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氷迷宮の迷い子編
28話 超越者
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超越者。
これはオンリー・テイルの世界に置いて、一定の境界を超えたものだけに与えられる称号の一つである。
レベル100以上からはどのような条件下でレベルアップしていくか不明確となっており、このラインを超えたものは数え切れるほどしかいないのだ。
レベル100を超えたものには『特別なスキル』が与えられるのだが、未確認のジョブの方が多い。
現状、全世界でのプレイヤー最高峰は『レベル125』となっている。
「このレベルがね、想像以上に手強いんだ」
手強い? 不思議な例えに僕は首を傾げて返す。
「高レベルのプレイヤーはオンリー・テイルの知識があるから、強さの指標にはなりえるよね。だけど、現実になった今ゲームではありえなかったこと、低レベルに負けるということが普通に起こるんだよ。一が百に勝つこともありうるんだ」
リーナは言う。
「HPやMP、攻撃力や防御力、そういったステータスの数値がないからこそ、スキルの工夫が明確な強さになるんだ。今のリーナたちはこの世界で息もするし、心臓だって動いてる、ご飯だって食べなきゃいけない」
当たり前の中に、特殊な力が介在する。
「となると、レベル差による圧倒的なまでの理不尽は起きないってわけか」
「クーちゃん、ご明察っ! 今のところレベルアップに影響する部分は、装備できるものと習得していくスキル以外見つかっていないね。スキルの数は強みにはなるけど、主力のスキルって序盤に覚えるものが多いからねー」
「レア装備なら強さの向上になるのかな?」
「それがねー、ゲーム時に攻撃力や防御力が高かったレア装備は全くといっていいほど効果が薄かったんだよね。今は耐性特化のレア装備が最強、これに関しては驚くくらいに効果が高いんだー」
耳寄りな情報である。
リーナの話をまとめると、耐性に振り切った僕の現装備は全然ありということだ。
見た目の問題をスルーした勇気ある決断をほめてあげたい。
「いやー、最初クーちゃんの格好見た時完全に変態痴女がいると思ったよ。こんなクソ寒い場所に水着とか頭のネジ百本くらいぶっ飛んでるなーって」
「……」
「クーちゃんのフル装備、イベント難易度高すぎて誰もやってなかった不人気のやつだよねー?」
「おやおや? リーナさん苦労をわかってくれますか――周回しまくったよ! あの難易度に設定した運営はいまだに許してない」
「わかるわかるーっ! リーナも何回かは挑戦したんだけどねーっ! 難しい上に内容がヤラしすぎて速攻でコントローラーぶん投げたよ!!」
「それが普通だよ。僕は執念だけで行ってたから」
「セットで装備すると全属性にフルで耐性付くんだったよね。超ありーっ! やば強じゃん! チートレベルすぎーっ!」
「まあ、見た目通りの紙装甲――物理に対しては極端に弱いけどね。あと闇と光だけは半耐性かな」
火、土、水、風、氷、雷、闇、光――属性は全部で8種類ある。
その中でも闇と光はオンリー・テイルに置いて特殊扱いされる属性、耐性がある装備自体が珍しいものとなっていた。
「闇と光はどうしようもないよねー、半カットでも十分すぎるくらい。いやぁ、これから装備の価値観一気にアップデートされるよーっ! お店やダンジョンで比較的入手しやすいのだと、これこれこうで――かくかくしかじか」
「それならすぐ手に入りそうだね。ウィンディア・ウィンドに着いたら、まずはナコの装備を揃えようかな」
「いいじゃん、いいじゃんかっ! 可愛いのいっぱい揃えてあげなよー、黒猫ちゃんは素材が抜群にいいもんね。これで簡単カメラ認識で作成だっけ? リアルどんだけ美少女なわけー」
リーナと話が弾む中、ナコが寂しそうにポツリと、
「……二人共、楽しそうですね」
「ナコ、今後のことでリーナには聞ける情報を聞いておきたくて」
「そうそう、黒猫ちゃんの存在を忘れてたわけじゃないよー? この世界の先輩としてさ、リーナの知ってることなんでも教えちゃおっかなってー」
「……そう、ですか」
ナコが足もとの雪を指でなぞりだす。
その寂しげな様子を見てリーナが僕にそっと耳打ちし、
「ほらぁ、クーちゃんが放置するから完全に拗ねちゃってるよ? あんなキレイな体育座り久々に見たってー」
「見てくれリーナ。ナコは無意識だろうけど、なぞった部分が文字になっていて『さみぴぃ』って書いてある。どうしよう、愛らしすぎて胸がはち切れそう」
「ぴぃってーっ?! 魔性、もう魔法少女ならぬ天然の魔性少女だよっ! 惑わされちゃうーっ!!」
僕は話をナコも入りやすい場所へと戻し、
「レベルの話もしてたんだけどさ、ナコは今いくつだったっけ?」
「レベルですか? 私は今こんな感じです」
《ネーム》 Naco
《ジョブ》 魔法少女(レベル29)
《種族》 ミミモケ族
《保有スキル》 魔装デバイス(ON OFF)
そうそう。
ガルフのボスやゴーレムを倒したから、少し上がってると思って――にに、にじゅ、うきゅう?
