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第1章「今の故郷」
第6話「『ただいま』だけど『只今』修羅場」
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アスチルベ目線
___________________________________________________
村の入口に来ると、お父さんがいた。
大口を開けて私の顔をしっかり見つめ、数秒時が止まったのかと思うほど固まった。
その後無表情で此方に近づいてくる。
あー怒られコース1時間コースご案内ですー!なんと今回限りハッピーセットで母親とリリーお姉ちゃんの罵声が付いてきまーす。
まあオトク♡
脳内煩い。
デコピン覚悟で目をきつく閉じ、衝撃に備える。
温かい人肌に包まれた。
「おかえり。アスチルベ。」
心の底に氷を溶かすような温かみのある言葉と抱きしめてくれる事で伝わってくる愛情。
「………ただ、いま。」
いつもより真剣に話す父親。
なんだ、ちゃんと父親らしi……
「心配…………じだん"だぞ!!!!!」
目と鼻から出始める水分。
あ、頼りがいがある父親像が一瞬にして消えました。
「おおぉぉおい!!!皆あぁぁあぁ!!!
俺のエンジェルが帰ってきたぞおぉぉお!!!」
お父さんのお得意な大声。村の全体に響き渡る。
一瞬の静寂。
そして次に聞こえたのは、、、、激しい足音。
ドドドドドドドドドドドド
押しつぶされる未来が見えますわ。
オホホホ………いや、冗談じゃない!
でも脳内シャッターが自動で発動。
勝手に実況、始まりマウス。
だだいま先頭に走るのはこの村随一の美女『ハハウエ』
その後方にはそんな走れたのか、myエンジェルの『天使』
その背後には土埃で見えませんがほぼ村人全員が走っている様子。
これは一体誰が一位を取るのでしょうか。
((ふむ、後方から迫ってくる体格の良い少年が先頭に来るのではないのか?))
おっと!今解説の声に応じたかのように、『カオダケイケメン』
がラストスパートを掛けてきた!
之は目を離せません!
…………ん?
((お主の脳内は面白いな。))
なにナチュラルに脳内会話入ってきてんのよ!!
((それよりいいのか? あの群生は留まる思考を持ってはおらんぞ?))
いやそれはやばい。
((助けてやろうか?))
え?本当!
((我と契約を結ぶと約束するならばの話だがな))
なんかメリットあるの?
((ふむ……もしお主に危険が迫れば助けてやれる。更にお主と我で五感を共有できたり、移動を手伝ってやろう))
なんだ、じゃあ結びまーす!
結ぶからはよ助けて!!
((……クック……あい、分かった。
ゆめゆめこの事を忘れるでないぞ。今夜契を交わす。))
何でもいいから早く助けて。
((クックック……يطير……。))
え、なんて言っt………
「うひゃあ!!何これ、何これ!」
地面と足が離れだし、徐々に空へ浮かび上がる。訳が分からなくてグラデウスを探しても見つからない。
360度回転しながら探すと、、、いた。
木の上から指を私に向けて笑みを浮かべている。
先程まで閉じられていた瞼が開いており、可笑しそうに目を細めていた。
うん。外見は最高。
中身は最低。
「後でおぼえておけよおおお!!」
((なんだ? このまま落とされたいのか?))
「いえ、ナンデモアリマセン。タスケテイタダキマコトニカンシャシテオリマス。」
「オチビちゃん!!」
何か違うのではと考えていたときに、どこか聞いたことある声がした。
ジャック?
頭おかしいんじゃない!?
ここはもう地面から少なく考えても最低数十mは離れてる。
それなのに何で私に手が届くの?
そう……気づけばジャックの手が私の腕を掴んでいたのだ。
表情の読み取れないジャック。それでも痛いほど腕を捕まれ、グラデウスの魔力を破ろうとしている。
「誰だよ……オチビちゃんにこんな事やってんのはよぉ!!」
初めて見るジャックの真剣な表情。
浮き出る血管からよっぽど怒っているのが感じられる。
((なにっ! この小僧……ただ者ではないと思える。))
グラデウスの興味を持ったのか、高揚とした声と共に、体の浮力が消え、地面へと急降下を始める。
「え、ええええぇぇええ!!?」
「大丈夫。俺が今度こそオチビちゃんを守るからさ。」
ワアーオ、、、一生に一度は言われたい言葉をサラリと言われました。
それでも内臓が浮かび上がるような感覚が気持ち悪すぎて、ジャックにしがみつく。
目をつむり、衝撃に備えて準備万端!
かかってこい衝撃!
「オチビちゃん。目を開けてご覧。」
え?なに?まだ衝撃来ていないけど……
……まじか。
目を開けると大泣きしている皆の姿が目に入ってくる。
地面に降りた衝撃がなかったことから、ジャックが化け物だと理解しました。
多分華麗に着地をしてくれたのかな。
「た、ただいま。」
「「「「お"がえ"り"ぃぃぃいいいぃ!!!!!!!」」」」
結局押しつぶされました。
そして熱烈な事情聴取のため皆に囲まれ、最終的にグラデウス(人間の姿)の恩人に登場してもらったら、今度は歓迎パーティー。
美しい女性達からグラデウスの事情聴取が炸裂。
只今、修羅場中………。
To be continue⇨
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村の入口に来ると、お父さんがいた。
大口を開けて私の顔をしっかり見つめ、数秒時が止まったのかと思うほど固まった。
その後無表情で此方に近づいてくる。
あー怒られコース1時間コースご案内ですー!なんと今回限りハッピーセットで母親とリリーお姉ちゃんの罵声が付いてきまーす。
まあオトク♡
脳内煩い。
デコピン覚悟で目をきつく閉じ、衝撃に備える。
温かい人肌に包まれた。
「おかえり。アスチルベ。」
心の底に氷を溶かすような温かみのある言葉と抱きしめてくれる事で伝わってくる愛情。
「………ただ、いま。」
いつもより真剣に話す父親。
なんだ、ちゃんと父親らしi……
「心配…………じだん"だぞ!!!!!」
目と鼻から出始める水分。
あ、頼りがいがある父親像が一瞬にして消えました。
「おおぉぉおい!!!皆あぁぁあぁ!!!
俺のエンジェルが帰ってきたぞおぉぉお!!!」
お父さんのお得意な大声。村の全体に響き渡る。
一瞬の静寂。
そして次に聞こえたのは、、、、激しい足音。
ドドドドドドドドドドドド
押しつぶされる未来が見えますわ。
オホホホ………いや、冗談じゃない!
でも脳内シャッターが自動で発動。
勝手に実況、始まりマウス。
だだいま先頭に走るのはこの村随一の美女『ハハウエ』
その後方にはそんな走れたのか、myエンジェルの『天使』
その背後には土埃で見えませんがほぼ村人全員が走っている様子。
これは一体誰が一位を取るのでしょうか。
((ふむ、後方から迫ってくる体格の良い少年が先頭に来るのではないのか?))
おっと!今解説の声に応じたかのように、『カオダケイケメン』
がラストスパートを掛けてきた!
之は目を離せません!
…………ん?
((お主の脳内は面白いな。))
なにナチュラルに脳内会話入ってきてんのよ!!
((それよりいいのか? あの群生は留まる思考を持ってはおらんぞ?))
いやそれはやばい。
((助けてやろうか?))
え?本当!
((我と契約を結ぶと約束するならばの話だがな))
なんかメリットあるの?
((ふむ……もしお主に危険が迫れば助けてやれる。更にお主と我で五感を共有できたり、移動を手伝ってやろう))
なんだ、じゃあ結びまーす!
結ぶからはよ助けて!!
((……クック……あい、分かった。
ゆめゆめこの事を忘れるでないぞ。今夜契を交わす。))
何でもいいから早く助けて。
((クックック……يطير……。))
え、なんて言っt………
「うひゃあ!!何これ、何これ!」
地面と足が離れだし、徐々に空へ浮かび上がる。訳が分からなくてグラデウスを探しても見つからない。
360度回転しながら探すと、、、いた。
木の上から指を私に向けて笑みを浮かべている。
先程まで閉じられていた瞼が開いており、可笑しそうに目を細めていた。
うん。外見は最高。
中身は最低。
「後でおぼえておけよおおお!!」
((なんだ? このまま落とされたいのか?))
「いえ、ナンデモアリマセン。タスケテイタダキマコトニカンシャシテオリマス。」
「オチビちゃん!!」
何か違うのではと考えていたときに、どこか聞いたことある声がした。
ジャック?
頭おかしいんじゃない!?
ここはもう地面から少なく考えても最低数十mは離れてる。
それなのに何で私に手が届くの?
そう……気づけばジャックの手が私の腕を掴んでいたのだ。
表情の読み取れないジャック。それでも痛いほど腕を捕まれ、グラデウスの魔力を破ろうとしている。
「誰だよ……オチビちゃんにこんな事やってんのはよぉ!!」
初めて見るジャックの真剣な表情。
浮き出る血管からよっぽど怒っているのが感じられる。
((なにっ! この小僧……ただ者ではないと思える。))
グラデウスの興味を持ったのか、高揚とした声と共に、体の浮力が消え、地面へと急降下を始める。
「え、ええええぇぇええ!!?」
「大丈夫。俺が今度こそオチビちゃんを守るからさ。」
ワアーオ、、、一生に一度は言われたい言葉をサラリと言われました。
それでも内臓が浮かび上がるような感覚が気持ち悪すぎて、ジャックにしがみつく。
目をつむり、衝撃に備えて準備万端!
かかってこい衝撃!
「オチビちゃん。目を開けてご覧。」
え?なに?まだ衝撃来ていないけど……
……まじか。
目を開けると大泣きしている皆の姿が目に入ってくる。
地面に降りた衝撃がなかったことから、ジャックが化け物だと理解しました。
多分華麗に着地をしてくれたのかな。
「た、ただいま。」
「「「「お"がえ"り"ぃぃぃいいいぃ!!!!!!!」」」」
結局押しつぶされました。
そして熱烈な事情聴取のため皆に囲まれ、最終的にグラデウス(人間の姿)の恩人に登場してもらったら、今度は歓迎パーティー。
美しい女性達からグラデウスの事情聴取が炸裂。
只今、修羅場中………。
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