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【第9部〜巨人の王国編〜】
第60話 新たなる脅威と最終章へ【第9部完】
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「姫様の様子はどうだ?」
「はい、今は眠っておられます」
「お身体の方はどうなのだ?」
「膣内を洗浄し、受胎はされておりませんでした」
「そうか、ご苦労。下がって良い」
燃える様な紅い髪をした女性は椅子に腰掛けると、眉を顰めて目を閉じた。
「下衆が、あの様な幼子に欲情して行為に及ぶなど、切り刻んでも尚足りぬわ」
右の拳を握り締め、手を震わせた。お茶を淹れられていた事を思い出し、気を鎮める為に一口飲んだ。
「ふぅ。染み渡る…」
目を閉じて温かいお茶が胃に染み渡って行くと、疲れが癒やされる様に感じられた。精神的疲労から不覚にも、いつの間にかに眠ってしまっていた。
「姉上、姉上」
声を掛けられ、肩を叩かれて目が覚めると、前後不覚にも眠ってしまっていた事を恥じた。
「この私とした事が…ようやく姫様を見つけ出したので、少々気が緩んでしまっていたらしい」
紅い髪の女は、欠伸をして背伸びをした。
「姉上に気を許して頂けるなんて光栄です」
「ふふふ、ここは姉弟の2人だけだ。畏まった口調で話す必要は無いだろう?」
弟の首に両手を回して口付けをした。弟の方は姉の腰に手を回して、舌を絡めながらカタチの良い胸に触れた。
「これ以上は抑えが効かなくなるから、仕事が終わってから続きをしよう」
「姉さん、愛してる」
再び唇を重ねると、ドアをノックする音が聞こえたので、慌てて2人は離れた。
「入れ!」
「失礼します!右相、左相が至急相談したい話があるとの事です」
「左相が?分かった聞こう」
右相と呼ばれた紅い髪の女は右の丞相であるから、この国において第三位の地位にある高官だと分かる。権力を丞相に集中させるのを防ぐ為に、左右に分けて左相右相を置く場合もあれば、左相の補佐役として右相を置く場合がある。右相よりも左相の方が階級は上位となるから、基本的には左相が朝廷を執り仕切り、右相はその補佐と言う事になる。
「左相に拝謁致します」
「右相殿、どうぞこちらへ」
左相は右相を出迎え、右手で席へ誘導すると着席した。すぐに侍女がお茶を差し入れに来て、右相に頭を下げるとその近くに待機した。左相の左背後には、侍衛が立って守っている。
右相は見た目の年齢が20代半ばくらいの女性だが、左相の見た目の年齢は、60代後半に見えた。彼らはXNUMX人である為に不老長寿なので、見た目の年齢を遥かに超えて生きているはずだった。
右相は、左相に勧められてお茶を飲んだ。
「では本題に入るとしよう。右相殿を呼んだのは、連れ帰った姫様を取り戻そうと、門を潜って来た者達がいるそうなのだ」
「ほぅ?ふざけた事を…姫様を連れ去ったのは、YHWHの方では無いか」
「あぁ、確かに我らから見ればな。だがその事を知っている者は少なかろう」
笑いを堪えきれず、右相は笑い出した。
「身の程を知らぬな。まぁ無理も無い。全宇宙を支配する我らから見れば、地球の神など高が知れている」
左相は、お茶を啜りながら言い、天井を見つめてから右相に向き直した。
「たがな、1人だけマズい相手がおる」
「心配症でありますな?左相は。誰でしょう、その相手とは?」
「古之不定型生物じゃ」
右相はその名を聞くと、ピクンと反応した。
「まさかここで、その名を聞く事になるとは…」
「我らが支配した星の大半の生命体を喰らい尽くして、地球に来ていたみたいなのじゃ」
湯呑をテーブルに置き、右相は尋ねた。
「あのエルダー・スライムが何故、地球の神などに手を貸すのでしょうか?」
「生け捕りにした者の脳をイジって得た情報によると、姫様と懇意の仲であったそうじゃ」
「姫様と懇意!?」
あの食欲しか知らぬ暴食の化け物が、一体どの様な経緯で姫様と懇意になったのか気になる所ではあったが、エルダー・スライムは脅威でしかない。自分達の親の代には倒す事が出来ず、追いやるのが精一杯だったと聞く。
「奴が喰らい尽くした星々を修復するのに、どれほど苦労させられた事か」
右相は歯軋りをして、怒りを露わにした。
「古之不定型生物は、単独行動のようじゃがな」
「姫様を取り戻しに来たのか?」
「そうじゃろうな」
右相は少し考えてから言葉にした。
「エルダー・スライムが姫様と懇意であるなら、もしや言葉が通じるのかも知れないですね?」
「流石、右相殿。儂の真意を組んで頂けましたかな?」
右相は立ち上がると、紅い髪をなびかせて退室した。
「右相、左相は何と仰ってましたか?」
「私にエルダー・スライムの説得をして欲しいそうだ」
「え、エルダー・スライム…って、あの!?説得なんて無理ですよ!」
右相の侍女は親しそうに話していたが、話の内容を聞いて驚愕した。
「意外にそうでも無いのだ」
姫様とエルダー・スライムが懇意らしいと言う話をすると侍女は、姫様にエルダー・スライムを説得してもらえば良いのでは?と言った。
「ははは、相変わらず洛の発言には驚かされるな」
洛と呼ばれた侍女は、照れ笑いをした。
「だが、それはダメだ。姫様と一緒に逃げてしまう可能性がある」
やはり殺した方が、早いのでは無いのか?と、右相は思った。本当に殺せないのだろうか。相手は高がスライムなのだ。
「右相、姫様が目を覚まされました」
「そうか、すぐに行く」
侍衛の1人から報告を受けると、姫様がいるはずの寝室へと走った。
私が目を覚ますと、見知らぬ部屋にいた。ここは何処だろうか?確か私は、ルシフェルと愛し合っていたはずだ。ミカエルの目を盗んで、ようやく結ばれたのだ。
ルシフェルが堕天して、父ヤハウェと最終戦争を行った原因が自分にある事を悔いていた。
ミカエルだけでなく私にとってもルシフェルは、優しい義兄ちゃんだった。いつも気遣ってくれて、ミカエルだけでなく、自分にも気がある事には気付いていた。
だが、気付かないフリをしていたのだ。今のままの関係が、壊れてしまう事を恐れたからだ。そうは言いながらも、隠れて何度かルシフェルと身体を重ねた。ミカエルは私に嫉妬していたが、私だってミカエルに嫉妬していた。
私は従妹で、ミカエルは実妹だ。兄妹で愛し合うなんて、神々では珍しい事では無い。私だってルシフェルを独り占めにしたかったのだ。
だけど私の実の兄達が、私を放って置かなかった。私を奪い合い、3人の兄達から代わる代わる抱かれた事もある。それが嫌で、原初人類と共に地上に降りて、人間として暮らす事を選んだのだ。
室内に誰か入って来た。紅い髪の女は、肌が白くて整った顔立ちをしていたが、何処か怖さを感じた。別に睨まれている訳でも顔が怖い訳でも無い。目が合うと、心の全てを見透かされているみたいな気がしたのだ。
「貴女は、どなた?此処は何処?ルシフェルはどうしたの?」
「姫様に拝謁致します!初めてお目にかかります私は、段羽と申します。右相を勤めさせて頂いております。此処はYR48星雲にある帝都の寝室で御座います。ルシフェルとは…どの者の事かは存知ませぬが、巨人の国にいた者は皆殺しにしております」
私はベッドから起きあがろうとして、よろめいた。
「ちょっと待って。情報が多過ぎて頭が整理出来ないわ。皆殺し…?皆殺しって…、貴女が皆んなを殺したって言うの!?」
段右相に掴み掛かる様にして尋ねた。
「私が手を下した訳では御座いません。報告を聞いただけで御座います」
「本当に?本当に皆んな死んだって言うの?お、お母さんも…!?」
「母君…ですか?あぁ、アシェラの事でしょうか?あの女は、何度も夫を裏切って変えた薄汚い裏切り者です。あの様な者は、姫様の母君などでは御座いません!姫様の本当の母君は、容明皇后様で御座います。美しくて聡明な方でしたが、早逝されました」
「嘘よ!私のお母さんはアシェラよ」
両手で目を押さえても、涙が溢れて来た。
「それは違います。例え姫様でも、容明皇后様を否定されてはいけません。亡くなる直前まで、姫様の安否を気遣われていらっしゃいました」
紅毛の右相は、そう言って涙ぐんだので、本当の事を言っているのだと感じた。
「アシェラが、私の本当のお母さんじゃない?では、アシェラは何者なのよ?」
「あの女は、容明皇后様の侍女でした。ある日あの女が、畏れ多くも姫様を攫って逃げたのです。その日から今日まで、ずっと姫様を探しておりました」
私は力無くベッドに腰掛けた。
(いや待てよ?アシェラはヤハウェに奪われた時、既に私が居たと言っていた。つまり、私を攫った犯人は別にいると言う事だ)
この女が話している事は、半分本当で半分嘘だと分かり、警戒した。
「それで姫様に、姫様のお力添えをお願いしたい事案が御座います」
来夢が、こっちに向かっていると聞いて喜んだ。
「来夢に会えるのね?」
「それで、私がエルダー・スライムと交渉しているのを、フォローして頂きたいのです」
「どう説得するつもりなのよ?」
「我々は戦う意思はない。姫様と懇意と聞くので、姫様の側で守って欲しいと説得するつもりで御座います」
「ふぅん。なるほどね」
私は間も無く来夢に会えると思うと嬉しくて、心が弾んだ。皆んなが殺されたと聞いた。しかし私なら、全員を生き返らせられる。従順さを装い、隙を見て此処から抜け出そうと画策した。その為にも、来夢の力は必要だった。
~巨人の王国編・完~
「はい、今は眠っておられます」
「お身体の方はどうなのだ?」
「膣内を洗浄し、受胎はされておりませんでした」
「そうか、ご苦労。下がって良い」
燃える様な紅い髪をした女性は椅子に腰掛けると、眉を顰めて目を閉じた。
「下衆が、あの様な幼子に欲情して行為に及ぶなど、切り刻んでも尚足りぬわ」
右の拳を握り締め、手を震わせた。お茶を淹れられていた事を思い出し、気を鎮める為に一口飲んだ。
「ふぅ。染み渡る…」
目を閉じて温かいお茶が胃に染み渡って行くと、疲れが癒やされる様に感じられた。精神的疲労から不覚にも、いつの間にかに眠ってしまっていた。
「姉上、姉上」
声を掛けられ、肩を叩かれて目が覚めると、前後不覚にも眠ってしまっていた事を恥じた。
「この私とした事が…ようやく姫様を見つけ出したので、少々気が緩んでしまっていたらしい」
紅い髪の女は、欠伸をして背伸びをした。
「姉上に気を許して頂けるなんて光栄です」
「ふふふ、ここは姉弟の2人だけだ。畏まった口調で話す必要は無いだろう?」
弟の首に両手を回して口付けをした。弟の方は姉の腰に手を回して、舌を絡めながらカタチの良い胸に触れた。
「これ以上は抑えが効かなくなるから、仕事が終わってから続きをしよう」
「姉さん、愛してる」
再び唇を重ねると、ドアをノックする音が聞こえたので、慌てて2人は離れた。
「入れ!」
「失礼します!右相、左相が至急相談したい話があるとの事です」
「左相が?分かった聞こう」
右相と呼ばれた紅い髪の女は右の丞相であるから、この国において第三位の地位にある高官だと分かる。権力を丞相に集中させるのを防ぐ為に、左右に分けて左相右相を置く場合もあれば、左相の補佐役として右相を置く場合がある。右相よりも左相の方が階級は上位となるから、基本的には左相が朝廷を執り仕切り、右相はその補佐と言う事になる。
「左相に拝謁致します」
「右相殿、どうぞこちらへ」
左相は右相を出迎え、右手で席へ誘導すると着席した。すぐに侍女がお茶を差し入れに来て、右相に頭を下げるとその近くに待機した。左相の左背後には、侍衛が立って守っている。
右相は見た目の年齢が20代半ばくらいの女性だが、左相の見た目の年齢は、60代後半に見えた。彼らはXNUMX人である為に不老長寿なので、見た目の年齢を遥かに超えて生きているはずだった。
右相は、左相に勧められてお茶を飲んだ。
「では本題に入るとしよう。右相殿を呼んだのは、連れ帰った姫様を取り戻そうと、門を潜って来た者達がいるそうなのだ」
「ほぅ?ふざけた事を…姫様を連れ去ったのは、YHWHの方では無いか」
「あぁ、確かに我らから見ればな。だがその事を知っている者は少なかろう」
笑いを堪えきれず、右相は笑い出した。
「身の程を知らぬな。まぁ無理も無い。全宇宙を支配する我らから見れば、地球の神など高が知れている」
左相は、お茶を啜りながら言い、天井を見つめてから右相に向き直した。
「たがな、1人だけマズい相手がおる」
「心配症でありますな?左相は。誰でしょう、その相手とは?」
「古之不定型生物じゃ」
右相はその名を聞くと、ピクンと反応した。
「まさかここで、その名を聞く事になるとは…」
「我らが支配した星の大半の生命体を喰らい尽くして、地球に来ていたみたいなのじゃ」
湯呑をテーブルに置き、右相は尋ねた。
「あのエルダー・スライムが何故、地球の神などに手を貸すのでしょうか?」
「生け捕りにした者の脳をイジって得た情報によると、姫様と懇意の仲であったそうじゃ」
「姫様と懇意!?」
あの食欲しか知らぬ暴食の化け物が、一体どの様な経緯で姫様と懇意になったのか気になる所ではあったが、エルダー・スライムは脅威でしかない。自分達の親の代には倒す事が出来ず、追いやるのが精一杯だったと聞く。
「奴が喰らい尽くした星々を修復するのに、どれほど苦労させられた事か」
右相は歯軋りをして、怒りを露わにした。
「古之不定型生物は、単独行動のようじゃがな」
「姫様を取り戻しに来たのか?」
「そうじゃろうな」
右相は少し考えてから言葉にした。
「エルダー・スライムが姫様と懇意であるなら、もしや言葉が通じるのかも知れないですね?」
「流石、右相殿。儂の真意を組んで頂けましたかな?」
右相は立ち上がると、紅い髪をなびかせて退室した。
「右相、左相は何と仰ってましたか?」
「私にエルダー・スライムの説得をして欲しいそうだ」
「え、エルダー・スライム…って、あの!?説得なんて無理ですよ!」
右相の侍女は親しそうに話していたが、話の内容を聞いて驚愕した。
「意外にそうでも無いのだ」
姫様とエルダー・スライムが懇意らしいと言う話をすると侍女は、姫様にエルダー・スライムを説得してもらえば良いのでは?と言った。
「ははは、相変わらず洛の発言には驚かされるな」
洛と呼ばれた侍女は、照れ笑いをした。
「だが、それはダメだ。姫様と一緒に逃げてしまう可能性がある」
やはり殺した方が、早いのでは無いのか?と、右相は思った。本当に殺せないのだろうか。相手は高がスライムなのだ。
「右相、姫様が目を覚まされました」
「そうか、すぐに行く」
侍衛の1人から報告を受けると、姫様がいるはずの寝室へと走った。
私が目を覚ますと、見知らぬ部屋にいた。ここは何処だろうか?確か私は、ルシフェルと愛し合っていたはずだ。ミカエルの目を盗んで、ようやく結ばれたのだ。
ルシフェルが堕天して、父ヤハウェと最終戦争を行った原因が自分にある事を悔いていた。
ミカエルだけでなく私にとってもルシフェルは、優しい義兄ちゃんだった。いつも気遣ってくれて、ミカエルだけでなく、自分にも気がある事には気付いていた。
だが、気付かないフリをしていたのだ。今のままの関係が、壊れてしまう事を恐れたからだ。そうは言いながらも、隠れて何度かルシフェルと身体を重ねた。ミカエルは私に嫉妬していたが、私だってミカエルに嫉妬していた。
私は従妹で、ミカエルは実妹だ。兄妹で愛し合うなんて、神々では珍しい事では無い。私だってルシフェルを独り占めにしたかったのだ。
だけど私の実の兄達が、私を放って置かなかった。私を奪い合い、3人の兄達から代わる代わる抱かれた事もある。それが嫌で、原初人類と共に地上に降りて、人間として暮らす事を選んだのだ。
室内に誰か入って来た。紅い髪の女は、肌が白くて整った顔立ちをしていたが、何処か怖さを感じた。別に睨まれている訳でも顔が怖い訳でも無い。目が合うと、心の全てを見透かされているみたいな気がしたのだ。
「貴女は、どなた?此処は何処?ルシフェルはどうしたの?」
「姫様に拝謁致します!初めてお目にかかります私は、段羽と申します。右相を勤めさせて頂いております。此処はYR48星雲にある帝都の寝室で御座います。ルシフェルとは…どの者の事かは存知ませぬが、巨人の国にいた者は皆殺しにしております」
私はベッドから起きあがろうとして、よろめいた。
「ちょっと待って。情報が多過ぎて頭が整理出来ないわ。皆殺し…?皆殺しって…、貴女が皆んなを殺したって言うの!?」
段右相に掴み掛かる様にして尋ねた。
「私が手を下した訳では御座いません。報告を聞いただけで御座います」
「本当に?本当に皆んな死んだって言うの?お、お母さんも…!?」
「母君…ですか?あぁ、アシェラの事でしょうか?あの女は、何度も夫を裏切って変えた薄汚い裏切り者です。あの様な者は、姫様の母君などでは御座いません!姫様の本当の母君は、容明皇后様で御座います。美しくて聡明な方でしたが、早逝されました」
「嘘よ!私のお母さんはアシェラよ」
両手で目を押さえても、涙が溢れて来た。
「それは違います。例え姫様でも、容明皇后様を否定されてはいけません。亡くなる直前まで、姫様の安否を気遣われていらっしゃいました」
紅毛の右相は、そう言って涙ぐんだので、本当の事を言っているのだと感じた。
「アシェラが、私の本当のお母さんじゃない?では、アシェラは何者なのよ?」
「あの女は、容明皇后様の侍女でした。ある日あの女が、畏れ多くも姫様を攫って逃げたのです。その日から今日まで、ずっと姫様を探しておりました」
私は力無くベッドに腰掛けた。
(いや待てよ?アシェラはヤハウェに奪われた時、既に私が居たと言っていた。つまり、私を攫った犯人は別にいると言う事だ)
この女が話している事は、半分本当で半分嘘だと分かり、警戒した。
「それで姫様に、姫様のお力添えをお願いしたい事案が御座います」
来夢が、こっちに向かっていると聞いて喜んだ。
「来夢に会えるのね?」
「それで、私がエルダー・スライムと交渉しているのを、フォローして頂きたいのです」
「どう説得するつもりなのよ?」
「我々は戦う意思はない。姫様と懇意と聞くので、姫様の側で守って欲しいと説得するつもりで御座います」
「ふぅん。なるほどね」
私は間も無く来夢に会えると思うと嬉しくて、心が弾んだ。皆んなが殺されたと聞いた。しかし私なら、全員を生き返らせられる。従順さを装い、隙を見て此処から抜け出そうと画策した。その為にも、来夢の力は必要だった。
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