だから、私はきみを呪う

ほし めぐま

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天網恢恢疎(てんもうかいかい)

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 「─人間は嘘をつくが、
     僕らは嘘をつかない。」

それが悪魔達の答えだった。

「さて、これで十分だね。
   チャネリングを切るよ。」

「さて、次は誰が祓うかだね。」

「こんにちわ、スサノオさん。
  奥さんと仲睦まじくしてる
  ところ、ごめんなさいね。
   ヒーローになる気はありません?」

「ない。あらそう。」

「次、西洋行こう。」
   
 「ぷるるるるるる!
   ユミルさん?この男はっ倒してくれません?
   いやん、ちょっと、着拒しないで!!」

「北欧神~。あん、着拒。」

「ぷるるるるるる!
   巨人の皆さん、見てこれ、巨人の幼体。
   そんなブサイクな同族いてたまるか?
   ちょっと個体差あるから何とかなりせん?
   あん、拒否された。」

「ぷるるるるるる!
   首狩り族のみなさぁん!
   この呪物ほしくないですか?
   え、黒豚だったら、間に合ってる?」

「仕方ない、
   基本気に入らないけどあいつ呼ぶか。
   イエス~、こいつ倒せない?
   なに?殺生はしないからだって?」

「あ、浄化だけしてるわ。」

「なー、オグマ。
   あれってどこで殺した方がいい?
   ユグドラシルの根元かね。ほー。」

「仕方ない。俺が行ってくるか。」

─すぅう。

「みぁあ(悲鳴)。
   浄化して浄化しきれなかった穢れが、
   分離してラーメンの油みたいに浮いてるにゃ」

「あいつの悪性引きずり出しながら
   パパが飛んでるにゃ。
   運ぶの疲れたみたいで、
   大西洋の上空であいつを食ってるにゃ、
   まずい。まずい。って言って食ってるにゃ。」

「やつの腹から白虎の人間の姿が出てきたにゃ
   アフリカに上陸して息をしろ!
   しっかりしろ!って言ってるにゃ。」

「2匹の狼達とあいつの家に向かってるにゃ。」

─白虎の本体がどこかにいるはずだ。
         探せ!

「…見つけた。白虎。
   生きたければこれを食え。」

どかり。と榊乃葉氏が腹から出した
双樹の人間の姿を双樹本体の前へ投げる。

「レイラちゃん。
   白虎を浄化するからちょっと待ってね。」

─ふぅううう。

「おい、白虎!
  貴様がもっとちゃんとしていれば、
  レイラちゃんがあれと会って、
  狐がバラバラにならずに済んだんだぞ!!」

─すん。しくしく。

「双樹《なみき》を責めないでください。
   考え無しに付き合ったのは私です。」

「いいや、幻生物を甘やかしたらいけんの!」

「は~。まったく。ほら、主人の元に帰んな。」

スマホづてで双樹が帰ってきた。

「レイラちゃん。悲しい話がある。
  あれの偵察に行ったレフがあまりの臭さにショック死してしまった。」
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