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出発

ななわめ※☆≪ジューク×シオン≫

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 空が茜色に染まり始めた頃、俺達は野宿の準備を始めた。
 ジュークの愛用の剣が邪魔な草や伸びかけの木を退け、簡単な更地が出来る。
 その間に俺は落ちている枝や草を拾い集めた。

「こんなものでいいかな?」
「ああ、充分だ」

 テントを張って小さな焚き火の側に並んで腰を下ろし、異空間から取り出した食料を頬張る。
 うーん、料理道具とか欲しいな。
 テントも頼りないし、もう少し充実した旅生活をしたい。
 ……そうなると精気が必要になる、と。
 精気ねぇ……。
 隣で周囲を警戒するジュークにちらりと視線を向ければその横顔が炎に照らされてかっこよさが増している気がした。

「食事を終えたら眠れ。明日には国境を越える予定だ」
「あ、うん」

 食事を終えて排泄を済ませるとテントへと向かう。
 だけどジュークは焚き火の側から離れない。

「ジュークは寝ないの?」
「ここで火の番をする。明日国境を越えれば宿に泊まる余裕もあるだろう。気にしなくていい」
「いやいや気にするよ!?」

 寝ずの番をする気だったらしい。
 ビックリだよ。
 さて、俺はどうすべきか。
 テントに入らずジュークと一緒にいるか、ジュークをどうにかしてテントに誘うか、かな?
 ……うーん、何かないかな?
 あ、そうだ!

「ジューク」
「なんだ?」
「俺と一緒に寝よう」
「は!?」

 めっちゃ声裏返ってるし驚いてる。
 だけどこれにはちゃんと理由もあるんだなー。

「俺には悪意のあるモノは近付けないんだ」

『女神の加護』を簡単に説明してみるとジュークが物凄く険しい表情をする。
 何がダメなんだ。

「だがしかしそうなると……」
「隣で並んで寝るだけだよ」

 白々しい笑顔で言い切る。
 精気を逃すつもりはないんでね!
 煮えきらない態度でしどろもどろなジュークの隣に膝をつく。
 そのゴツい手に俺の手を重ねれば面白いぐらいに肩が跳ねた。
 ジュークの顔を覗き込み、少しだけ裏チートの『魅了』を開放する。
 といっても、今までの時間、触れたり視線を交わした時に、すこーしずつすこーしずつ魅了してきたんだけどね。

「ね、この先本当に休めるかもわからないしジュークも寝ておくべきだよ。俺の『女神の加護』はお城に居た時もちゃんと効いたから心配ないよ」

 見つめ合ったジュークの頭がくらりと揺れ、重ねた手をぎゅっと掴まれると足早にテントへと引き摺られていった。



「あっ、はぁ……っ、ああ……っ」
「はぁ……シオン……」
「あっ、ジューク、ぅんッ」

 小さくて狭いテントの中で俺はジュークに組み敷かれている。
 地面にはお城から失敬した布団が、その周辺に脱ぎ散らかされた俺達の服。
 俺は全裸で脚を開かれ、この世界に来る時に生えた欲棒を温かい咥内に咥えられながら、太い節くれだつ指に胎内を掻き混ぜられ淫らな水音を立てて腰を震わせている。

「は、ひぅっ!そこ、やぁ……っ」
「ん……ひょほは……」
「や、ぁっ!しゃべら、あうっ!」

 俺の弱い所を指でコリコリと引っ掻かれ腰がビクビクと跳ねるけれど、ジュークの太い腕で押さえられていて逃げ場がない。
 ハジメテのはずなのに、この身体はしっかりと快感を拾い、俺の思考が蕩けていく。

 この世界の男は、というか男しかいないから、男が子供を産むことが出来る身体になっている。
 排泄器官であるはずの、アソコだ。
 そこの奥に女性のように子宮も兼ね備えている。
 どの男も精巣と卵巣を持つのだ。
 不思議な構造である。

 そんなことを思っていた俺だが、ジュークの指でほじくられる淫壺からは愛液がぐちゅぐちゅと溢れジュークの指を濡らし、布団に水溜まりを作っている。
 本当に女の身体みたいだ。

「アッ、あっ、でちゃ……でちゃ……っ、ぁああぁああ──ッッ!」

 男の部分からびゅるびゅると勢い良く子種を吐き出せばジュークはそれがまるで当たり前のように、それを飲み込んでいく。
 ゴクゴクと飲む音が聞こえてきそうな程だ。
 腰を押し付けるように跳ねさせながら精液を出し切り、俺はくたりと四肢を投げ出す。
 ドロドロに溶けてしまったみたい。

「はー……は、ふぁん♡」

 快感の余韻に浸っていた俺の後孔からジュークの太い指がずるりと引き抜かれる感覚にぞわりと腰が震え甘い声が漏れた。
 太ももを持ち上げられてお尻が浮く。
 震える瞼を持ち上げて視線を下に向けると俺の息子の向こうに、太さも長さもご立派なジュークのギンギンのバッキバキに勃ち上がった欲棒が見えて思わず目を丸くする。

 あんな太くて長いのに貫かれたら、どうなっちゃうんだろう……?

 そんな俺の心境を知らずにジュークはしとどに濡れて引くつく淫壺にずりゅずりゅとその欲棒を擦り付けてくる。
 その熱さが淫壺だけじゃなく、玉ちゃんの間をも擦り、期待と興奮に吐息混じりの声が漏れてしまう。
 それを聞いて顔を上げたジュークの目は暗いテント内なのにギラついているのがわかった。

「……シオン……」

 まるで何かを堪えるような、それでいて何かを望んでいるような声で名前を呼ばれると、俺の腹の奥がきゅん、と疼いた。
 うん、わかった。
 わかってる。
 俺は柔らかい笑みを浮かべて小さく頷いた。

「ふぁぁあああぁぁぁ……っ」
「ぅ、く……!」

 俺の愛液で濡れたジュークの肉棒は、ゆっくりと、でも確実に俺の身体を割り開いてゆく。
 その質量と熱さが俺の身体のナカを擦り、抉り、快感が全身を支配する。
 顎を反らして喉を曝け出し、つま先が丸まる。
 ハジメテ受け入れるはずなのに、身体は苦痛なんて訴えない。
 快感と充足感、そして渇望だ。

「は、ぁ……大丈夫か……?」
「はぁ……はぁ……ん、大丈夫……」

 溢れる欲望を隠しもしないのに、それでも俺を気遣ってくれるジュークは優しいと思う。
 だけど俺は今、その優しさがもどかしく感じる。
 もっとだ。
 もっと俺を突き上げて、その身に溜めた精気を俺に寄越せ。
 俺の腹を満たしてくれ。

 俺は普通にご飯からも栄養を摂れるけれど、主食は精気だ。
 この数日間は王様とか宰相の所で漏れる精気を食べていたが、今ならばこの身で余すことなく精気を受け止められる。
 寧ろ受け止めたい。
 身体も正直だ。
 受け入れたジュークの肉棒に襞肉が絡みつき、吸い付く。
 呻き声を上げるジュークを見つめて目に力を篭める。

「加減とか、しなくていいから。……いっぱい……シて……?」

 ビクンッ、とナカで跳ねた欲棒の持ち主は、俺の前で獣と化した。

「あひぃっ!ァアンッ!あんっ!ああっ!」
「ハッ、ハッ、シオン……っ……シオン……!」
「あうっ!あっ、あんっ!きもち、ょお……っ!もっと、もっとぉ……♡♡」
「シオン……!」

 俺の体液には催淫効果もある。
 精力増強もね。
 そのせいかはたまた元からなのかわからないけれど、ジュークは何度出しても萎えもせず、本能のままに腰を打ち付け続ける。
 パンパンぶちゅぐちゅぐぽじゅぽと卑猥な音が止まらない。
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