地獄に落ちた僕らは生きる意味を知った。

姫がかり

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第1章:針山地獄編

第6話《魂界巡環 ― 地獄七道》

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――魂が巡る、七つの地獄。
ここでは、すべての魂が必ず通過する。



そして今、俺はそれを知る。
これは“罰”であると同時に、“試練”でもあるのだと――。


---

① 針山地獄(はりやまじごく)

魂の初痛(しょつう)

地面一帯が鋭い針で覆われた地獄。
靴すら許されず、裸足で歩くしかない。
踏むたびに魂を貫かれ、肉体だけでなく魂そのものが傷ついていく。

> 「進めなければ、後ろから“絶望の壁”に押し潰される――」



ここは、苦痛の意味を魂に刻みつける“最初の罰”。


---

② 灼熱地獄(しゃくねつじごく)

焼浄の業火(しょうじょうのごうか)

空も地も燃え盛る、終わりなき炎の地獄。
動けば焼かれ、息を吸えば喉が焦げ、魂すら焦がされる。
あらゆる感覚が焼失し、“生きている”という意識すら炎に飲まれる。


---

③ 氷冷地獄(ひょうれいじごく)

凍魂の静獄(とうこんのせいごく)

吹雪と氷嵐がすべてを凍てつかせる、静寂の地獄。
魂の鼓動は鈍り、やがて自己すらも忘れていく。
寒さは皮膚ではなく“存在”を凍らせる。


---

④ 餓鬼道(がきどう)

飢魂の道(きこんのみち)

永遠に満たされることのない、飢えの地獄。
食物も水も、口に届く前に消え去る。
やがて魂は“記憶”を食べ、他者を喰らおうとする者も現れる。

> 「飢えは肉体でなく、“心”を喰らうのだ――」




---

⑤ 奴隷地獄(どれいじごく)

無価値の証明(しょうめい)

巨大な鬼の下で、終わりなき重労働が強いられる地獄。
逆らえば即処刑、従えば“自我”を失う。
他人を見捨てて生き延びても、そこに救いはない。


---

⑥ 虚無地獄(きょむじごく)

存在消失の無界(むかい)

音も、光も、感情もない――完全な白の世界。
ここに堕ちた魂は、“存在”の定義を見失い、
やがて「自分という概念」すら消えていく。


---

⑦ 鏡界地獄(きょうかいじごく)

罪と赦しの対面(たいめん)

最後にたどり着く、鏡の世界。
そこに映るのは、自分の姿をした“影の存在”。
過去の罪、後悔、すべてが言葉となって自分を責め続ける。

> 「――お前は、救われる価値などない」
それは、かつての“自分の声”。



この地獄を超えた先に、はたして“赦し”はあるのか――。





最後まで読んでくれて、ありがとう。
「読了ボタン」を押してもらえると、君の応援が、彼らの魂に届きます。
次の一歩へ、共に進もう。

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