美少女モンクにTS転生した俺はとにかく殴る!たまに蹴る!〜底辺の脳筋ジョブと言われたが筋肉を極め知識チートで無双する〜

🔨大木げん

文字の大きさ
151 / 197
第四部 美少女モンクと大魔王

第122話 オンカ遺跡

しおりを挟む
 チャイナドレスEVエボリューションをシロー爺さんから手に入れた俺は、防御無視攻撃さえ防ぐ事のできる、さらなるカチモンとなった。

 今はまだその効果は『防御無視攻撃のダメージ一割減』だが、強敵との闘いで防御無視攻撃を受ければ受ける程、減少割合が増えていくのだから完成形が楽しみだ。

『カチモン』の進化祝いということで、シロー爺さんの家で俺達が持ち込んだ手料理を並べてホームパーティーをしたら、シロー爺さんはたいそう喜んでくれた。

 食事をしながら今までの冒険の話をしつつ、まだ残っているアダマンタイト繊維で、今後エリーとミーニャの最強防具を手に入れたらそちらも強化してもらう事を頼んでおいた。

 シロー爺さんは快く引き受けてくれたので、その時がくるのが楽しみだ。一晩泊めてもらって、翌日の朝からまた次の冒険の旅に出る。

「また元気な顔を見せに来ておくれ。用事が無くとも、いつでも来てくれていいんじゃぞ」

 ありがたい言葉と共に、俺達を送り出してくれたシロー爺さん。また訪れる事を約束して、不死鳥フェニックスモードに変化したザックに乗って飛び立ったら、ものすごく驚いていたのがなんだかおかしかった。



 飛空艇ミューズ号に戻った俺達は、浮遊大陸の真南に針路をとる。 

「次はどこに行くの?」

「空島にある『オンカ遺跡』っていう所に向かっているんだよ。オンカ遺跡の最奥部で土の大輝石を解放するのに、なくてはならない魔法を手に入れるんだ」

 エリーが聞いてきたので答えて言った。

「正確にはその魔法を使う事のできる、魔法使いを仲間にするんだけどね」

「へー、どういう人なの?」

「今は滅びて存在しないいにしえのオンカ帝国の末裔で、時魔道士の女の子。12~13歳位かな? たぶんそろそろ最奥部まで行けるようになっているはずなんだ」 

「また女の子か……」

 なぜかエリーがジト目で俺の事を見ている。

「水の勇者ケオルグとか雪だるま君みたいに、一時的に仲間になってくれる人なんだよ。パーティーメンバーに加えてずっと一緒に戦うわけじゃないよ!?」

「ほんとに~?」
 
 エリーのジト目がなんだか怖いので、あわててゲーム知識による土の大輝石攻略の為であることを説明する俺。

 おかしいな。やましい事など何もないのになぜか悪い事をしている様な気分になってしまう。

 嫉妬か? やきもちか? ジェラってんのか?

「ほんとだって!」

 あれこれと説明して言えば言うほどどツボにハマりそうなので、この話題は終わりにしておこう。 

 ……その女の子本人は、争う事が嫌いだから土の大輝石編が終わったらパーティーから離脱するんだけど、ゲームから現実になったこの世界では俺達についてきたりしないよね?? まさかね……



 飛空艇ミューズ号で南へ進むと、浮遊大陸のように土の大輝石の力で浮遊石を内包して空高くに浮かんでいる空島に到着した。

 このまま上陸しようかと思ったが、空島には先客がいたようだ。

 勇者パーティーのグローリー号でもない、別の飛空艇が空島に停泊していた。ジョアーク帝国の国旗のマークが付いているので、ジョアーク帝国の奴らに違いないだろう。

 万が一に備えて飛空艇ミューズ号は別の空域に避難してもらい、ザックに乗って俺、エリー、イーリアス、シーラ、ミーニャのいつもの俺達パーティーだけで空島『ラミューダ島』に上陸した。

 ジョアーク帝国の飛空艇には誰もいなかったので、これ幸いと、飛空艇の舵を壊しておいた。

 最奥部に行くのが遅れて手遅れになるとまずいので、その後は超特急で『オンカ遺跡』ダンジョンを進んで行く。

 どうせこのダンジョンの宝箱は先客に荒らされて空っぽなので、宝箱も無視してミーニャのシーフスキル『ビーダッシュ』で最速で最奥を目指す!

 途中に現れる敵、『ロボット警備兵』からも『とんずら』できる時は、可能な限り逃げて最速を目指す。

 元々ダンジョンのルートは頭に入っているので迷いなく奥へ奥へと突き進み、ついに最奥の間の扉の前までたどり着いた。

 ガチャ!

 扉が中から急に開いた!

「誰か助けてぇ!」

「はっはっはっ、どこに行こうというのかね」
  

  

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由

瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。 神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた

歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。 剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。 それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。 そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー 「ご命令と解釈しました、シン様」 「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」 次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜

サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。 父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。 そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。 彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。 その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。 「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」 そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。 これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。

外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!

武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。 しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。 『ハズレスキルだ!』 同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。 そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』

処理中です...