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第二章 小屋
スキル「悦ばせる心」炸裂っ!!!
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「おい、少年、何でフローラがまだ一緒にいるのよ」
(あ、ラクタさん、おはようございます)
(ほら、俺、最後まで行かないじゃないですか。何回でも出来ちゃうんですよ)
(まさにエンドレスってやつです)
「ほら、じゃないわよ。子供のころからこんなんじゃ、ろくな大人にならないわよ」
(今のうちだけですよ。3年もすれば飽きますよ)
「3年も毎日これか!?」
(あっ、脳波を共有できるということは、ひょっとして、ラクタさんも俺と一緒に楽しめるんですか?)
「こ、このセクハラ野郎が! ぷちっとな」
(あいっ。痛い、痛い、痛いですって。な、何をしたんですか?)
「お? 効いた? 神罰って機能を作って貰ったのよ。そのちっこいのに電気ショックを与えるやつ」
(ひどいじゃないですか。お、俺のエンドレスを・・・)
「知るかっ。女神にセクハラして、ちょん切られないだけでもありがたいと思え」
(これ、大丈夫ですか? 二度と使い物にならないってことは・・・)
「大丈夫よ、むしろ鍛えてあげてんのよ」
(・・・。
と、ところで、今日、町を出るんですよ)
「そうなの? まあ、そこのフローラがいれば大丈夫かな」
(強いんですか?)
「うん、強い。すぐ分かるよ。あなたはヒトの女性には無敵、ヒトの男性にも魔法で何とかなるけど、それ以外は分が悪いから、せいぜい女の子達に守ってもらいなさいよ。それが女使いなんだから」
そのとき、耳元でフローラさんの声がした。
「リンリン君、おはよう」
フローラさんが目を覚ましました。
リンリンは一旦ラクタとの念話を中断する。
「おはようございます。フローラさん」
「うふっ、今日もよろしくね。マリに見つからないよう部屋に戻るわね」
フローラさんが俺に軽くキスしてから、部屋を出ていった。
リンリンはラクタとの念話を再開する。
(あのう、ラクタさん、フローラさんて本当に悪魔なんですか?)
「間違いないって。ヒトが悦ばせる心のLv9999に耐えられるわけないじゃない」
(でも、冒険者カードにはヒトって書いてありました)
「あんなの悪魔の力でいくらでも隠蔽出来るわよ。おっと、そろそろ5分かな。ところで、リンリン、その力、自分のためだけではなく、人のためにも使ってね。じゃあ、また明日」
(はい、また明日お願いします)
ラクタさん、少し悲しそうだったな。そうだな、ちょっと浮かれてたな。自分のために使うのは、少しだけにしておこう。少しぐらいは仕方ないからな。
(おや、何だか下が騷しいぞ)
小屋の入り口でフローラさんと誰かが言い争っているようだ。
(こんな朝っぱらからどうしたんだ?)
俺は寝衣のまま、階段を駆け下り、入り口に向かった。
入り口で、長身の男装の麗人が、フローラさんに詰め寄っている。
「フローラさん、どうしました?」
「あっ、リンリン君、こっちに来ちゃダメ」
フローラがリンリンの方に向き、慌ててリンリンを制止する。
すると、麗人がリンリンに気づいて、リンリンを目標に定める。
「お前が、リンリンか。子供?」
そして、麗人は勝手に家の中に入って来て、リンリンの方に一直線に近づいて来た。
フローラが間に入ろうとすると、麗人はフローラを払いのけようとした。
しかし、フローラは逆に麗人の手を払いのけた。そのため、麗人が前のめりになり、バランスを崩しそうになった。
美人はとりあえず助けるリンリンが、麗人の体を転ばないように支えようとして、ラッキーエロが発生した。
倒れないように肩を支えるつもりが、二つの双丘をむんずとつかんでしまったのだ。
「このエロガキがっ」
麗人が気色ばむ。
「ちっ、違うんです。わざとじゃないんです」
そんな言い訳が通じるかと、麗人がリンリンを足払いで倒そうとしたとき、リンリンは思ってしまった。
(いい乳してんなあ・・・)
その瞬間、麗人の全身のいたるところで、電流のような快感が何度も何度も発生する。それはまるで快感の洪水だ。
麗人の目はトロンとして、口元はだらしなく開いてしまい、呼吸が荒くなり、脈が異常に早くなる。
「ああああああっーんっ」
麗人がものすごい声で絶叫し、そして、糸が切れた人形のように、その場にへたり込んでしまった。
彼女は気絶して失禁してしまっていた。
(あ、ラクタさん、おはようございます)
(ほら、俺、最後まで行かないじゃないですか。何回でも出来ちゃうんですよ)
(まさにエンドレスってやつです)
「ほら、じゃないわよ。子供のころからこんなんじゃ、ろくな大人にならないわよ」
(今のうちだけですよ。3年もすれば飽きますよ)
「3年も毎日これか!?」
(あっ、脳波を共有できるということは、ひょっとして、ラクタさんも俺と一緒に楽しめるんですか?)
「こ、このセクハラ野郎が! ぷちっとな」
(あいっ。痛い、痛い、痛いですって。な、何をしたんですか?)
「お? 効いた? 神罰って機能を作って貰ったのよ。そのちっこいのに電気ショックを与えるやつ」
(ひどいじゃないですか。お、俺のエンドレスを・・・)
「知るかっ。女神にセクハラして、ちょん切られないだけでもありがたいと思え」
(これ、大丈夫ですか? 二度と使い物にならないってことは・・・)
「大丈夫よ、むしろ鍛えてあげてんのよ」
(・・・。
と、ところで、今日、町を出るんですよ)
「そうなの? まあ、そこのフローラがいれば大丈夫かな」
(強いんですか?)
「うん、強い。すぐ分かるよ。あなたはヒトの女性には無敵、ヒトの男性にも魔法で何とかなるけど、それ以外は分が悪いから、せいぜい女の子達に守ってもらいなさいよ。それが女使いなんだから」
そのとき、耳元でフローラさんの声がした。
「リンリン君、おはよう」
フローラさんが目を覚ましました。
リンリンは一旦ラクタとの念話を中断する。
「おはようございます。フローラさん」
「うふっ、今日もよろしくね。マリに見つからないよう部屋に戻るわね」
フローラさんが俺に軽くキスしてから、部屋を出ていった。
リンリンはラクタとの念話を再開する。
(あのう、ラクタさん、フローラさんて本当に悪魔なんですか?)
「間違いないって。ヒトが悦ばせる心のLv9999に耐えられるわけないじゃない」
(でも、冒険者カードにはヒトって書いてありました)
「あんなの悪魔の力でいくらでも隠蔽出来るわよ。おっと、そろそろ5分かな。ところで、リンリン、その力、自分のためだけではなく、人のためにも使ってね。じゃあ、また明日」
(はい、また明日お願いします)
ラクタさん、少し悲しそうだったな。そうだな、ちょっと浮かれてたな。自分のために使うのは、少しだけにしておこう。少しぐらいは仕方ないからな。
(おや、何だか下が騷しいぞ)
小屋の入り口でフローラさんと誰かが言い争っているようだ。
(こんな朝っぱらからどうしたんだ?)
俺は寝衣のまま、階段を駆け下り、入り口に向かった。
入り口で、長身の男装の麗人が、フローラさんに詰め寄っている。
「フローラさん、どうしました?」
「あっ、リンリン君、こっちに来ちゃダメ」
フローラがリンリンの方に向き、慌ててリンリンを制止する。
すると、麗人がリンリンに気づいて、リンリンを目標に定める。
「お前が、リンリンか。子供?」
そして、麗人は勝手に家の中に入って来て、リンリンの方に一直線に近づいて来た。
フローラが間に入ろうとすると、麗人はフローラを払いのけようとした。
しかし、フローラは逆に麗人の手を払いのけた。そのため、麗人が前のめりになり、バランスを崩しそうになった。
美人はとりあえず助けるリンリンが、麗人の体を転ばないように支えようとして、ラッキーエロが発生した。
倒れないように肩を支えるつもりが、二つの双丘をむんずとつかんでしまったのだ。
「このエロガキがっ」
麗人が気色ばむ。
「ちっ、違うんです。わざとじゃないんです」
そんな言い訳が通じるかと、麗人がリンリンを足払いで倒そうとしたとき、リンリンは思ってしまった。
(いい乳してんなあ・・・)
その瞬間、麗人の全身のいたるところで、電流のような快感が何度も何度も発生する。それはまるで快感の洪水だ。
麗人の目はトロンとして、口元はだらしなく開いてしまい、呼吸が荒くなり、脈が異常に早くなる。
「ああああああっーんっ」
麗人がものすごい声で絶叫し、そして、糸が切れた人形のように、その場にへたり込んでしまった。
彼女は気絶して失禁してしまっていた。
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