9 / 15
第1話 ある日の日常
後半ー2―
しおりを挟む
そして、自分で召喚を行うことを明言したローズ・マリーは騎士コースと魔術コースの両方を学ぶ数少ない人間である。
周りは徐々に召喚実習を行う。
大抵は下級の天使や精霊を召喚する者が多かった。
よっぽど召喚者の魔力が足りないか、召喚される者たちの機嫌が悪くない限り、天使や精霊は人を襲ったりはしてこない。ただ、実習で呼び出されて微笑ましい顔を浮かべながら嫌味を言われる位だ。
ローズ・マリーは召喚の魔術書を手にした途端、不敵に笑いだした。
「下級の天使や精霊もましてや使い魔なんかの召喚なんて生ぬるい!!!
私は今日、この日の為に用意したこの魔術書で召喚を行うわ!!!!」
ローズ・マリーが高々に掲げた魔術書を見た瞬間、講師の顔が引きつった。
周りは徐々に召喚実習を行う。
大抵は下級の天使や精霊を召喚する者が多かった。
よっぽど召喚者の魔力が足りないか、召喚される者たちの機嫌が悪くない限り、天使や精霊は人を襲ったりはしてこない。ただ、実習で呼び出されて微笑ましい顔を浮かべながら嫌味を言われる位だ。
ローズ・マリーは召喚の魔術書を手にした途端、不敵に笑いだした。
「下級の天使や精霊もましてや使い魔なんかの召喚なんて生ぬるい!!!
私は今日、この日の為に用意したこの魔術書で召喚を行うわ!!!!」
ローズ・マリーが高々に掲げた魔術書を見た瞬間、講師の顔が引きつった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる