8 / 36
ep7. ティスティーナ侯爵家の長男
しおりを挟む
国王陛下への謁見も無事に終わったということで、解散することになった。明日はアルバートの容態を診るために国管轄下の治癒院で待ち合わせになった。
帰りの馬車の中、カナデは隣に座ったセスティに手を繋がれていた。
「病み上がりのようなものだろう。家まで送ろう」
キラキラの皇子様スマイルを断れるはずがない。それ以上に、カナデがもう少しセスティと一緒にいたかった。
外の景色を何気ない顔で眺めていても、カナデの手をしっかり恋人繋ぎでホールドしているあたりが、セスティらしいなと思う。
「なぁ、カナ。俺はね……」
声に呼応して見上げたカナデの視線が、セスティとかち合う。
「俺たちが運命の番であることに、意味があると思っているんだ。この国で、オメガは滅多に生まれない。生まれても、神様に献上されてしまう。なのに、こんなに近くに運命の番がいるなんて、あまりにも残酷だ」
カナデの手を持ち挙げて、甲にキスする。
「俺はカナとの関係を、残酷なままで終わらせる気は無いよ。カナは必ず俺が守る。その為に、『儀式』の本当の必要性を暴いてみせる」
「本当の、必要性?」
心臓の鼓動が早くなる。薬を飲んでいても、近くにセスティを感じると、体が勝手に反応してしまう。
「あの時、俺たちの目の前にいたのは、本当に神様か? 祝福を与えてくれるのは、女神のはずだ。けど、俺たちが会ったのは少年だった。あれは、一体なんだ? 彼の正体を、もう一度見極めるんだ」
どくん、と心臓が嫌な音を立てた。
セスティに反応しているんじゃない。ゲームで見た少年の姿、こちらを見て下卑た目で笑う何かが、頭に浮かぶ。
(俺は、知ってる。あの目を、実際に見た。ゲームじゃない、本物を)
仲間たちを次々と闇色の渦に叩き込んでいった。カナデが絶対に許さないと誓った存在だ。
視界がズレるような眩暈が襲う。セスティの肩に凭れ掛かった。
「カナ? 大丈夫か?」
「大丈夫、少しだけ、思い出しただけだ」
「思い出したって、何を……」
セスティの腕に掴まって、上体を起こした。
「俺は絶対に、アイツを許さない。あんな奴に献上されるくらいなら、返り討ちにしてやる」
どうして自分がこれほど強い怒りを覚えているのか、わからない。仲間たちが酷い目に遭ったから、自分が異世界に飛ばされたから。それだけでは説明のつかない何かが、他にもある気がした。
「カナ……」
セスティの腕を強く握る。セスティはそれ以上何も言わずに、カナデの肩を抱いていた。
〇●〇●〇
ティスティーナ家に到着すると、大勢の使用人がずらりと待ち構えていた。馬車から降りたカナデとセスティに向かい、一同が礼をする。あまりにも揃った動きに、思わず身構えてしまった。
「ここは自分の家なんだ。気楽に入ればいいよ」
セスティがカナデの肩に手を置いて笑う。ぎこちない笑みを返した。
(日本では見慣れない光景だな。一部の特権階級にはあるのかもしれないけど)
一般的な高校生だったカナデには、何とも慣れ難い。
「カナデ! 戻ったんだね!」
開いた扉の奥から声がしたかと思ったら、誰かがカナデに抱き付いた。
ふわり、と花の香りが鼻腔をくすぐる。
「良かった、本当に良かった。きっと戻ってくるって信じてた。またこんな風に触れられる日がきっと来るって」
カナデの顔を手で覆う。優しい目が、カナデを見詰めていた。
(確かこの人が、ソウリ=ティスティーナ。ゲームだと主人公の義理の兄だ)
「ソウリ殿、カナデは疲れているので、部屋に案内してやってくれますか」
セスティが、やんわりとカナデからソウリの手を引き剥がす。
顔は相変わらず完璧皇子のキラキラ笑顔だ。
「そうでしたね。本物のカナデを見たら、つい衝動を抑えきれなくなってしまいました。何せ僕らは婚約者だったのですからね。妻を案じない夫はいないでしょう」
カナデの乱れた髪を梳きながら、ソウリが柔らかい笑みをカナデに向ける。
「元婚約者でしょう。カナデはこれから男としてオメガとして生きるのですから。ティスティーナ家を盛り立てるためにも、ソウリ殿は早々に新しい婚約者を募られるべきでは?」
カナデの髪を撫でる仕草をしながら、セスティが割り込んだ。カナデの肩を引き寄せる。
「オメガ、か。辛い現実を突きつけるのですね、セスティ皇子。戻ってきたばかりのカナデには、あまりに残酷です」
ソウリがカナデの手を取った。
セスティの表情が固まる。
「せめて『儀式』までの間は、婚約者でいさせておくれ。楽しい思い出をたくさん作ろう」
セスティから奪い取るようにカナデの手を引いた。
「お送りいただき、ありがとうございました。あとは僕がエスコートしますので、どうぞお帰りください」
家の中にカナデを招くと、さっさと扉を閉めてしまった。
「おかえり、カナデ」
ソウリが、カナデの頬に指を滑らせる。
くすぐったくて、片目を閉じた。
(どう考えても、セスのこと嫌いだな、この人。セスも苦手そう。てか、ソウリ兄ちゃん、俺の婚約者だったのか)
ゲームにはそういう設定はなかったし、ソウリはサブキャラ扱いだった。マイラの設定基準がいまいちよくわからない。
(養子と実子を結婚させて家を継がせるのは珍しくないけど。婚約者ならもっと重要ポジだと思うんだが)
カナデを見詰めるソウリの目は優しくて、それだけでも愛情を感じる。
「……ただいま、兄さん。その、心配かけて、ごめん」
これまでの流れでいくと、自分は約二年程度、この国を不在にしていたことになる。心配も迷惑も大いにかけたことだろう。
「気にしなくていい。無事に帰ってきてくれただけで、僕は嬉しいよ。父上はしばらく王城に残るそうだけど、その間は僕がカナデを守るから、安心してほしい」
国王陛下との謁見を思い出す。
国王や王妃の反応は親身だったが、それ以外の貴族たちの反応は、良いものではなかった。
カナデを守るための盾になってくれているのだろう。
(申し訳ないな。今の俺には何もできないのに。せめて早くアルバートを目覚めさせて、他の仲間たちを探し出さないと)
失くした記憶も、きっと早く取り戻すべきなんだろう。しかし、それについては手段など皆目見当が付かない。
「兄さん、俺さ。ここで暮らしていた頃の記憶がないんだ。それで、色々迷惑かけると思うんだけど」
見上げたソウリが、目を丸くして絶句している。
「記憶が? 全く? 何も覚えていないのかい?」
カナデは頷いた。
「断片的に思い出したりはするし、皆の名前も多少は覚えているんだけど。たぶん、ほとんど忘れちゃってる」
マイラが準備してくれた乙女ゲームをどう説明していいか、わらなかったので、その点は省いた。
「そう、か。記憶を失くしている可能性については、聞いていたけど。まさか、全く何も覚えていないなんて」
ソウリが額に手をあてて難しい顔をしている。
「だから、さっきも警戒心の欠片もなかったのか。あんなに注意し続けていたのに」
独り言を呟くソウリを見上げる。
ソウリがカナデに向かい、両肩をがっしりと掴んだ。
「いいかい、カナデ。セスティ皇子は危険だ。必要以上に近づいてはいけないよ。オメガのカナデにとっては尚更危険なんだ」
「でも、これから『儀式』のために毎日のように会うことになるよ」
迫力に押されながらも、とりあえず伝えておく。
今のところ、『儀式』に向けてやることは山積みだ。セスティも焦っているといっていた。悠長にしていられる状況でもない。
「そうだったね。本当に困ったな。とりあえず、薬は毎日飲んで、頓服薬も持ち歩くこと。忘れないようにね」
一先ず頷くと、ソウリはようやくカナデの肩を離してくれた。
(もしかして、ソウリ兄さんはセスが俺の運命の番だってこと、知ってんのかな)
そもそも、誰がどこまで知っている情報なのだろうと疑問に思った。
(本人同士しか知り得ないような、感覚の話なのに。リアもマイも知っていた。その辺はセスが話したんだろうけど)
普通に考えて、カナデがオメガとして神に献上される状況下において、公にしていい話には思えない。
だからこそ、国王陛下への報告でも、その話は出なかったのだろうと思う。
(後でちゃんと確認しておかないとな。人に話すような内容でもないけど)
ちらりとソウリを窺う。
もし、ソウリがセスティをカナデの運命の番として警戒しているのなら、カナデが女であった時から知っていることになる。
(婚約者としての嫉妬なのか、別に理由があるのか。なんか、モヤモヤするな)
「カナデ、部屋に案内するよ。もしまだ元気が余っていたら、演奏部屋にもいってみないかい? 楽器に触れるのは、久しぶりだろう?」
「うん、行きたい」
ソウリの柔らかな笑みが本当に無害なのか、今のカナデには測り切れなかった。
帰りの馬車の中、カナデは隣に座ったセスティに手を繋がれていた。
「病み上がりのようなものだろう。家まで送ろう」
