恋愛 婚約から家族ができるまで

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屋敷見学デート①

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 約束の火曜日になった。私は待ち合わせ場所になっている王宮の裏手まで小走りで向かった。今日は二人とも夜勤明けだったため仮眠は取らずに待ち合わせをすることにしたため朝の早い時間だった。今日は、午前中は街にある結婚後に住む予定にしている屋敷を一緒に訪問し中の様子を見てから、午後から隣町に移動し街で買い物をすることになっていた。
 待ち合わせより三十分早く向かったのだがもうドラガル様は待っていた。
「ドラガル様、おはようございます。遅れてすみません」
「いいや、まだ約束の時間の三十分前だから大丈夫だ。エリーゼ荷物を」
ドラガル様はそう言うと私の荷物を持ってくれた。今日はドラガル様が準備してくれた馬車で屋敷へと向かった。馬車の中では横に並んで座りドラガル様は私の仕事の話を笑顔で聞いていたが・・時々微笑むと私に口づけてきた。私は恥ずかしかったが嫌ではなかったので何も言わず口づけに応えていた。
「エリーゼ、眠くないか、朝ご飯はちゃんと食べれたか」
「大丈夫です。ちゃんと食べてきました。でもあまりたくさんは食べれませんでした・・これからドラガル様と一緒に出掛けると思うと胸が一杯で・・」
私はそう言うとドラガル様に微笑みかけた。そうして話しているうちに屋敷に到着した。
「ドラガル様、エリーゼ様お持ちしていました。初めまして執事のマイケルと申します。以後よろしくお願い致します」
屋敷では一人の男性が迎えてくれた。
「マイケルさん、こちらこそよろしくお願いします」
私がそう言うと
「父からは聞いていましたが本当にお綺麗な方ですねぇ」
そう言いながらドラガル様の事を小突いていた。私は何だかこの光景を見たような気がして思わず聞いてしまった。
「マイケルさんは、マルクさんのお知り合いの方なんですか」
私がそう尋ねるとマイケルさんは満面の笑顔で
「息子です。次男ですが」
と言ってきたのだ。
「やっぱりそうなんですか」
私がそう言うと
「私はそれほど父によく似ていますか。ちょっと侵害ですねぇ」
と言ってきたのだ。私が驚いていると
「エリーゼが言っているのはお前の性格だと思うが」
とフォローを入れてくれた。
「そうだったんですか。私はあんなに腹黒ではないですよ」
と言いながらかけている眼鏡を指で押し上げていた。するとドラガル様が
「いいや、お前も十分腹黒だ」
と横を向いて呟いていた。
「ドラガル様、屋敷の中はもう家具の搬入も終了しておりますのでいつでも住めるようにはなっております。しかし、ここに今暮らしているのは私だけでおりますので宿泊となるとどこまでお世話ができるかは・・」
「今日は、ここに泊まる予定にしていないから大丈夫だ」
ドラガル様がそう言うとマイケルさんは少し寂し気にしていた。
「マイケルさん、また今度お願いします」
私がそう言うと
「その時はしっかり準備させていただきます。ドラガル様、結婚式後はここの屋敷で過ごされるのですか」
マイケルさんがそう尋ねるとドラガル様は
「いいや、結婚式は王宮と領土で挙げる予定にしている。王宮での結婚式が終わったらすぐに生家の方に移動する」
それを聞いたマイケルさんは
「本当ですか、蜜月は生家ってことですか」
声を荒げそう言った。ドラガル様は溜息をつくと
「あぁ、そういうことになる」
とだけ言った。その後のマイケルさんの落ち込みようは半端なく、屋敷に入るなり
「案内は必要ないと思いますのでドラガル様、あとはよろしくお願い致します」
と言うと姿を消してしまった。
 屋敷は街中にあるため周囲が塀に覆われていたが敷地は広く畑や花壇・温室があった。屋敷自体はそれほど大きくなく機能重視の屋敷の様だった。ダイニングは広くやっぱりここでもみんなと一緒で楽しくご飯を食べるんだろうなと思いながら見ていた。次に二階へと移動した。二階には客間と私たちの寝室がある。客間を見た後寝室へと案内された。
「エリーゼ、どうぞ」
ドラガル様にそう言われ私は結婚後二人で過ごしていく部屋のドアを開けた。ドアを開けると太陽の光が目に飛び込んできた。一番日当たりがいい部屋が私たちの部屋になっていたからだ。部屋は、白を基調としていてカーテンは薄ピンク、家具は白で統一されていた。
「綺麗ですねぇ、何だか私の部屋に似ているように感じます」
私がそう言うと
「あぁ、基本ここで過ごすのはエリーゼだろう。少しでもエリーゼが落ち着けるようにちょっと似た感じにした」
ドラガル様はそう言うとボーと眺めている私の手を引くと
「エリーゼ、こっちもどうぞ」
部屋にあるドアの取っ手を私に持たせた。私がそのドアを開けるとそこは寝室になっていた。寝室は紺を基調とした作りになっており家具はダークブラウンで統一されていた。ベッドは天蓋付きになっており布は紺色と少し濃い目だった。そして部屋の端には仕事用の机が備え付けてあった。私はその机に触れながら周囲を見ていると横にある本棚の中に数冊の本が入っていることに気が付いた。
「ドラガル様、もう何か本を入れておられるんですか」
私が尋ねると
「俺はまだ入れていないが」
ドラガル様は不思議そうにそう言うと本棚の扉を開けて中の本を取り出し確認していたが・・途中で本を勢いよく閉じると棚にしまった。
「ドラガル様、どうしたんですか」
私が尋ねると
「マイケルは、マルクの子どもってことだ」
と返答した。私はまた夜の営みに関する本なんだと理解し苦笑いしながらドラガル様の方を見た。そうして
「ドラガル様は、勉強熱心だからまた読まれるんですか」
と尋ねてみた。すると
「そうだなぁ、また読んで勉強しておくよ。エリーゼのために」
と笑顔で返答してきた。私は恥ずかしくなり話題を変えることにした。
「寝室はドラガル様の部屋に似ているんですね。もしかしてドラガル様は寝室で仕事をされることがあるのですか」
「あぁ、迷惑だろうか」
「そんなことないです。でもドラガル様の仕事している姿を見ていると安心して私は眠ってしまいそうですけど・・私が眠ってしまうと邪魔になるんじゃないですか」
私が笑いながらそう言うとドラガル様は何も言わずに口づけてきた。そうして
「エリーゼ、そこにベッドがあるし・・」
私はドラガル様にそう言われ
「ドラガル様、待ってください。今はちょっと」
私が焦ってそう言うとドラガル様は笑い出した。
「ごめんごめん。抱きたくなったのは事実だが・・大丈夫だ、ここではまだ抱かない。ここはエリーゼが完全に俺のものになってからにしたいから」
ドラガル様はそう言うとまた口づけてきた。そうして耳元で
「今夜は別の所で抱く気だが」
そう囁いた。私は恥ずかしかったが
「私も早くドラガル様に抱かれたいです」
と呟いた。するとドラガル様は天井を仰ぎ見ながら額に手を置くと
「エリーゼ、煽るのは夜にしてくれ・・」
と言った。私はそんなドラガル様を見ると愛おしさが込上げ思わず抱き付いてしまった。ドラガル様はしばらく天井を眺めた後顔を戻すと
「エリーゼ、寝台は別々にしなかったのだがよかっただろうか」
と尋ねてきた。
「はい、一緒でいいです」
「俺は時々遅くなることがあるから別々にした方がお互いゆっくり休むことができるとも考えたのだが・・一緒の方が落ち着くかなぁっと思って俺の勝手で一つにした」
「いいですよ。そのかわり寝るときは」
「後ろから抱き締めるのだろう」
ドラガル様は笑顔でそう言ってくれた。それから寝室のベランダに出て庭を上から見たが庭も綺麗に手入れがされ花壇には色とりどりの花が咲いていた。そうして庭の端に目をやるとなんと馬小屋があったのだ。
「ドラガル様、ここには馬小屋があるんですか」
「あぁ、ドラゴを連れてくる予定にしている。馬の世話は本当は自分でしたいから」
「じゃあ、ドラガル様、私もカトリーヌを連れてきてもいいでしょうか」
「あぁ、別にかまわない」
「嬉しい。結婚したら離れ離れになるって思っていたので・・ちょっと見に行ってもいいですか」
私はそう言うとドラガル様の手を引いて庭へと降りて行った。馬小屋は、四頭ぐらいまでなら繋げる広さがあった。日当たりもよく周囲には草木が茂っており馬が喜びそうな感じに仕上げてあった。そうして見ていると近くに温室があり今度は温室が気になったため
「ドラガル様、今度はあっちの温室を見てもいいですか」
私はそう言うと再びドラガル様の手を引いて歩いた。温室の中には果物の木が多く植えてあった。
「ドラガル様、あのフルーツは植えてあるんですか」
私が振り返って尋ねるとドラガル様は満面の笑みで
「勿論」
と言った。私は何から何まで私の事を考えてくれていることが嬉しく、気持ちが抑えきれずドラガル様に抱き付いて口づけてしまっていた。ドラガル様は驚いていたが私の口づけに応えてくれた。その時ドラガル様の後ろから咳払いが聞こえた。するとドラガル様は私を抱き締めた状態で顔だけ振り返ると
「もう時間か」
と尋ねていた。
「はい」
とマイケルさんの返事が聞こえた。
「エリーゼ、そろそろ隣町に移動しようか。もう昼前になったみたいだ」
「はい」
私はそう言うとゆっくりとドラガル様から離れた。今更ゆっくりしても急いでもこの恥ずかしい状況は何も変わらないのだが・・私はドラガル様の隣に立って顔を上げるとやはりそこには満面の笑みのマイケルさんが立っていた。
「仲が良いことは素晴らしいです。本当にドラガル様、良い人と巡り合われ私は嬉しいです。父があれほど喜んでいた訳が分かりました。続きは、隣町の楽しみですね」
そう言うとウインクをして玄関へと向かっていった。私たちは後に続いた。玄関で再び馬車に乗り込むと隣町へと向かった。馬車の中でドラガル様が準備してくれていた昼食を摘まんだ後、私はドラガル様の肩にもたれながら外の景色を眺めていた。そうしているうちに馬車の規則的な揺れが私を眠りへと引き込んでいった。
「エリーゼ、もうすぐ着くのだが、そろそろ起きれそうか」
そう言われ私が目を覚ますとドラガル様が私の頭を撫でていた。どうも状況から私はドラガル様に膝枕をしてもらっているみたいで・・私は顔を上に向けるとドラガル様と目が合った。
「ドラガル様、私また寝てました。それもドラガル様の膝に頭を置いて」
私がそう言いながら急いで起き上がるとドラガル様は
「大丈夫だ、役得だ」
と微笑んだ。馬車は以前宿泊した宿屋に到着した。私たちは荷物を預けるとまた一緒に街に買い物に出掛けた。
「エリーゼ、買いたい物があるのだが、いいだろうか」
「いいですよ。そこに行きましょう」
私がそう返答するとドラガル様は私の手を引き街中を歩いて行った。そうして一軒の洋服屋さんに入った。そこには寝具や寝間着なども置いてあった。私たちが中に入って見ていると一人も女性が外回りの仕事から帰って来た様子だった。そうして私と目が合うと
「エリーゼ様じゃないですか」
と声を掛けてきたのだ。私は女性を確認するとなんといつも夜着を購入していた販売員だったのだ。
「あぁ、いつもお世話になっています」
「いえいえ、こちらこそ御贔屓にしていただいてありがとうございます。今日は何かお探しですか」
「今日は、婚約者と一緒に買い物に寄らせていただきました」
私はそう言ってドラガル様を紹介した。すると
「この方が・・想像通りの殿方ですねぇ。お噂はソフィア様から伺っておりましたが、本当に・・こんなにかっこいい方が世の中におられるのですねぇ」
と言うとまじまじとドラガル様を見ていた。ドラガル様は視線に笑顔で答えながら私に
「エリーゼ、知り合いなのか」
と尋ねてきた。
「いつも夜着を購入している時の販売員の方なんです」
と小声で言った。ドラガル様は頷くと
「今日は、お揃いの寝巻を何組か購入したく寄ったのだが、なにかおすすめのものがあれば見せてもらいたい」
と声を掛けた。すると販売員の女性は我に返り
「そうですねぇ、ここではなんなんで奥にお部屋を準備させていただきます。そちらにどうぞ」
と私たちを奥の部屋へと案内してくれた。部屋にはカーテンで仕切ることができる試着室と姿見の鏡が何台も置いてあった。部屋の中でしばらく待っていると女性が何人かの女性を引き連れて入ってきた。
「こちらが私共がおすすめする寝間着でございます」
女性はそう言うと五点のペアの寝間着をテーブルに並べていった。どれもこれも男性の寝間着はかわり映えがなく色が違う程度だったが、女性の寝間着は違い、どれもデザインが様々で寝間着というよりなんだか夜着に近い感じがした。
「私共は店の方に下がっておりますので、もしよろしければご試着していただいてもかまいませんがいかがなさいますか。着替えに人が必要でしたら手伝わせていただくこともできますが」
と声を掛けてきた。するとドラガル様は考えることなく
「じゃあ、試着させてもらう。手伝いはいい、俺がする」
「では、私共は下がらせていただきますのでお決まりになりましたらそちらのベルを鳴らしてお知らせください。あとこちらにもいくつか違う使用の物も準備させていただきましたのでよろしければご覧ください」
と言うとテーブルに大きな袋を置き、あっという間に部屋から出て行った。私が呆気にとられてその様子を見ていると
「エリーゼ、数が多いから次々試着していこう」
ドラガル様はそう言うと私を試着室へと移動させ、私のドレスのボタンを外しだした。
「ドラガル様、本当に試着するんですか」
私が焦ってそう言うと
「あぁ、どうせならエリーゼに似合うものがいいからな」
と言いながら私のドレスを引き下げ脱ぐよう促してきた。私は仕方なく下着姿になると寝間着を試着した。五着全てを試着し終えると二人で相談してその中の四着を購入することにした。ドラガル様は一番ピンクが気に入ったみたいで試着する時間も長く他の寝間着以上に私に触れてきたように感じた。
「ドラガル様、やっと終わりましたね。そろそろ店員の方を呼びましょうか」
私が着替えながらそう言って振り返るとドラガル様はテーブルの上に置かれた袋の中を見ていた。あまりにも真剣な表情でドラガル様が見ているため袋の中が気になり下着姿にガウンを羽織ると一緒に袋に中を覗いた・・中には色取り取りの下着が入っていたのだ。私が今まで購入していたシンプルな物ではなく基本可愛い感じの物ばかりが・・私が以前可愛いのがいいと言っていたのをあの店員は憶えていて準備してくれたのだろう。私はどう反応したらいいか分からず黙っていると
「エリーゼ、ついでに下着も購入するか」
とドラガル様が言った。私は一緒に選ぶのが恥ずかしかったがどうせ見せるのはドラガル様なのでドラガル様が気に入ったものを付けた方が喜んでくれると思い購入することにした。
「ドラガル様は、どれがいいと思いますか」
「そうだなぁ。どれもデザインが可愛いからエリーゼによく似合うと思うが・・」
と言いながら真剣な表情で下着を選んでいた。私はなんだかさらに恥ずかしくなったため
「ドラガル様、私は着替えてくるので選んでもらっていてもいいですか」
と言うと試着室へと戻った。私が着替え終わり戻ってくると戻ってくると四セットの下着がテーブルの上に置かれていた。
「エリーゼ、これでいいだろうか」
ドラガル様はその四セットを私に勧めてきた。よく見ると色が寝間着に合わせている感じだった。どれも私好みの可愛いデザインだったので
「これでいいです」
と笑顔で言った。するとドラガル様はベルを鳴らし店員を呼んだ。店員が入ってくると何やら話し掛けていたが、その後支払いを済ませて戻って来た。
「ドラガル様、私の分は私が払うので・・」
私がそう言うと
「えっ、俺が払う」
と頑なに拒否し、店員が奥で話している時に私の耳元で
「寝間着も下着も俺が欲しいから選んだものだから、エリーゼは俺が選んだ物を着て俺に見せてくれれば嬉しい」
と言った。私はまた恥ずかしくなり顔に熱が溜まるのを感じた。その後袋を受け取ると店を後にした。今日は仮眠もとらず動いていたため早々に宿屋に帰り夕食にすることにした。
まだ夕食には早い時間ではあったが私たちはレストランで夕食を済ませ部屋へと戻った。
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