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【第4部〜西洋の神々編〜】
第9章 西洋の神々⑥
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泣きながら部屋を飛び出すと、阿弥陀如来にぶつかった。
「泣きながら飛び出して来られるなんて、どうかされましたか?宜しければ、お伺い致しますよ」
私は頷くと、阿弥陀如来の後ろを付いて行った。阿弥陀如来の寝室のベッドに腰掛けて話を聞いてもらった。
「…すみません。こんな話を聞いて頂いて。悟りを開かれた方に、俗世の話なんてしても困りますよね。でも聞いて頂いただけで、少しスッキリしました」
「ふふふ、可愛いですね。貴女はもう少し、人を疑う事を知った方が良いですよ」
「?」
どう言う意味?と思って聞こうとしたら、意識を失った。阿弥陀如来は私を抱え上げると、ひっそりと西門から出た。
馬車に乗り西門から出る時に検問されたが、乗っているのが阿弥陀如来で、「天帝の命令で善見城を出る」と言われたので、無条件で通された。
阿弥陀如来は意識を失くした私を連れ去ると、西洋の神々の陣営に投降した。いや、東洋天界の情報を、西洋天界に漏らしていたのは阿弥陀如来であり、西洋天界の間者(スパイ)だった。
私が再び意識を取り戻すと全裸で抱き合い、髪を撫でられていた。ギョッとして、見るとアダムだった。
「アダム?」
「よく知ってるね?」
そう言われると唇を重ねられた。
マズい、マズい、マズい…。アダムとのHは、それと引き換えに全てを捨てられるほど良いものだ。ここで抱かれてしまうと全てが終わってしまう。
「アダム、私よ!アダム!」
「?ボク、キミの事を知ってたっけ?」
「私の事、忘れちゃったのアダム?貴方のママよ?お父様のヤハウェにも会ったでしょう?」
「キミ、何でそんな事を知ってるの?」
「だから、私は貴方のママなんだってば!」
「嘘だ!ボクはキミなんて知らない」
「どうしちゃったのアダム…」
そう言ってアダムの頭を胸に抱き締めた。アダムは私の胸を揉みながら口を付けて吸い始めた。
「あん、ダメよアダム。親子でHなんてしてはダメ!怒るわよ、アダム!」
しゅんとして落ち込むと、言う事を聞いて私から離れた。
「怒らないで、ママ。ママの言う通りにするよ」
「良い子ね、アダム」
私はアダムを抱き締めると、自然と涙が出た。そうだ、私はアダムと結婚し、目の前でアダムが土に還され、私も消滅させられた。その復讐の為にここまで来たのだ。その思いが胸に込み上げて来て、嗚咽するほど泣いた。
「泣きながら飛び出して来られるなんて、どうかされましたか?宜しければ、お伺い致しますよ」
私は頷くと、阿弥陀如来の後ろを付いて行った。阿弥陀如来の寝室のベッドに腰掛けて話を聞いてもらった。
「…すみません。こんな話を聞いて頂いて。悟りを開かれた方に、俗世の話なんてしても困りますよね。でも聞いて頂いただけで、少しスッキリしました」
「ふふふ、可愛いですね。貴女はもう少し、人を疑う事を知った方が良いですよ」
「?」
どう言う意味?と思って聞こうとしたら、意識を失った。阿弥陀如来は私を抱え上げると、ひっそりと西門から出た。
馬車に乗り西門から出る時に検問されたが、乗っているのが阿弥陀如来で、「天帝の命令で善見城を出る」と言われたので、無条件で通された。
阿弥陀如来は意識を失くした私を連れ去ると、西洋の神々の陣営に投降した。いや、東洋天界の情報を、西洋天界に漏らしていたのは阿弥陀如来であり、西洋天界の間者(スパイ)だった。
私が再び意識を取り戻すと全裸で抱き合い、髪を撫でられていた。ギョッとして、見るとアダムだった。
「アダム?」
「よく知ってるね?」
そう言われると唇を重ねられた。
マズい、マズい、マズい…。アダムとのHは、それと引き換えに全てを捨てられるほど良いものだ。ここで抱かれてしまうと全てが終わってしまう。
「アダム、私よ!アダム!」
「?ボク、キミの事を知ってたっけ?」
「私の事、忘れちゃったのアダム?貴方のママよ?お父様のヤハウェにも会ったでしょう?」
「キミ、何でそんな事を知ってるの?」
「だから、私は貴方のママなんだってば!」
「嘘だ!ボクはキミなんて知らない」
「どうしちゃったのアダム…」
そう言ってアダムの頭を胸に抱き締めた。アダムは私の胸を揉みながら口を付けて吸い始めた。
「あん、ダメよアダム。親子でHなんてしてはダメ!怒るわよ、アダム!」
しゅんとして落ち込むと、言う事を聞いて私から離れた。
「怒らないで、ママ。ママの言う通りにするよ」
「良い子ね、アダム」
私はアダムを抱き締めると、自然と涙が出た。そうだ、私はアダムと結婚し、目の前でアダムが土に還され、私も消滅させられた。その復讐の為にここまで来たのだ。その思いが胸に込み上げて来て、嗚咽するほど泣いた。
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