21 / 39
第21話 魔王様は発情しない
しおりを挟む
魔王城に帰還し、リューナと解散する。
僕はコットンのいる場所へと足早に向かっていた。道中、先ほどの感触を思い出すがごとく手が勝手にグーとパーを繰り返すのは致し方ないことだろう。
コットンの部屋の前に到着、コンコンと数回ノックする。
中から「どうぞ」と返事があったので、僕はゆっくりと扉を開き――そっとコットンの様子を伺う。
「ぴょえっ! は、晴人、様?」
「コットン、少しいいかな?」
「……」
コットンが無言で頷きながら――僕から視線をはずす。
やはり、まだ桃尻事件のことで怒っているのだろう。リューナにも忠告されたが、僕が変にフォローしてしまったからという線は濃厚だろう。
「コットン、怒らせてしまったことで謝ろうと思って」
「……」
「あの、こんなことで許してもらえるかわからないけど――今日、リューナと特訓してる最中にキレイな花がいっぱい咲いている場所があってさ」
僕はコットンの頭に赤い花冠をかぶせる。
「これ、お詫びというかなんというか――コットンにプレゼントしたかったんだ。それだけだから、急に来ちゃってごめんね」
長居しても迷惑だろう、僕はコットンの部屋から退散しようとし、
「ま、待ってください、晴人様」
その声に振り返ると、コットンは顔を真っ赤にしながら潤んだ瞳で、
「……ち、違うのです」
もごもごと、一生懸命に言葉を紡ぎだそうとしながら、
「べ、別に怒っているわけでは、ないのです。ただ、あのような醜態を晒してしまいましたので、どんな顔をすればいいのか、わからなかったのです」
「そっか、そうだったのか。今のコットンの言葉を聞いてすごく安心したよ」
「そ、そうなのですか?」
「きらわれたかと思ったから」
「き、きらいになんてなりません。わぅ、私は、晴人様は、いつも優しく声をかけてくれますので、どちらかといわれれば、好きな方です。ど、どうですか? わぅ、私にお花なんて、似合う、でしょうか?」
にこりと、コットンが暖かい笑顔を向けてくれる。
「うぉおおん、コットンんんんんんんっ!」
「は、晴人様?! よ、よしよし、よしよしです」
感激で泣き崩れる僕を見て、コットンが優しく頭をなでてくれた。
ああ、なんか安心したらどっと今日一日の疲れが押し寄せてきた。それが表情にでてしまったのか、コットンが奥の方からなにかを運んで戻って来る。
ビーカーに入った赤紫色の液体、コットンは僕にそれを差し出し、
「じ、自作の栄養ドリンクです。よかったら、飲んでください」
「ありがとう、助かるよ」
一気飲みする。
ちょっと不可思議な色をしているな、なんてことは関係ない。コットンが差し出してくれたものであればなんであろうとゴートゥー体内である。
「うん! なんか疲れが取れた気がするっ!」
「よ、よかったです。それと次回は、わぅ、私が晴人様の特訓の担当となっています。し、下準備に、タイミングもバッチリでした」
下準備? タイミング?
コットンの言葉の意味はよくわからないが――僕は笑顔で頷き返す。花冠は大切に保管してくれたのだろう、いつの間にかコットンの頭から消えていた。わだかまりも解けて、次回のコットンとの特訓は楽しくなりそうな予感がする。
コットンの部屋から退出すると、ワンワが目の前を通りがかる。
「あ、晴人見つけた! 手が空いたらニャンが魔王の間に来てって言ってたよ!」
「もしかして、探してくれてた?」
ワンワは太陽のような笑顔で、
「うん、お疲れさまって言いにきたんだ」
い、癒されるぅうう。
僕は今日あったことをワンワに話す。ワンワは先日の件を気にしてか、少し元気がない様子だった。
「そうだ。ワンワにプレゼント」
一輪の花をワンワに手渡す。
せっかくなので、ワンワとニャンニャにも一輪ずつ摘んでおいたのである。色は別々にしておりワンワには黄色の花、ニャンニャにはピンク色の花だ。
「わぁ、ありがとう! これ瑞々しくて美味しいんだよねっ!」
「……美味、しい?」
言うが早いか、ワンワが頭から花に噛り付く。
シャキシャキと爽やかな音を鳴らしながら、ワンワはあっという間に花を胃袋へと詰め込んでしまった。
ワンワはぱちんと両手を合わせながら、
「ご馳走さまでしたっ!」
「喜んでくれたならよかったよ」
ちょーっと、自分の想像とは違っていたけれど――まあ、いいか。
場所は変わって魔王の間にて、
「とまあ、報告は以上です」
「天音さんは毎回なにかトラブルに巻き込まれていますね」
「日々濃厚すぎるよ」
今はニャンニャと二人きり、僕は普段の喋り口調で話す。