僕はナコのステータス画面を二度見する。
……僕よりめっちゃレベル高くない?
ナコに並んでステータス画面を開き――レベル12である。
僕もゴーレムを倒して多少上がってはいるものの、倍以上差が開いているのはどうして?
「な、ナコさぁん、いつの間にこんなレベル上がってたの?!」
「以前、ガルフを大量に倒した時、全身が黄金色に輝きました。その時、レベルアップしたのでしょうか?」
黄金色に輝くのはレベルが一気に――大幅にアップした時のみだ。
ガルフのボス以外にもザコを何十匹となぎ倒していたから、大量の経験値を得ていたのだろう。
な、なんだか悔しい。
レベル差があると対抗心が湧いてくる、僕は昔からこういう絶妙な部分が性格的に負けず嫌いだったりする。
僕とナコのレベルを見比べながら、リーナが抑え切れんとばかりに大爆笑し、
「黒猫ちゃん、クーちゃんより遥かにレベル高くてウケるーっ!」
「リーナ、レベルはあまり関係ないんだよね? 関係ないって言ってたよね?」
僕の心情を察したのか、リーナは僕の肩にポンッと手を置き、
「クーちゃん、負け惜しみはやめなよ」
「まっ! べ、別に、僕はレベル差なんて気にしてないし」
「安心してください。クーラは私が守ります」
「ナコさん? 頼もしいけどねっ?!」
ナコに引き続いて、僕も足もとの雪を指でなぞるのであった。
これはオンリー・テイルの世界に置いて、一定の境界を超えたものだけに与えられる称号の一つである。
レベル100以上からはどのような条件下でレベルアップしていくか不明確となっており、このラインを超えたものは数え切れるほどしかいないのだ。
レベル100を超えたものには『特別なスキル』が与えられるのだが、未確認のジョブの方が多い。
現状、全世界でのプレイヤー最高峰は『レベル125』となっている。
「このレベルがね、想像以上に手強いんだ」
手強い? 不思議な例えに僕は首を傾げて返す。
「高レベルのプレイヤーはオンリー・テイルの知識があるから、強さの指標にはなりえるよね。だけど、現実になった今ゲームではありえなかったこと、低レベルに負けるということが普通に起こるんだよ。一が百に勝つこともありうるんだ」
リーナは言う。
「HPやMP、攻撃力や防御力、そういったステータスの数値がないからこそ、スキルの工夫が明確な強さになるんだ。今のリーナたちはこの世界で息もするし、心臓だって動いてる、ご飯だって食べなきゃいけない」
当たり前の中に、特殊な力が介在する。
「となると、レベル差による圧倒的なまでの理不尽は起きないってわけか」
「クーちゃん、ご明察っ! 今のところレベルアップに影響する部分は、装備できるものと習得していくスキル以外見つかっていないね。スキルの数は強みにはなるけど、主力のスキルって序盤に覚えるものが多いからねー」
「レア装備なら強さの向上になるのかな?」
「それがねー、ゲーム時に攻撃力や防御力が高かったレア装備は全くといっていいほど効果が薄かったんだよね。今は耐性特化のレア装備が最強、これに関しては驚くくらいに効果が高いんだー」
耳寄りな情報である。
リーナの話をまとめると、耐性に振り切った僕の現装備は全然ありということだ。
見た目の問題をスルーした勇気ある決断をほめてあげたい。
「いやー、最初クーちゃんの格好見た時完全に変態痴女がいると思ったよ。こんなクソ寒い場所に水着とか頭のネジ百本くらいぶっ飛んでるなーって」
「……」
「クーちゃんのフル装備、イベント難易度高すぎて誰もやってなかった不人気のやつだよねー?」
「おやおや? リーナさん苦労をわかってくれますか――周回しまくったよ! あの難易度に設定した運営はいまだに許してない」
「わかるわかるーっ! リーナも何回かは挑戦したんだけどねーっ! 難しい上に内容がヤラしすぎて速攻でコントローラーぶん投げたよ!!」
