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第十九章 暴力の嵐
第二百八十一話 制圧戦
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「敵は近いぞ!此処で死守するんだ」
階段を守っていた敵を全員無力化したイズミが、ライフルの弾倉を交換しながら2階を確認する。
敵は廊下に複数のバリケードを作り、イズミの姿を確認するとクロスボウやストーンバレットを階段へ撃ち込んできた。
「流石に敵さんも必死だな」
ベリアが冗談を言うと、イズミも頷きつつショルダーバッグからグレネードランチャーを取り出す。
「ミサイル程じゃないが、あのバリケード位ならコイツで十分だ」
身体の露出を極限まで抑えながら、バリケードへ向けてグレネードランチャーを撃ち込む。
爆発音と敵の悲鳴が聞こえたので、そのままアサルトライフルへ持ち替えて弾幕を張る。
ベリアも追撃としてファイアーボールを投げつけると、バリケードは完全に破壊された。
ベリアが視界の確保の為に風魔法でバリケードと埃を吹き飛ばしている間に、グレネードランチャーに弾込めをして次に備える。
「死守するってんなら、もう少し楽しませて欲しいもんだな!」
イズミはメガネで魔法反応が複数消えたのを確認した。
これならば効率的にバリケード破壊が出来ると判断し、戦闘を継続する。
この連携攻撃を3度程行うと、2階の廊下で防衛戦に移行していた敵はほぼ無力化出来た。
弾倉を交換しながらライフルベストを確認すると、残りは3本。
戦場のど真ん中で弾込めは出来ないので、大切に使わなくてはならない。
2階にある各部屋のクリアリングにはセミオート式のショットガンを使い扉を破壊し、ベリアが風魔法で室内を引っ掻き回し、敵が居ればショットガンで無力化をしてゆく。
2階は6部屋の構成となっていて、その内の2部屋には犯罪の証拠になりそうな資料が残っていたので、全部をショルダーバッグに収納する。
文字は読めないし、必要ならば後で確認すれば良いのだ。
今はかき集める事だけに集中する。
「マスター、建物3階に動きがあります」
マスタングの報告を聞いたイズミがメガネで確認をすると、この拠点のボスらしき者達の動きが魔法反応として見えて来た。
2つの反応は3階に居るが、残る1つの反応はどうやってか垂直に下へと降り始めている。
「片方は逃走、もう片方は時間稼ぎか?」
急いで3階への階段を上ると、魔法攻撃が降り注いだ。
「今後はグレネードの弾も多めに持っていた方が良さそうだな」
残り5発になったグレネードランチャーを使い、バリケードを破壊したイズミがボヤく。
ベリアも自分の出したファイアーボールで、グレネードのような爆発を起こす事に成功していた。
「成る程、これは便利だ」
何事も無かったかのように風魔法でバリケードの残骸を建物の外へ吹き飛ばすと、ベリアは3階の部屋のクリアリングをしていった。
ボスの反応がある部屋の前に到着すると、イズミは改めて室内の状況を確認する。
…まだ反応は2つある。
最後の1発になったグレネードランチャーを準備すると、破壊したバリケードを盾にしつつ扉へと撃ち込む。
爆発と共に扉に施されていた施錠魔法が解除され、扉も粉々に砕け散った。
その扉の向こうから、雷のような音が聞こえイズミとベリアの間を雷撃魔法が通り抜けた。
「あっぶねぇ」
ベリアの毛が逆立ち、攻撃の危険性を感じ取っている。
「ベリア、左手にアレを着けとけ」
「分かった!」
アレと聞いたベリアはイズミの左手を見て瞬時に理解し、アイテムボックスから腕時計を取り出して装着する。
「…ふん!」
敵が再度、魔法攻撃を繰り出した。
先程よりも音が大きく、バチバチと聞こえるし静電気で髪の毛が逆立つのが分かる。
「我が雷撃で貴様らなど灰に変えてやる、死ねぇ!」
敵の雷撃が2人へ目掛け飛んでくる。
しかし、その雷撃はベリアの装着した腕時計の魔法返しにより、全て吸収されてしまった。
「なに?」
敵の動揺を聞き取ったベリアは魔法返しの効果を発動させ、すぐさま雷撃を返却した。
断末魔の叫び声が聞こえ、イズミのメガネから魔法反応が消える。
自らが作り出した雷撃を受けて死んだのだ。
ベリアが部屋に罠が仕掛けられていない事を確認してくれたので、このまま一気に突入する。
「見つけた」
イズミは部屋の奥で座っている男を確認すると、即座にライフルで1発撃った。
男の近くにあった剣が床に倒れる。
「弱き犬に拠点を破壊される気分はどうだ?」
「…豚と会話をするなど、不愉快極まりない」
「犬だったり豚だったり、発言に一貫性ってのは無いのか?」
動じるとこ無く男は椅子に座ったまま、露骨に嫌悪感を見せつつ言葉を吐いた。
椅子に深く座り直すと、机に両肘をつけて侵入者である2人を睨む。
「お前の様な小男に興味は無い。犯罪の証拠やらボスの居所やらを教えて貰おうか」
