美少女モンクにTS転生した俺はとにかく殴る!たまに蹴る!〜底辺の脳筋ジョブと言われたが筋肉を極め知識チートで無双する〜

🔨大木げん

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第四部 美少女モンクと大魔王

第104話 露天風呂だってよ

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 突如始まったうたげは飲めや歌えの大騒ぎ。どうやらクマンモ八世はかなりの祭り好きらしい。

「最近は、ソーア大火山が荒れていて、火の国の民の心まですさんでいたクマ。これで火の国は再び景気が良くなる! めでたいクマ! さあ、お客人、クマーソの名物をたくさん食べて欲しいクマ!」

 ほっぺたを赤くしてそう叫ぶのは、クマンモ八世の次代を担う火の国の女性王太子ベアトリスだ。かなり喜んでくれているらしい。

 目の前にずらりと並んだ名物料理の数々には圧倒された。

 馬刺しを始め、脂ののった様々な魚の刺身、鮎の甘露煮に太平燕たいぴーえんまで出てきた。クマーソの名物だけでなく、火の国全体で食されている定番のごちそう、すき焼きや寿司、天ぷらも間違いのないうまさだ。地鶏の炭火焼きや辛子明太子などクス島各地の名産品も並んでいる。

 どれもこれも、とても嬉しい心尽くしの料理達だ。心ゆくまで食べ尽くそう。シーラ以外はみんな成人なので、日本酒や焼酎で乾杯している。とろける馬刺しをつまみに飲むのは実にうまい。この国の宴は実に良い、最高だね。

 エリーはスピーチを早々に切り上げて、得意のうたを歌っている。火の国の人には馴染みのないリズムなのだろうが、音楽は国境を越えてモフモフの民達にも大絶賛で受け入れられた。

 エリーの奏でる英雄譚の影響もあり、一夜にして俺たち聖女パーティーはこの国の英雄となった。この国出身のミーニャは鼻高々だ。
 

 
 楽しい宴も終わりの時を迎え、王族用の露天風呂に案内された。クマンモ八世の娘であるベアトリスと牛獣人の火の巫女ホルンとがお風呂でも俺達をキャッキャウフフと接待してくれている。な二人はどちらも19歳で幼馴染なんだそうだ。

 ベアトリスはクマンモ八世に似ておらず、そこまで毛深くないタイプの獣人さんだった。もふもふ具合はミーニャよりも大きく、とても可愛い。

 ホルンは獣人としての特徴は角と耳、しっぽ位だろうか。しかし、種族としての特性はとあらわれている。カサンドラをわずかながらも上回るとはただ者ではないな。セクシーで美しいお姉さんだった。

 エリーがなんとなく肩身が狭い思いをしているようだが、大丈夫。俺は小さな事にはこだわらない男だからな。

 そう、俺は本当は男だったのだ。のじゃロリ女神め……今は女体だから、早く男の身体を取り戻したいものだ。

 欲望にあらがえず、風呂上がりにベアトリスとホルンにお願いしたら、快くモフらせてくれたのでとても嬉しかった。

 一人にオーケーを出してしまったが為に、俺だけじゃなく、エリー、イーリアス、カサンドラ、シーラに目をハートにされて一斉にモフられるとは思っていなかったようだが……二人共、幸せな時間をありがとう。


 
 翌日になり、朝が来た。朝一番のいつものルーティンである朝の儀式を今日も念入りに行う。

 まずはストレッチに始まり、筋トレ、成長促進、ハニトラ対策としての女人耐性獲得、シーラの頭をなでなで、ミーニャの毛づくろい、と朝から盛りだくさんだ。こんなに忙しくも充実した朝に誰がした!?

 俺だ。
 気付いたらそうなっていた。
 不思議な事もあるものだ。
 控え目に言っても朝から天国だよ。

 最初と最後にこっそりと自分の胸をひともみするのも忘れない。相変わらずけしからん胸だ。

 朝の儀式が終わると、ゲームの時以上に火の大輝石解放に感謝感激したクマンモ八世が、予定通りに奇御魂くしみたま神社にまつってある国宝の武具を、魔王軍討伐の為に貸して事となった。

 くしみたま神社への案内人として、厳重に張られた本殿の結界の承認の鍵となる初代国王の血縁者で、王太子のベアトリスが国王の名代として同行してくれている。結界を操作するために火の巫女ホルンも一緒だ。

「くしみたまの盾は、我々クマンモ王家の初代、クマンモ一世が火の大輝石に認められた勇者として、500年前に封印されていた伝説の武具を手に入れたのが、王家に伝わった始まりクマ」

 クマンモ城から少し離れた、くしみたま神社へと歩いて行く道中で、ベアトリスが国宝の武具の来歴を語ってくれている。

「我が国の三種の神器として剣、盾、勾玉まがたまがあるクマ。剣は初代さまが、もとあった場所にお返ししたから、現在はレプリカを継承し続けているクマ……」

 ドガーン!!

 突然ものすごい音が鳴り響くと、俺達からはまだ距離のある前方の神社からモクモクと煙が上がり始めた。

 なんだ!?
 
「なにごとクマ!?」 
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