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第二十三章 独自の調査
第三百八十一話 夕食会
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「イズミ、かなり買ったな」
「そうか?大半は実用品だし、金は俺の財布から出してるし大丈夫だろ」
「へ?」
「当然ながらベリアの金は銅貨1枚たりとも使ってない。俺が使い込む訳無いだろ」
「はぁ!?」
グラテミアの屋敷に到着する直前に、ベリアが染み染みと言った言葉に返事をしたら、こんなリアクションが来た。
「アタイも使うんだから、普通に考えて割り勘になるだろ!」
「俺が欲しいと言い出して買った道具なんだから、俺が払うもんだろ」
「それは違うぞ、愛用の武器や防具以外は平等に支払わないと後で揉める。最低でも今回の食料代はアタイが出すから、次回からはなるべく割り勘にするぞ」
「俺は気にしてないから、別に良いのに」
「アタイが嫌なんだ」
ベリアにはベリアなりの考え方があるので、それは尊重しないといけないと思いつつ馬車から降りる。
購入した品は一度、馬車置き場にて確認しながらマスタングのトランクに収納した。
「魔道具をスキャンします」
マスタングは収納した魔道具の効果等をスキャンし、その結果をモニターに表情する。
魔石ランタンは純粋に燃料タイプのランタンの魔石版であり、長寿命以外は大きな性能差は無いようだ。
クイズのボタンみたいな魔道具は、光の魔石を箱部分に納めるとアンデッド系の魔物やゴースト系の魔物の侵入を防ぐ結界を張る事が出来るらしい。
「コイツは使えそうだな」
「結界を張れる範囲は半径10m程度となります。魔石の質にもよりますが、低品質の魔石であれば、半径5mで一晩は何とかなるでしょう」
「在庫が1個しか無かったのが惜しいな…夜はマスタングのルーフに設置して夜営するとしよう」
「ルーフに魔力で固定出来るようにカスタムしますか?」
「昔のドラマで見たパトランプみたいな感じか?取り敢えずカスタムしておいてくれ」
「かしこまりました」
購入品を順々に確認していくと、ベリア用に購入した小型クロスボウを収納した際にマスタングが反応した。
「マスター、クロスボウもカスタムをしてもよろしいでしょうか?」
「別に良いけど、どんなだ」
「セイフティの追加と、弾倉に魔法効果の付与となります」
「カレンの時みたいな感じか。派手にやると悪目立ちするから、控えめに頼む」
そんなやり取りをしながら、大型クロスボウも同様のカスタムが施される事になった。
備えあれば憂いなしなのだ。
イズミは近くの木箱に座っているアヤに声をかける。
「アヤさん、これから少し騒がしくなるのですが、音消しの魔法は使えますか?」
「大丈夫ですよ」
アヤがサラッと馬車置き場全体に遮音魔法をかけてくれたので、マスタングはカスタム作業に取り掛かった。
聞いていて不安になる音が響き渡る。
こればかりは以前から変わらない。
「明日の朝には全て完了致します」
「分かった、明日出発する前に魔力補給をするとしよう」
イズミ達は屋敷へと戻ると、明日の出発に備えて早めに支度をする。
途中で屋敷の従者から話があり、グラテミアが仕事前と言う事で豪華な夕食を用意してくれたと言う。
ベリアと共に食堂へ向かうと、バイキング形式の会場が出来ていた。
「これは…豪華ですね」
「賓客であるイズミ様達を饗す為に、料理長達が腕をふるって下さいましたわ」
会場には寝不足気味のフラウリアも居るが、気になったのは綺麗な服を着たアヤとエレノアである。
イズミの存在に気付いたフラウリアが、ツカツカとやって来る。
「イズミ様、おめでとうございます」
「はて、おめでたい事とは?」
「アヤもエレノアも、先程ご懐妊であると確認出来ました」
「それは私が2人へ言うべき台詞のような…」
礼服を持ち合わせていないので場違い感は否めないが、食事の前に話をしておく事にする。
「アヤさん、エレノアさん。おめでとうございます」
「イマイチ実感が湧いてないんだよな」
気恥ずかしそうに言うエレノアの後ろから、アヤが音もなく近付いてくる。
「子供の名前、ちゃんと考えておいて下さいね。今度屋敷へ戻られた時に、しっかりと相談して決めたいので」
