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イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が、俺
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翌日、清掃活動当日。俺は前の晩、クラスの女子に言われたことで頭がいっぱいになって中々寝付けなかった。
(すぐ降ってきそうだな)
俺の気持ちを表しているみたいに、今にも雨が落ちそうな空はどんよりとした鈍色だ。
美化委員会は活動日に集合するだけだと、委員である自覚が薄れてしまう。だから定例会議は行うけど、活動日の緊急連絡には学校で登録している連絡網アプリを使うことになった。今週は曇天が続き、昨日も夕方から夜中まで雨が降っていた。夜には『明日の清掃活動は雨天中止』ってアプリに連絡が来た。
だが降りそうとはいえ、一応曇りだ。これでは連絡網を見てなくて来てしまう人がいるかもしれない。俺は念のため私服姿で商店街に行ってみることにした。
学生は不参加にしても、商店街の人たちは雨が降るまでちゃんと清掃活動をするらしい。
駅前に目立つ集団がいてすぐわかった。みんな揃いの蛍光イエローのビブスを着ていて、その上にレインコートを羽織ってる人もいる。
「おはようございます」
「おはよう。よろしくね。南澤君だったっけ?」
「はい、そうです。今年もお世話になります」
俺をにこにこと出迎えてくれたのは、去年の活動の時に俺たち学生の面倒を見てくれた、東口商店街のおじさんだ。俺を見つけると手を挙げて、親し気に声をかけてくれた。
「今日雨降りそうだから高校生は来なくてよかったのに」
「間違えてくる人がいるかと思って、一応見に来てみたんです。俺、今年は委員長なんで」
「おお、出世したねえ。流石委員長。中々大人でもそういう気遣いができる人はいないよ。感心だ」
「俺はこのまま参加しますね」
誉められたのは嬉しいが、俺がこうして見回りに来たのは、過去の体験に基づいての行動だ。
中学生の時も、運動部が参加する駅前清掃活動があった。その日は土曜日で朝から部活の活動に切り替わった。学校でみんなをまとめていた部長の代わりに、副部長の俺が一応駅まで間違えていっているやつがいないか一人で見に行った。
あの時は確か……。
「はい、これ。使ってね」
「ありがとうございます」
何か既視感を感じたが、おじさんの隣にいた女の人が話しかけてきて気がそれた。俺にビブスとゴミを拾うトングを渡してくれる。
「いや本当に。無理して来なくても良かったのに。義理堅くて、偉いなあ」
「まあ、今日は他には誰も来ないと思いますけど……」
「いや。さっきも一人来てくれたよ」
「えっ?」
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