だから、私はきみを呪う

ほし めぐま

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狐との再会 その1

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榊乃葉氏が猫神様が狐の回収に失敗してしまったので、俺が行くと言って私が受け取れるように
電話アプリdiscordで通話をしてくれた。

「…というわけで、
  俺がパパッといっちょ行ってくるわ。」

5秒程、榊乃葉氏が黙った。

「見つけた。」

「ほらっ、受け取りな。」

心の目で見た時、
痩せこけた白い四尾の狐が私の腕のそばに来た。

「なんじゃい、なんじゃい、
   擦り寄ってきて、べたべた触ってきて、
  きしょくわるいのぅ!」

─ぱちん!ぱちん!

榊乃葉氏は狐賀氏の生霊を手で祓う。
よっぽどしつこかったのか、
榊乃葉氏は非常に苛立っていた。

「狐は大丈夫か?
  悪いがお先にわしをお祓いさせてもらうぞ。」

「暫くは家に留守番させて、
  よく油揚げと鶏肉を食べて狐を療養させな。」

「次に狐。浄化するから。
   こっち来い。」

「よし、終わった。」

「そんじゃ電話切るけど大丈夫?
  質問とかある?」

「大丈夫です。」

「ん、それじゃね。」

「はい。それではまた。」

それから、言われた通り狐を留守番させて、
私はいつも通り巫女の仕事をして、
たまに榊乃葉氏の配信を聴く日々だった。

家に近づくと窓から狐が嬉しそうに
玄関へ向かうのを見ると暖かい気持ちになった。

─数ヶ月後、
白狐の療養が終わり、
一緒に職場に行き、昼も一緒に
ご飯を食べるようになった。

榊乃葉氏の配信でまた取られてしまわないように
契約を結び直しもした。

「白狐よ。
  あなたはこの娘《こ》が死ぬ時は共に果《は》て、この娘が輪廻を巡り、来世へ行く時もこの娘と共にあることを誓いますか。」

─キャン!

白狐は鳴き、契約書に肉球のサインをした。

「この子(狐)はまだ読み書きも出来んのかね、
  そろそろ、仕事行ってる間とか休みの日とか      に※氏神の所に行かせて、読み書きと人間界    の右左を教わってきた方がいいね。」

「ちゃんと何時までには帰るように言えば、
   ちゃんと帰ってくるはずだから。」

※氏神とは…
それぞれと地域、
土地の基づく土地の神のことをしめす。


そして、あれは
職場からの帰り道で電車に揺られていた時に榊乃葉氏の配信を聴いていた時のことであった。

「レイラちゃん。
  その白い狐。本来もう1匹いるはずだ。
  対になる狐がかならず、もう1匹いる。」

そう言われた。

「どこに居るか心当たりはあるかい?」
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