「…分かりました、考えておきます」
イズミは昼間のそれとは違う圧を感じつつ、夕食は賑やかに始まった。
「そうか?大半は実用品だし、金は俺の財布から出してるし大丈夫だろ」
「へ?」
「当然ながらベリアの金は銅貨1枚たりとも使ってない。俺が使い込む訳無いだろ」
「はぁ!?」
グラテミアの屋敷に到着する直前に、ベリアが染み染みと言った言葉に返事をしたら、こんなリアクションが来た。
「アタイも使うんだから、普通に考えて割り勘になるだろ!」
「俺が欲しいと言い出して買った道具なんだから、俺が払うもんだろ」
「それは違うぞ、愛用の武器や防具以外は平等に支払わないと後で揉める。最低でも今回の食料代はアタイが出すから、次回からはなるべく割り勘にするぞ」
「俺は気にしてないから、別に良いのに」
「アタイが嫌なんだ」
ベリアにはベリアなりの考え方があるので、それは尊重しないといけないと思いつつ馬車から降りる。
購入した品は一度、馬車置き場にて確認しながらマスタングのトランクに収納した。
「魔道具をスキャンします」
マスタングは収納した魔道具の効果等をスキャンし、その結果をモニターに表情する。
魔石ランタンは純粋に燃料タイプのランタンの魔石版であり、長寿命以外は大きな性能差は無いようだ。
クイズのボタンみたいな魔道具は、光の魔石を箱部分に納めるとアンデッド系の魔物やゴースト系の魔物の侵入を防ぐ結界を張る事が出来るらしい。
「コイツは使えそうだな」
「結界を張れる範囲は半径10m程度となります。魔石の質にもよりますが、低品質の魔石であれば、半径5mで一晩は何とかなるでしょう」
「在庫が1個しか無かったのが惜しいな…夜はマスタングのルーフに設置して夜営するとしよう」
「ルーフに魔力で固定出来るようにカスタムしますか?」
「昔のドラマで見たパトランプみたいな感じか?取り敢えずカスタムしておいてくれ」
「かしこまりました」
購入品を順々に確認していくと、ベリア用に購入した小型クロスボウを収納した際にマスタングが反応した。
「マスター、クロスボウもカスタムをしてもよろしいでしょうか?」
「別に良いけど、どんなだ」
「セイフティの追加と、弾倉に魔法効果の付与となります」
「カレンの時みたいな感じか。派手にやると悪目立ちするから、控えめに頼む」
そんなやり取りをしながら、大型クロスボウも同様のカスタムが施される事になった。
備えあれば憂いなしなのだ。
イズミは近くの木箱に座っているアヤに声をかける。
「アヤさん、これから少し騒がしくなるのですが、音消しの魔法は使えますか?」
「大丈夫ですよ」
アヤがサラッと馬車置き場全体に遮音魔法をかけてくれたので、マスタングはカスタム作業に取り掛かった。
聞いていて不安になる音が響き渡る。
こればかりは以前から変わらない。
「明日の朝には全て完了致します」
「分かった、明日出発する前に魔力補給をするとしよう」
イズミ達は屋敷へと戻ると、明日の出発に備えて早めに支度をする。
途中で屋敷の従者から話があり、グラテミアが仕事前と言う事で豪華な夕食を用意してくれたと言う。
ベリアと共に食堂へ向かうと、バイキング形式の会場が出来ていた。
「これは…豪華ですね」
「賓客であるイズミ様達を饗す為に、料理長達が腕をふるって下さいましたわ」
会場には寝不足気味のフラウリアも居るが、気になったのは綺麗な服を着たアヤとエレノアである。
イズミの存在に気付いたフラウリアが、ツカツカとやって来る。
「イズミ様、おめでとうございます」
「はて、おめでたい事とは?」
「アヤもエレノアも、先程ご懐妊であると確認出来ました」
「それは私が2人へ言うべき台詞のような…」
礼服を持ち合わせていないので場違い感は否めないが、食事の前に話をしておく事にする。
「アヤさん、エレノアさん。おめでとうございます」
「イマイチ実感が湧いてないんだよな」
気恥ずかしそうに言うエレノアの後ろから、アヤが音もなく近付いてくる。
「子供の名前、ちゃんと考えておいて下さいね。今度屋敷へ戻られた時に、しっかりと相談して決めたいので」
「…分かりました、考えておきます」
イズミは昼間のそれとは違う圧を感じつつ、夕食は賑やかに始まった。
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