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第四章 要人警護
出迎え
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週が明けての早朝、再び飛空艇ミカサはウェイビー城上空に差し掛かっていた。
窓から城を眺めていたシバは、冒険者パーティの面々を士官次室と呼ばれる部屋に集めさせた。
「これからブリアイル王国連合の大使と陸軍の駐在武官が二人。計三名が乗艦する。いつもの客より少し物騒なので気を付けるように。なんせ駐在武官は現役の軍人様だからな。で、予定では四日後の夕暮れにトウイの首都に到着する予定だ。後はいつものように客室フロア以外に出入りしないように、他のクルーと協力してしっかりと見張っておいてくれ」
と冒険者パーティのメンバーに話をした。
「それと、ソフィアはなるべく外には出ないように。この四日間は我慢してくれ」
と言葉を付け足した。
「はい」
とソフィアは心得たように返事をした。
「何かあるの?」
とクロードが聞いた。
「政治がらみの大人のしがらみだよ。それとソフィアには別に頼みたい仕事もあるのさ」
とシバはクロードに説明した。
「あぁ……なるほどね。大使に軍人だもんね」
とクロードはソフィアを横目で見ながら言った。彼にもそれなりに理解できたようだった。流石にモルタリア帝国の皇女殿下を、他国の軍人の前に晒すのは拙いとシバとアキトは考えた。痛くもない腹をこれ以上探られたくなかったし、一応は皇女の身の安全も計りたかった。もっともこの皇女に勝てる武人がいるかどうかも怪しかったが。
「そういう事だ。他のクルーは貴族や軍人の対応は慣れているが、新しく入った三人は初めてだと思うので個別に指示する作業を担当してもらう予定だ。それ以外の業務で分からない事はクロードや他のクルーに聞くことになると思うので対応しておいてくれ」
とシバはクロードに指示を与えた。
一通り指示を出し終わるとシバは
「他に何か質問はないか?」
と問いかけたが全員が首を振った。一応全員が理解したようだった。
その時
「まもなくウェイビー城に着陸します」
と伝声管からショーンの声が聞こえた。
「以上だ。解散!」
と言ってシバは部屋から出ていった。
飛空艇ミカサは再びウェイビー城の芝生広場に着陸した。
前回と同じように衛兵たちが一列に整列してカーゴドアが開くのを待っていた。前回と違うのはその後ろに明らかに位の高そうなサーベルをぶら下げた軍人二人と貴族が立っていた事くらいだった。
カーゴドアを開き、ダミアンが地上に降り立った。
「総監、お迎えに上がりました」
とダミアンがにこやかな表情で話しかけた。ダミアンもカクセール伯爵と面識があった。シバは面倒事はダミアンに任せる事が多い。そのおかげでダミアンも案外顔が広い。
カクセール伯爵はいつものように無表情で
「ご苦労」
とひとこと返しただけだった。
伯爵の後ろにはミハエル・クラーキン子爵と駐在武官が控えていた。
「今日のゲストはミハエル・クラーキン子爵と……?」
とダミアンが確認すると
「ジェームス・サンダース少佐とフィリップ・スミス少佐だ」
とカクセール伯爵は答えた。
「承りました。今回はこのお三方をトウイの国までお送りすればいいわけですね」
「うむ。その通りだ」
「承知しました。では、お荷物があれば後部ハッチから積み込んでください。手荷物はそのまま持って入ってもらって結構です」
とダミアンは三人に乗艦前の手順を説明し始めた。
その指示に従うように何人かの従者らしき人間が、後部ハッチから荷物を積み込み始めた。
窓から城を眺めていたシバは、冒険者パーティの面々を士官次室と呼ばれる部屋に集めさせた。
「これからブリアイル王国連合の大使と陸軍の駐在武官が二人。計三名が乗艦する。いつもの客より少し物騒なので気を付けるように。なんせ駐在武官は現役の軍人様だからな。で、予定では四日後の夕暮れにトウイの首都に到着する予定だ。後はいつものように客室フロア以外に出入りしないように、他のクルーと協力してしっかりと見張っておいてくれ」
と冒険者パーティのメンバーに話をした。
「それと、ソフィアはなるべく外には出ないように。この四日間は我慢してくれ」
と言葉を付け足した。
「はい」
とソフィアは心得たように返事をした。
「何かあるの?」
とクロードが聞いた。
「政治がらみの大人のしがらみだよ。それとソフィアには別に頼みたい仕事もあるのさ」
とシバはクロードに説明した。
「あぁ……なるほどね。大使に軍人だもんね」
とクロードはソフィアを横目で見ながら言った。彼にもそれなりに理解できたようだった。流石にモルタリア帝国の皇女殿下を、他国の軍人の前に晒すのは拙いとシバとアキトは考えた。痛くもない腹をこれ以上探られたくなかったし、一応は皇女の身の安全も計りたかった。もっともこの皇女に勝てる武人がいるかどうかも怪しかったが。
「そういう事だ。他のクルーは貴族や軍人の対応は慣れているが、新しく入った三人は初めてだと思うので個別に指示する作業を担当してもらう予定だ。それ以外の業務で分からない事はクロードや他のクルーに聞くことになると思うので対応しておいてくれ」
とシバはクロードに指示を与えた。
一通り指示を出し終わるとシバは
「他に何か質問はないか?」
と問いかけたが全員が首を振った。一応全員が理解したようだった。
その時
「まもなくウェイビー城に着陸します」
と伝声管からショーンの声が聞こえた。
「以上だ。解散!」
と言ってシバは部屋から出ていった。
飛空艇ミカサは再びウェイビー城の芝生広場に着陸した。
前回と同じように衛兵たちが一列に整列してカーゴドアが開くのを待っていた。前回と違うのはその後ろに明らかに位の高そうなサーベルをぶら下げた軍人二人と貴族が立っていた事くらいだった。
カーゴドアを開き、ダミアンが地上に降り立った。
「総監、お迎えに上がりました」
とダミアンがにこやかな表情で話しかけた。ダミアンもカクセール伯爵と面識があった。シバは面倒事はダミアンに任せる事が多い。そのおかげでダミアンも案外顔が広い。
カクセール伯爵はいつものように無表情で
「ご苦労」
とひとこと返しただけだった。
伯爵の後ろにはミハエル・クラーキン子爵と駐在武官が控えていた。
「今日のゲストはミハエル・クラーキン子爵と……?」
とダミアンが確認すると
「ジェームス・サンダース少佐とフィリップ・スミス少佐だ」
とカクセール伯爵は答えた。
「承りました。今回はこのお三方をトウイの国までお送りすればいいわけですね」
「うむ。その通りだ」
「承知しました。では、お荷物があれば後部ハッチから積み込んでください。手荷物はそのまま持って入ってもらって結構です」
とダミアンは三人に乗艦前の手順を説明し始めた。
その指示に従うように何人かの従者らしき人間が、後部ハッチから荷物を積み込み始めた。
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