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1.瑠璃の章
6.巫女姫と異世界の少女
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「さあ、始めようじゃないか」
美しい顔に不敵な笑みを浮かべてそう言った巫女姫の顔を、カイルは車に揺られながら思い返していた。
カイルはこの日も皇帝のご機嫌伺いを終え、本営に到着したところだった。
車を降りると、ハウレン中将が走って来るのが見えた。
目にかかる金の前髪をうるさそうに払ってから中将に向かってゆっくりと歩き出す。
二人の距離が縮まるにつれ、中将の顔が思いの外引きつっているのがわかった。
「元帥閣下!」
「どうした? ハウレン中将」
おそらくは前線に動きがあったのだろうと推測しながら問うと。
「神殿から至急のお呼びだしが!」
「神殿から?」
ハウレン中将はカイルの前で止まり切れなかったのか、おっとっととたたらを踏んでいる。
「中将?」
「は、申し訳ありません! 先程こちらが届けられました」
慌てて居住まいを正した中将は握っていた紙片を差し出した。
カイルはその飾り気のない紙切れを受け取り、中の文面を読むと、
「中将、前線の様子は?」
「今現在もこう着状態にあるようです」
「すまないが、神殿に行かなくてはならなくなった」
「はい。お留守はお任せください」
「頼む。では」
二人は同時に背を向けると、足早に離れて行った。
***
神殿はいつものように静かだった。
カイルは先日と同じ応接室で待たされている。
その時間を利用して、もう一度ハウレン中将に渡された紙片に目を落とした。
『巫女姫ご降臨。至急神殿に来られたし』
この伝言を見て、ハウレン中将はなんと思っただろうか。
「元帥殿、待たせたな」
セクン大司祭は先日よりもずっと早くにやって来た。
「いえ。これはいったいどういう……」
伝言の内容を問おうとしたら、セクン大司祭は椅子にかけることなく、また扉の向こうに行こうとする。
「時間がないようだ。歩きながら話そう」
鷹揚なセクン大司祭にしては珍しく慌てているようだった。
しかし暗い廊下を歩き出してもセクン大司祭はなかなか話し出そうとはせず、カイルは後ろをついて歩きながら話しかける頃合いを計っていた。
コツン、コツンと、石造りの廊下にカイルの軍靴の音が響く。
神官は布の靴を履くので足音はしない。代わりに長いローブを引きずる微かな衣擦れがやけに耳障りだった。
「大司祭さま。この先にはなにがあるのです?」
「……祭祀場だ」
それは神殿において、もっとも重要な場所だった。神官以外は入れないとされている。
(そんな場所に私を……?)
先日来、腑に落ちないことばかりだ。
神殿がこうも元帥である自分に歩み寄る理由は?
「祭祀場にご案内いただけるとは、ダンドラークの人間として最大の誉れですね。そこで、何を?」
帝国の社交界の中で生きるカイルだ。舌も二枚どころか、三枚も四枚も持っていた。
何を、どう言えば相手が喜ぶか。
もしくは相手の神経を逆なでできるか。
そんなことは呼吸をするくらい自然にできる。
「元帥殿はなかなか謙虚でいらっしゃるようだ。そうだな。これよりナイルターシャ様御自らお出ましになり儀式を執り行われる」
やっと言ったか。
カイルは内心やれやれと溜め息をついて、けれど口ではさも驚いたような声を出していた。
「ほう、儀式を……」
「左様。この国の、いや、この世界の行く末を決める大事な儀式だ」
「それは随分大事ですね」
「そなたの一番の憂いは何か?」
急に問いかけられ、カイルは戸惑い、大司祭の背を凝視した。
「皇帝の地位の安泰であろうな」
大司祭はカイルの答えを待たずしてそう言った。
「……」
「しかし我々神にお仕えする神官は違う。我々が祈るのは国と世界の安寧だ」
「それで?」と言いかけて、カイルは口を噤んだ。ここで反論しても水掛け論にしかならないからだ。国と世界が平らかであることを願うのは、元帥たる彼とて同じであるというのに。
「本来なら入れぬものを、またもやナイルターシャ様がお許しになった。その温情に感謝するのだな」
大司祭がそう言うのと同時に、祭祀場に着いたようだった。
重厚な扉の前に立つ二人の神官が、二人が到着すると重そうに扉を開けた。
中は円形の部屋になっていて、真ん中に祭壇、その周りを同心円状に椅子が置かれている。
その椅子にはすでに集まった神官が座っていた。
「元帥殿はあちらの席に」
カイルが指し示された椅子に腰かけると、まわりの神官がざわめいた。
この場に元帥が来ることは、誰も知らされていなかったのだろう。
そのざわつきが波のように広がった時。
「お出ましになられる」
セクン大司祭の厳かな声が円形の祭祀場に響いた。
そして。
長いドレスの丈と同じくらい長い髪をひきずりながら、ナイルターシャが現れ、中央の祭壇に上がった。
その途端に祭壇を光が覆った。
神官たちが悲鳴を上げた。
カイルが静かに見守る先で乳白色の光はどんどん膨れ上がり、やがて半球状になると、ナイルターシャも飲み込んで目も眩むような輝きを放った。
***
乳白色の光の向こうで何が行われているのか。
球体の外にいるカイルたちには垣間見ることすらできない。
ただじっと待つだけだ。
(ナイルターシャ……)
カイルは神秘的な美しい女性のことを思った。
あの初めて彼女の住む空間を訪れた日。
彼女は本題に入る際隣室へと姿を消し、戻ってきた時には一冊の書物を手にしていた。
それはカイルも見たことのある古文書だった。
「これは、私が若い時に書いたものだ」
年月を経て黄ばんだ紙を丁寧にめくりながら、ナイルターシャは平然と言った。
「しかし、これは……」
これは古い時代にできた本だ。
戸惑うカイルに、彼女はにっと笑って見せた。
「本当は承知しているんだろう? あんたは何もかも承知の上で、分からない振りをしている。あえて教えなくても、あんたは感付いている。思っている通りさ。」
「……」
セクン大司祭が小さく咳払いをした。
「ナイルターシャさま。それ以上は……」
「大体神殿というところは権謀術数に過ぎるんだ。何でもかんでも隠せばいいというものじゃない」
ナイルターシャは、少し苛立ったように大司祭を諭している。
「いいかい。ここまでくれば神殿も皇宮もないんだよ。身内で競い合ってるときじゃない」
「それほどに厳しいとお感じなのですか、ナイルターシャさま」
「そうさ」
ナイルターシャは事もなげに言った。
そして大司祭との会話は打ち切りとばかりにカイルに顔を向けた彼女は、その瞳に強い光を浮かべ、
「よくお聞き。この国を救いたいなら、ひとつのことばかりに気をとられてちゃいけないよ。もっと広く大きく視野を広げるんだ。そうでないと、何もかもを失うことになる。私はそれができず滅んだ者を何人も見てきたんだ」
あんたはそんな愚鈍な人間ではないだろう?
そう言ってカイルを試すように見ていた。
(ああ、では、やはりこの人は……)
告げられたわけではないのに、カイルは確信していた。
『伝説の巫女姫』
かつてこの世界がいくつもの国に分かれていた時、ダンドラークの皇帝に示唆を与え、統一へと導いたとされる不思議の力を持った女性。
しかしそのやり方は容赦なく苛烈を極めたため、血で血を洗う戦が繰り広げられ、その結果多くの犠牲が出たのだという。
そんな激しい気性の巫女姫ではあったけれど、世界に平和をもたらしたことは高く評価され、多くの崇敬を集めることになった。
それはたいていの歴史の本には書かれていて、学校の授業でも普通に教えられることだった。
けれど本人が生きているなんて、そんなこと一般では知られていない。
神殿の者だけが今まで秘密裏に彼女を庇護してきたのだ。
よくぞここまで隠し通してきたものだと思う。
(陛下がお聞き及びになれば、熱を出してしまわれるかもしれないな)
皇帝知らない。すべてはカイルの胸の内に留められる。
(それでいい)
皇帝は国の行く末だけ憂いていればいいのだ。
(雑事はすべて私が請け負う)
それが一貫した彼の姿勢だった。
美しい顔に不敵な笑みを浮かべてそう言った巫女姫の顔を、カイルは車に揺られながら思い返していた。
カイルはこの日も皇帝のご機嫌伺いを終え、本営に到着したところだった。
車を降りると、ハウレン中将が走って来るのが見えた。
目にかかる金の前髪をうるさそうに払ってから中将に向かってゆっくりと歩き出す。
二人の距離が縮まるにつれ、中将の顔が思いの外引きつっているのがわかった。
「元帥閣下!」
「どうした? ハウレン中将」
おそらくは前線に動きがあったのだろうと推測しながら問うと。
「神殿から至急のお呼びだしが!」
「神殿から?」
ハウレン中将はカイルの前で止まり切れなかったのか、おっとっととたたらを踏んでいる。
「中将?」
「は、申し訳ありません! 先程こちらが届けられました」
慌てて居住まいを正した中将は握っていた紙片を差し出した。
カイルはその飾り気のない紙切れを受け取り、中の文面を読むと、
「中将、前線の様子は?」
「今現在もこう着状態にあるようです」
「すまないが、神殿に行かなくてはならなくなった」
「はい。お留守はお任せください」
「頼む。では」
二人は同時に背を向けると、足早に離れて行った。
***
神殿はいつものように静かだった。
カイルは先日と同じ応接室で待たされている。
その時間を利用して、もう一度ハウレン中将に渡された紙片に目を落とした。
『巫女姫ご降臨。至急神殿に来られたし』
この伝言を見て、ハウレン中将はなんと思っただろうか。
「元帥殿、待たせたな」
セクン大司祭は先日よりもずっと早くにやって来た。
「いえ。これはいったいどういう……」
伝言の内容を問おうとしたら、セクン大司祭は椅子にかけることなく、また扉の向こうに行こうとする。
「時間がないようだ。歩きながら話そう」
鷹揚なセクン大司祭にしては珍しく慌てているようだった。
しかし暗い廊下を歩き出してもセクン大司祭はなかなか話し出そうとはせず、カイルは後ろをついて歩きながら話しかける頃合いを計っていた。
コツン、コツンと、石造りの廊下にカイルの軍靴の音が響く。
神官は布の靴を履くので足音はしない。代わりに長いローブを引きずる微かな衣擦れがやけに耳障りだった。
「大司祭さま。この先にはなにがあるのです?」
「……祭祀場だ」
それは神殿において、もっとも重要な場所だった。神官以外は入れないとされている。
(そんな場所に私を……?)
先日来、腑に落ちないことばかりだ。
神殿がこうも元帥である自分に歩み寄る理由は?
「祭祀場にご案内いただけるとは、ダンドラークの人間として最大の誉れですね。そこで、何を?」
帝国の社交界の中で生きるカイルだ。舌も二枚どころか、三枚も四枚も持っていた。
何を、どう言えば相手が喜ぶか。
もしくは相手の神経を逆なでできるか。
そんなことは呼吸をするくらい自然にできる。
「元帥殿はなかなか謙虚でいらっしゃるようだ。そうだな。これよりナイルターシャ様御自らお出ましになり儀式を執り行われる」
やっと言ったか。
カイルは内心やれやれと溜め息をついて、けれど口ではさも驚いたような声を出していた。
「ほう、儀式を……」
「左様。この国の、いや、この世界の行く末を決める大事な儀式だ」
「それは随分大事ですね」
「そなたの一番の憂いは何か?」
急に問いかけられ、カイルは戸惑い、大司祭の背を凝視した。
「皇帝の地位の安泰であろうな」
大司祭はカイルの答えを待たずしてそう言った。
「……」
「しかし我々神にお仕えする神官は違う。我々が祈るのは国と世界の安寧だ」
「それで?」と言いかけて、カイルは口を噤んだ。ここで反論しても水掛け論にしかならないからだ。国と世界が平らかであることを願うのは、元帥たる彼とて同じであるというのに。
「本来なら入れぬものを、またもやナイルターシャ様がお許しになった。その温情に感謝するのだな」
大司祭がそう言うのと同時に、祭祀場に着いたようだった。
重厚な扉の前に立つ二人の神官が、二人が到着すると重そうに扉を開けた。
中は円形の部屋になっていて、真ん中に祭壇、その周りを同心円状に椅子が置かれている。
その椅子にはすでに集まった神官が座っていた。
「元帥殿はあちらの席に」
カイルが指し示された椅子に腰かけると、まわりの神官がざわめいた。
この場に元帥が来ることは、誰も知らされていなかったのだろう。
そのざわつきが波のように広がった時。
「お出ましになられる」
セクン大司祭の厳かな声が円形の祭祀場に響いた。
そして。
長いドレスの丈と同じくらい長い髪をひきずりながら、ナイルターシャが現れ、中央の祭壇に上がった。
その途端に祭壇を光が覆った。
神官たちが悲鳴を上げた。
カイルが静かに見守る先で乳白色の光はどんどん膨れ上がり、やがて半球状になると、ナイルターシャも飲み込んで目も眩むような輝きを放った。
***
乳白色の光の向こうで何が行われているのか。
球体の外にいるカイルたちには垣間見ることすらできない。
ただじっと待つだけだ。
(ナイルターシャ……)
カイルは神秘的な美しい女性のことを思った。
あの初めて彼女の住む空間を訪れた日。
彼女は本題に入る際隣室へと姿を消し、戻ってきた時には一冊の書物を手にしていた。
それはカイルも見たことのある古文書だった。
「これは、私が若い時に書いたものだ」
年月を経て黄ばんだ紙を丁寧にめくりながら、ナイルターシャは平然と言った。
「しかし、これは……」
これは古い時代にできた本だ。
戸惑うカイルに、彼女はにっと笑って見せた。
「本当は承知しているんだろう? あんたは何もかも承知の上で、分からない振りをしている。あえて教えなくても、あんたは感付いている。思っている通りさ。」
「……」
セクン大司祭が小さく咳払いをした。
「ナイルターシャさま。それ以上は……」
「大体神殿というところは権謀術数に過ぎるんだ。何でもかんでも隠せばいいというものじゃない」
ナイルターシャは、少し苛立ったように大司祭を諭している。
「いいかい。ここまでくれば神殿も皇宮もないんだよ。身内で競い合ってるときじゃない」
「それほどに厳しいとお感じなのですか、ナイルターシャさま」
「そうさ」
ナイルターシャは事もなげに言った。
そして大司祭との会話は打ち切りとばかりにカイルに顔を向けた彼女は、その瞳に強い光を浮かべ、
「よくお聞き。この国を救いたいなら、ひとつのことばかりに気をとられてちゃいけないよ。もっと広く大きく視野を広げるんだ。そうでないと、何もかもを失うことになる。私はそれができず滅んだ者を何人も見てきたんだ」
あんたはそんな愚鈍な人間ではないだろう?
そう言ってカイルを試すように見ていた。
(ああ、では、やはりこの人は……)
告げられたわけではないのに、カイルは確信していた。
『伝説の巫女姫』
かつてこの世界がいくつもの国に分かれていた時、ダンドラークの皇帝に示唆を与え、統一へと導いたとされる不思議の力を持った女性。
しかしそのやり方は容赦なく苛烈を極めたため、血で血を洗う戦が繰り広げられ、その結果多くの犠牲が出たのだという。
そんな激しい気性の巫女姫ではあったけれど、世界に平和をもたらしたことは高く評価され、多くの崇敬を集めることになった。
それはたいていの歴史の本には書かれていて、学校の授業でも普通に教えられることだった。
けれど本人が生きているなんて、そんなこと一般では知られていない。
神殿の者だけが今まで秘密裏に彼女を庇護してきたのだ。
よくぞここまで隠し通してきたものだと思う。
(陛下がお聞き及びになれば、熱を出してしまわれるかもしれないな)
皇帝知らない。すべてはカイルの胸の内に留められる。
(それでいい)
皇帝は国の行く末だけ憂いていればいいのだ。
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それが一貫した彼の姿勢だった。
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