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第三部 美少女モンクと四天王
閑話 逆襲のエリー (エリー視点)
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ここは飛空艇ミューズ号の船室の中。
私の目の前には、のほほんとした顔でニコニコとしている人が座っている。私といる時はいつもニコニコしてもらえて嬉しいのだが、今日という今日はこの人に制裁を加えなければならない。
なぜならば、私はとんでもない裏切り行為にあったからだ。
あれはなんという辱めか。みんな水着だから、どんなに際どい水着だったとしても、そういうものだと割り切って着ていたというのに、一人だけ着なかった人がいたのだ。
ずるい!
私も腕輪の方が良かった!
「ルイちゃん」
ルイちゃんを呼ぶ私の声に、冷気が混じっていたのを敏感に感じとったようだ。ハッとした表情を一瞬浮かべた後に、取り繕ったおすまし顔をしてその場に『せーざ』する。
最近では私が何か一言たしなめようとすると、ルイちゃんは決まってこの『せーざ』という座り方をする。なんでも、ルイちゃんの転生前の国の、伝統的な真面目に話を聞く時の座り方らしい。
「ずるい!」
「なにが?」
「水の巫女の祠での水着だよ!」
「あ~、ビキニアーマーの方を着たかった? 残念だけど、あれは戦士職しか装備できないんだよね~。あとシーラ」
「違います! 確かにビキニアーマーの方がまだ遥かにましだったけど……って、そうじゃなくって! ルイちゃんだけ水着を着なかったのがずるいの!」
「あ~、そっちかぁ。それは仕方ないんだよね俺はカチモン装備を崩す訳にはいかないからさ」
ルイちゃんが至極真っ当な言い訳をしてきた。そう言ってくるのは想定済みだよ!
「そうだね、だから今着て。ここで、全種類!」
アブナイ水着、イケナイ水着、スクール水着、さらし&ふんどし……ルイちゃんも少しは恥ずかしい思いをすれば良いのだ。
「別に良いけど」
あれ?
ルイちゃんはあんなに際どい水着を着るのが恥ずかしくないのかな??
おもむろに裸になると、先ずはアブナイ水着を着始めた。
「その水着は、なんでそんなに際どいV字型なのかな?」
「ハイレグって言うんだけど、聞いたところによると、脚がスラリとスタイル良く見える効果が有るらしいよ」
肩紐部分ををパチンと弾いて水着に着替え終わったルイちゃんが答えてくれる。へ~そういう効果があったんだ。私が着ていてもそう見えていたのかな。
「どうかな? 殆どの装備品が魔法的力で身体にピッタリのサイズに自動調整してくれるからサイズは合っているはずなんだけど……」
確かにルイちゃんがアブナイ水着を着ている姿は、スラリと伸びた脚に視線が誘導されて、とても美しい。豊かな胸が飛び出そうに細い布地なのが玉にキズな気もするけど、凄く似合っている。
「ルイちゃん、その水着凄く似合っているよ」
「ありがとう。でもこの形状だと多分エリーの方が似合うと思うよ。スレンダーな人のほうが魅力が引き出されていると思う。気になるなら試しにもう一度着てみたら? エリーは何を着ても似合う美人さんだからっていうのもあると思うけど、このアブナイ水着姿は凄く輝いていたよ」
そういう風に褒められると悪くはない気がしてきた。
「つ、次はこのイケナイ水着よ!」
「はいはい」
おかしいな、またもやルイちゃんは戸惑うことなく脱いでイケナイ水着に着替えた。ビキニアーマーなんて目じゃない布地の面積なんだよ!? 殆ど紐なんだよこれ!?
「これはいわゆるマイクロビキニだね。どうかな?」
アブナイ水着と違って、大きな胸が立体的に収まっている印象だ。それにしてもやっぱり殆ど紐じゃないこれ。必要最小限ギリギリしか隠せていないよ!
「良いなぁ、ルイちゃんは胸が大きいからこういうすごくセクシーな水着も似合うから。ルイちゃんとっても可愛いよ」
「ありがとう。でもそれは違うよエリー。エリーみたいにスレンダーな人が着てもこれは素敵に見えるんだよ。極小の布面積がスラリとしたシルエットをよりスマートに映し出して綺麗に見えるから、エリーも絶対に似合うよ」
「そ、そうかな?」
うー、ルイちゃんってば褒め上手なんだから!
「そうそう。じゃあ俺は次のスクール水着を着るから、エリーはこのイケナイ水着を着てみたら?」
「え!? 今?」
「そうだよ、大丈夫、絶対に似合うって」
……着ちゃった。
でもやっぱりこれは恥ずかしいよ。
「ど、どうかな?」
スクール水着に着替えたルイちゃんに聞いてみる。
「うん、思った通り、凄く良いよ! とても似合ってるね! イケナイ水着だとエリーの可憐な可愛さが際立つ感じだよ」
「えへへ、ルイちゃんがそう思ってくれるなら、着てみて良かった。ルイちゃんの方は、不思議と胸が強調されて見えるね」
「そうなんだよね、露出が多いときよりむしろ大きく見えるから不思議なんだよなぁ。じゃあ次はさらし&ふんどしか。エリーはスクール水着着てみる?」
「うーん、それは想像がつくから今はいいかな。水着の中じゃ私も一番それを着たいけど、どうせシーラちゃんが着るんだろうし」
ルイちゃんがさらし&ふんどし姿になった。
「それ、水着なの?」
「うーん、ふんどしは元々はただの昔の下着だったはずだけど、前世では稀に水着としても着る人がいたみたいだね。と言ってもアニメやマンガくらいでしか見たことないけど」
「そうなんだ。なんというか、その姿だと凛々しく見えるね」
「『いなせ』だね。エリーも着てみる? きっと俺よりも格好良くて似合うと思うよ」
いなせ?
どうしようかな。布地の面積的には広めだからこれなら着てみてもいいかな?
「そういえば、水の巫女の祠で見つけたこの『旧式体操着』ってなに?」
「ああ、それは水着じゃないから着る機会が無かったからスルーしてたけど、旧式体操着、つまりブルマの事だよ。これもネタ装備なんだよね。しかもキャラに合わせてゼッケンに平仮名で名前が書かれているというスグレモノだから、一部の人には人気があったみたい」
ブルマ? 初めて聞く名前だけど、水着と違って布面積はしっかりあるのに変わった人気なんだね。
「じゃあ俺が体操着を着て、エリーがさらし&ふんどしを着てみようか」
「そうだね」
さらし&ふんどし、着てみるとなかなか使用感がいいかもしれない。なんというか、気が引き締まる感じだ。
ルイちゃんは旧式体操着姿になっているけど、なにが特別なのか私には良くわからなかった。
あっ!?
しまった!!
ルイちゃんに制裁を加えるつもりだったのに、いつの間にか二人でただ試着しているだけになってしまってた!
私の目の前には、のほほんとした顔でニコニコとしている人が座っている。私といる時はいつもニコニコしてもらえて嬉しいのだが、今日という今日はこの人に制裁を加えなければならない。
なぜならば、私はとんでもない裏切り行為にあったからだ。
あれはなんという辱めか。みんな水着だから、どんなに際どい水着だったとしても、そういうものだと割り切って着ていたというのに、一人だけ着なかった人がいたのだ。
ずるい!
私も腕輪の方が良かった!
「ルイちゃん」
ルイちゃんを呼ぶ私の声に、冷気が混じっていたのを敏感に感じとったようだ。ハッとした表情を一瞬浮かべた後に、取り繕ったおすまし顔をしてその場に『せーざ』する。
最近では私が何か一言たしなめようとすると、ルイちゃんは決まってこの『せーざ』という座り方をする。なんでも、ルイちゃんの転生前の国の、伝統的な真面目に話を聞く時の座り方らしい。
「ずるい!」
「なにが?」
「水の巫女の祠での水着だよ!」
「あ~、ビキニアーマーの方を着たかった? 残念だけど、あれは戦士職しか装備できないんだよね~。あとシーラ」
「違います! 確かにビキニアーマーの方がまだ遥かにましだったけど……って、そうじゃなくって! ルイちゃんだけ水着を着なかったのがずるいの!」
「あ~、そっちかぁ。それは仕方ないんだよね俺はカチモン装備を崩す訳にはいかないからさ」
ルイちゃんが至極真っ当な言い訳をしてきた。そう言ってくるのは想定済みだよ!
「そうだね、だから今着て。ここで、全種類!」
アブナイ水着、イケナイ水着、スクール水着、さらし&ふんどし……ルイちゃんも少しは恥ずかしい思いをすれば良いのだ。
「別に良いけど」
あれ?
ルイちゃんはあんなに際どい水着を着るのが恥ずかしくないのかな??
おもむろに裸になると、先ずはアブナイ水着を着始めた。
「その水着は、なんでそんなに際どいV字型なのかな?」
「ハイレグって言うんだけど、聞いたところによると、脚がスラリとスタイル良く見える効果が有るらしいよ」
肩紐部分ををパチンと弾いて水着に着替え終わったルイちゃんが答えてくれる。へ~そういう効果があったんだ。私が着ていてもそう見えていたのかな。
「どうかな? 殆どの装備品が魔法的力で身体にピッタリのサイズに自動調整してくれるからサイズは合っているはずなんだけど……」
確かにルイちゃんがアブナイ水着を着ている姿は、スラリと伸びた脚に視線が誘導されて、とても美しい。豊かな胸が飛び出そうに細い布地なのが玉にキズな気もするけど、凄く似合っている。
「ルイちゃん、その水着凄く似合っているよ」
「ありがとう。でもこの形状だと多分エリーの方が似合うと思うよ。スレンダーな人のほうが魅力が引き出されていると思う。気になるなら試しにもう一度着てみたら? エリーは何を着ても似合う美人さんだからっていうのもあると思うけど、このアブナイ水着姿は凄く輝いていたよ」
そういう風に褒められると悪くはない気がしてきた。
「つ、次はこのイケナイ水着よ!」
「はいはい」
おかしいな、またもやルイちゃんは戸惑うことなく脱いでイケナイ水着に着替えた。ビキニアーマーなんて目じゃない布地の面積なんだよ!? 殆ど紐なんだよこれ!?
「これはいわゆるマイクロビキニだね。どうかな?」
アブナイ水着と違って、大きな胸が立体的に収まっている印象だ。それにしてもやっぱり殆ど紐じゃないこれ。必要最小限ギリギリしか隠せていないよ!
「良いなぁ、ルイちゃんは胸が大きいからこういうすごくセクシーな水着も似合うから。ルイちゃんとっても可愛いよ」
「ありがとう。でもそれは違うよエリー。エリーみたいにスレンダーな人が着てもこれは素敵に見えるんだよ。極小の布面積がスラリとしたシルエットをよりスマートに映し出して綺麗に見えるから、エリーも絶対に似合うよ」
「そ、そうかな?」
うー、ルイちゃんってば褒め上手なんだから!
「そうそう。じゃあ俺は次のスクール水着を着るから、エリーはこのイケナイ水着を着てみたら?」
「え!? 今?」
「そうだよ、大丈夫、絶対に似合うって」
……着ちゃった。
でもやっぱりこれは恥ずかしいよ。
「ど、どうかな?」
スクール水着に着替えたルイちゃんに聞いてみる。
「うん、思った通り、凄く良いよ! とても似合ってるね! イケナイ水着だとエリーの可憐な可愛さが際立つ感じだよ」
「えへへ、ルイちゃんがそう思ってくれるなら、着てみて良かった。ルイちゃんの方は、不思議と胸が強調されて見えるね」
「そうなんだよね、露出が多いときよりむしろ大きく見えるから不思議なんだよなぁ。じゃあ次はさらし&ふんどしか。エリーはスクール水着着てみる?」
「うーん、それは想像がつくから今はいいかな。水着の中じゃ私も一番それを着たいけど、どうせシーラちゃんが着るんだろうし」
ルイちゃんがさらし&ふんどし姿になった。
「それ、水着なの?」
「うーん、ふんどしは元々はただの昔の下着だったはずだけど、前世では稀に水着としても着る人がいたみたいだね。と言ってもアニメやマンガくらいでしか見たことないけど」
「そうなんだ。なんというか、その姿だと凛々しく見えるね」
「『いなせ』だね。エリーも着てみる? きっと俺よりも格好良くて似合うと思うよ」
いなせ?
どうしようかな。布地の面積的には広めだからこれなら着てみてもいいかな?
「そういえば、水の巫女の祠で見つけたこの『旧式体操着』ってなに?」
「ああ、それは水着じゃないから着る機会が無かったからスルーしてたけど、旧式体操着、つまりブルマの事だよ。これもネタ装備なんだよね。しかもキャラに合わせてゼッケンに平仮名で名前が書かれているというスグレモノだから、一部の人には人気があったみたい」
ブルマ? 初めて聞く名前だけど、水着と違って布面積はしっかりあるのに変わった人気なんだね。
「じゃあ俺が体操着を着て、エリーがさらし&ふんどしを着てみようか」
「そうだね」
さらし&ふんどし、着てみるとなかなか使用感がいいかもしれない。なんというか、気が引き締まる感じだ。
ルイちゃんは旧式体操着姿になっているけど、なにが特別なのか私には良くわからなかった。
あっ!?
しまった!!
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