だから、私はきみを呪う

ほし めぐま

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渡された血塗れ大鍋《コルドロン》

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 狐賀氏からのプレゼントは
血をグツグツ煮込んでいる大鍋コルドロンのタロットカードだった。

血が苦手だったので何となく使わないでいた。
1度だけ人を占ったことがあったが、ろくでもない女たらしの配信者になってしまった。

─3年と3ヶ月後

不安やよく分からない怒りや、
自分の意思じゃない暴言が頭の中を駆け巡る。

その理由を榊乃葉氏が教えてくれた。

「あれは占いカード精霊を使って、
   君から君の力を奪っていたんだ。」

「何を貰ったか全部言えるね?」

私は全て話した。

「琴を使う呪いなんて、
  またこれは古い呪いを使ったもんだ。」

「あれは琴を使って、君の守護獣の
   肉体と精神をバラして、
   ぬいぐるみでそれを閉じ込めていたんだ。」

「それだけじゃない。
   君の聴力がなくなっていったね。
   しかもあれは琴をを弾けば、
   琴を弾けば君の神様の声を聴く力も奪った。」

「ああ、知り合いの魔女たちに聞いたが、
   カードの精霊の性格までも歪めていて、
   君では手に負えないだろう。
   俺が引き取るよ。」

後日に榊乃葉氏は配信でこう言った。

「レイラちゃん。これが等価交換。」

「今日、タロットカードを頼んでいたんだ。
  そしたら、
  向こうの手違いでタダで届いてしまってね、
  念の為にお店に連絡をしたところ…」

『そちらの方から泣いている子ども達が
  見えたんです。
  ちゃんと届いたか心配でしたが、
  そのような事情でしたか。
  でしたら、カードのお代は大丈夫です。』

「…って訳で、本来居るカード精霊達と
  一緒にこの子達は暮らしているよ。
   浄化して綺麗になったね。眩しいよ君たち。」

血塗れのコルドロンが
綺麗な銀色の鍋に戻ったかのように
タロット精霊達はキラキラ微笑んでいた。
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