マリアンヌは、今日も元気です。

桃次郎

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マリアンヌは、5歳になった。


庭へ散歩ができるぐらいに、健康になった。

今日も、兄達が剣の稽古をしている。

傍で、マリアンヌは、兄達の稽古を見ていた。

どうしても、マリアンヌも剣を習いたくなった。

しかし、木剣は重そうだ。

辺りを見回し、ちょうどいい長さの木の枝を見つけた。

「これで、私も稽古をしましょう。」

兄達の稽古の真似をする。

両手で枝を持ち、「えい。」と、枝を振る。

マリアンヌの掛け声に気づいた、兄達が稽古を中断し、マリアンヌの傍に駆け寄る。

「マリアンヌ。剣の稽古かい?」

デヴィッドが、マリアンヌの頭を撫でる。

「えぇ、そうよ。私もお兄様達みたいに、強くなりたいの。」

「ふふふ。マリアンヌは、僕達のお姫様だから、僕達に守られていたらいいんだよ。」

ブロスがクスクスと笑う。

「そうだよ。マリアンヌをいじめる子がいたら、僕がやっつけてあげるよ。」

ジャックがファイティングポーズをする。

「それじゃあ、ダメなのよ。私だって、悪い人がいたら、やっつけるのよ。」

マリアンヌは、ほとんどベッドの上の住人となっていた為に、両親からたくさんの絵本を与えられていた。

その中でも、一番のお気に入りの絵本は、少年が悪事をはたらく大人たちを成敗する物語だ。

贅沢三昧の生活をする領主が、領民に重税を課し、生活に苦しむ領民達の為に、一人旅をしている少年アンディが、領主の様々な悪事を暴き、成敗する、とてもスカッとする物語だ。

マリアンヌは、大きくなったら、アンディのように、一人旅をしながら悪人を成敗したい。と思っている。

その為に、兄達と一緒に剣を習いたいと思っているのだ。



『渡り鳥 少年アンディ』シリーズは、大人気絵本で全15巻まで発売されている。

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