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第四章 旅と戦闘
第四十五話 買い出しと情報収集
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「確かに、この威力であれば説明は可能か」
騎士隊の面々が相談しあっている間に、カレンから魔法通信が入ってきた。
「私はすぐに解放されまして、宿舎でお茶してました」
カレンは騎士隊の聴取に事実をありのまま話しをしたそうだ。
隠し事も無ければ、他人のアーティファクトや魔道具の能力などほとんど知らないのは当然だと説明したら、意外にもすんなり開放されたそうだ。
「聴取は一旦終わりって事で良いなら、市場で買い出しをしておきたいのだが」
予定に無かった再訪ではあったが、改めて水や食料を確保しておきたいのだ。
「分かった。隊の者に同伴して貰う事になるが、それは問題無いか?」
まだ完全に解放したくは無いのか、堂々と見張りを付けたいという訳か。
イズミはそれで構わないと出掛ける準備に移る。
「単なる買い出しだからな、派手な礼服での同伴は勘弁だ」
その結果、騎士隊の同伴者は非番の男が駆り出されていた。
出掛ける直前にマスタングから買い物用の袋を取り出すついでに、警戒態勢に入るように指示を出した。
「マスタング。無闇に触れたり魔法を使う奴が居たら暴れて良いからな。騎士隊でも遠慮するなよ」
マスタングからはハザードランプの点滅で返事が返って来た。
非番の男が姿を見せたので、さらっと買い物へと繰り出すことにした。
「…何を買うつもりだ?」
市場へ向かう道中、非番の男は明らかに不機嫌な声と表情であった。
無理もない。イズミは自分が同じ立場だったら同じ反応になるだろうと、男には見せず苦笑いを浮かべた。
「水と食料、後は魔石や面白い物があれば」
市場には大体の物が揃っているので、カレンと一緒に買い物を進めた。
食料品を購入する際に、店の人に魔石を売っている店を確認する。
「近くに魔石を売っている店はあるかい?」
旅の者でね、と付け加えるとすんなりと答えてくれた。
「緑の屋根の大きな店があるから、そこで話をしな。用意してくれるよ」
イズミは感謝の言葉を述べてから、緑の屋根を目印に店を探した。
数分歩くと見るからに冒険者の様な出で立ちの者や、魔術師と言えばなローブを纏った者が多い店を見つけた。
店に入ってみると、薬草に魔石に加工品にと様々の取り扱いがあるのが分かる。
イズミは吟味するように商品を見つつ、店内にいる者達の会話に聞き耳を立てる。
店や酒場での会話には、面白い話や噂話、旅の参考になる話があったりするからだ。
「…どうも森林地帯にゴブリンの巣があるんじゃないかって、ギルド内で調べているらしい」
「…規模も少しデカくて、Bランク冒険者に声をかけてるとか」
「…俺達Cランクじゃ中規模のゴブリン討伐なんて自殺行為だ。本当に巣があるなら、すぐにでも討伐して欲しいぜ」
森林地帯が少々きな臭いらしい。
イズミは店員だろう人に声をかけ、魔石を購入したい旨を伝えた。
「そうだな…とりあえず、銀貨10枚分の魔石を頼みたい。それと地図があれば、それも」
魔石の質を聞かれたので、そこまで上等で無くて良いと答えた。
「それじゃ、Cランクの魔石が2個とDランクのが1個だね。地図は近場だけので銅貨5枚だよ」
店員が炭で地図に印を付けて渡してくれた。
「おせっかいかもだけど…丸印がこの町で、バツ印がゴブリンの巣があると噂されてる所だよ」
丁寧に教えてくれた店員から地図を受け取るタイミングで、チップがてら追加で銀貨を1枚握らせた。
「どうもありがとう。助かるよ」
店から出たイズミは、騎士隊の宿舎に戻ると告げて足早に移動をする。
冒険者ギルドの関係者に尾行されている可能性も捨てきれない。
騎士隊の宿舎に入る直前、それとなく周囲を確認する。
見る限り尾行はされていないように感じるが、カレンが怪しい男が1人いると教えてくれた。
荷物を宿舎近くに駐車中のマスタングへと運び、トランクを開けて収納するのと同時に不審な事は無かったかを確認した。
「何名か物珍しげに見ていましたが、触れたり魔法を使用されたりはしませんでした」
やはりアーティファクトは珍しいのか、チラチラと見る者はいたようだ。
興味本位でも触れたりしなかったのは、騎士隊の民度の高さだろう。そう言う事にしておこう。
宿舎で与えられた部屋に入る手前で、騎士隊の男に声をかけられた。
「明日の聴取も今日と同じ時間に声をかけるからそのつもりで頼む。それと、本部の者が明日の聴取に立ち会いたいと言っているから…なんだ?発言には気を付けた方が良いと思う」
男はイズミを気遣ってなのか、事前に教えてくれた。
律儀な男もいるものだと関心しつつ、イズミは部屋に入って行った。
騎士隊の面々が相談しあっている間に、カレンから魔法通信が入ってきた。
「私はすぐに解放されまして、宿舎でお茶してました」
カレンは騎士隊の聴取に事実をありのまま話しをしたそうだ。
隠し事も無ければ、他人のアーティファクトや魔道具の能力などほとんど知らないのは当然だと説明したら、意外にもすんなり開放されたそうだ。
「聴取は一旦終わりって事で良いなら、市場で買い出しをしておきたいのだが」
予定に無かった再訪ではあったが、改めて水や食料を確保しておきたいのだ。
「分かった。隊の者に同伴して貰う事になるが、それは問題無いか?」
まだ完全に解放したくは無いのか、堂々と見張りを付けたいという訳か。
イズミはそれで構わないと出掛ける準備に移る。
「単なる買い出しだからな、派手な礼服での同伴は勘弁だ」
その結果、騎士隊の同伴者は非番の男が駆り出されていた。
出掛ける直前にマスタングから買い物用の袋を取り出すついでに、警戒態勢に入るように指示を出した。
「マスタング。無闇に触れたり魔法を使う奴が居たら暴れて良いからな。騎士隊でも遠慮するなよ」
マスタングからはハザードランプの点滅で返事が返って来た。
非番の男が姿を見せたので、さらっと買い物へと繰り出すことにした。
「…何を買うつもりだ?」
市場へ向かう道中、非番の男は明らかに不機嫌な声と表情であった。
無理もない。イズミは自分が同じ立場だったら同じ反応になるだろうと、男には見せず苦笑いを浮かべた。
「水と食料、後は魔石や面白い物があれば」
市場には大体の物が揃っているので、カレンと一緒に買い物を進めた。
食料品を購入する際に、店の人に魔石を売っている店を確認する。
「近くに魔石を売っている店はあるかい?」
旅の者でね、と付け加えるとすんなりと答えてくれた。
「緑の屋根の大きな店があるから、そこで話をしな。用意してくれるよ」
イズミは感謝の言葉を述べてから、緑の屋根を目印に店を探した。
数分歩くと見るからに冒険者の様な出で立ちの者や、魔術師と言えばなローブを纏った者が多い店を見つけた。
店に入ってみると、薬草に魔石に加工品にと様々の取り扱いがあるのが分かる。
イズミは吟味するように商品を見つつ、店内にいる者達の会話に聞き耳を立てる。
店や酒場での会話には、面白い話や噂話、旅の参考になる話があったりするからだ。
「…どうも森林地帯にゴブリンの巣があるんじゃないかって、ギルド内で調べているらしい」
「…規模も少しデカくて、Bランク冒険者に声をかけてるとか」
「…俺達Cランクじゃ中規模のゴブリン討伐なんて自殺行為だ。本当に巣があるなら、すぐにでも討伐して欲しいぜ」
森林地帯が少々きな臭いらしい。
イズミは店員だろう人に声をかけ、魔石を購入したい旨を伝えた。
「そうだな…とりあえず、銀貨10枚分の魔石を頼みたい。それと地図があれば、それも」
魔石の質を聞かれたので、そこまで上等で無くて良いと答えた。
「それじゃ、Cランクの魔石が2個とDランクのが1個だね。地図は近場だけので銅貨5枚だよ」
店員が炭で地図に印を付けて渡してくれた。
「おせっかいかもだけど…丸印がこの町で、バツ印がゴブリンの巣があると噂されてる所だよ」
丁寧に教えてくれた店員から地図を受け取るタイミングで、チップがてら追加で銀貨を1枚握らせた。
「どうもありがとう。助かるよ」
店から出たイズミは、騎士隊の宿舎に戻ると告げて足早に移動をする。
冒険者ギルドの関係者に尾行されている可能性も捨てきれない。
騎士隊の宿舎に入る直前、それとなく周囲を確認する。
見る限り尾行はされていないように感じるが、カレンが怪しい男が1人いると教えてくれた。
荷物を宿舎近くに駐車中のマスタングへと運び、トランクを開けて収納するのと同時に不審な事は無かったかを確認した。
「何名か物珍しげに見ていましたが、触れたり魔法を使用されたりはしませんでした」
やはりアーティファクトは珍しいのか、チラチラと見る者はいたようだ。
興味本位でも触れたりしなかったのは、騎士隊の民度の高さだろう。そう言う事にしておこう。
宿舎で与えられた部屋に入る手前で、騎士隊の男に声をかけられた。
「明日の聴取も今日と同じ時間に声をかけるからそのつもりで頼む。それと、本部の者が明日の聴取に立ち会いたいと言っているから…なんだ?発言には気を付けた方が良いと思う」
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