美少女モンクにTS転生した俺はとにかく殴る!たまに蹴る!〜底辺の脳筋ジョブと言われたが筋肉を極め知識チートで無双する〜

🔨大木げん

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第四部 美少女モンクと大魔王

第128話 レジスタンス

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 ダズーに紹介された俺と、ゲームで見覚えのあるレジスタンスのリーダーのフーリオと、弟妹のサリア、ガオの四人はお互いに挨拶をしあうと、俺とダズーがここまでの事の成り行きを説明した。
 

「……まさか竜騎士ケインがそのような裏切りをするとは……彼は信頼のおける人物だと思っていたのだが……」

 長い沈黙をやぶりフーリオが口を開いた。

「俺の見た感じ竜騎士ケインは何者かに洗脳されて、操られているようだった。ここにいる破邪の剣の見立てでもそうだし」

 俺がうながすと破邪の剣はっつぁんがしゃべりだした。

『ああそうや、竜騎士と飛竜は呪われとる。破邪のスペシャリストのこの儂が言うんやから間違いないで。最初はわからんかったが、今はあの臭い匂いに確信を持っとる』

 突然頭に響いた破邪の剣はっつぁんの声に、レジスタンスのフーリオ、サリア、ガオの三人は驚きを隠せないようだ。

「!?」「今のは!?」「!?」

『儂やわし、この破邪の剣ことプロはじゃらーの破邪さんがしゃべっとるんや。よろしくなボインちゃん』 

 よせばいいのに早速セクハラをかます破邪の剣はっつぁん

 出会って早々に、サリアに気持ち悪い物を見る目で見られている。
 
 実はこのレジスタンスのリーダー兄妹とは、ゲーム『ファンサ5』の流れでは、土の大輝石解放後に出会う事になっている。

 本来とは違う流れになってしまった事で、レジスタンス側の帝国打倒の一斉蜂起が間に合うかが心配になってくる。

 しかも本来ならいくつかのイベントをこなして、レジスタンス全体や彼らとの信頼関係を育んでからの一斉蜂起のはずだ。この話し合いが果たしてどうなってしまうのか?

 慎重に会話を続けなければならない。

「今のは……? 本当にこの剣がしゃべったのだろうか?」

『せやで。伝説の破邪の剣とはわしの事や』

「あの、あらゆる呪いを断つという伝説の破邪の剣か! これは……我らの一斉蜂起に光明が見えたかもしれないな。少し試させてもらっても良いかな?」

『かまへんで』

 フーリオがガオに目配せすると、ガオが席を立ち、しばらくすると目隠しをされて手を縛られた三人の男を連れて戻って来た。

「この三人はレジスタンス結成以来、共に闘ってきた仲間なのだが、最近怪しい動きをしていたために拘束していたのだ。どうだろう、破邪の剣から見て怪しい者はいるかな」 

『ちょいと待っとけよ』

 そう言って念動力で自ら浮遊し、一人目の前に行くとしばらく匂いを嗅いで話す。

『こいつは洗脳や呪い的には白やな』

 そのまま次々に二人目、三人目と嗅いでいき、『臭い! 黒』、『黒!』と呪いの鑑定を連発した。

「……やはりそうだったのか……残念だ。かくなる上はレジスタンス全体を守る為に、厳正な処置をするしかないのか……」

 フーリオが苦悶の表情で、そう言葉を吐き出す。

『な~にを言っとるんや! こんなの儂にかかればちょいちょいやで』 

 破邪の剣はっつぁんがそう言うと、にわかに柄頭の聖魔石が、白い光と黒い光をグルグルとかき混ぜるようにして輝き出した。それと共にガード部分にある赤い宝石が一層紅く輝き、刀身が紅色の光をまとった。

『よし! いつでもええで。皆、離れとけよ!』

 そう大見得を切った破邪の剣は、黒と断じた二人の身に付けていたアクセサリーを、刀身から伸ばした紅色のオーラの部分で、サクサクとぶった切った!

「ギャアー!」
「ぎゃあー!」

 呪いのアクセサリーを切られた二人は叫び声を上げ、その場に倒れる。呪いのアクセサリーからも黒いモヤのようなものが湧き上がり、断末魔のような声を上げた。

『弱すぎて腹の足しにはならへんかったな』

 黒いモヤを吸い取った破邪の剣はっつぁんがぼやくが、レジスタンスの幹部三人は大喜びしている。

「これならば二人を処罰しないで済むな!」

 サリアは一人目の呪いが白だった男の前に行くと、目隠しを取り拘束をといて謝った。

「ああ、ミンク、大切な仲間のあなたを疑ったりしてごめんなさい」

 ミンクと呼ばれた男がサリアを慰める。
 
「良いんだよサリア。彼らの怪しい行動を突き止めようとして、私まで疑われてしまったんだ。レジスタンスとしては必要な判断だから、私はなんの恨みにも思ってはいないさ」 
 
 レジスタンスのリーダーのフーリオが、勢いよく立ち上がった!

「よし、この二人の意識が戻り次第、レジスタンス全軍で一斉蜂起だ! 各所へ連絡を急げ!」

 にわかに活気づくレジスタンスのアジト。人の行き来が活発になっていく。

「一刻を争う事態だから、できれば俺は先にジョアーク城に乗り込みたいんだけど、何か良い方法は無いかな?」
 
「それならば我々が発見した地下の隠し通路がある。サリア、ミンク先に先発部隊としてルイとダズーに同行して道案内をしてくれないか?」 

「ああ、任せてくれ」
「わかったわ」



 出発する前にエリー達飛空艇組と魔導無線機で打ち合わせを済ませると、サリアとミンクに案内されて隠し通路の地下通路をチョコザモードのザックに乗ってひた走る。

 神鳥としての圧倒的な力で、小さめのサイズになったとしても、四人乗せても全く衰える事なく走り続けるザック。あっという間にジョアーク城までたどり着いた。

 警戒しながら地上に出たが、出口付近には帝国兵の姿は見えなかった。

 ん!? この場所は飛竜の発着場の近くか!?

 サリアとミンクに話して、先に飛竜の発着場へと向かう。ミンクは元ジョアーク帝国の宮廷魔道士だったらしく、ジョアーク城内にも詳しかった。
   
 物陰に隠れながら進むと、飛竜の発着場へと着いた。

「クルルゥ」

 こちらに気付くが、何かを訴えかけるかのように小さく鳴く飛竜ローゼ。

「待ってろよ、今助けてやるからな」

 俺が諭すように飛竜ローゼに声をかけ、破邪の剣はっつぁんが破邪モードになると、スパッと呪いの首輪を断ち切った!

 呪いの首輪から黒いモヤが立ち昇り、断末魔のような声が響く。

 飛竜ローゼの身体がビクビクと痙攣するかのように動いた後、カッと光って身体が縮んでいった。

 みるみる内に縮む身体は、人間サイズになると縮むのがとまり、美しい金髪の女性の姿となった。しかも裸だ。そのままではかわいそうなので、はっつぁんと男性陣に見られる前に、インベントリから服を取り出してとりあえず被せてあげた。
 
 

 
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