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第二十四章 暴走を止めろ
第四百二十一話 怪しまれてる
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少しばかり昼寝をしていると、ベリアから連絡が入る。
話がまとまったようだ。
「イズミ、今は大丈夫か」
「おう、どうなった?」
「アタイ等に同行する2人は明日ヒュミトールに到着するから、明後日以降なら確認が出来るって」
「なら明後日の午後に確認をしてもらうか。ついでに広めの部屋を借りたり出来るかな、2~3時間くらい」
「広めの部屋?どうして」
ベリアの疑問は当然の事なので、簡単な説明をする。
この説明通りに教会の人間に話をするだろうから、変な事は言えない。
「そうだな…折角教会に行くなら、個人的に女神様へ祈りを捧げたいから。でどうだろうか」
「それなら奉納の儀でも良いんじゃないか?」
「いや、奉納の儀は第三者の目があるから駄目だ」
「ひょっとして…」
先程の話し声からトーンが1つ下がったベリアが、少し間を置き小声で聞いた。
「特別なお供え物でもあるのか」
「お供え物か、最早パーティーと言った方が正しいかもしれない」
「パ…もう、説明し辛いなぁ。教会の担当者に何て言えば…」
無茶振りしてしまったが、ベリアは教会の担当者であるリーベルトに頼み、1部屋確保をしてくれた。
後でベリアに礼としてケーキを用意しないと、機嫌を損ねてしまうかもしれない。
1時間後、屋敷にベリアが戻って来た。
慣れない話し合いの場だったからか、表情から疲労が見て取れる。
「お疲れ」
「本当に疲れた。教会の調査隊は4日後に出発するってよ」
「早いな」
「道中にある町の教会にも顔を出すんだとさ」
「成る程ね、俺達は同乗者と相談してから決めるとしよう。10日もあれば到着するからな」
ベリアには一度自室へ戻ってもらい、イズミはベリア用のケーキをマスタングに実体化してもらう。
「マスター、カクテルセットも用意しておきますか?」
「お祈り用か…念の為に用意を頼む」
「かしこまりました」
マスタングはイチゴのショートケーキを3つ実体化してくれたので、形を崩さないように注意してショルダーバッグに収納した。
ベリアの居る部屋に向かい扉をノックすると、ベリアは武器の手入れを中断して扉を開ける。
「相手の反応はどんなだった?」
「勿論不審がってたぞ。個人的に祈るにしても、個室があるにも関わらず広い部屋を指定する理由が分からないし、奉納の儀では駄目な理由も納得の出来る説明で出来てないし、2~3時間も部屋を借りて祈る人なんて滅多にいないし」
「どう考えても怪しまれてるよな」
「怪しんでくれって宣伝してるようなもんだからな」
話を聞いたイズミはテーブルにそっとケーキを用意した。
「おぉ、ケーキだ!」
ベリアは武器を手際良く片付けると、椅子に座り姿勢を正した。
「食べて良いのか?」
「色々と頼んじまったからな、そのお礼だと思ってくれれば」
「コレって、明後日の対応も含まれてる?」
「忙しくなるだろうけど、それは別途相談で頼みたい」
「分かった」
ベリアがケーキを食べる姿を見ていると自分も食べたくなるので、イズミはベリアの部屋から出て自分の部屋に戻る。
その途中で屋敷の従者に呼び止められたので、グラテミアの執務室へと向かう。
「どうかしましたか?」
イズミが尋ねるとグラテミアは従者を下げてから話し始めた。
「マスタング様より依頼がありましたので、トニックウォーターをチーズケーキを手配しました。準備が出来ましたらお声掛け致します」
「ありがとうございます」
「それともう2点…イズミ様の血を調査中なのですが、魔力反応が出ませんでした。なので転移魔法陣の発動条件はシビアになるかもしれません」
「そうですか…上手くいかないものですね。もう1つは?」
「夕食後にコチラをお飲み下さい」
グラテミアは3本の小瓶を机に置く。
中身の液体はそれぞれ青、緑、黄色である。
「ええと、アレですか」
「そうです。イズミ様がオブリビアに向かう前に、事を進めておきたいと思いまして」
グラテミアは先を見据えた行動を取り始めている。
腕時計を確認すると16時を過ぎていたので、そろそろ夕食の準備も本格的に動いているだろう。
「分かりました、夕食後ですね」
小瓶を受け取ったイズミは執務室から出て自室へ戻る。
ジャケットを脱いで装備をショルダーバッグに仕舞うと、椅子に座り身体を休ませた。
話がまとまったようだ。
「イズミ、今は大丈夫か」
「おう、どうなった?」
「アタイ等に同行する2人は明日ヒュミトールに到着するから、明後日以降なら確認が出来るって」
「なら明後日の午後に確認をしてもらうか。ついでに広めの部屋を借りたり出来るかな、2~3時間くらい」
「広めの部屋?どうして」
ベリアの疑問は当然の事なので、簡単な説明をする。
この説明通りに教会の人間に話をするだろうから、変な事は言えない。
「そうだな…折角教会に行くなら、個人的に女神様へ祈りを捧げたいから。でどうだろうか」
「それなら奉納の儀でも良いんじゃないか?」
「いや、奉納の儀は第三者の目があるから駄目だ」
「ひょっとして…」
先程の話し声からトーンが1つ下がったベリアが、少し間を置き小声で聞いた。
「特別なお供え物でもあるのか」
「お供え物か、最早パーティーと言った方が正しいかもしれない」
「パ…もう、説明し辛いなぁ。教会の担当者に何て言えば…」
無茶振りしてしまったが、ベリアは教会の担当者であるリーベルトに頼み、1部屋確保をしてくれた。
後でベリアに礼としてケーキを用意しないと、機嫌を損ねてしまうかもしれない。
1時間後、屋敷にベリアが戻って来た。
慣れない話し合いの場だったからか、表情から疲労が見て取れる。
「お疲れ」
「本当に疲れた。教会の調査隊は4日後に出発するってよ」
「早いな」
「道中にある町の教会にも顔を出すんだとさ」
「成る程ね、俺達は同乗者と相談してから決めるとしよう。10日もあれば到着するからな」
ベリアには一度自室へ戻ってもらい、イズミはベリア用のケーキをマスタングに実体化してもらう。
「マスター、カクテルセットも用意しておきますか?」
「お祈り用か…念の為に用意を頼む」
「かしこまりました」
マスタングはイチゴのショートケーキを3つ実体化してくれたので、形を崩さないように注意してショルダーバッグに収納した。
ベリアの居る部屋に向かい扉をノックすると、ベリアは武器の手入れを中断して扉を開ける。
「相手の反応はどんなだった?」
「勿論不審がってたぞ。個人的に祈るにしても、個室があるにも関わらず広い部屋を指定する理由が分からないし、奉納の儀では駄目な理由も納得の出来る説明で出来てないし、2~3時間も部屋を借りて祈る人なんて滅多にいないし」
「どう考えても怪しまれてるよな」
「怪しんでくれって宣伝してるようなもんだからな」
話を聞いたイズミはテーブルにそっとケーキを用意した。
「おぉ、ケーキだ!」
ベリアは武器を手際良く片付けると、椅子に座り姿勢を正した。
「食べて良いのか?」
「色々と頼んじまったからな、そのお礼だと思ってくれれば」
「コレって、明後日の対応も含まれてる?」
「忙しくなるだろうけど、それは別途相談で頼みたい」
「分かった」
ベリアがケーキを食べる姿を見ていると自分も食べたくなるので、イズミはベリアの部屋から出て自分の部屋に戻る。
その途中で屋敷の従者に呼び止められたので、グラテミアの執務室へと向かう。
「どうかしましたか?」
イズミが尋ねるとグラテミアは従者を下げてから話し始めた。
「マスタング様より依頼がありましたので、トニックウォーターをチーズケーキを手配しました。準備が出来ましたらお声掛け致します」
「ありがとうございます」
「それともう2点…イズミ様の血を調査中なのですが、魔力反応が出ませんでした。なので転移魔法陣の発動条件はシビアになるかもしれません」
「そうですか…上手くいかないものですね。もう1つは?」
「夕食後にコチラをお飲み下さい」
グラテミアは3本の小瓶を机に置く。
中身の液体はそれぞれ青、緑、黄色である。
「ええと、アレですか」
「そうです。イズミ様がオブリビアに向かう前に、事を進めておきたいと思いまして」
グラテミアは先を見据えた行動を取り始めている。
腕時計を確認すると16時を過ぎていたので、そろそろ夕食の準備も本格的に動いているだろう。
「分かりました、夕食後ですね」
小瓶を受け取ったイズミは執務室から出て自室へ戻る。
ジャケットを脱いで装備をショルダーバッグに仕舞うと、椅子に座り身体を休ませた。
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