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24 勇者救出 1
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俺はパフィンを飛び立ち、ものの数分でホーンドアウルの王都に到着した。《転移》を使えば一瞬で着くことが出来るが、転移魔法は一度訪れた場所でなければ転移することができないため空を飛んで"ホーンドアウル"にやって来た。
「隣国だったからすぐだったな」
《音速を越えた速度で移動したからだと……》
それじゃあ、勇者の「逢坂 真」をさっさと助けるか。
《「逢坂 真」は今、王城の地下の牢屋に収監されています》
じゃあ、向かうか。
《マスターは、マスクか何かで顔を隠した方がいいかと。これから何が起こるかわかりませんので、正体を隠しながら行動した方がいいですね》
そりゃそうか。今から王城に侵入する訳なんだし、できるだけ面倒事が起きないようにした方がいいな。
「土魔法"鉱物生成" "鉱物変化" 付与魔法"硬化"」
俺は、土魔法を使い手頃な大きさの鉱物を生み出し、それを顔が隠れるように変化させ、仮面を作った。見た目にこだわりはなく、竜の頭をモチーフに作った。ちなみに、仮面は頑丈にするためにミスリル鉱石で作成した。
「それじゃあナビ、勇者がいるとこまで案内してくれ」
《かしこまりました。最短距離で案内します》
俺は、ナビの案内のもと王城に向かった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
王城に着いたが、警備が厳重で普通なら正面からはもちろん、どこからも侵入出来そうになかった。まぁ俺が普通だったらの話だけどな。この、国はやり過ぎた少し痛い目を見てもらおう。
「おいっ、そこの仮面の男、止まれ!」
俺は正面からは王城に侵入しようとすると門番に止められた。
《当たり前ですね》
当たり前だな。
「いやだと言ったら?」
「捕らえて、牢獄行きだな」
「お前達が俺を捕らえられると?」
「捕らえろ~~~!!」
門番が複数がかりで襲いかかってきた。捕らえると言ってたが普通に殺す気だな。
「"威圧"」
俺が、軽く威圧を放つと門番達は、全員倒れてしまった。まだ軽くしか放って無いのに弱すぎるな。
《門番ですし、マスターの威圧は軽くでも結構ヤバいですからね》
そんなもんか?まぁ門番もいなくなったことだし、堂々と侵入するか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
王城に侵入すると、いかにも兵士といったやつらが槍を構えて俺を迎えていた。にしても、門番倒してからそんなに時間がたっていないはずだが、行動が早いな。
《門番は魔道具を所持していました。やられたら、他の兵士に伝わるようになっていました》
なるほどな。
「貴様、極刑は免れんぞ」
兵士の一人がそう言ってきた。
「だろうな。だが、お前達が何人集まろうと俺を捕まえることはできない」
俺は、そう言い軽く威圧を放つ。さっきの門番と違い倒れるようなことは無かったが、俺が只者では無いことには気づいたようだ。
「……貴様、何者だ?」
「勇者を解放しに来たものだ」
「貴様、何故その事を知っている!?」
こいつは、勇者に隷属の腕輪を着けた事を知っているようだな。他の奴等は知らないようだし、こいつはそこそこ上の身分なんだろう。
「どこから、その事が漏れたか知らんが、尚更貴様を逃がすことはできなくなった」
そいつは、そう言うと俺に槍を向けて突いた。周りの兵士も周りこんで俺を取り囲もうとしている。後ろの魔術師も詠唱を始めている。以外と連携は出来ているようだ。
キィーーーン
「「「!!?」」」
兵士が放った突きは、俺の前の何かに弾かれた。
「……まさか、結界魔法!?」
後ろにいた魔術師がそう叫んだ。
「バカな!奴は、一人で結界魔法を使えるほどの高位な魔法使いだとでも言うのか。ましてや、あんな一瞬で魔法を使うなど……」
「驚いてるとこ悪いが、戦闘中だぞ?」
兵士達が驚いてる一瞬で、俺は一番位の高そうな兵士の懐に入り込み、手のひらを 鎧の胸元に当てた。
「発っ!」
すると、鎧は粉々に砕けちり、兵士は吹き飛んだ。そして、壁にぶつかり気を失ってしまった。
「奴は魔法使いではなかったのか!!」
「俺は、そんな事一言も言ってないんだが?」
「おいおい、これは何の騒ぎだ?」
「「「グランド将軍!?」」」
明らかに、地位が高そうな奴が出てきたな。
「侵入者がおりましたので、交戦しておりました」
兵士の一人がそう言った。
「侵入者~?そんなもんに、なに手こずってんだ」
「恐れながら、侵入者が強く。すでにサーバル隊長もやられてしまいました」
兵士の話を聞いて、グランド将軍はこちらに殺気を放ってきた。
「なるほどな。こっちの殺気も、ものともしないとは」
やられっぱなしも癪なので、こっちからも少し強めに殺気を放ってみる。すると、グランド将軍は一瞬にして10メートル後方へと下がった。
「「「グランド将軍?」」」
「オメーら。こいつは化けもんだ。俺でも多分勝てねーだろーな」
「そんな、四将軍のグランド将軍ですら勝てないなんて…」
「オメー、何の目的でここに来たんだ?」
「勇者の解放と言えばわかるか?」
「なんで、その事を知ってやがる……」
「どうでもいいだろう」
