HENTAI×HENTAI~私を寝取りなさい!

スヒロン

文字の大きさ
3 / 5

第三話 僕は美少女ユイ

しおりを挟む
「えー、鈴木くんが美少女川さんに告白したってえ?」
「みいんな美少女川さんばっかりなんだから! 名前の通りの美少女だけどさ」
 ザワザワと登校していく、サン・ドラゴネッティ学園の生徒たち。

「じゃあ、もうカップルってこと・・・?」
「分からないけど、あの鈴木幸綱の告白なんだから・・・もうJ1からの複数オファーがあるんでしょー?」
「そうよねー、いくら美少女川さんでもオチちゃうかあ」

 僕は体育倉庫の片隅で、聖フェランリス女学院の制服を着たままで佇んでいた。
(こんな姿、見られたらもう終わり)
(二度とこの学校に来れない・・・)
(というか、アリスさんに逆らえば世界中に拡散・・・?)

「・・・少しは反省したかしら?」
 アリスの声だ。
 倉庫の窓から、彼女の長い髪が見える。
「アリス! 服を返してよう」
「んもう、譲司くんってほんとに融通が利かないわね。別にそのまま出て行っても大丈夫なくらい可愛くしたのに」
「まさか! こんな女装で!」
「それより反省したかしら・・・?付き合ってる私の前で”憧れの人”なんて、サイテーね!」
「反省しました!」
「全く、しょうがないわねえ。さあ、これを着てよ」
 アリスは窓から衣服を押し込んだ。
 さらに、何かの台本のようなものも渡される。

「さあ、今日の寝取り台本よ」
「いや、今日もやるの!?」
「トーゼンじゃない。まだ、寝取ってくれてないんだから」
 僕はその台本を見る

『〇1-B教室
   アリスと鈴木は適当に会話。
   強引に割り込む譲司
譲司「なあ、アリス・・・昨夜は本当に楽しかったな・・・?」
アリス「あ・・・譲司くん・・・」
  譲司は強引にアリスの腕を掴む。
譲司「へへ、けれど鈴木くんさあ、まさかまだアリスちゃんに手をつけてないなんて、逆にお前の方がヘンタイなんじゃねえの? おあずけプレーか?彼氏クーン。なあ、アリス・・・俺たちの方が夜の相性はバツグンだよな?」
   鈴木は苦渋の表情。
アリス「やめて! 鈴木くんの前で、そんな・・・ああっ!」
譲司「アリスちゃん、胸元にキレイにほくろが三つあるんだぜエ? ここで吸ってやろうか?」
譲司「そう言いつつ、まんざらでもねえ、スケベな体だぜ」
アリス「ああっ!」
譲司「体の方は、正直だなあ」
   その後も、恥辱のプレーでNTRを続ける譲司に、アリスは次第に魅力を感じていく・・・・・                                  』

僕は、台本を叩きつけ、
「こ、こんなもん鬼畜ゲームの中にしかいないよっ! 被害届けが出たらケーサツが来るレベルだっ」
と叫んでいた。
「それに、そもそもなんか台詞が昭和みたいに古いんだよっ」
「まあ、なんですって? 私が譲司くんとのドキドキNTRを楽しむために、必死で書いたのに・・・・!」
 アリスは怒っているようだ。
「と・も・か・く! 絶対にヤってよね・・・!」
「どうして、ここまでして・・・?」
 僕は聞いてみた。
「す、鈴木と付き合ってるんだろ・・・? サッカー部のエースで人気者の」
「ううん、ぜーぜん。あんなの。私は譲司くんだけ!」
「ウソでしょ・・・?」
「譲司君はそんなの気にしなくていいの・・・あっ、けどこの恰好・・・」
 アリスは「フフン」と鼻を鳴らし、
「この恰好でずっと『譲司』でもヘンよねえ。女子の時はさ、『ユイ』って呼ぶことにしていい?」
「え・・・?ユイ?」
 なんだか、しっくりくる名前。
「うん」
 なんだか、ずっとユイとして暮らしていたみたいだ。
「じゃあ、ユイ。早く着替えて・・・私を略奪して奪って!」
 アリスはそう言い、駆けだしていった。

(うう・・・どうして、こんな目に・・・)
譲司はともかく服を着替えた。

「そもそも・・・鈴木君って、フツーのいい奴だったような・・・」
 サッカー部のエース、というだけでなく優しくて明るいリア充で、体育のサッカーの授業中もあえて僕らにパスを回そうとしてくれる奴だった気がする。

(ともかく・・・服を脱いで、と)
 僕は、フェランリス女学院のネクタイを取り、純黒の制服を脱いでいった。
 途中で、窓にはだけた僕の姿が映る・・・

(あんなに、メイクしてもらって・・・)
(楽しかったのに、またヤリチンになって)
(できれば・・・ずっとこのまま・・・女子のままで・・・)
(そう・・・僕は、カワイイ女子・・・)
(できれば、僕のこの姿でずっとこのままで・・・)

「あっ! うわわ! いや、見てません!」

ドアで声があった。
(しまった!)

誰かが来る可能性があったのに・・・

「いや、昼練用にゼッケンを取りに来て・・・ええ? フェランリスの人!? なんで、ここで・・・あわわ」

「え、あ・・・す・・・」

鈴木幸綱!?
アリスの彼氏の!?
体育系の色黒で、さっぱりした顔つき。
筋肉質の体。

「うわあっ、あり得ねえ・・・! み、見てません! すいません!」
 鈴木は大慌てで出て行こうとする。
「ああっ、ドアを閉めていって」
「ハイ! すいませんでした!」

一気に駆け出していく鈴木。

(やばい・・・)
 見られたー!?
 絶対に見られちゃいけない人に!?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺が宝くじで10億円当選してから、幼馴染の様子がおかしい

沢尻夏芽
恋愛
 自他共に認める陰キャ・真城健康(まき・けんこう)は、高校入学前に宝くじで10億円を当てた。  それを知る、陽キャ幼馴染の白駒綾菜(しらこま・あやな)はどうも最近……。 『様子がおかしい』 ※誤字脱字、設定上のミス等があれば、ぜひ教えてください。  現時点で1話に繋がる話は全て書き切っています。  他サイトでも掲載中。

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

勇者のハーレムパーティー抜けさせてもらいます!〜やけになってワンナイトしたら溺愛されました〜

犬の下僕
恋愛
勇者に裏切られた主人公がワンナイトしたら溺愛される話です。

小さくなって寝ている先輩にキスをしようとしたら、バレて逆にキスをされてしまった話

穂鈴 えい
恋愛
ある日の放課後、部室に入ったわたしは、普段しっかりとした先輩が無防備な姿で眠っているのに気がついた。ひっそりと片思いを抱いている先輩にキスがしたくて縮小薬を飲んで100分の1サイズで近づくのだが、途中で気づかれてしまったわたしは、逆に先輩に弄ばれてしまい……。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

白雪様とふたりぐらし

南條 綾
恋愛
高校1年生の紫微綾は、生きることに疲れ、雪の山で自らの命を終えようとしたその瞬間―― 美しい御小女郎姿の少女・白雪が現れ、優しく彼女を救う。 白雪は実は古の仏神・ダキニ天の化身。暇つぶしに人間界に降りた彼女は、綾に「一緒に暮らそう」と提案し……? 銀髪の少女と神様の、甘く温かなふたりぐらしが始まる。 【注意事項】 本作はフィクションです。 実在の人物・団体・宗教・儀礼・場所・出来事とは一切関係ありません。 作中で登場する神仏や信仰に関する表現は、物語の雰囲気づくりを目的とした創作によるものであり、特定の宗教や思想を推進・否定する意図は一切ございません。 純粋なエンターテイメントとしてお楽しみいただければ幸いです。

処理中です...