ふわふわ雲 と ほかほかパン

星野 未来

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■第1章: 春

【 ふしぎなパン 】

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「ねぇ、春風くん。あのクルリとになったパンは何て言うの?」
「あれはね、ベーグルって言うんだよ」

「ベーグル?」

 何だか、とってもおいしそう。

「いらっしゃいませ~」

 パン屋のお父さんの元気な声が聞こえてくる。
 お客さんも、みんな笑顔でパンをながめてる。

「ママ、このパンなぁに?」

 小さな女の子が、お母さんに聞いている。

「これは、ベーグルよ」
「ベーグルって、おいしいの?」
「ええ、とってもおいしいわよ」

 小さな女の子とお母さんは、笑ってる。

 焼きたてのベーグル。

「わたしも、食べてみたいな……」

 ホカホカ、ホカホカ、おいしそう。


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