ある男の異世界での生活

冬生羚那

文字の大きさ
上 下
2 / 2

ココは異世界

しおりを挟む
 まったく……アルトは甘えん坊だ。
 日記を書くだけだっていうのに、離れないんだから……。
 まあ、今の所は邪魔でもないしいいか。

 さて……ここ、異世界は地球みたいに名前は付けられていないみたいだった。
 中央大陸と東西南北の五つの大陸がある、大きな星。
 後は小さな島がちらほら?
 地球と似ているのが、北の方が寒くて南の方が暖かいってとこかな。
 後、東大陸は日本みたいに四季があった。
 北大陸は年中冬で雪も降るし、北西部の方でオーロラも見れた。
 南大陸は夏!っていうか砂漠大陸。
 西大陸は秋ぐらいかなぁ?
 中央大陸は常時春、って感じ。

 どの大陸にも魔物ってやつが存在していて、冒険者っていう職業があった。
 異世界モノの定番だよね。
 俺も例に漏れず、登録したよ。
 身分証って大事。
 街に入れねえんだもん。
 更に定番の知識チート的なものもやりました。
 木簡に羊皮紙は使いにくくて……。
 俺が今こうして文字を書いてる紙もそう。
 まあ、詳しく知ってたわけじゃないから、色々な人が手伝ってくれて完成させたんだけどさ。
 お陰様で億万長者で左うちわですよ、ははは。

 あー、後、冒険者的な意味でも成功したかもしれない。
 最初はな、底辺扱いされてたんだ。
 元々戦争もない日本に住んでた、そこら辺にいる若干引きこもり発症させたしがない社会人だったんだから仕方ないよな。
 体を鍛えるような趣味もなく、異世界モノを知る程にはラノベとかアニメとか見てる俺だぞ、と。
 武器を持って魔物と斬った張ったなんて出来やしなかった。
 ただ、ありがたいことに俺にも出来ることがあったんだ。
 回復、支援。

 ぶっちゃけ回復や支援が出来る、ってなっても底辺扱いは変わらなかったんだけどな。
 何故かって?
 回復、支援は女の仕事だったんだよ。
 男が回復、支援なんてもやし認定だった。
 軟弱だと言われ、女からも微妙な目で見られた。
 んだけど、俺の回復魔法も支援魔法も桁外れだったんだよな。
 魔力も桁外れ。
 ぶっちゃけて、魔法って呼んでいいのか未だに悩むんだけどな。

 まあ、逃げ回る為の身体強化もバッチリでさ、火力はちょっと足りなかったかもしれないけど多少はソロでランク上げれた。
 そんで、日本じゃあ埋没してた俺だけど目立つようにもなって、いい事ばっかじゃなかったけど、いい事が沢山あった。

 さて、いい所まで書けたし、イタズラっ子が邪魔してくるから今回はここまで。
 また後で書こう。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...