6 / 9
いざ、異世界へ
”ディエルバ王国” 新たな夜明け
しおりを挟む
「――ふぇ~……。ったく、ヒデー目に遭ったぜ……」
俺――超能寺 才己は、ヒリヒリと痺れる頬を擦りながら涙目になる。
ひょんなことから、ゴブリン達に喧嘩を売った俺であったのだが、それと同時に何やら国民の顰蹙も買ってしまったらしく、その者らにフルボッコにされたのだ。
そんなこんなで悲しみに暮れている俺に対し、アンナは酷くドライな態度を見せる。
「当然の報いよ。全く……ロクでもないことを言ってくれちゃって……。本当に大変なことになったわね……」
アンナはそう言いつつとても暗い顔を見せる。
そんなアンナの心境を<テレパシー>を使わずとも読み取れた俺は、恐る恐るといった具合に声を掛けてみた。
「そ、そうしょんぼりすんなって……。勝手に独断に走っちまったのは悪いと思っているが、かといってあのまま何もしなかったらどうなっていたか分からなかっただろ?」
「けれど、もっとやりようはあった訳であって……」
アンナはまるで世界の終わりだと言わんばかりに顔を俯かせる。
こういう時に気の利いた言葉が言えない辺り、俺はしょうもないくらいにコミュ障なのだ。
(――とは言え、せっかく憧れの人と同じ見た目になれたのだから、心も同じ様に振る舞わなきゃ本物のあの人に失礼なんじゃないか?)
そう決意をする俺であるが、そう簡単な話じゃない。陰キャがいきなりパリピを演じるなど到底無理な――
「むむっ? 演じる……?」
この時、俺は幼い頃の思い出を想起させる。
そして俺は、ニヤリとしたり顔をしてみせた。
(そうだ……そうだよ! あの人を演じることなんて俺からしてみれば軽いもんじゃないか! 小さい時俺が何度、超能寺 才己のモノマネをしてきたと思ってるんだ! 台詞も動作もパーペキに再現出来るくらいに極まった今の俺なら、超能寺 才己そのものになりきれるんじゃないか?)
何だかそう考えると不安が吹っ飛んだように感じた。
それに今のこの状況、『超能戦士〈サイコマン〉』第1話”救え、迷える姫君を”のワンシーンに似ている。
何故か異国の地から物語が始まるという衝撃的な『超能戦士〈サイコマン〉』第1話。
キャラ設定も世界観も何も分からないまま話は進み、異国の王女様をゴブリンから助けた超能寺 才己は今の俺のように『何勝手なことしてくれるんじゃ、我は~ッ!(怒)』と糾弾をされていた。
ここまで似ているのであれば、俺がすべきことは一つ……。
あの時の超能寺 才己と同じ言葉と行動でこの場を切り抜けてみるとしよう。
「ふぅー――」
俺は深呼吸を一つし、人格のスイッチを切り替えた。
そして冷静沈着にこう告げた。
「それでいいのか?」
「えっ?」
「アイツらにやられっぱなしでいいのかと言ったんだ」
俺の言葉にアンナは顔を真っ赤にさせ激昂する。
「いい訳ないじゃない!」
「なら何故、剣を取らない?」
「うっ……。そ、それは王女として民を危険に晒す訳には……」
「戦わないのは民全員の総意なのか? それともアンナの独断による物なのか?」
「…………」
「沈黙か。それはつまり、実際に民の声を聞いておらず、アンナが勝手に戦わないと決めたということだな」
俺の問いにアンナは奥歯を噛み締め、涙を流す。
「し、仕方ないじゃない……。さっきも言ったけど、大事な国民を巻き込む訳にはいかないの……。私自身とっても悔しいの……。アイツらの横暴にはもう懲り懲り……。絶対に一泡吹かせてやりたいと思っても、それは所詮私のワガママに過ぎない。私が反抗することによってディエルバ王国が火の海になる所なんて見たくはないッ!」
アンナは泣きじゃくりながらも必死に思いの丈を私にぶつけた。
その言葉からは、アンナの煮えたぎる様な怒り……そして民を想う王女としての責務……そして相反するその二つの感情に板挟みになっている葛藤がヒシヒシと感じられた。
(アンナの言ったことは至極真っ当で素晴らしい物だろう。このアンナの想いを受け取り、アンナを苦しみの淵から救い出すのは私にとっては造作もないことだ。だが、今この場でそれをするのは私の役目ではない。――そろそろ来る頃合いだろうか?)
私が敢えて黙っていると、突如として我々の耳に鳴り響いた声があった。
『――アンナ姫、まさか貴方様がそこまで思い悩んでいたとは。国民としてそれを知らず大変申し訳ありませんでした』
「えっ?」
突然聞こえてきた声にアンナは目を丸くさせる。
それもその筈。何せ、この場には私とアンナしか居らず、その声の主はどこにもいないのだから。
アンナはその声の主を探そうと必死に視界を動かす。しかし、その声の主は見つからない。
それだけではなく――
『まさか俺達が足枷になっていたなんて……』
『えぇ、そうね。私達が不甲斐ないばっかりにアンナ姫だけに苦しい思いをさせていたなど、本当に恥じるべきことです』
『嬢ちゃん! 俺は”ディエルバ王国”の国民じゃねぇが、いい心構え持ってるじゃねぇか! 嬢ちゃんが戦うっちゅうなら俺も一緒に戦ってやるぜ!』
『弱いですが、僕も一緒に!』
『ウチもあのゴブリン達、チョーウザいって思ってたとこなのよね~。姫ぴっぴがやるっちゅうなら、ウチも参戦しない訳にはいかないでしょ、わら』
『そうです! 我々はもうやられるだけの存在じゃいられないんです! ここらで一発、”人類族”の力を見せつけてやりましょう!』
心の中で多くの声が囁いた。
『俺達は弱者じゃない!』
『私達は虐げられるだけの家畜じゃない!』
『我々にも曲げられない意思がある!』
『僕達にも守るべき信念がある!』
『そうだ!』
『そうだ!』
『そうだ!』
「「「「「「「「「「そうだ!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「皆、共に戦おう!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「自由を手に!」」」」」」」」」」
そして心の中だけで聞こえていた言葉が、実際の物となって”ディエルバ王国”全体に轟いた。
慌てた様子で窓から外の様子を見たアンナが絶句した。
俺もゆっくりと立ち上がり、アンナと同じ方向を見る。そして、彼女の頭を撫でてやった。
「どうやら君の隠していた感情は、君だけの物じゃなかったみたいだな」
「えぇ……えぇ……ッ!」
俺達の視界の先には、剣や槍、盾を持った多くの――恐らく全員と言っても差し支えないだろう――民が夜中なのにも関わらず外に出てこちら側に向け声を上げていた。
その様子を見たアンナはまたもや涙目になっていた。しかしそれは、先程のそれとは正反対の物であった。
嬉し涙を流すアンナは軽く俺の横腹を叩く。
「サイコ……また貴方の仕業ね?」
「さぁ? なんのことかさっぱり」
俺はわざとあっけからんとした仕草を見せる。
一応俺が何をしたか種明かしをしておこう。
俺は、相手の心を見通す超能力<テレパシー>を応用させたのである。
基本的に<テレパシー>で知り得た心情は俺以外に聞かれることはない。しかし、力を調整すれば、その心の声を俺以外の他人に聞かせることが可能なのである。
つまりは、俺にしか聞けないアンナの心の声を”ディエルバ王国”に居る者全てに伝達できる様にしたのである。
また、同時に”ディエルバ王国”に居る者全てにアンナと同じ超能力を行使した。
なので、さっき聞こえた謎の声は、”ディエルバ王国”に居る誰かの声なのである。勿論その声も”ディエルバ王国”全土に拡がっている。
……とまぁ、こんな感じで心の内を全ディエルバ国民に見通されたアンナは羞恥で顔を赤らめる。
「もう! そうやってまたはぶらかして! 勝手に私の言葉を全国民に垂れ流さないでよ、恥ずかしいじゃない……」
「いいじゃないか別に。良く言うだろ? 悩みは一人で抱え込まず誰かに発散させろって」
「確かにそうだけど、こんな不特定多数にはゴメンよ」
「けど、結果オーライだろ?」
「うん、十分過ぎるくらいにね」
アンナは額に流れる雫を完全に拭い去ると、俺にこう言った。
「……サイコ、もう一度私の想いを全国民に!」
「あいよ」
アンナの言い付け通り、俺は超能力<テレパシー>を再び行使する。
そしてアンナは<テレパシー>を通じ、こう宣言をした。
『私達のこの選択は、世界の理に反する重大な罪である! しかし、私達は戦わなければならない! ”人類族”の輝かしい未来の為に! この道は決して安全な物ではない! それでも尚、進むというのであれば、力を貸して欲しい! そして共に勝ち取るのです! ”人類族”の明日をッ!』
アンナの言葉に”ディエルバ王国”の国民は、
「「「「「「「「「「――うおおぉおぉおおぉおぉおぉおぉおぉぉおぉぉおぉおぉおぉぉおぉ」」」」」」」」」」
雪崩の様な大喝采で応えるのであった。
「…………」
俺はその様子を見て、一人微笑んだ。
(私、超能寺 才己は、常に頑張る者の味方だ。皆が力を合わせて一つのことを成し遂げるというのであれば、私も少しばかり協力せざるを得ないな)
そんな私の思考など露知らず、”ディエルバ王国”は新たな夜明けを迎えるのであった。
俺――超能寺 才己は、ヒリヒリと痺れる頬を擦りながら涙目になる。
ひょんなことから、ゴブリン達に喧嘩を売った俺であったのだが、それと同時に何やら国民の顰蹙も買ってしまったらしく、その者らにフルボッコにされたのだ。
そんなこんなで悲しみに暮れている俺に対し、アンナは酷くドライな態度を見せる。
「当然の報いよ。全く……ロクでもないことを言ってくれちゃって……。本当に大変なことになったわね……」
アンナはそう言いつつとても暗い顔を見せる。
そんなアンナの心境を<テレパシー>を使わずとも読み取れた俺は、恐る恐るといった具合に声を掛けてみた。
「そ、そうしょんぼりすんなって……。勝手に独断に走っちまったのは悪いと思っているが、かといってあのまま何もしなかったらどうなっていたか分からなかっただろ?」
「けれど、もっとやりようはあった訳であって……」
アンナはまるで世界の終わりだと言わんばかりに顔を俯かせる。
こういう時に気の利いた言葉が言えない辺り、俺はしょうもないくらいにコミュ障なのだ。
(――とは言え、せっかく憧れの人と同じ見た目になれたのだから、心も同じ様に振る舞わなきゃ本物のあの人に失礼なんじゃないか?)
そう決意をする俺であるが、そう簡単な話じゃない。陰キャがいきなりパリピを演じるなど到底無理な――
「むむっ? 演じる……?」
この時、俺は幼い頃の思い出を想起させる。
そして俺は、ニヤリとしたり顔をしてみせた。
(そうだ……そうだよ! あの人を演じることなんて俺からしてみれば軽いもんじゃないか! 小さい時俺が何度、超能寺 才己のモノマネをしてきたと思ってるんだ! 台詞も動作もパーペキに再現出来るくらいに極まった今の俺なら、超能寺 才己そのものになりきれるんじゃないか?)
何だかそう考えると不安が吹っ飛んだように感じた。
それに今のこの状況、『超能戦士〈サイコマン〉』第1話”救え、迷える姫君を”のワンシーンに似ている。
何故か異国の地から物語が始まるという衝撃的な『超能戦士〈サイコマン〉』第1話。
キャラ設定も世界観も何も分からないまま話は進み、異国の王女様をゴブリンから助けた超能寺 才己は今の俺のように『何勝手なことしてくれるんじゃ、我は~ッ!(怒)』と糾弾をされていた。
ここまで似ているのであれば、俺がすべきことは一つ……。
あの時の超能寺 才己と同じ言葉と行動でこの場を切り抜けてみるとしよう。
「ふぅー――」
俺は深呼吸を一つし、人格のスイッチを切り替えた。
そして冷静沈着にこう告げた。
「それでいいのか?」
「えっ?」
「アイツらにやられっぱなしでいいのかと言ったんだ」
俺の言葉にアンナは顔を真っ赤にさせ激昂する。
「いい訳ないじゃない!」
「なら何故、剣を取らない?」
「うっ……。そ、それは王女として民を危険に晒す訳には……」
「戦わないのは民全員の総意なのか? それともアンナの独断による物なのか?」
「…………」
「沈黙か。それはつまり、実際に民の声を聞いておらず、アンナが勝手に戦わないと決めたということだな」
俺の問いにアンナは奥歯を噛み締め、涙を流す。
「し、仕方ないじゃない……。さっきも言ったけど、大事な国民を巻き込む訳にはいかないの……。私自身とっても悔しいの……。アイツらの横暴にはもう懲り懲り……。絶対に一泡吹かせてやりたいと思っても、それは所詮私のワガママに過ぎない。私が反抗することによってディエルバ王国が火の海になる所なんて見たくはないッ!」
アンナは泣きじゃくりながらも必死に思いの丈を私にぶつけた。
その言葉からは、アンナの煮えたぎる様な怒り……そして民を想う王女としての責務……そして相反するその二つの感情に板挟みになっている葛藤がヒシヒシと感じられた。
(アンナの言ったことは至極真っ当で素晴らしい物だろう。このアンナの想いを受け取り、アンナを苦しみの淵から救い出すのは私にとっては造作もないことだ。だが、今この場でそれをするのは私の役目ではない。――そろそろ来る頃合いだろうか?)
私が敢えて黙っていると、突如として我々の耳に鳴り響いた声があった。
『――アンナ姫、まさか貴方様がそこまで思い悩んでいたとは。国民としてそれを知らず大変申し訳ありませんでした』
「えっ?」
突然聞こえてきた声にアンナは目を丸くさせる。
それもその筈。何せ、この場には私とアンナしか居らず、その声の主はどこにもいないのだから。
アンナはその声の主を探そうと必死に視界を動かす。しかし、その声の主は見つからない。
それだけではなく――
『まさか俺達が足枷になっていたなんて……』
『えぇ、そうね。私達が不甲斐ないばっかりにアンナ姫だけに苦しい思いをさせていたなど、本当に恥じるべきことです』
『嬢ちゃん! 俺は”ディエルバ王国”の国民じゃねぇが、いい心構え持ってるじゃねぇか! 嬢ちゃんが戦うっちゅうなら俺も一緒に戦ってやるぜ!』
『弱いですが、僕も一緒に!』
『ウチもあのゴブリン達、チョーウザいって思ってたとこなのよね~。姫ぴっぴがやるっちゅうなら、ウチも参戦しない訳にはいかないでしょ、わら』
『そうです! 我々はもうやられるだけの存在じゃいられないんです! ここらで一発、”人類族”の力を見せつけてやりましょう!』
心の中で多くの声が囁いた。
『俺達は弱者じゃない!』
『私達は虐げられるだけの家畜じゃない!』
『我々にも曲げられない意思がある!』
『僕達にも守るべき信念がある!』
『そうだ!』
『そうだ!』
『そうだ!』
「「「「「「「「「「そうだ!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「皆、共に戦おう!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「自由を手に!」」」」」」」」」」
そして心の中だけで聞こえていた言葉が、実際の物となって”ディエルバ王国”全体に轟いた。
慌てた様子で窓から外の様子を見たアンナが絶句した。
俺もゆっくりと立ち上がり、アンナと同じ方向を見る。そして、彼女の頭を撫でてやった。
「どうやら君の隠していた感情は、君だけの物じゃなかったみたいだな」
「えぇ……えぇ……ッ!」
俺達の視界の先には、剣や槍、盾を持った多くの――恐らく全員と言っても差し支えないだろう――民が夜中なのにも関わらず外に出てこちら側に向け声を上げていた。
その様子を見たアンナはまたもや涙目になっていた。しかしそれは、先程のそれとは正反対の物であった。
嬉し涙を流すアンナは軽く俺の横腹を叩く。
「サイコ……また貴方の仕業ね?」
「さぁ? なんのことかさっぱり」
俺はわざとあっけからんとした仕草を見せる。
一応俺が何をしたか種明かしをしておこう。
俺は、相手の心を見通す超能力<テレパシー>を応用させたのである。
基本的に<テレパシー>で知り得た心情は俺以外に聞かれることはない。しかし、力を調整すれば、その心の声を俺以外の他人に聞かせることが可能なのである。
つまりは、俺にしか聞けないアンナの心の声を”ディエルバ王国”に居る者全てに伝達できる様にしたのである。
また、同時に”ディエルバ王国”に居る者全てにアンナと同じ超能力を行使した。
なので、さっき聞こえた謎の声は、”ディエルバ王国”に居る誰かの声なのである。勿論その声も”ディエルバ王国”全土に拡がっている。
……とまぁ、こんな感じで心の内を全ディエルバ国民に見通されたアンナは羞恥で顔を赤らめる。
「もう! そうやってまたはぶらかして! 勝手に私の言葉を全国民に垂れ流さないでよ、恥ずかしいじゃない……」
「いいじゃないか別に。良く言うだろ? 悩みは一人で抱え込まず誰かに発散させろって」
「確かにそうだけど、こんな不特定多数にはゴメンよ」
「けど、結果オーライだろ?」
「うん、十分過ぎるくらいにね」
アンナは額に流れる雫を完全に拭い去ると、俺にこう言った。
「……サイコ、もう一度私の想いを全国民に!」
「あいよ」
アンナの言い付け通り、俺は超能力<テレパシー>を再び行使する。
そしてアンナは<テレパシー>を通じ、こう宣言をした。
『私達のこの選択は、世界の理に反する重大な罪である! しかし、私達は戦わなければならない! ”人類族”の輝かしい未来の為に! この道は決して安全な物ではない! それでも尚、進むというのであれば、力を貸して欲しい! そして共に勝ち取るのです! ”人類族”の明日をッ!』
アンナの言葉に”ディエルバ王国”の国民は、
「「「「「「「「「「――うおおぉおぉおおぉおぉおぉおぉおぉぉおぉぉおぉおぉおぉぉおぉ」」」」」」」」」」
雪崩の様な大喝采で応えるのであった。
「…………」
俺はその様子を見て、一人微笑んだ。
(私、超能寺 才己は、常に頑張る者の味方だ。皆が力を合わせて一つのことを成し遂げるというのであれば、私も少しばかり協力せざるを得ないな)
そんな私の思考など露知らず、”ディエルバ王国”は新たな夜明けを迎えるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる