1 / 2
気が付いたら天界
唖然
しおりを挟む
「……はっ!」
唐突に意識が醒めた。ついでに目も開いたんだが、なにが起きたのかわからず、慌てて周囲へと目を向ける。
周りは草原の様だ。小さな花が咲き乱れていてああ、春だな、と思う。頬を撫でるように吹く風も優しいっていうか、爽やかっていうか……まあ、気持ち良いなと感じるものだった。
そんな草原に立つ俺の……多分左右。俺の左右に俺が腕を回しても抱え切れないサイズの柱が立っている。
柱は白……いや、ちょっとクリーム色っぽいかな?ちょっと触ってみるとひんやりしていて、多分石で出来ているんじゃないかと思う。別に詳しいわけじゃないし石じゃないかもしれないけど。地面から生えたように見える柱は俺よりも高くそびえ立っている。3メートルぐらいありそうだ。
シンプルな柱が俺の左右に、一定間隔で道を作るように立っている。俺が立っているのは柱で示された道の、入り口付近なのだと思う。続いている柱のどれだけか先に屋根のある建物らしきものが見えるからだ。これといったものも無いのでゆっくりとその建物へと向かってみることにした。
そうして向かった建物は壁がなかった。道を作っていた柱と同じっぽい柱と、その柱4本が支える屋根だけだ。その屋根も色合いは同じで、ただどーんと乗っているだけにしか見えないものだった。雨風を凌ぐ四阿……にしてもシンプルすぎる。さらに言えば四阿の中にあるのは長方形の石が横向きに置かれているだけだ。多分……ベンチ。石のベンチが置かれただけの四阿っぽいものとしか見えなかった。
吹く風は温かいし、今は天気も悪くないから休憩するだけならこれで何も問題はないんだけどね。
しかし、なんとも言えない不安がある。だって、俺は何でここにいるんだ?俺は誰だ?気が付いたらここにいたけど、じゃあその前はどこにいたんだ?俺の名前も、何もわからない。でも、柱が柱なのは理解してるし、草や花……は名前はわからないけど、わかるし、四阿とか、ベンチだってわかってる。なのに、自分のことが一切わからない。
落ち着かなくて四阿の中をうろうろしてみるけど、そんなことで解決するわけじゃない。思わず地面に膝をつき、縋るように生えた草をぎゅっと握り締めた。
──誰か助けて!
爽やかな陽気とは裏腹な、黒く渦巻いてゆく心が声にならない声を上げた。
「……なにをしている」
ぐるぐると「どうしたらいいんだ」、と考えていた俺は、そう声をかけられるまで気付かなかった。弾かれたように顔を上げたら、腰に布を巻き付けただけの男が俺を無表情で見ていた。
豊かでふわふわそうな腰まである金髪が風に揺れて、同じ色味のきりっとした眉毛に長い睫毛。彫りが深くしゅっと通った鼻筋に薄くても形の良いほんのりピンク色の唇。顎には髪色と同じ金色の髭がもみあげから続いて生えている。肩幅も広く、がっちりとした上半身で腹は綺麗に六つに割れている。腰に巻かれた布は太ももの中ほどまでだけど、見える部分だけでも脚にもしっかりと筋肉がついていた。地面に触れる足は素足で、なんだか……人間味が感じられない。それは視界に映る男が男らしいイケメンなせいなのか、とも思ったけどそれだけが理由じゃない気がした。
……じっと男を見つめてなんとなく、そう、本当になんとなくだけど、目だと思った。
晴れた空の色の瞳で二重で涼やか、とでもいえばいいんだろうか。見た目は本当に極上の男だけど、その目に温度を一切感じなかったのだ。柔らかな光を反射してるのかキラキラとした瞳なんだけど、まるでガラスのようっていうか……。
男を見つめたままぼんやりとそんなことを考えていたら、男の眉がぎゅうっと寄った。そういえば、声をかけられていたんだった!
「あ、あの……! 俺、は……」
返事をしようとして言葉に詰まる。だって、どう言ったらいいんだ。俺は誰なのかも、ここにどうして居るのかも、何もわからないのに。
言葉を紡ごうにも続く言葉が出てこない。はくはくと唇を動かすことしか出来ないで居たら男は置かれただけの石のベンチへと足を向け、その上に寝転がった。その目は、もう俺のことなんて興味がなさそうに見えて数歩の距離を慌てて男の前に駆け寄る。
「す、すみません……! 俺、何もわからないんです! 俺が誰なのか、ここはどこなのか……! 何か知ってたら教えてください!」
石のベンチに腕を伸ばせば届きそうで届かない、そんな距離に膝をついて頭を下げる。重ねて「お願いします!」と言うと仰向けだった男がもそりと動いたのがわかった。ばっと顔を上げれば男はこちらを向いて横向きになり、頭を乗せた手を支えるようにベンチに肘をついて、やっぱりガラスのような、でもそれだけじゃないような瞳を向けてきた。
「……なんと言うんだったかな? …………ああ、『暇潰し』というやつだ」
「……え?」
言われた言葉が理解出来なかった。いや、意味はわかるけど、何がどう『暇潰し』なのかとか、どうしてソレが俺の質問に対する答えなのか、とか。もっと詳しく教えて欲しい、わけがわからないと目を回しそうになる俺を見て、男はふぅ、と息を一つ吐くとゆっくりと上半身を起こし、石に座った。
「我は主神と人間には呼ばれるだろう。ここには我しかおらず、娯楽? がないのだ。なので情報収集を兼ねて暇を潰そうと適当に摘まんだのがお前だ」
「……え?」
「お前はここに在って、好きにすれば良い」
そう言った男はいつの間にか手にしていた金色に輝く……なんていうんだっけ、ゴブレット?に口をつけていた。喉仏が動いたから、多分何かを飲んだんだろう……って現実逃避してる場合じゃなかった!言われたことを理解しなきゃ……!
えっと、まず、目の前の人……人?いや、主神って言ってたし、主神ってことは、神様ってこと?だよね?……もうこの時点で信じられないんだけど!?
「何が信じられぬのだ」
「はへ!?」
「『信じられない』と言っただろうが」
「えっ!? 言っ……え、俺、口に出してましたか?」
「いや?」
「え?」
「……はぁ……。覗かなくとも強い思考は我にも届く故、今お前が『信じられないんだけど』と言ったのが届いたのだ」
「な、なるほど……それは、すみません、でした……?」
よくわからないまま謝り、脳みそをフル回転させる。とりあえずは、目の前の神は神ということで、うん。……ダメだ、情報が足りなさ過ぎてまったく意味がわからない!
「何がわからぬのだ」
「はぁ……っ! ま、また届いてましたか!?」
「当たり前だろう。しかもこの距離だ。ほとんど届いているぞ」
「そ、それはすみません……! あ、あの、でも、その、し、質問とか、いいでしょう……か?」
「うむ、構わぬぞ」
「ありがとうございます!」
良かった!怒られないみたいだ!えっと、えっと、まず何から質問すべきなんだろう?
「……あの、『暇潰し』とは、どういうことでしょうか?」
「うむ、我の世界はまだ出来たばかりでな。何もすることがないのだ」
「……えーっと、世界が、出来たばかり……っていうのは、此処、じゃなくて、ってことですか?」
「ふむ……お前にわかりやすく言えば、下界が出来たばかりだ」
「……ここを、天界として、人間とかが住む世界が、下界、で……そっちが出来たばかり、ってことで合ってますか?」
「うむ」
な、なるほど?所謂世界は作られたばかりで、……世界が作られたばかりってことは、地面とかは抜いて、最初って確か……細菌とかからじゃなかったっけ?しょ、植物とか動物とか魚とかは……。
「うむ、まだだな」
「あ、はい」
「ふむ、先ほどまでは無駄な時間になるかと思ったが、お前の記憶は面白そうだ」
「俺の、記憶……?」
「そうだ。先ほどから流れる情報はお前のものだろう?」
「え、っと……多分、としか答えられないですけど……」
聞かれても俺自身の記憶がないんですが……。俺が誰なんだ……!?
「知らぬ。その辺におったから摘まんで持ってきただけだ」
……これは、俺が何者かとか、そういう所はわからなさそうだな……。仕方ない、そこは諦めるしかないか。わかったところで、ってのもあるし。暇潰しって言われたけど、俺は何をしたらいいんだろう?何か、色々考えた方がいいのかな?でも、そんなに思い出すものってあるっけ?何万年もかけて進化?していくとかじゃなかったっけ?人間もいないんじゃ、下界を見ても面白くないのかもだし?というか、何が神にとって暇潰しになるんだ?
「あの、俺はここで何をしたらいいですか?」
「……なんだろうな?」
「……えっと、主神……様、もノープラン? 的な?」
「そうだな、ふと思いついただけだ」
「さ、左様ですか……」
やばい、マジで前途多難じゃね!?
唐突に意識が醒めた。ついでに目も開いたんだが、なにが起きたのかわからず、慌てて周囲へと目を向ける。
周りは草原の様だ。小さな花が咲き乱れていてああ、春だな、と思う。頬を撫でるように吹く風も優しいっていうか、爽やかっていうか……まあ、気持ち良いなと感じるものだった。
そんな草原に立つ俺の……多分左右。俺の左右に俺が腕を回しても抱え切れないサイズの柱が立っている。
柱は白……いや、ちょっとクリーム色っぽいかな?ちょっと触ってみるとひんやりしていて、多分石で出来ているんじゃないかと思う。別に詳しいわけじゃないし石じゃないかもしれないけど。地面から生えたように見える柱は俺よりも高くそびえ立っている。3メートルぐらいありそうだ。
シンプルな柱が俺の左右に、一定間隔で道を作るように立っている。俺が立っているのは柱で示された道の、入り口付近なのだと思う。続いている柱のどれだけか先に屋根のある建物らしきものが見えるからだ。これといったものも無いのでゆっくりとその建物へと向かってみることにした。
そうして向かった建物は壁がなかった。道を作っていた柱と同じっぽい柱と、その柱4本が支える屋根だけだ。その屋根も色合いは同じで、ただどーんと乗っているだけにしか見えないものだった。雨風を凌ぐ四阿……にしてもシンプルすぎる。さらに言えば四阿の中にあるのは長方形の石が横向きに置かれているだけだ。多分……ベンチ。石のベンチが置かれただけの四阿っぽいものとしか見えなかった。
吹く風は温かいし、今は天気も悪くないから休憩するだけならこれで何も問題はないんだけどね。
しかし、なんとも言えない不安がある。だって、俺は何でここにいるんだ?俺は誰だ?気が付いたらここにいたけど、じゃあその前はどこにいたんだ?俺の名前も、何もわからない。でも、柱が柱なのは理解してるし、草や花……は名前はわからないけど、わかるし、四阿とか、ベンチだってわかってる。なのに、自分のことが一切わからない。
落ち着かなくて四阿の中をうろうろしてみるけど、そんなことで解決するわけじゃない。思わず地面に膝をつき、縋るように生えた草をぎゅっと握り締めた。
──誰か助けて!
爽やかな陽気とは裏腹な、黒く渦巻いてゆく心が声にならない声を上げた。
「……なにをしている」
ぐるぐると「どうしたらいいんだ」、と考えていた俺は、そう声をかけられるまで気付かなかった。弾かれたように顔を上げたら、腰に布を巻き付けただけの男が俺を無表情で見ていた。
豊かでふわふわそうな腰まである金髪が風に揺れて、同じ色味のきりっとした眉毛に長い睫毛。彫りが深くしゅっと通った鼻筋に薄くても形の良いほんのりピンク色の唇。顎には髪色と同じ金色の髭がもみあげから続いて生えている。肩幅も広く、がっちりとした上半身で腹は綺麗に六つに割れている。腰に巻かれた布は太ももの中ほどまでだけど、見える部分だけでも脚にもしっかりと筋肉がついていた。地面に触れる足は素足で、なんだか……人間味が感じられない。それは視界に映る男が男らしいイケメンなせいなのか、とも思ったけどそれだけが理由じゃない気がした。
……じっと男を見つめてなんとなく、そう、本当になんとなくだけど、目だと思った。
晴れた空の色の瞳で二重で涼やか、とでもいえばいいんだろうか。見た目は本当に極上の男だけど、その目に温度を一切感じなかったのだ。柔らかな光を反射してるのかキラキラとした瞳なんだけど、まるでガラスのようっていうか……。
男を見つめたままぼんやりとそんなことを考えていたら、男の眉がぎゅうっと寄った。そういえば、声をかけられていたんだった!
「あ、あの……! 俺、は……」
返事をしようとして言葉に詰まる。だって、どう言ったらいいんだ。俺は誰なのかも、ここにどうして居るのかも、何もわからないのに。
言葉を紡ごうにも続く言葉が出てこない。はくはくと唇を動かすことしか出来ないで居たら男は置かれただけの石のベンチへと足を向け、その上に寝転がった。その目は、もう俺のことなんて興味がなさそうに見えて数歩の距離を慌てて男の前に駆け寄る。
「す、すみません……! 俺、何もわからないんです! 俺が誰なのか、ここはどこなのか……! 何か知ってたら教えてください!」
石のベンチに腕を伸ばせば届きそうで届かない、そんな距離に膝をついて頭を下げる。重ねて「お願いします!」と言うと仰向けだった男がもそりと動いたのがわかった。ばっと顔を上げれば男はこちらを向いて横向きになり、頭を乗せた手を支えるようにベンチに肘をついて、やっぱりガラスのような、でもそれだけじゃないような瞳を向けてきた。
「……なんと言うんだったかな? …………ああ、『暇潰し』というやつだ」
「……え?」
言われた言葉が理解出来なかった。いや、意味はわかるけど、何がどう『暇潰し』なのかとか、どうしてソレが俺の質問に対する答えなのか、とか。もっと詳しく教えて欲しい、わけがわからないと目を回しそうになる俺を見て、男はふぅ、と息を一つ吐くとゆっくりと上半身を起こし、石に座った。
「我は主神と人間には呼ばれるだろう。ここには我しかおらず、娯楽? がないのだ。なので情報収集を兼ねて暇を潰そうと適当に摘まんだのがお前だ」
「……え?」
「お前はここに在って、好きにすれば良い」
そう言った男はいつの間にか手にしていた金色に輝く……なんていうんだっけ、ゴブレット?に口をつけていた。喉仏が動いたから、多分何かを飲んだんだろう……って現実逃避してる場合じゃなかった!言われたことを理解しなきゃ……!
