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大好きな幼なじみに牙をむき始める姉妹。がおがお☆
十七話目 また、星が弾けた。〜ほのか、本気出しちゃうんだからぁ!〜
しおりを挟むふう。
二人と僕との釣り合わなさを思うだけで、冷静になれた。
" 『ぜ、全部行っちゃう?でも、でもでも!流石に全部脱ぐのは恥ずかしい……ひゃう!ぬるぬるしてきた……ほのかでまたムキムキになってくれる?どきどき☆』"
ないない。
月とスッポンを地で行ってしまう。
湯船からまた、シャンプースタンドを見る。
ほのかと葛に彼氏ができて。
これがひとつ、ふたつと無くなっていった時。
僕はどんな風に思うのだろうか。
多分、きっと。
寂しくって、でも幸せにしてるかなって。
そんな笑顔をするのではないかと思う。
大切な大切な、妹分達の幸せを願って。
" 『はい、グッズとスマホ持って……こ、これ、ほのか興奮してるのバレバレじゃん!「コリコリさせてんじゃねえよ、ぐへへ」とか上下ぺろりんされたら……はあはあ、お兄ちゃん、してくれないかなあぺろぺろ。そ、そこはワザと、見える様に転んでみたり……?む、無理ぃ!』"
おっと。
感傷的になっちゃったな。
昨日今日、かなり一緒にいたからね。
身体と頭、洗うかな。
動画で流れるBGMをアップめのモノに変えた。
プラスチックの椅子を足元に動かして座る。
ん?脱衣所に誰かいる?
葛、戻ってきたのか?
「葛なのかー?」
「……!お兄ちゃん!ほのかだってば!ひどい!」
「……ん?……ほ!ほのっ!ほのぉ!ほのか?!おい!」
「きゃあ!やっぱり明るいとこ、恥ずかしい!」
扉をガラリ、と開けて入ってきたほのかが、床に怪しげなグッズを放り出して、飛びついてきた。
「コリコリ見ちゃ、だめぇ……」
「何してんだ!何で服着てないんだよ!ハウス!押しつけんなー!」
「だ、だって!見えちゃうもん!」
そういうレベルでは、ない。
肩を押し返すと、尚更しがみつくほのか。
「む、胸が僕に当たってるんだよ!」
「当たるのはいいのぉ!あ、すっごく固い!」
「しがみつくな!もにゅもにゅさせるなぁ!」
これは、大賢者でも無理だ!
感触も、視覚もヤバすぎる……!
しがみついたほのかの柔らかな胸が、僕にぎゅうぎゅう!と押し付けられている。
脇腹には、お下げに結んだ小さな頭。
透き通るうなじ、白く華奢な肩と背中、お尻。
目の前で細い腰を、ぐっと反らしている。
更に見下ろせば、指をきゅうっ!と曲げた足の裏がお尻の左右に見える。
腰が震えた。
「お、おっき……葛にぴゅるぴゅる!って何回もされたばっかの筈なのに、すっごい!」
その言葉に、葛との夢を思い出す。
びくびくと、更に立ち上がっていく。
「……えっ!!固さが……まさか、葛で?!」
「はあ、はあ……え?」
「……ほのかの、おっぱい」
「くう!も、もうやめて……ダメだよ!」
柔らかさに、パトスがせり上がりそうになる。
「気持ちー?えへへ!じゃー……葛の、ぱっくり」
「うあ!ほ、ほのか!ストッ……」
「あー!お兄ちゃん!葛の方がびくびくしてるぅ!もう、本気出しちゃうんだからぁ!」
「はあ、もうイタズラは……ふえっ?」
そんなほのかに、変な声が出る。
体を起こしたほのかが、女の子座りになった。
息を飲む事しかできない。
動く事もできない。
「かくなる上は!ほのかだってもっともっとお兄ちゃんを気持ちく、できますからぁ!」
背筋を、ぴん!と伸ばし。
何も隠さずに、僕を見上げているほのか。
顔も。
二つの薄桃を乗せた、滑らかな胸も。
白く薄いお腹も。
まっさらな太腿も、その付け根も。
ただただ、美しい。
余りの美しさに、伸ばして躊躇った右手。
それがほのかの両手で導かれ、少し尖った場所ごと深く柔らかく包み込まれた瞬間。
「ほのか、ダメ………………あああああ!!」
弾け飛んだ。
「ひょわわわわー!」
その声に、恥ずかしさに、気持ちよさに。
愛おしげに僕の体中に唇を添えるほのかの動きに。
その、甘く可愛く耳元で囁く声に。
震えが、止まらない。
「ほのかのおっぱいで気持ちくなった?ほのかのお腹と大事なとこにぴゅるぴゅる、のっかっちゃったね♪お兄ちゃん、もっと何してほしい?どうしてほしい?」
「ああっ、も、もうやめ……あ!」
遠のく意識の中。
驚くほど弾力のある胸を押し付けられて。
胸先に、体中に唇を寄せられて、呻いてしまう。
一瞬だけ半分項垂れていた僕がまた、痛いくらいに反り返る。
「ありゃりゃ?……ほのかでこんなにしちゃってぇ、悪いお兄ちゃん。すっごーい……ほのかで興奮してるの?ほのかも、だよ?」
長い舌で、ちろりと首すじを舐められ。
「じゃあじゃあ…………」
胸の先っぽを啄《ついば》まれ。
「いっぱいいっぱい、オシオキ、だよ?」
ほのかの声が、下がっていって。
ちろり、ちろり、ちろり。
ん、あー。
むっ。
「!!!……ほ、ほのっ!ほのか!待って!今、無理無、ああ!」
過敏になっているそこから、震えが走る。
何度も、何度も。
蠢く長い、暖かいものに包まれて。
「あああっ!今は、やめっ?!止め、ううう!」
んーーーーーーーー、ん。
ん、ん、ん、ん!んーーーーー。
逃げようにも、お尻を抱え込まれて、腰を前へと押し出される僕。
ゆっくり、ゆっくり。
絞り出すように、奥底からせり上がる、感覚。
「あああ!ほの、かあ!だめ!やっぱり……あ!」
あまりの気持ちよさに、揺れる頭を掴んでしまう。
「ん?!……んーぉ?んーぉっ!!ん!ん!ん!……んんっ?!……んんんうううっ!!」
「あああ!ああああああああああ!」
激しい震えと共に。
星が弾けた。
●
「……ちゃーん……お兄ちゃーん起きてー。何でお風呂場でおねむー?お風邪ひきますよー?」
応援ありがとうございます!
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