「それが普通だよ。僕は執念だけで行ってたから」
「セットで装備すると全属性にフルで耐性付くんだったよね。超ありーっ! やば強じゃん! チートレベルすぎーっ!」
「まあ、見た目通りの紙装甲――物理に対しては極端に弱いけどね。あと闇と光だけは半耐性かな」
火、土、水、風、氷、雷、闇、光――属性は全部で8種類ある。
その中でも闇と光はオンリー・テイルに置いて特殊扱いされる属性、耐性がある装備自体が珍しいものとなっていた。
「闇と光はどうしようもないよねー、半カットでも十分すぎるくらい。いやぁ、これから装備の価値観一気にアップデートされるよーっ! お店やダンジョンで比較的入手しやすいのだと、これこれこうで――かくかくしかじか」
「それならすぐ手に入りそうだね。ウィンディア・ウィンドに着いたら、まずはナコの装備を揃えようかな」
「いいじゃん、いいじゃんかっ! 可愛いのいっぱい揃えてあげなよー、黒猫ちゃんは素材が抜群にいいもんね。これで簡単カメラ認識で作成だっけ? リアルどんだけ美少女なわけー」
リーナと話が弾む中、ナコが寂しそうにポツリと、
「……二人共、楽しそうですね」
「ナコ、今後のことでリーナには聞ける情報を聞いておきたくて」
「そうそう、黒猫ちゃんの存在を忘れてたわけじゃないよー? この世界の先輩としてさ、リーナの知ってることなんでも教えちゃおっかなってー」
「……そう、ですか」
ナコが足もとの雪を指でなぞりだす。
その寂しげな様子を見てリーナが僕にそっと耳打ちし、
「ほらぁ、クーちゃんが放置するから完全に拗ねちゃってるよ? あんなキレイな体育座り久々に見たってー」
「見てくれリーナ。ナコは無意識だろうけど、なぞった部分が文字になっていて『さみぴぃ』って書いてある。どうしよう、愛らしすぎて胸がはち切れそう」
「ぴぃってーっ?! 魔性、もう魔法少女ならぬ天然の魔性少女だよっ! 惑わされちゃうーっ!!」
僕は話をナコも入りやすい場所へと戻し、
「レベルの話もしてたんだけどさ、ナコは今いくつだったっけ?」
「レベルですか? 私は今こんな感じです」
《ネーム》 Naco
《ジョブ》 魔法少女(レベル29)
《種族》 ミミモケ族
《保有スキル》 魔装デバイス(ON OFF)
そうそう。
ガルフのボスやゴーレムを倒したから、少し上がってると思って――にに、にじゅ、うきゅう?
僕はナコのステータス画面を二度見する。
……僕よりめっちゃレベル高くない?
ナコに並んでステータス画面を開き――レベル12である。
僕もゴーレムを倒して多少上がってはいるものの、倍以上差が開いているのはどうして?
「な、ナコさぁん、いつの間にこんなレベル上がってたの?!」
「以前、ガルフを大量に倒した時、全身が黄金色に輝きました。その時、レベルアップしたのでしょうか?」
黄金色に輝くのはレベルが一気に――大幅にアップした時のみだ。
ガルフのボス以外にもザコを何十匹となぎ倒していたから、大量の経験値を得ていたのだろう。
な、なんだか悔しい。
レベル差があると対抗心が湧いてくる、僕は昔からこういう絶妙な部分が性格的に負けず嫌いだったりする。
僕とナコのレベルを見比べながら、リーナが抑え切れんとばかりに大爆笑し、
「黒猫ちゃん、クーちゃんより遥かにレベル高くてウケるーっ!」
「リーナ、レベルはあまり関係ないんだよね? 関係ないって言ってたよね?」
僕の心情を察したのか、リーナは僕の肩にポンッと手を置き、
「クーちゃん、負け惜しみはやめなよ」
「まっ! べ、別に、僕はレベル差なんて気にしてないし」
「安心してください。クーラは私が守ります」
「ナコさん? 頼もしいけどねっ?!」
ナコに引き続いて、僕も足もとの雪を指でなぞるのであった。
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