「これか?」
男は資料の束を手に取ると、暖炉へと投げ入れた。
階段を守っていた敵を全員無力化したイズミが、ライフルの弾倉を交換しながら2階を確認する。
敵は廊下に複数のバリケードを作り、イズミの姿を確認するとクロスボウやストーンバレットを階段へ撃ち込んできた。
「流石に敵さんも必死だな」
ベリアが冗談を言うと、イズミも頷きつつショルダーバッグからグレネードランチャーを取り出す。
「ミサイル程じゃないが、あのバリケード位ならコイツで十分だ」
身体の露出を極限まで抑えながら、バリケードへ向けてグレネードランチャーを撃ち込む。
爆発音と敵の悲鳴が聞こえたので、そのままアサルトライフルへ持ち替えて弾幕を張る。
ベリアも追撃としてファイアーボールを投げつけると、バリケードは完全に破壊された。
ベリアが視界の確保の為に風魔法でバリケードと埃を吹き飛ばしている間に、グレネードランチャーに弾込めをして次に備える。
「死守するってんなら、もう少し楽しませて欲しいもんだな!」
イズミはメガネで魔法反応が複数消えたのを確認した。
これならば効率的にバリケード破壊が出来ると判断し、戦闘を継続する。
この連携攻撃を3度程行うと、2階の廊下で防衛戦に移行していた敵はほぼ無力化出来た。
弾倉を交換しながらライフルベストを確認すると、残りは3本。
戦場のど真ん中で弾込めは出来ないので、大切に使わなくてはならない。
2階にある各部屋のクリアリングにはセミオート式のショットガンを使い扉を破壊し、ベリアが風魔法で室内を引っ掻き回し、敵が居ればショットガンで無力化をしてゆく。
2階は6部屋の構成となっていて、その内の2部屋には犯罪の証拠になりそうな資料が残っていたので、全部をショルダーバッグに収納する。
文字は読めないし、必要ならば後で確認すれば良いのだ。
今はかき集める事だけに集中する。
「マスター、建物3階に動きがあります」
マスタングの報告を聞いたイズミがメガネで確認をすると、この拠点のボスらしき者達の動きが魔法反応として見えて来た。
2つの反応は3階に居るが、残る1つの反応はどうやってか垂直に下へと降り始めている。
「片方は逃走、もう片方は時間稼ぎか?」
急いで3階への階段を上ると、魔法攻撃が降り注いだ。
「今後はグレネードの弾も多めに持っていた方が良さそうだな」
残り5発になったグレネードランチャーを使い、バリケードを破壊したイズミがボヤく。
ベリアも自分の出したファイアーボールで、グレネードのような爆発を起こす事に成功していた。
「成る程、これは便利だ」
何事も無かったかのように風魔法でバリケードの残骸を建物の外へ吹き飛ばすと、ベリアは3階の部屋のクリアリングをしていった。
ボスの反応がある部屋の前に到着すると、イズミは改めて室内の状況を確認する。
…まだ反応は2つある。
最後の1発になったグレネードランチャーを準備すると、破壊したバリケードを盾にしつつ扉へと撃ち込む。
爆発と共に扉に施されていた施錠魔法が解除され、扉も粉々に砕け散った。
その扉の向こうから、雷のような音が聞こえイズミとベリアの間を雷撃魔法が通り抜けた。
「あっぶねぇ」
ベリアの毛が逆立ち、攻撃の危険性を感じ取っている。
「ベリア、左手にアレを着けとけ」
「分かった!」
アレと聞いたベリアはイズミの左手を見て瞬時に理解し、アイテムボックスから腕時計を取り出して装着する。
「…ふん!」
敵が再度、魔法攻撃を繰り出した。
先程よりも音が大きく、バチバチと聞こえるし静電気で髪の毛が逆立つのが分かる。
「我が雷撃で貴様らなど灰に変えてやる、死ねぇ!」
敵の雷撃が2人へ目掛け飛んでくる。
しかし、その雷撃はベリアの装着した腕時計の魔法返しにより、全て吸収されてしまった。
「なに?」
敵の動揺を聞き取ったベリアは魔法返しの効果を発動させ、すぐさま雷撃を返却した。
断末魔の叫び声が聞こえ、イズミのメガネから魔法反応が消える。
自らが作り出した雷撃を受けて死んだのだ。
ベリアが部屋に罠が仕掛けられていない事を確認してくれたので、このまま一気に突入する。
「見つけた」
イズミは部屋の奥で座っている男を確認すると、即座にライフルで1発撃った。
男の近くにあった剣が床に倒れる。
「弱き犬に拠点を破壊される気分はどうだ?」
「…豚と会話をするなど、不愉快極まりない」
「犬だったり豚だったり、発言に一貫性ってのは無いのか?」
動じるとこ無く男は椅子に座ったまま、露骨に嫌悪感を見せつつ言葉を吐いた。
椅子に深く座り直すと、机に両肘をつけて侵入者である2人を睨む。
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「これか?」
男は資料の束を手に取ると、暖炉へと投げ入れた。
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