ふわふわ雲 と ほかほかパン

星野 未来

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■第4章: 冬

【 冬の空 】

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 冬の空。

 わたしは、お母さんとはぐれてる。

「お母さん、どこにいるの? ねぇ、お母さん……」

 でも、お母さんの声は聞こえない。

 悲しくて、悲しくて、涙がこぼれそう。

「どうしたの? 雲ちゃん」

 冬支度ふゆじたくを済ませた、ミノムシさんが、温かいおふとんから顔を出し、わたしに声をかけてくれる。

「お母さんと、はぐれちゃったの……」
「そうなんだ。それなら、ぼくの友達の電柱でんちゅうくんに聞いてみるといいよ。電柱くんは、背が高いからお母さんをきっと見つけられると思うよ」

「ありがとう。ミノムシさん」

 わたしは、電柱くんに聞いてみた。

「ねぇ、電柱くん。わたしのお母さんを見なかった?」
「ボクは見なかったけど、仲間の電柱くんたちに聞いてみるね」

 そう言うと、電柱くんは電気を放ち、伝言ゲームのように、次から次へと仲間へ知らせる。

「ビリビリ、ビリビリ、雲ちゃんのお母さん見なかった?」
「ビリビリ、ビリビリ、雲ちゃんのお母さん見なかった?」


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