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第一章 城
スキル「優しい心」レベルMax
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俺の新たなゲーム(人生)は前とは全く異なる異世界だった。
俺はリンリンと名付けられたらしい。男なのに・・・。
そそっかしいピンク女のせいで、前世の記憶があるため、正直、今の赤ちゃん時代はつらい。
今、俺を抱いているのは乳母のおばさんだ。
赤ん坊なのにもう視力は一人前だ。ベビーベッドが置かれているこの部屋を見る限り、恐らく裕福なのだと思う。
今までに数回ほど見た生母は、かなりいけてる金髪碧眼の美人さんなのだが、性格が悪いのか、子供嫌いなのか、はたまた、高貴なご身分なのか、俺のことは乳母にまかせっきりだ。
美人に育てられるなら、赤ちゃん時代も充実したのだろうが、この世界でも俺はついてなさそうだ。
1つ気になることがある。
この世界は本当にゲームのようで、ステータスウィンドウのようなものが脳内にある。
今のところ
種族 ヒト Lv1
スキル 優しい心 Lv9999
だけだ。
この「9999」という値が非常に気になっている。Max値ではないだろうか。
「おーよしよし、本当に優しい目をした子だよ、リンリン」
乳母のセシリおばさんはいい人なのだが、若さが足りないし、ルックスもねえ・・・。
で、俺はこのおばさんのおっぱいを毎日吸って暮らすわけだ。
あのピンクの女、かわいかったし、おっぱいもきれいだったなあ。
「ちょっと、あんた、変な想像しないでね!!」
(どわわっ、ピンク女!)
「ピンク女じゃないわよ。私はあなたのインストラクターのラクタよ」
(語呂合わせ?)
「本当にラクタだから仕方ないじゃない」
(はあ、インストラクターですか。しかし、これ、どうなってるんです。見えないけど声だけ聞こえてきます)
「あの白い場所覚えてるでしょ? あそこにあった白い機械を使って、あなたの脳に直接話しかけているのよ」
(え? ボクの体の中に入ってるんですか?)
「脳の信号を共有しているのよ。あなたの視覚、味覚、嗅覚、触覚からの情報も入ってくるわよ」
(あれ、すごい機械だったんですね。あっ、聴覚は入ってこないんですか?)
「それはいいとしてさあ。君の痴漢行為のせいで、えらい迷惑よ。いろいろ処理する前に転生させちゃったのが大問題になってね。なぜか私が責任を取ることになって、君を見張ることになっちゃったのよ」
(いや、あなたの責任でしょ、間違いなく。 で、聴覚は?)
「うるさいわね。聴覚は共有できないわよっ。あと、私の責任ではなく、あなたのせいじゃない。私は被害者よっ! 本当に面倒だわ。で、一応仕事だから、聞くわ。困ったことない?」
(困ったことあります。乳母変えてほしい・・・)
「何言ってんの。チェンジなんてシステムないわよ。贅沢言わないの。じゃあ、またねっ」
(あっ、ラクタさん、スキルのことを聞きたいです)
(いっちゃったか。あの女いつもせわしないな。だからミスするんだよ)
「なんか言った? まだ時間終わってないって戻されたのよ」
(あ、ラクタさん、スキルのこと聞きたいです)
「ちっ、調子いいやつね。スキルって、「優しい心」のことね。あなたはレベルMaxよ。それもね、適切な値に減らす前におっぱい揉まれて・・・。あんたさあ、おっぱい揉むのって、犯罪なんだよ、は、ん、ざ、い」
(そんなことより、スキルの説明をお願いします)
「ふん、この仕返しはいつかしてあげるからね。そうそう「優しい心」はね、相手に優しくしたときに、その効果を強めてくれるスキルなのよ」
(それが、何か役に立ちます?)
「ちょっとした優しい言葉でも、この人凄く優しいって感動してくれるのよ。優しい人だと好意を持ってくれるの」
(それ、すごいことじゃ)
「結構すごいわよ。でもね、10000人のうち1人ぐらいはスキルに惑わされないから、過信は禁物よ」
(100万人いたら100人か。その100人が俺の近くにいたら)
「そうなのよ。あくまで確率であって、あなたのスキルに惑わされない人の絶対数は少なくないわよ」
(そうか。それに、そもそも優しくなければ、スキルも発生しないし、優しくないと意味ないのか)
「そういうこと。じゃあ、今日はこれまで。一応時間制限があるのよ。1日5分までなの。じゃあねっ」
(あっ、さようなら)
そうか、乳母は今の人で我慢するしかないということか。
俺はリンリンと名付けられたらしい。男なのに・・・。
そそっかしいピンク女のせいで、前世の記憶があるため、正直、今の赤ちゃん時代はつらい。
今、俺を抱いているのは乳母のおばさんだ。
赤ん坊なのにもう視力は一人前だ。ベビーベッドが置かれているこの部屋を見る限り、恐らく裕福なのだと思う。
今までに数回ほど見た生母は、かなりいけてる金髪碧眼の美人さんなのだが、性格が悪いのか、子供嫌いなのか、はたまた、高貴なご身分なのか、俺のことは乳母にまかせっきりだ。
美人に育てられるなら、赤ちゃん時代も充実したのだろうが、この世界でも俺はついてなさそうだ。
1つ気になることがある。
この世界は本当にゲームのようで、ステータスウィンドウのようなものが脳内にある。
今のところ
種族 ヒト Lv1
スキル 優しい心 Lv9999
だけだ。
この「9999」という値が非常に気になっている。Max値ではないだろうか。
「おーよしよし、本当に優しい目をした子だよ、リンリン」
乳母のセシリおばさんはいい人なのだが、若さが足りないし、ルックスもねえ・・・。
で、俺はこのおばさんのおっぱいを毎日吸って暮らすわけだ。
あのピンクの女、かわいかったし、おっぱいもきれいだったなあ。
「ちょっと、あんた、変な想像しないでね!!」
(どわわっ、ピンク女!)
「ピンク女じゃないわよ。私はあなたのインストラクターのラクタよ」
(語呂合わせ?)
「本当にラクタだから仕方ないじゃない」
(はあ、インストラクターですか。しかし、これ、どうなってるんです。見えないけど声だけ聞こえてきます)
「あの白い場所覚えてるでしょ? あそこにあった白い機械を使って、あなたの脳に直接話しかけているのよ」
(え? ボクの体の中に入ってるんですか?)
「脳の信号を共有しているのよ。あなたの視覚、味覚、嗅覚、触覚からの情報も入ってくるわよ」
(あれ、すごい機械だったんですね。あっ、聴覚は入ってこないんですか?)
「それはいいとしてさあ。君の痴漢行為のせいで、えらい迷惑よ。いろいろ処理する前に転生させちゃったのが大問題になってね。なぜか私が責任を取ることになって、君を見張ることになっちゃったのよ」
(いや、あなたの責任でしょ、間違いなく。 で、聴覚は?)
「うるさいわね。聴覚は共有できないわよっ。あと、私の責任ではなく、あなたのせいじゃない。私は被害者よっ! 本当に面倒だわ。で、一応仕事だから、聞くわ。困ったことない?」
(困ったことあります。乳母変えてほしい・・・)
「何言ってんの。チェンジなんてシステムないわよ。贅沢言わないの。じゃあ、またねっ」
(あっ、ラクタさん、スキルのことを聞きたいです)
(いっちゃったか。あの女いつもせわしないな。だからミスするんだよ)
「なんか言った? まだ時間終わってないって戻されたのよ」
(あ、ラクタさん、スキルのこと聞きたいです)
「ちっ、調子いいやつね。スキルって、「優しい心」のことね。あなたはレベルMaxよ。それもね、適切な値に減らす前におっぱい揉まれて・・・。あんたさあ、おっぱい揉むのって、犯罪なんだよ、は、ん、ざ、い」
(そんなことより、スキルの説明をお願いします)
「ふん、この仕返しはいつかしてあげるからね。そうそう「優しい心」はね、相手に優しくしたときに、その効果を強めてくれるスキルなのよ」
(それが、何か役に立ちます?)
「ちょっとした優しい言葉でも、この人凄く優しいって感動してくれるのよ。優しい人だと好意を持ってくれるの」
(それ、すごいことじゃ)
「結構すごいわよ。でもね、10000人のうち1人ぐらいはスキルに惑わされないから、過信は禁物よ」
(100万人いたら100人か。その100人が俺の近くにいたら)
「そうなのよ。あくまで確率であって、あなたのスキルに惑わされない人の絶対数は少なくないわよ」
(そうか。それに、そもそも優しくなければ、スキルも発生しないし、優しくないと意味ないのか)
「そういうこと。じゃあ、今日はこれまで。一応時間制限があるのよ。1日5分までなの。じゃあねっ」
(あっ、さようなら)
そうか、乳母は今の人で我慢するしかないということか。
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