「ふふ、濃いからこそ成長も早いかもしれませんよ? ですが、くれぐれも無茶だけはしないでくださいね」
「最近ニャンニャ優しいよね」
「えっ? ゃ、やさ?」
「喋り方も柔らかいし、僕を心配してくれるし」
「そ、それは、その、この呪いを解くといった約束を守ってもらうためです。死んでしまったら元も子もないでしょう」
ふっ、ニャンニャさん照れ隠しが見え見えだぜ。
ニャンニャの反応が変わったことくらいは重々承知――魔王城の一員として認めてきてくれているに違いない。
「そうだ。ニャンニャにプレゼント」
一輪の花をニャンニャに手渡す。
ニャンニャにはピンク色の花、その花を見た瞬間――ニャンニャの頬が真っ赤に染まり、明らかな動揺を見せる。
「ぇゃっ! そ、それを、私に、ですか?」
「食べたかったら食べてね」
「な、なにを言っているんですか! 食べるわけないでしょう?!」
「いや、さっきワンワは思いっ切り食べてたから」
「……もしかして、それは黄色の花だったんじゃありませんか」
ニャンニャは次いで、
「この花の名は『フラ・フラワー』と言いまして、それぞれ色によって特殊な意味を持つ花です。黄は食用、赤は滋養、ピンクは――」
「ピンクは?」
「――ぴ、ピンクは」
「ピンクは?」
「出て行ってください! 天音さんの馬鹿バカド馬鹿っ!」
罵声と共に強制的に追い出される。
なんだったんだ? 丁度、リューナが通りがかったので聞いてみる。
「ピンク色の花? ああー、精力剤です。プロポーズの時とかに渡すことが多いっすよ。あなたと一生添い遂げたい、あなたとの子供をこの世界に宿したいという意味を持っています」
「マジで?」
「マジっす」
その日部屋に帰ってからというもの、ニャンニャは一度も目を合わせてくれなかった。
僕はコットンのいる場所へと足早に向かっていた。道中、先ほどの感触を思い出すがごとく手が勝手にグーとパーを繰り返すのは致し方ないことだろう。
コットンの部屋の前に到着、コンコンと数回ノックする。
中から「どうぞ」と返事があったので、僕はゆっくりと扉を開き――そっとコットンの様子を伺う。
「ぴょえっ! は、晴人、様?」
「コットン、少しいいかな?」
「……」
コットンが無言で頷きながら――僕から視線をはずす。
やはり、まだ桃尻事件のことで怒っているのだろう。リューナにも忠告されたが、僕が変にフォローしてしまったからという線は濃厚だろう。
「コットン、怒らせてしまったことで謝ろうと思って」
「……」
「あの、こんなことで許してもらえるかわからないけど――今日、リューナと特訓してる最中にキレイな花がいっぱい咲いている場所があってさ」
僕はコットンの頭に赤い花冠をかぶせる。
「これ、お詫びというかなんというか――コットンにプレゼントしたかったんだ。それだけだから、急に来ちゃってごめんね」
長居しても迷惑だろう、僕はコットンの部屋から退散しようとし、
「ま、待ってください、晴人様」
その声に振り返ると、コットンは顔を真っ赤にしながら潤んだ瞳で、
「……ち、違うのです」
もごもごと、一生懸命に言葉を紡ぎだそうとしながら、
「べ、別に怒っているわけでは、ないのです。ただ、あのような醜態を晒してしまいましたので、どんな顔をすればいいのか、わからなかったのです」
「そっか、そうだったのか。今のコットンの言葉を聞いてすごく安心したよ」
「そ、そうなのですか?」
「きらわれたかと思ったから」
「き、きらいになんてなりません。わぅ、私は、晴人様は、いつも優しく声をかけてくれますので、どちらかといわれれば、好きな方です。ど、どうですか? わぅ、私にお花なんて、似合う、でしょうか?」
にこりと、コットンが暖かい笑顔を向けてくれる。
「うぉおおん、コットンんんんんんんっ!」
「は、晴人様?! よ、よしよし、よしよしです」
感激で泣き崩れる僕を見て、コットンが優しく頭をなでてくれた。
ああ、なんか安心したらどっと今日一日の疲れが押し寄せてきた。それが表情にでてしまったのか、コットンが奥の方からなにかを運んで戻って来る。
ビーカーに入った赤紫色の液体、コットンは僕にそれを差し出し、
「じ、自作の栄養ドリンクです。よかったら、飲んでください」
「ありがとう、助かるよ」
一気飲みする。
ちょっと不可思議な色をしているな、なんてことは関係ない。コットンが差し出してくれたものであればなんであろうとゴートゥー体内である。
「うん! なんか疲れが取れた気がするっ!」
「よ、よかったです。それと次回は、わぅ、私が晴人様の特訓の担当となっています。し、下準備に、タイミングもバッチリでした」
下準備? タイミング?
コットンの言葉の意味はよくわからないが――僕は笑顔で頷き返す。花冠は大切に保管してくれたのだろう、いつの間にかコットンの頭から消えていた。わだかまりも解けて、次回のコットンとの特訓は楽しくなりそうな予感がする。
コットンの部屋から退出すると、ワンワが目の前を通りがかる。
「あ、晴人見つけた! 手が空いたらニャンが魔王の間に来てって言ってたよ!」
「もしかして、探してくれてた?」
ワンワは太陽のような笑顔で、
「うん、お疲れさまって言いにきたんだ」
い、癒されるぅうう。
僕は今日あったことをワンワに話す。ワンワは先日の件を気にしてか、少し元気がない様子だった。
「そうだ。ワンワにプレゼント」
一輪の花をワンワに手渡す。
せっかくなので、ワンワとニャンニャにも一輪ずつ摘んでおいたのである。色は別々にしておりワンワには黄色の花、ニャンニャにはピンク色の花だ。
「わぁ、ありがとう! これ瑞々しくて美味しいんだよねっ!」
「……美味、しい?」
言うが早いか、ワンワが頭から花に噛り付く。
シャキシャキと爽やかな音を鳴らしながら、ワンワはあっという間に花を胃袋へと詰め込んでしまった。
ワンワはぱちんと両手を合わせながら、
「ご馳走さまでしたっ!」
「喜んでくれたならよかったよ」
ちょーっと、自分の想像とは違っていたけれど――まあ、いいか。
場所は変わって魔王の間にて、
「とまあ、報告は以上です」
「天音さんは毎回なにかトラブルに巻き込まれていますね」
「日々濃厚すぎるよ」
今はニャンニャと二人きり、僕は普段の喋り口調で話す。
「ふふ、濃いからこそ成長も早いかもしれませんよ? ですが、くれぐれも無茶だけはしないでくださいね」
「最近ニャンニャ優しいよね」
「えっ? ゃ、やさ?」
「喋り方も柔らかいし、僕を心配してくれるし」
「そ、それは、その、この呪いを解くといった約束を守ってもらうためです。死んでしまったら元も子もないでしょう」
ふっ、ニャンニャさん照れ隠しが見え見えだぜ。
ニャンニャの反応が変わったことくらいは重々承知――魔王城の一員として認めてきてくれているに違いない。
「そうだ。ニャンニャにプレゼント」
一輪の花をニャンニャに手渡す。
ニャンニャにはピンク色の花、その花を見た瞬間――ニャンニャの頬が真っ赤に染まり、明らかな動揺を見せる。
「ぇゃっ! そ、それを、私に、ですか?」
「食べたかったら食べてね」
「な、なにを言っているんですか! 食べるわけないでしょう?!」
「いや、さっきワンワは思いっ切り食べてたから」
「……もしかして、それは黄色の花だったんじゃありませんか」
ニャンニャは次いで、
「この花の名は『フラ・フラワー』と言いまして、それぞれ色によって特殊な意味を持つ花です。黄は食用、赤は滋養、ピンクは――」
「ピンクは?」
「――ぴ、ピンクは」
「ピンクは?」
「出て行ってください! 天音さんの馬鹿バカド馬鹿っ!」
罵声と共に強制的に追い出される。
なんだったんだ? 丁度、リューナが通りがかったので聞いてみる。
「ピンク色の花? ああー、精力剤です。プロポーズの時とかに渡すことが多いっすよ。あなたと一生添い遂げたい、あなたとの子供をこの世界に宿したいという意味を持っています」
「マジで?」
「マジっす」
その日部屋に帰ってからというもの、ニャンニャは一度も目を合わせてくれなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる