣のあのグイグイくる感じに引っ張られちゃうんだよなぁ…。
ってそんな事よりも深層だ。
今回は何があるかわからないから気を引き締めないと…。
俺は修復した剣と新しく新調した防具を買って家に帰った。
炎龍のSNSを見ると近々コラボ予定のお知らせが既にされていた。これはきっと俺の事なんだろう。俺の事知っている人がどれくらいいるかわからんがそんな期待されてもねぇ…。
とコラボに憂鬱になっていくのであった…。
23
あなたにおすすめの小説
陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。
陽七 葵
BL
主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。
しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。
蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。
だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。
そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。
そこから物語は始まるのだが——。
実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。
素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪
隣に住む先輩の愛が重いです。
陽七 葵
BL
主人公である桐原 智(きりはら さとし)十八歳は、平凡でありながらも大学生活を謳歌しようと意気込んでいた。
しかし、入学して間もなく、智が住んでいるアパートの部屋が雨漏りで水浸しに……。修繕工事に約一ヶ月。その間は、部屋を使えないときた。
途方に暮れていた智に声をかけてきたのは、隣に住む大学の先輩。三笠 琥太郎(みかさ こたろう)二十歳だ。容姿端麗な琥太郎は、大学ではアイドル的存在。特技は料理。それはもう抜群に美味い。しかし、そんな琥太郎には欠点が!
まさかの片付け苦手男子だった。誘われた部屋の中はゴミ屋敷。部屋を提供する代わりに片付けを頼まれる。智は嫌々ながらも、貧乏大学生には他に選択肢はない。致し方なく了承することになった。
しかし、琥太郎の真の目的は“片付け”ではなかった。
そんなことも知らない智は、琥太郎の言動や行動に翻弄される日々を過ごすことに——。
隣人から始まる恋物語。どうぞ宜しくお願いします!!
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
男同士で番だなんてあってたまるかよ
だいたい石田
BL
石堂徹は、大学の授業中に居眠りをしていた。目覚めたら見知らぬ場所で、隣に寝ていた男にキスをされる。茫然とする徹に男は告げる。「お前は俺の番だ。」と。
――男同士で番だなんてあってたまるかよ!!!
※R描写がメインのお話となります。
この作品は、ムーンライト、ピクシブにて別HNにて投稿しています。
毎日21時に更新されます。8話で完結します。
2019年12月18日追記
カテゴリを「恋愛」から「BL」に変更いたしました。
カテゴリを間違えてすみませんでした。
ご指摘ありがとうございました。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
僕、天使に転生したようです!
神代天音
BL
トラックに轢かれそうだった猫……ではなく鳥を助けたら、転生をしていたアンジュ。新しい家族は最低で、世話は最低限。そんなある日、自分が売られることを知って……。
天使のような羽を持って生まれてしまったアンジュが、周りのみんなに愛されるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる