24 / 27
※ お前のせいじゃないか
しおりを挟む
「も、ぉ……むりだからぁ……っ」
「まだだ」
「やらぁ……!」
どれだけの時間が過ぎたのか……精を吐き出すレオンの肉杭の迸りは、まだ終わらない。
びゅくびゅくと吐き出し続ける精に、どうなってるのかと途切れ途切れに問いかければ、狼は射精が長いとのことで、しかも、最後に更に押し開いてきたのは、亀頭球というものらしい。
犬はそうだと知っていたが、狼もそうなんだ、とどこか余所事のように思う。
その間もレオンの飛沫は胎内に流し込まれ続け、昇ったまま降りることも出来ず、何度も体を跳ねさせる。
漸く、本当に漸くレオンの放出が終わり、俺の上でレオンが深く息を吐いた。
そうしてほんの少し萎んだ肉杭が、それでも内壁を引き摺るようにして出て行く。
その刺激に小さく声を上げてしまえば、レオンから咎めるような視線が向けられた。
だが、言いたい。
お前のせいじゃないか、と。
長く続いた絶頂のせいで、そんなに口が回らないのが悔しい。
文句も言えないじゃないか。
ソファーからみっともなく片足と片腕を落としたまま、レオンが出て行く感覚に震える。
ずるん、と肉杭が抜けてやっと息を吐くことが出来た。
「大丈夫か?」
「……らいじょぶに、みえるか?」
「す、すまん」
カッスカスに枯れた声で答えればレオンが目に見えて落ち込んだ。
耳も尻尾もしょぼーんと垂れ下がっている。
「……みず」
「ま、待ってろ!」
ズボンを寛げて萎えた杭を出したままの間抜けな格好で、レオンはコップに水を入れて差し出してきた。
ソファーの上で、力の入らない腕を使ってじりじりと体を動かし、なんとか斜めに凭れかかる。
ぽっこりと膨れてしまった下腹に力が入ったら、ごぽ、とおかしな音が聞こえて微妙に恥ずかしいが……まずは水が欲しい。
喉がカラカラでイガイガする。
レオンに手伝ってもらいながらなんとか水を飲み干す。
もう一杯、もう一杯と結局三杯は飲んだ。
「……お前、これじゃあ精霊んとこ行けねえじゃん」
「す、すまん!」
「まったく……風呂もう一回入らなきゃ……」
「す……すまん……」
「もういいよ。怒ってはねえから」
レオンとこうなってしまったのは、確かに誤算ではあったが、別にだからといってレオンを嫌いになったとかでもないし、これはこれでいい思いが出来たのではないかと思う。
処女喪失の痛みを感じたのは予想外だったけど!
多少なりとも時間をおいた体は、なんとか動くようだ。
あらぬところとかがギシギシするけど、そこは目を瞑っておこう。
ソファーに手を置いてゆっくりと立ち上がり、一歩を踏み出そうとした瞬間、ごぼりと足の間から滝のように白いものが溢れた。
「あ……」
驚いて手を当て下を見ようとしたら、膝から力が抜けてしまった。
床に座り込んでソコに手を当てて押さえてみるけれど、溢れた液体は止まらず床に小さな池を作ってしまう。
「だ、出しすぎじゃね?」
出てくる液体の量の酷さに、こんだけ出てくるなら俺の腹も膨れるか、とどうでもいいことが浮かんでくる。
しかも、こんな垂れ流し状態で風呂場まで行かなきゃいけないのなら、廊下も酷いことになるだろう。
足に力の入らない状態で、風呂に入った後に掃除までしなきゃいけないのは、はっきり言って辛い。
恨めしそうな目をしてしまったのは、仕方ないだろう。
振り返ってレオンを睨み付ければ、レオンの目は池を作る場所へと注がれていた。
その目にまた熱が籠るのが見えて、頭に血が上った。
「バカレオン! 見てんじゃねえ! お前これ掃除しろよ!」
「はっ! あ、ああ」
怒鳴るとレオンがはっとしたようにソコから視線を上げた。
その目からは熱が霧散していて、内心でほっとする。
もう一回とか言われたら、マジで死ぬ。
ちょっと怒鳴るのに腹に力が入っただけで出てくるしよ!
「まだだ」
「やらぁ……!」
どれだけの時間が過ぎたのか……精を吐き出すレオンの肉杭の迸りは、まだ終わらない。
びゅくびゅくと吐き出し続ける精に、どうなってるのかと途切れ途切れに問いかければ、狼は射精が長いとのことで、しかも、最後に更に押し開いてきたのは、亀頭球というものらしい。
犬はそうだと知っていたが、狼もそうなんだ、とどこか余所事のように思う。
その間もレオンの飛沫は胎内に流し込まれ続け、昇ったまま降りることも出来ず、何度も体を跳ねさせる。
漸く、本当に漸くレオンの放出が終わり、俺の上でレオンが深く息を吐いた。
そうしてほんの少し萎んだ肉杭が、それでも内壁を引き摺るようにして出て行く。
その刺激に小さく声を上げてしまえば、レオンから咎めるような視線が向けられた。
だが、言いたい。
お前のせいじゃないか、と。
長く続いた絶頂のせいで、そんなに口が回らないのが悔しい。
文句も言えないじゃないか。
ソファーからみっともなく片足と片腕を落としたまま、レオンが出て行く感覚に震える。
ずるん、と肉杭が抜けてやっと息を吐くことが出来た。
「大丈夫か?」
「……らいじょぶに、みえるか?」
「す、すまん」
カッスカスに枯れた声で答えればレオンが目に見えて落ち込んだ。
耳も尻尾もしょぼーんと垂れ下がっている。
「……みず」
「ま、待ってろ!」
ズボンを寛げて萎えた杭を出したままの間抜けな格好で、レオンはコップに水を入れて差し出してきた。
ソファーの上で、力の入らない腕を使ってじりじりと体を動かし、なんとか斜めに凭れかかる。
ぽっこりと膨れてしまった下腹に力が入ったら、ごぽ、とおかしな音が聞こえて微妙に恥ずかしいが……まずは水が欲しい。
喉がカラカラでイガイガする。
レオンに手伝ってもらいながらなんとか水を飲み干す。
もう一杯、もう一杯と結局三杯は飲んだ。
「……お前、これじゃあ精霊んとこ行けねえじゃん」
「す、すまん!」
「まったく……風呂もう一回入らなきゃ……」
「す……すまん……」
「もういいよ。怒ってはねえから」
レオンとこうなってしまったのは、確かに誤算ではあったが、別にだからといってレオンを嫌いになったとかでもないし、これはこれでいい思いが出来たのではないかと思う。
処女喪失の痛みを感じたのは予想外だったけど!
多少なりとも時間をおいた体は、なんとか動くようだ。
あらぬところとかがギシギシするけど、そこは目を瞑っておこう。
ソファーに手を置いてゆっくりと立ち上がり、一歩を踏み出そうとした瞬間、ごぼりと足の間から滝のように白いものが溢れた。
「あ……」
驚いて手を当て下を見ようとしたら、膝から力が抜けてしまった。
床に座り込んでソコに手を当てて押さえてみるけれど、溢れた液体は止まらず床に小さな池を作ってしまう。
「だ、出しすぎじゃね?」
出てくる液体の量の酷さに、こんだけ出てくるなら俺の腹も膨れるか、とどうでもいいことが浮かんでくる。
しかも、こんな垂れ流し状態で風呂場まで行かなきゃいけないのなら、廊下も酷いことになるだろう。
足に力の入らない状態で、風呂に入った後に掃除までしなきゃいけないのは、はっきり言って辛い。
恨めしそうな目をしてしまったのは、仕方ないだろう。
振り返ってレオンを睨み付ければ、レオンの目は池を作る場所へと注がれていた。
その目にまた熱が籠るのが見えて、頭に血が上った。
「バカレオン! 見てんじゃねえ! お前これ掃除しろよ!」
「はっ! あ、ああ」
怒鳴るとレオンがはっとしたようにソコから視線を上げた。
その目からは熱が霧散していて、内心でほっとする。
もう一回とか言われたら、マジで死ぬ。
ちょっと怒鳴るのに腹に力が入っただけで出てくるしよ!
1
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
黒騎士団の娼婦
イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた
いに。
恋愛
"佐久良 麗"
これが私の名前。
名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。
両親は他界
好きなものも特にない
将来の夢なんてない
好きな人なんてもっといない
本当になにも持っていない。
0(れい)な人間。
これを見越してつけたの?なんてそんなことは言わないがそれ程になにもない人生。
そんな人生だったはずだ。
「ここ、、どこ?」
瞬きをしただけ、ただそれだけで世界が変わってしまった。
_______________....
「レイ、何をしている早くいくぞ」
「れーいちゃん!僕が抱っこしてあげよっか?」
「いや、れいちゃんは俺と手を繋ぐんだもんねー?」
「、、茶番か。あ、おいそこの段差気をつけろ」
えっと……?
なんか気づいたら周り囲まれてるんですけどなにが起こったんだろう?
※ただ主人公が愛でられる物語です
※シリアスたまにあり
※周りめちゃ愛重い溺愛ルート確です
※ど素人作品です、温かい目で見てください
どうぞよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる