例によって例の如く異世界転生を果たし最強に。けど普通に無双するのは単純だから最弱の”人類国家”を裏方からこっそり最強にする。超能力でな!

ガブガブ

文字の大きさ
7 / 9
いざ、異世界へ

決戦 VSヴァルゴ

しおりを挟む
 アンナの心の声を聞き届けることによって、ゴブリン達と戦う決意を固めた”ディエルバ王国”。
 国民達が真に自由を手に奮起したあの日の翌日、先日喧嘩を吹っかけたゴブリン軍から尖兵が送られ、果たし状を叩きつけられた。
 わざわざ攻め込むことを宣言すんのか?、と思ったが、どうやら奴らは、まだ俺達がと勘違いしているらしい。
 アイツら的には、敢えて恐怖を与える時間を伝え、『せいぜい余生を楽しめよな』といった具合にあおるつもりだったらしいが、こちらとしては全然ノープロブレムであった。逆に、予期せぬ奇襲がないことを安堵したまであった。
 とは言え、中にはガセ情報だと怪訝する者も居たが、俺の超能力<テレパシー>の前ではどんな嘘もお見通しだ。その場にいた俺は、ゴブリン軍からの尖兵が真実を告げていることを確認した。奴らは正々堂々真正面から俺らを叩き潰す気満々であった。

 ……とまぁこんな感じのことがあり、俺らはある程度の余裕を持って来るべき決戦に向け準備をすることができた。
 国のトップであるアンナが先頭に立ち、数多くの作戦を練り、武器を手入れし、戦力の強化を図った。
 そんな中、俺は――

「ふわぁー~……。退屈だぁ~……」

 暇過ぎて、旅人用の宿屋で惰眠を貪っていた。
 正直、俺が出る幕など皆無であった。
 別に直接戦陣に立つ気は無いのだから、何をしても意味はない。
 『ちょっとは手伝えよ……』とアンナから無言の圧力を受けて流石にたじろぎはしたが、この問題はである俺からしてみれば興味は全く湧かない物である。
 この国の問題は、この国の者達が解決してこそ意義がある。そう感じた俺はわざと手を貸さないでいた。

 そんなこんなで超絶暇過ぎて寝ることしか出来なかった俺の睡眠は――



『ガァン! ガァン! ガァーン!』



 というけたたましい鐘の音によって終わりを告げた。

「んあ? やっと来たかぁ……?」

 俺は大きな欠伸をしながら寝ぼけ眼で外の様子を確認する。
 俺の視界の先には、土埃を上げてこちらに迫ってくる一軍の姿が見えた。

「本当に時間丁度に来やがった。見た目に反して律儀なところあるなぁ、ゴブリン軍は……」

 そんな悠長な感情を抱く俺。これから過酷な戦争が始まるというのに呑気なものであっただろう。
 その理由としては、先程も述べた通り、俺は完全蚊帳の外の存在であるというのもあるのだが、もう一つ理由があった。
 俺はこちらにやってくるゴブリン軍が突如として姿光景をぼんやりと見つめていた。
 その現象はまるで、身体を別の場所に瞬間移動させる俺の超能力<テレポート>を使った様であった。
 だがしかし、奴らが超能力を使える筈もなく、俺も奴らを<テレポート>させる意味はない。
 ゴブリン軍の姿を消したのはもっと原始的な理由。
 ――そう、彼らは”ディエルバ王国”の洗礼にまんまと引っ掛かったのだ。



『今だ! 弓矢隊、打てッ!』



 ゴブリン達が姿を消した瞬間、<テレパシー>が遠くの声を拾う。
 その声がした瞬間、中に無数の線状の何か――正確には弓が雨のように降り注ぐのが見えた。
 弓が飛来した場所から悲鳴が轟く。

「うひょ~! 容赦ねぇ~」

 事が起こっている場所から相当離れてはいるが、<テレパシー>を使えば何が起きているかは一目瞭然であった。

 ……そろそろ何が起きているのか種明かしをするとしよう。
 何も考えなしに突っ込んできたゴブリン軍は、事前に”ディエルバ王国”が掘っておいた落とし穴に嵌まり、陣形を崩され、その隙に空から弓矢を放たれたとさ。
 至って単純な罠であったが、『どうせ策など用意してないだろ?』と高をくくっていた連中には効果覿面であっただろう。
 結果的に、”人類国家”は上位種である”魔神族”に先手を打つ事ができたこととなる。

 俺がのほほんとした態度を示していたのはこれが理由だ。

「――ほら、だから言ったろ? あんまり人間を舐めるなってな。……”ディエルバ王国”が用意した策は落とし穴だけではない。まだまだお前らは苦しられるんだ。せいぜい足掻けよな」

 ”人類族”が圧勝することを全面的に信じていた俺は、またもや退屈さから欠伸をする。

「さて、取り敢えずは安心できそうだからもう少し寝てようかな。がここにたどり着くまでね」

 そんな含みを込めた言葉を呟きながら、俺はもう一寝入りすることとした。








































 またもや深い眠りに入っていた俺の耳に、 

 ガシャン!

 という窓が割れる音が入ってきた。
 その音が何なのか、その音を出したのは誰なのか。それを知っていた俺はゆっくりと身体を起こす。

「おやおや、想定よりもお早いご到着なこって。けどまぁ、一応は褒めといてやるよ。よくぞここまで辿り着いたな、ヴァルゴ……」

 そう声を掛けられた者――<ゴブリンリーダー>ヴァルゴは、冷静な言葉を返す。

「……姿が見えぬと思ってはいたが、まさか安全地帯から高みの見物を決め込んでいたとはな。良いご身分であるな」
「この国にとっちゃ俺は客人みたいなもんだ。客人が借りた部屋でゆっくりしてちゃ悪いのかよ?」
「ふん、まだ自分は無関係だとのさばっているのか。元はと言えば、サイコがことの発端であったではないか」
「そうだが、ことに関しては俺は一切関与してないぜ?」

 俺は全身を切り傷、刺し傷、火傷傷、打撲傷等々のダメージを負っているヴァルゴを見てほくそ笑んだ。

「――で、率直な感想を聞かせろ貰おうか? ……”人類族”の反逆の味はどうだった?」

 俺の問いにヴァルゴは傷に手を添える。

「ふむ。素晴らしいものであったぞ。何せ我にこれほどの傷を負わせたのだからな。”人類族”はただ”他族”の脅威に震えるだけの弱小な存在ではないということがわかった」

 ヴァルゴはさぞ満足気に笑ってみせた。
 ”人類族”に対する賞賛に嘘偽りはなかった。どうやら身を以て”人類族”の底力というものを肌で感じ取ったらしい。
 だが、その心とは裏腹に――

「だがな……」

 そんな否定の言葉をヴァルゴが発した瞬間、場の空気が張り詰めた。
 
「我の歩みを止めるにはあまりにも幼稚で稚拙で愚かしいものだった。……”人類族”の反抗は無意味以外の何物でもなかったぞ」
「そうかい。……まぁ薄々、普通のゴブリンならともかく、アンタまでは止められないだろうと思ってはいたからな。そしてある程度、”人類族”を蹂躙じゅうりんしたお前は最後に、アンタらに無謀な啖呵たんかを切った俺を潰して、戦争を終息させる腹積もりかい?」
「ほぉ、物分かりがいいな。……なら潔く死ぬ覚悟は出来ているのだろうな?」

 俺は意を決したように立ち上がる。そして軽く手足を解す。

「おいおい、俺は自殺願望者じゃないんだぞ? 少しくらい抵抗は――」

 俺が言葉全てを言い切る前に、ヴァルゴは動き出した。
 彼の身長程の大きさを誇る巨大な棍棒を横薙ぎに振るうヴァルゴ。
 実際に棍棒は当たらなかったが、振るわれたイカつい棍棒によって生じた風圧は、客室の壁全てを粉々に吹き飛ばした。

「うおぉおぉ!?」

 正にパワーキャラの特権を遺憾なく見せつけられた形になった。
 一撃で崩れゆく建物から何とか逃げおおせた俺は、物陰に隠れ息を整える。

(こりゃ、ちょいとばかし本気にならんとな。なるべくならする気は無かったのだが、考えは改めないといかんらしい)

 俺は目を細め、真剣な面持ちを見せる。
 俺の姿を見失ったヴァルゴは、乱暴に巨根を振り回し大声を上げる。

「そうだそうだ! もっと慌てふためけ! そして本気になり、あの時の威勢をもう一度見せよ! でなければ面白くないのだからなッ!」

 とんだ戦闘狂やな……。
 そんな冷ややかな感情を抱く俺であったが、その実力は本物だ。
 本気で戦いを楽しむかたわら、本気で俺を破壊するつもりだ。
 
(アンタがそのつもりなら俺――いや、も腹を括らねばならぬようだ)

 は目を一度閉じ、深呼吸をひとつする。そして物陰から姿を現した。
 を見つけたヴァルゴは嬉々として棍棒を構え直す。

「ほぉ! やっと戦う気になったか! さぁ、血沸き肉踊る死闘を始めようではないかッ!」
「その前に一つ、聞かせてはくれないか?」
「む? なんだ?」
「ここまで到達するまでに突破してきた人達はどうしている?」
「あぁ、心配はするな。殺しはしていない。ただ王女アンナを含め全員拘束をしている。貴殿の首を見せ付け、絶望を与えた後、
「例えばどんな風にだ?」
「わざわざ言わせるつもりか? 強いて言うなれば、死んだ方がマシだと思わせることくらいはさせるだろうな」
「……そうか、それを聞けて決心がついたよ。……どうやら貴方は、が直々に正義を執行せねばならないようだ」

 おもむろに両手を上げ、右上方向に大きく構える。
 その仕草を見たヴァルゴは首を傾げる。

「なんだ、その動きは?」
「気にするな、ちょっとしたのようなものだ。――さぁ、行くぞ! 変身……ッ!」

 がそう宣言し、右上方向に構えた両手を左上方向に移動させた後、正面に構えた瞬間、周囲が光に包まれる。
 その光が収まると、にある変化が訪れていた。
 その様子を見たヴァルゴはさらに不思議そうな顔をした。

「姿が……変わった……?」

 そう、ヴァルゴの言葉通り、は顔と全身を覆う銀白のコスチュームに身を包んだのである。
 この姿は、特撮アニメ”超能戦士・サイコマン”において、主人公超能寺 才己ちょうのうじ さいこが敵と闘う時にする姿である。
 とは言え、超低予算特撮アニメであった超能戦士<サイコマン>の衣装はどこかチープで着心地はあまりよろしくはなかったのだが(ここまで再現しなくてもいいじゃないか……)、身に纏うだけでわかることがあった。

(アニメ上の設定では、普段の超能寺 才己の力を一とするなら、このスーツを着た後の彼の力は百になるという。小さい頃はその違いをあまり実感はできなかったが、今なら十分にそれを知ることが出来る。今のは本当の意味で『最強』だ……)

 溢れんばかりのチート能力に酔いしれながらも、はヴァルゴと相対する。

「さぁ、始めよう――」

 そうが言った刹那せつなはヴァルゴの懐に瞬時に<テレポート>をし、奴の顔面にの打撃をお見舞いした。

「ッ!?」

 いきなりの出来事にヴァルゴは言葉を失った。
 戦闘開始早々、脳震盪のうしんとうに見舞われ足元をふらつかせるヴァルゴを余所に、私はさらにの連撃をヴァルゴの腹に喰らわした。

「ゴブッ!?」

 当然のことながら大量の吐血をするヴァルゴにはこう言い放った。

「これで終わりではないだろう?」
「こ……小癪こしゃくなぁ!」

 流石は<ゴブリンリーダー>といった所か。じゃ倒れないらしい。
 未だ健在(実はもうギリギリかもしれないが)のヴァルゴは半ばヤケクソ気味に、自慢の棍棒をに振り下ろそうとしていた。
 はつい先日やった様に、ヴァルゴの棍棒を華麗に弾き返そうとした。だが、ここである誤算が生じる。
 軽く触れば良かったものの、勢い余って力を入れ過ぎてしまい、あろうことか彼の棍棒を弾く拍子に粉砕してしまった。

「ぬぅ!?」
「おっとスマない。手が滑ってしまったようだ」

 予想外のトラブルを起こしてしまったは申し訳ない気持ちになり、一度攻撃の手を止め、一旦彼から離れる。
 暫しの間、睨み合うとヴァルゴ。
 そんな時、ヴァルゴが息を荒くしつつ声をかけてきた。

「……貴殿、本当に何者だ? それ程の力を持っていながら何故、今まで力を隠していた。その力があれば、この世界のパワーバランスなど容易に崩せる筈であろう。一体何が目的だ?」
「確かにこの力があれば望むことはなんでも出来るのであろうな。しかし、そんな風に自由気ままに力を使うのはの流儀に反するのだ」
「流儀……だと?」
はこう見えて目立つのが苦手でね。なるべくなら力を使わなくてもいい生活を送りたいと思っているのだ」
「……そう言いつつ、今の貴殿は相当目立つことをしているが?」
「別にずっと力を使わなくていいと思っている訳ではない。ある条件下でなら存分に力を行使することもいとわない」
「その条件とは?」

 その言葉には二本の指を立てる。

「……一つ、は常に頑張る者達の味方だ。が力を貸す対象は、ただ私に助けを求めるのではなく、最大限の努力をし、最大限に前に進もうと邁進まいしんする『活きている』者達だ。”ディエルバ王国”の国民は正にそれであったから、今こうして彼らの代わりにお前の相手をしているのだ」
「……もう一つの条件は?」
「……そんな彼らの『活き様』を一方的に否定し、踏みにじろうとする者達が現れた時だ」
「!?」
は嫌いなのだよ。どんなに不器用でも、どんなに泥臭くても『活きる』ことを決めた英雄達の邪魔をする輩共がな」

 私の怒りに呼応したのか、身体を巡る熱量が上がるのが肌で感じ取れた。
 コツコツ、と煮えたぎる感情を持ってはヴァルゴに近付く。

「この説明で十分か? <ゴブリンリーダー>ヴァルゴ……」
「うっ」

 に見つめられたヴァルゴは一歩後ろに下がる。
 あろうことかそのまま逃げ出そうとするヴァルゴの肩を左手で掴む
 すると、ヴァルゴは顔を青ざめ、叫び声を上げる。

「貴殿がこれからやろうとしているのは、世界のルールに反していることだ! もしそれを破ったらどうなるかわかっているのか!? 辛うじて存在している”人類族”の立場が完全に消えることと――」
「黙れよ……」
「ッ!?」
「アンタ、さっき言ったよな? そんなつまらんルールなぞ、俺にかかれば簡単に壊せるって。なら、やってやろうじゃねぇか。元々そのつもりだったしな」

 俺は、右手を力強く握り締める。
 そしてそこに、強大な力を込める。

「まさかこのセリフを高々と宣言できる時が来ようとはな! さぁ、歯を食い縛れよ、小悪党!」

 右手に込められた力に熱がこもる。
 そしてその右手を大きく後ろに構え、特撮アニメ”超能戦士・サイコマン”における名台詞を放つ。

「『我の拳はおとこの拳! 故に全てを砕く正義の鉄拳なり! 喰らえ、……バーン・ザ・ドラゴニル・インフィニットッ!!!!!』」

 そして振り上げられる俺の拳。
 そこから龍の形に変貌を遂げた拳が噴出し、ヴァルゴを覆い尽くす。

「ぐ……おぉ……!? おおおおおおぉおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉお!?」

 そのままヴァルゴを喰らった『ドラゴン』が天高く飛翔し、遥か上空で爆発四散をした。
 花火の様なはかない散り様の裏で、一つの丸焦げの物体が落ちてきた。
 その落下地点の状況を<テレパシー>で確認した俺は、を確信する。

 もう戦う必要はないと感じた俺は、身につけていた銀白のバトルコスチュームを解く。
 そして、ゆっくりとした足取りで歩き始めるのであった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双

四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。 「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。 教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。 友達もなく、未来への希望もない。 そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。 突如として芽生えた“成長システム”。 努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。 筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。 昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。 「なんであいつが……?」 「昨日まで笑いものだったはずだろ!」 周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。 陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。 だが、これはただのサクセスストーリーではない。 嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。 陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。 「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」 かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。 最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。 物語は、まだ始まったばかりだ。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

処理中です...