キラキラの皇子様スマイルを断れるはずがない。それ以上に、カナデがもう少しセスティと一緒にいたかった。
外の景色を何気ない顔で眺めていても、カナデの手をしっかり恋人繋ぎでホールドしているあたりが、セスティらしいなと思う。
「なぁ、カナ。俺はね……」
声に呼応して見上げたカナデの視線が、セスティとかち合う。
「俺たちが運命の番であることに、意味があると思っているんだ。この国で、オメガは滅多に生まれない。生まれても、神様に献上されてしまう。なのに、こんなに近くに運命の番がいるなんて、あまりにも残酷だ」
カナデの手を持ち挙げて、甲にキスする。
「俺はカナとの関係を、残酷なままで終わらせる気は無いよ。カナは必ず俺が守る。その為に、『儀式』の本当の必要性を暴いてみせる」
「本当の、必要性?」
心臓の鼓動が早くなる。薬を飲んでいても、近くにセスティを感じると、体が勝手に反応してしまう。
「あの時、俺たちの目の前にいたのは、本当に神様か? 祝福を与えてくれるのは、女神のはずだ。けど、俺たちが会ったのは少年だった。あれは、一体なんだ? 彼の正体を、もう一度見極めるんだ」
どくん、と心臓が嫌な音を立てた。
セスティに反応しているんじゃない。ゲームで見た少年の姿、こちらを見て下卑た目で笑う何かが、頭に浮かぶ。
(俺は、知ってる。あの目を、実際に見た。ゲームじゃない、本物を)
仲間たちを次々と闇色の渦に叩き込んでいった。カナデが絶対に許さないと誓った存在だ。
視界がズレるような眩暈が襲う。セスティの肩に凭れ掛かった。
「カナ? 大丈夫か?」
「大丈夫、少しだけ、思い出しただけだ」
「思い出したって、何を……」
セスティの腕に掴まって、上体を起こした。
「俺は絶対に、アイツを許さない。あんな奴に献上されるくらいなら、返り討ちにしてやる」
どうして自分がこれほど強い怒りを覚えているのか、わからない。仲間たちが酷い目に遭ったから、自分が異世界に飛ばされたから。それだけでは説明のつかない何かが、他にもある気がした。
「カナ……」
セスティの腕を強く握る。セスティはそれ以上何も言わずに、カナデの肩を抱いていた。
〇●〇●〇
ティスティーナ家に到着すると、大勢の使用人がずらりと待ち構えていた。馬車から降りたカナデとセスティに向かい、一同が礼をする。あまりにも揃った動きに、思わず身構えてしまった。
「ここは自分の家なんだ。気楽に入ればいいよ」
セスティがカナデの肩に手を置いて笑う。ぎこちない笑みを返した。
(日本では見慣れない光景だな。一部の特権階級にはあるのかもしれないけど)
一般的な高校生だったカナデには、何とも慣れ難い。
「カナデ! 戻ったんだね!」
開いた扉の奥から声がしたかと思ったら、誰かがカナデに抱き付いた。
ふわり、と花の香りが鼻腔をくすぐる。
「良かった、本当に良かった。きっと戻ってくるって信じてた。またこんな風に触れられる日がきっと来るって」
カナデの顔を手で覆う。優しい目が、カナデを見詰めていた。
(確かこの人が、ソウリ=ティスティーナ。ゲームだと主人公の義理の兄だ)
「ソウリ殿、カナデは疲れているので、部屋に案内してやってくれますか」
セスティが、やんわりとカナデからソウリの手を引き剥がす。
顔は相変わらず完璧皇子のキラキラ笑顔だ。
「そうでしたね。本物のカナデを見たら、つい衝動を抑えきれなくなってしまいました。何せ僕らは婚約者だったのですからね。妻を案じない夫はいないでしょう」
カナデの乱れた髪を梳きながら、ソウリが柔らかい笑みをカナデに向ける。
「元婚約者でしょう。カナデはこれから男としてオメガとして生きるのですから。ティスティーナ家を盛り立てるためにも、ソウリ殿は早々に新しい婚約者を募られるべきでは?」
カナデの髪を撫でる仕草をしながら、セスティが割り込んだ。カナデの肩を引き寄せる。
「オメガ、か。辛い現実を突きつけるのですね、セスティ皇子。戻ってきたばかりのカナデには、あまりに残酷です」
ソウリがカナデの手を取った。
セスティの表情が固まる。
「せめて『儀式』までの間は、婚約者でいさせておくれ。楽しい思い出をたくさん作ろう」
セスティから奪い取るようにカナデの手を引いた。
「お送りいただき、ありがとうございました。あとは僕がエスコートしますので、どうぞお帰りください」
家の中にカナデを招くと、さっさと扉を閉めてしまった。
「おかえり、カナデ」
ソウリが、カナデの頬に指を滑らせる。
くすぐったくて、片目を閉じた。
(どう考えても、セスのこと嫌いだな、この人。セスも苦手そう。てか、ソウリ兄ちゃん、俺の婚約者だったのか)
ゲームにはそういう設定はなかったし、ソウリはサブキャラ扱いだった。マイラの設定基準がいまいちよくわからない。
(養子と実子を結婚させて家を継がせるのは珍しくないけど。婚約者ならもっと重要ポジだと思うんだが)
カナデを見詰めるソウリの目は優しくて、それだけでも愛情を感じる。
「……ただいま、兄さん。その、心配かけて、ごめん」
これまでの流れでいくと、自分は約二年程度、この国を不在にしていたことになる。心配も迷惑も大いにかけたことだろう。
「気にしなくていい。無事に帰ってきてくれただけで、僕は嬉しいよ。父上はしばらく王城に残るそうだけど、その間は僕がカナデを守るから、安心してほしい」
国王陛下との謁見を思い出す。
国王や王妃の反応は親身だったが、それ以外の貴族たちの反応は、良いものではなかった。
カナデを守るための盾になってくれているのだろう。
(申し訳ないな。今の俺には何もできないのに。せめて早くアルバートを目覚めさせて、他の仲間たちを探し出さないと)
失くした記憶も、きっと早く取り戻すべきなんだろう。しかし、それについては手段など皆目見当が付かない。
「兄さん、俺さ。ここで暮らしていた頃の記憶がないんだ。それで、色々迷惑かけると思うんだけど」
見上げたソウリが、目を丸くして絶句している。
「記憶が? 全く? 何も覚えていないのかい?」
カナデは頷いた。
「断片的に思い出したりはするし、皆の名前も多少は覚えているんだけど。たぶん、ほとんど忘れちゃってる」
マイラが準備してくれた乙女ゲームをどう説明していいか、わらなかったので、その点は省いた。
「そう、か。記憶を失くしている可能性については、聞いていたけど。まさか、全く何も覚えていないなんて」
ソウリが額に手をあてて難しい顔をしている。
「だから、さっきも警戒心の欠片もなかったのか。あんなに注意し続けていたのに」
独り言を呟くソウリを見上げる。
ソウリがカナデに向かい、両肩をがっしりと掴んだ。
「いいかい、カナデ。セスティ皇子は危険だ。必要以上に近づいてはいけないよ。オメガのカナデにとっては尚更危険なんだ」
「でも、これから『儀式』のために毎日のように会うことになるよ」
迫力に押されながらも、とりあえず伝えておく。
今のところ、『儀式』に向けてやることは山積みだ。セスティも焦っているといっていた。悠長にしていられる状況でもない。
「そうだったね。本当に困ったな。とりあえず、薬は毎日飲んで、頓服薬も持ち歩くこと。忘れないようにね」
一先ず頷くと、ソウリはようやくカナデの肩を離してくれた。
(もしかして、ソウリ兄さんはセスが俺の運命の番だってこと、知ってんのかな)
そもそも、誰がどこまで知っている情報なのだろうと疑問に思った。
(本人同士しか知り得ないような、感覚の話なのに。リアもマイも知っていた。その辺はセスが話したんだろうけど)
普通に考えて、カナデがオメガとして神に献上される状況下において、公にしていい話には思えない。
だからこそ、国王陛下への報告でも、その話は出なかったのだろうと思う。
(後でちゃんと確認しておかないとな。人に話すような内容でもないけど)
ちらりとソウリを窺う。
もし、ソウリがセスティをカナデの運命の番として警戒しているのなら、カナデが女であった時から知っていることになる。
(婚約者としての嫉妬なのか、別に理由があるのか。なんか、モヤモヤするな)
「カナデ、部屋に案内するよ。もしまだ元気が余っていたら、演奏部屋にもいってみないかい? 楽器に触れるのは、久しぶりだろう?」
「うん、行きたい」
ソウリの柔らかな笑みが本当に無害なのか、今のカナデには測り切れなかった。
10
あなたにおすすめの小説
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけです!
名前が * ゆるゆ になりました。
これからもどうぞよろしくお願い致します!
表紙や動画はAIを使用していますが、文章にはAIを一切使用しておりません。
悪役令息(Ω)に転生したので、破滅を避けてスローライフを目指します。だけどなぜか最強騎士団長(α)の運命の番に認定され、溺愛ルートに突入!
水凪しおん
BL
貧乏男爵家の三男リヒトには秘密があった。
それは、自分が乙女ゲームの「悪役令息」であり、現代日本から転生してきたという記憶だ。
家は没落寸前、自身の立場は断罪エンドへまっしぐら。
そんな破滅フラグを回避するため、前世の知識を活かして領地改革に奮闘するリヒトだったが、彼が生まれ持った「Ω」という性は、否応なく運命の渦へと彼を巻き込んでいく。
ある夜会で出会ったのは、氷のように冷徹で、王国最強と謳われる騎士団長のカイ。
誰もが恐れるαの彼に、なぜかリヒトは興味を持たれてしまう。
「関わってはいけない」――そう思えば思うほど、抗いがたいフェロモンと、カイの不器用な優しさがリヒトの心を揺さぶる。
これは、運命に翻弄される悪役令息が、最強騎士団長の激重な愛に包まれ、やがて国をも動かす存在へと成り上がっていく、甘くて刺激的な溺愛ラブストーリー。
後宮に咲く美しき寵后
不来方しい
BL
フィリの故郷であるルロ国では、真っ白な肌に金色の髪を持つ人間は魔女の生まれ変わりだと伝えられていた。生まれた者は民衆の前で焚刑に処し、こうして人々の安心を得る一方、犠牲を当たり前のように受け入れている国だった。
フィリもまた雪のような肌と金髪を持って生まれ、来るべきときに備え、地下の部屋で閉じ込められて生活をしていた。第四王子として生まれても、処刑への道は免れられなかった。
そんなフィリの元に、縁談の話が舞い込んでくる。
縁談の相手はファルーハ王国の第三王子であるヴァシリス。顔も名前も知らない王子との結婚の話は、同性婚に偏見があるルロ国にとって、フィリはさらに肩身の狭い思いをする。
ファルーハ王国は砂漠地帯にある王国であり、雪国であるルロ国とは真逆だ。縁談などフィリ信じず、ついにそのときが来たと諦めの境地に至った。
情報がほとんどないファルーハ王国へ向かうと、国を上げて祝福する民衆に触れ、処刑場へ向かうものだとばかり思っていたフィリは困惑する。
狼狽するフィリの元へ現れたのは、浅黒い肌と黒髪、サファイア色の瞳を持つヴァシリスだった。彼はまだ成人にはあと二年早い子供であり、未成年と婚姻の儀を行うのかと不意を突かれた。
縁談の持ち込みから婚儀までが早く、しかも相手は未成年。そこには第二王子であるジャミルの思惑が隠されていて──。
ふしだらオメガ王子の嫁入り
金剛@キット
BL
初恋の騎士の気を引くために、ふしだらなフリをして、嫁ぎ先が無くなったペルデルセ王子Ωは、10番目の側妃として、隣国へ嫁ぐコトが決まった。孤独が染みる冷たい後宮で、王子は何を思い生きるのか?
お話に都合の良い、ユルユル設定のオメガバースです。
新年に余り物でおせちを作ったら、冷酷と噂の騎士団長様に「運命の番」だと求婚されました
水凪しおん
BL
料理人だった俺が転生したのは、男性オメガというだけで家族に虐げられる不遇の青年カイ。
新年くらいはと前世の記憶を頼りに作ったのは、この世界にはない『おせち料理』だった。
それを偶然口にしたのは、氷のように冷酷と噂される最強の騎士団長リアム。
「お前は俺の運命の番だ」
彼の屋敷に保護され、俺の作る料理が彼の心を溶かしていく。
不器用で、だけどまっすぐな愛情を注いでくれる彼と、美味しい料理で紡ぐ、甘くて温かい異世界スローライフ。
悪役令息(Ω)に転生した俺、破滅回避のためΩ隠してαを装ってたら、冷徹α第一王子に婚約者にされて溺愛されてます!?
水凪しおん
BL
前世の記憶を持つ俺、リオネルは、BL小説の悪役令息に転生していた。
断罪される運命を回避するため、本来希少なΩである性を隠し、出来損ないのαとして目立たず生きてきた。
しかし、突然、原作のヒーローである冷徹な第一王子アシュレイの婚約者にされてしまう。
これは破滅フラグに違いないと絶望する俺だが、アシュレイの態度は原作とどこか違っていて……?
追放されたおまけの聖女♂は冷徹王太子の腕の中から離してもらえない〜今さら戻れと言われても、もうこの人の魔力しか受け付けません!〜
たら昆布
BL
聖女のおまけで召喚されたと思われて追放された不憫受けが拾われて愛される話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる