マリアンヌは、今日も元気です。

桃次郎

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ブライト公爵家に、念願の娘が誕生した。

しかし、産声が弱弱しく、なかなか乳を飲もうとしない。

「お願いよ。お乳を飲んで。お願い。」

娘の母、ジェシカは唇を震わせながら声をかける。

「さあ、お乳を飲もう。元気になるぞ。」

娘の父、クリスも声をかける。

娘を優しく撫でながら、お乳を飲まそうと声をかける。

両親の声が届いたのか、小さな口を乳房に寄せてコクリとお乳を飲んだ。

「お乳を飲んだわ。」

「やったな。」

両親の目には、安堵の涙が溢れた。




子供の名前は、マリアンヌと名付けた。



マリアンヌには、3人の兄がいる。

長男デヴィッド、次男ブロス、三男ジャック

ジェシカは、どうしても娘が欲しかった。

長男を産んだ後、次は娘を。と頑張った。

しかし、誕生したのは男の子。

次こそ、娘を。と頑張った。

しかし、誕生したのは、男の子。

もう、これが最後!と頑張った。

天はジェシカを見放さなかった。

念願の娘が誕生した。

産まれた直後は、弱弱しく、このまま失ってしまうのではないか。と不安に駆られた。




マリアンヌは、3歳になった。



マリアンヌは、決して体が丈夫とはいえなかった。

しょっちゅう、熱を出し、また風邪もひきやすく、食事の量も少ない。

そのせいか、体力もあまりなかった。

マリアンヌは、外へ出る事がほとんどなかった。

外から兄達の声が聞こえてくると、窓から外を眺める。

カーン、カーン。

と木剣の打ち合う音が庭に響く。


「いいな~。私もお兄様達と剣を習いたいな。」

ポツリと呟く。


兄達は、毎日、マリアンヌに会いに部屋へと訪れてくれる。

長男のデヴィッドは、マリアンヌへリボンやハンカチをプレゼントしてくれる。

次男のブロスは、お菓子をプレゼントしてくれる。

三男のジャックは、庭に綺麗に咲いている花を摘んできてくれるのだ。

マリアンヌは、兄達にとても愛されていた。








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