えっと、まず、目の前の人……人?いや、主神って言ってたし、主神ってことは、神様ってこと?だよね?……もうこの時点で信じられないんだけど!?
「何が信じられぬのだ」
「はへ!?」
「『信じられない』と言っただろうが」
「えっ!? 言っ……え、俺、口に出してましたか?」
「いや?」
「え?」
「……はぁ……。覗かなくとも強い思考は我にも届く故、今お前が『信じられないんだけど』と言ったのが届いたのだ」
「な、なるほど……それは、すみません、でした……?」
よくわからないまま謝り、脳みそをフル回転させる。とりあえずは、目の前の神は神ということで、うん。……ダメだ、情報が足りなさ過ぎてまったく意味がわからない!
「何がわからぬのだ」
「はぁ……っ! ま、また届いてましたか!?」
「当たり前だろう。しかもこの距離だ。ほとんど届いているぞ」
「そ、それはすみません……! あ、あの、でも、その、し、質問とか、いいでしょう……か?」
「うむ、構わぬぞ」
「ありがとうございます!」
良かった!怒られないみたいだ!えっと、えっと、まず何から質問すべきなんだろう?
「……あの、『暇潰し』とは、どういうことでしょうか?」
「うむ、我の世界はまだ出来たばかりでな。何もすることがないのだ」
「……えーっと、世界が、出来たばかり……っていうのは、此処、じゃなくて、ってことですか?」
「ふむ……お前にわかりやすく言えば、下界が出来たばかりだ」
「……ここを、天界として、人間とかが住む世界が、下界、で……そっちが出来たばかり、ってことで合ってますか?」
「うむ」
な、なるほど?所謂世界は作られたばかりで、……世界が作られたばかりってことは、地面とかは抜いて、最初って確か……細菌とかからじゃなかったっけ?しょ、植物とか動物とか魚とかは……。
「うむ、まだだな」
「あ、はい」
「ふむ、先ほどまでは無駄な時間になるかと思ったが、お前の記憶は面白そうだ」
「俺の、記憶……?」
「そうだ。先ほどから流れる情報はお前のものだろう?」
「え、っと……多分、としか答えられないですけど……」
聞かれても俺自身の記憶がないんですが……。俺が誰なんだ……!?
「知らぬ。その辺におったから摘まんで持ってきただけだ」
……これは、俺が何者かとか、そういう所はわからなさそうだな……。仕方ない、そこは諦めるしかないか。わかったところで、ってのもあるし。暇潰しって言われたけど、俺は何をしたらいいんだろう?何か、色々考えた方がいいのかな?でも、そんなに思い出すものってあるっけ?何万年もかけて進化?していくとかじゃなかったっけ?人間もいないんじゃ、下界を見ても面白くないのかもだし?というか、何が神にとって暇潰しになるんだ?
「あの、俺はここで何をしたらいいですか?」
「……なんだろうな?」
「……えっと、主神……様、もノープラン? 的な?」
「そうだな、ふと思いついただけだ」
「さ、左様ですか……」
やばい、マジで前途多難じゃね!?
0
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
「これからも応援してます」と言おう思ったら誘拐された
あまさき
BL
国民的アイドル×リアコファン社会人
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
学生時代からずっと大好きな国民的アイドルのシャロンくん。デビューから一度たりともファンと直接交流してこなかった彼が、初めて握手会を開くことになったらしい。一名様限定の激レアチケットを手に入れてしまった僕は、感動の対面に胸を躍らせていると…
「あぁ、ずっと会いたかった俺の天使」
気付けば、僕の世界は180°変わってしまっていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
初めましてです。お手柔らかにお願いします。
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる