美少女モンクにTS転生した俺はとにかく殴る!たまに蹴る!〜底辺の脳筋ジョブと言われたが筋肉を極め知識チートで無双する〜

🔨大木げん

文字の大きさ
14 / 197
第一部 美少女モンクと死霊魔王

第13話 女主人

しおりを挟む
 チョコザのチョコとザックという新しい仲間が増えた俺達だが、まずは二頭の事をもっと知りたいと思う。賢い生き物らしいが、そもそも言葉は通じるのか?

「よーし、お前達、俺の言ってる事ってわかるか? チヨコの実は好きか?」

 チヨコの実を一粒つまんでニ頭の前で振ってみると「ぷぇ~」と鳴いた。

「チヨコの実は嫌いか?」

 今度は鳴かない。

「好きか?」

「ぷぇ~」

「嫌いか?」

 鳴かない。

 言葉は通じるのかな?
 じゃあ次だ。
 勝手に名前を付けたけど······
 
「お前達って名前は決まっているのか?」

 鳴かない。

「決まって無いなら俺達で名前を付けても良いか?」

「ぷぇ~」「ぷぇ~」

「じゃあ色が濃い方のお前はチョコな。薄い方はザック」

「ぷぇ~」「ぷぇ~」

「チョコはオスか?」

 鳴かない

「チョコはメスか?」

「ぷぇ~」

 チョコはメス。
 
「ザックはオスか?」

「ぷぇ~」

 ザックはオス。

 これはもう、言葉が通じていると思ってよさそうだな。

「俺の名前はルイ。こっちはエリーだ。チョコ、ザック、これからよろしくな!」

「私は、エリー。チョコちゃん、ザック君よろしくね!」

「「ぷぇ~!!」」

 ひときわ大きな声で鳴いてくれた。よろしくって事かな?
  
「俺達は旅の途中で、ここにはもう戻って来れないかもしれないけど平気か?」

「「ぷぇー!!」」

 平気らしい。野生のチョコザはたくましいな!

「乗せてもらっても良いか?」

 俺がザックに聞くと、「ぷえっ!」と返事が返ってきた。

 脚をたたんで乗りやすくしてくれたザックの背にまたがる。

「うおぉぉ!」

 俺は今! あのチョコザに乗っている!
 感動だぁ~!!

 エリーもチョコに乗ったな。
 では出発だ!

「よし! それじゃあ行こう! ザック、北、わかるか? 北へ進んでくれ! 出発!」


  

 速い! 速い! 

 景色が飛ぶように過ぎ去っていく!

 しかもさっきから2時間位走りっぱなしだ!

 これでまだセーブして走っているのだろうから末恐ろしいな。おっとエリーの方が先にバテてきたみたいだな。丁度いい、進路上に見えている水場で休憩しよう。

「チョコ! ザック! 休憩しよう!」

 水をガブガブと飲み、水浴びを始めたチョコとザック。楽しそうだ。俺とエリーはそれぞれの相棒にチヨコの実をあげる。あ~かわいい。癒されるぅ!

 生チョコザの走力は十分見させてもらったから、次は戦闘力を見せてもらおうかな。

 チョコザは一説によれば、古の竜の末裔らしい。つまり亜竜種という事で、そこいらの野良モンスターよりも、格が上なんだそうだ。レベルではなく生き物としてのが上なんだという事だ。

 その為フィールド上で野良モンスターに襲われる事は滅多にない。戦闘をしたかったら、こちらからモンスターに接触する必要が有る。

 虫めがねで調べたレベルは、チョコが11、ザックが9だ。今の内に二頭のレベルも上げておきたい。

「チョコ、ザック。北に進みながら、モンスターを見付けたら倒していきたいんだけど、できるか?」

 俺がそう問うと「ぷえっ!」と元気よく返事が返ってきた。

「よし、じゃあ最初に俺とエリーの二人だけで戦うから、チョコとザックは見ていてくれ。その次はみんなで戦おう」



 休憩が終わり再び出発した俺達は、チョコザの索敵で、すぐにモンスターと接触した。

 戦闘開始!
 
 いつもの、歌って殴る作戦だ!
 
 エリーのかえるの歌により、コボルトアーチャーとコボルトウォーリアは三体がカエルとなり、残った一体から順に俺が殴り飛ばして倒していった。

 実に簡単なお仕事です。

 振り返ると、それを見ていたチョコとザックの目が点になっている。くちばしもパクパクとして羽はワナワナと震えていた。

「次は皆で戦おう。まず今の戦闘のように、敵をエリーがカエルに変える。それから皆でとどめをさす。チョコとザックはまだ無理をしなくていいからな」

 俺がそう言うと、チョコとザックはブンブンと首を縦に振った。エリーをみる目に心なしか怯えが混ざっているような気がする。

 まぁそうなるのも無理はないか、と俺は心の中で苦笑してしまった。本当に規格外なスキルだよな。かえるの歌は。


  
 先に進みながら、次々とモンスターを倒していくと、徐々にチョコザを含めた連携もうまくなっていった。

 歌う! 殴る! 蹴る! つつく! と沢山の戦闘をこなしていくと、俺はレベル28に、エリーはレベル23に、チョコはレベル17に、ザックはレベル16になった。

 野営をするのにちょうど良さそうな場所を見つけたので、今日はここで寝よう。寝床や食事の支度をするのに、エリーがチョコとザックに指示を出すと、二頭はテキパキとエリーに従っていた。

 二頭共、すっかりエリーに従順になってしまったようだ。

 恐るべし! 『魅惑の魔女』!

「チョコかザックはどっちか『チョコリュージョン』の魔法を使えるか?」

 俺がそう聞くと、チョコが「ぷぇ~」と鳴いて、チョコリュージョンの魔法を使ってくれた。

 この魔法は周囲の一定範囲に簡易的な結界をはる魔法で、チョコザの固有魔法だ。あのチョコザの森にもはってあった、人除け、モンスター除けになる魔法だな。

 侵入者が現れると、術者であるチョコが即座に感知するので、今日は安心して寝ることができるかな。チョコザと一緒に寝れるなんて幸せだなぁ。
 
 
 
  

 

 
 
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由

瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。 神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた

歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。 剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。 それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。 そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー 「ご命令と解釈しました、シン様」 「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」 次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜

サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。 父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。 そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。 彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。 その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。 「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」 そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。 これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。

外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!

武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。 しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。 『ハズレスキルだ!』 同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。 そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』

処理中です...