「こんなことがあるかもしれねーから隷属の腕輪なんて反対だったんだ。……しゃーねぇ、勇者の元に案内する、ついてこい」
こいつは、話が分かる奴ぽっいな。
俺は、グランド将軍についていき勇者の元へ向かった。
「隣国だったからすぐだったな」
《音速を越えた速度で移動したからだと……》
それじゃあ、勇者の「逢坂 真」をさっさと助けるか。
《「逢坂 真」は今、王城の地下の牢屋に収監されています》
じゃあ、向かうか。
《マスターは、マスクか何かで顔を隠した方がいいかと。これから何が起こるかわかりませんので、正体を隠しながら行動した方がいいですね》
そりゃそうか。今から王城に侵入する訳なんだし、できるだけ面倒事が起きないようにした方がいいな。
「土魔法"鉱物生成" "鉱物変化" 付与魔法"硬化"」
俺は、土魔法を使い手頃な大きさの鉱物を生み出し、それを顔が隠れるように変化させ、仮面を作った。見た目にこだわりはなく、竜の頭をモチーフに作った。ちなみに、仮面は頑丈にするためにミスリル鉱石で作成した。
「それじゃあナビ、勇者がいるとこまで案内してくれ」
《かしこまりました。最短距離で案内します》
俺は、ナビの案内のもと王城に向かった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
王城に着いたが、警備が厳重で普通なら正面からはもちろん、どこからも侵入出来そうになかった。まぁ俺が普通だったらの話だけどな。この、国はやり過ぎた少し痛い目を見てもらおう。
「おいっ、そこの仮面の男、止まれ!」
俺は正面からは王城に侵入しようとすると門番に止められた。
《当たり前ですね》
当たり前だな。
「いやだと言ったら?」
「捕らえて、牢獄行きだな」
「お前達が俺を捕らえられると?」
「捕らえろ~~~!!」
門番が複数がかりで襲いかかってきた。捕らえると言ってたが普通に殺す気だな。
「"威圧"」
俺が、軽く威圧を放つと門番達は、全員倒れてしまった。まだ軽くしか放って無いのに弱すぎるな。
《門番ですし、マスターの威圧は軽くでも結構ヤバいですからね》
そんなもんか?まぁ門番もいなくなったことだし、堂々と侵入するか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
王城に侵入すると、いかにも兵士といったやつらが槍を構えて俺を迎えていた。にしても、門番倒してからそんなに時間がたっていないはずだが、行動が早いな。
《門番は魔道具を所持していました。やられたら、他の兵士に伝わるようになっていました》
なるほどな。
「貴様、極刑は免れんぞ」
兵士の一人がそう言ってきた。
「だろうな。だが、お前達が何人集まろうと俺を捕まえることはできない」
俺は、そう言い軽く威圧を放つ。さっきの門番と違い倒れるようなことは無かったが、俺が只者では無いことには気づいたようだ。
「……貴様、何者だ?」
「勇者を解放しに来たものだ」
「貴様、何故その事を知っている!?」
こいつは、勇者に隷属の腕輪を着けた事を知っているようだな。他の奴等は知らないようだし、こいつはそこそこ上の身分なんだろう。
「どこから、その事が漏れたか知らんが、尚更貴様を逃がすことはできなくなった」
そいつは、そう言うと俺に槍を向けて突いた。周りの兵士も周りこんで俺を取り囲もうとしている。後ろの魔術師も詠唱を始めている。以外と連携は出来ているようだ。
キィーーーン
「「「!!?」」」
兵士が放った突きは、俺の前の何かに弾かれた。
「……まさか、結界魔法!?」
後ろにいた魔術師がそう叫んだ。
「バカな!奴は、一人で結界魔法を使えるほどの高位な魔法使いだとでも言うのか。ましてや、あんな一瞬で魔法を使うなど……」
「驚いてるとこ悪いが、戦闘中だぞ?」
兵士達が驚いてる一瞬で、俺は一番位の高そうな兵士の懐に入り込み、手のひらを 鎧の胸元に当てた。
「発っ!」
すると、鎧は粉々に砕けちり、兵士は吹き飛んだ。そして、壁にぶつかり気を失ってしまった。
「奴は魔法使いではなかったのか!!」
「俺は、そんな事一言も言ってないんだが?」
「おいおい、これは何の騒ぎだ?」
「「「グランド将軍!?」」」
明らかに、地位が高そうな奴が出てきたな。
「侵入者がおりましたので、交戦しておりました」
兵士の一人がそう言った。
「侵入者~?そんなもんに、なに手こずってんだ」
「恐れながら、侵入者が強く。すでにサーバル隊長もやられてしまいました」
兵士の話を聞いて、グランド将軍はこちらに殺気を放ってきた。
「なるほどな。こっちの殺気も、ものともしないとは」
やられっぱなしも癪なので、こっちからも少し強めに殺気を放ってみる。すると、グランド将軍は一瞬にして10メートル後方へと下がった。
「「「グランド将軍?」」」
「オメーら。こいつは化けもんだ。俺でも多分勝てねーだろーな」
「そんな、四将軍のグランド将軍ですら勝てないなんて…」
「オメー、何の目的でここに来たんだ?」
「勇者の解放と言えばわかるか?」
「なんで、その事を知ってやがる……」
「どうでもいいだろう」
「こんなことがあるかもしれねーから隷属の腕輪なんて反対だったんだ。……しゃーねぇ、勇者の元に案内する、ついてこい」
こいつは、話が分かる奴ぽっいな。
俺は、グランド将軍についていき勇者の元へ向かった。
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