周回(ループ)令息は断罪お断り致します‼︎

蒼葉

文字の大きさ
30 / 47

ループ、29

しおりを挟む
※少し言葉が悪い部分があります。
 申し訳ないです。 

               ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 

ご機嫌で入ってきた王弟は、泣き崩れている元第2王子に気付く。

「兄上?」

「お前に聞きたい事がある。真実を話せばよし。嘘偽りを吐けばそれ相応の罪を被る事になる。よく考えて答えろ」

「何です?改まって」

「お前は、婚姻もしていなければ婚約者もいないな?」

「何をわかりきった事を聞かれるのです?」

「聞かれた事以外は口を閉じろ」

「・・・いません」

「では、そこにいる元息子に聞いたのだが・・・お前、何人者がいる?」

「え、ちょっと待ってください。そういった関係とは、一体どういう意味です?というか、元息子とはどういうことです?」

「元は元だ。さぁ、質問に答えろ」

「・・・おりません。王家の血を無闇に広めない為の掟がありますので」

「では、このリストにある子息達はお前とどう言った関係だ?」

 既に母様から渡されていたかなりの量のリストをこれ見よがしに王弟に見せつけて、鋭い眼光で睨みつけていた。

「何です?そのリスト」

公爵夫人リヴァイが調べたお前の愛人リストだ」

「は?愛人リスト⁉︎何故その様なものが⁉︎公爵夫人‼︎何のつもりだ‼︎」

「以前、ある侯爵家の御子息が私に相談されまして。とある高貴なお方の子を身籠ったと。ご両親に秘密の関係だった為相談も出来ず、産むにしてもいずれお腹の膨らみでバレる。どうしたらいいのかと」

「み、身籠った?」

「えぇ。その方の話を聞いてちょっと調べまして。そうしたら、出てくる出てくる。関係者だけで50はくだらず、その内数名はお子を身籠っておられました」

 何という事でしょう。
 既に王家の血がばら撒かれてますよ‼︎

「私の愛人だと言う証拠はないだろ!」

 あれ?自信満々に言い放ちましたよ、王弟。
 証拠残さないやり方をしてたんでしょうか?

「貴族の仕来しきたりをご存知で?」

「馬鹿にしているのか?」

「いいえ。本来、婚約をした後に婚姻が結ばれる。式の後の初夜では花嫁となった者は、初夜の証拠としてある物を残します。ご存知でしたか?」

「い、いや。何だ?それは」

 やっぱり、知らないのですね~。
 花嫁になる者はねやの授業で習うのですが。
 ちなみに、私は公爵家の跡取りにも関わらず習わされましたよ。

「花婿の体液と花嫁の血です」

「は?体液?血?」

「白い結婚を契約した家以外は、ちゃんと夫婦となったかの証拠として両家の両親に確認をして頂くのです。昔は見られながら初夜を迎えたらしいですが、ある日を境に証拠提出になったそうです」

「それが何の・・・」

「皆様、残されておいででしたよ。お相手がなので」

「・・・」

「ちゃんとか調べて貰いました。残念ながら、全て王弟殿下の物でした」

 この世界には魔力があり、魔法師が存在する。
 魔法師は魔力を数式として捉えるらしく、誰の魔力かの判別が出来るのだとか。

 王弟の魔力と体液の中にあった魔力が同じだったんだね、きっと。
 調べるのも嫌だったに違いない。
 魔法師様、ご苦労様です。

「それだけ血を軽んじているお前も、もはや王族とは言えまい。王族籍・貴族籍を剥奪する。子を身籠った子息達を全員お前の妻として迎えよ」

「何故私が・・・こんな・・・」

「無責任に関係を持つからだ。辺境地で妻達と余生を過ごすといい」

 辺境はな~んにもない土地で、余生を過ごすにはピッタリな場所。
 お年寄りに人気な土地なので、若い方は居ないかな~・・・。
 残念だね、元王弟殿下。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~

水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。 アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。 氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。 「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」 辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。 これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!

偽りの聖者と泥の国

篠雨
BL
「感謝すら忘れた者たちに、明日を語る資格はない」 自らの都合で聖王セシルを追放し、異世界から新たな「勇者」を召喚したアドレアン聖王国。 しかし、その身勝手な選択が、国を、大地を、そして人々の心を根底から腐らせていく。 壊れゆく少年勇者と、彼を歪に愛した騎士。 二人の執着が交わったとき、聖王国は二度と再生不能な終焉へと突き進む。 裏切り者たちには、因果応報という名の、容赦なき報いが下る。 これは、傲慢な国が崩壊するまでの、無慈悲な記録。 ----------------------------------------- 『嘘つき王と影の騎士』から引き続き読んでくださる皆様へ この物語は、セシルを虐げた者たちが、ただただ因果応報の末路を辿るだけの物語です。 本編に救いはありません。 セシルたちのその後が気になるという方は、本編は飛ばして、最終話の後に掲載する「閑話」のみをお読みいただくことをお勧めいたします。 本作は『嘘つき王と影の騎士』の続編となりますが、前作をお読みでない方でも一つの物語としてお楽しみいただけます。

【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?

キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。 知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。 今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど—— 「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」 幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。 しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。 これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。 全8話。

完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました

美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!

【8話完結】ざまぁされて廃嫡されたバカ王子とは俺のことです。

キノア9g
BL
王位継承権を剥奪され、婚約者にも婚約破棄された元王子カイル。 ショックで前世の記憶を思い出した彼は、平民として新たな人生を歩む決意をする。 心配して訪ねてきた旧友レオナードと深い絆が育まれ、カイルは自分の心に素直になる。 過去を乗り越え、共に歩む未来が描かれる物語。 全8話。

堕とされた悪役令息

SEKISUI
BL
 転生したら恋い焦がれたあの人がいるゲームの世界だった  王子ルートのシナリオを成立させてあの人を確実手に入れる  それまであの人との関係を楽しむ主人公  

血のつながらない弟に誘惑されてしまいました。【完結】

まつも☆きらら
BL
突然できたかわいい弟。素直でおとなしくてすぐに仲良くなったけれど、むじゃきなその弟には実は人には言えない秘密があった。ある夜、俺のベッドに潜り込んできた弟は信じられない告白をする。

処理中です...