美少女モンクにTS転生した俺はとにかく殴る!たまに蹴る!〜底辺の脳筋ジョブと言われたが筋肉を極め知識チートで無双する〜

🔨大木げん

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第四部 美少女モンクと大魔王

第145話 しっぽ

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『風雷神の胸当て』『水神の胸当て』『火神の胸当て』『地神の胸当て』の四つの胸当てを合成して手に入れた『神威しんいの胸当て』の能力はとんでもないものだった。

 全ての体装備の中でトップクラスの物理・魔法防御力、全属性吸収、全属性威力アップという優れものだ。

『胸当て』は全職業が装備できるので、装備可能アイテムが防御力弱めのものしか装備できないエリーとミーニャどちらに装備してもらうかが悩むところだ。

 アイテムの能力的にはシーラでも良いのだがシーラには聖竜シリーズがあるからなぁ……ゲーム終盤らしい贅沢な悩みだ。一人一人の最強装備を考えるこの時間は実に楽しい。
 
 さらにゲームにはなかった効果までついてきた。吟遊詩人のエリーか竜王(幼生体)シーラが装備すると、『獣王の咆哮ハウリングボイス』という歌スキルまで新たに使う事ができたのだ。

 ゲームには無かったという事は、『ティラのしっぽ』をつなぎに使った結果なのだろう。

 逆に言うと、ゲームには無かったことができるという事ではないだろうか?

「エレーナ女王、武器と武器の合成や、武具とアイテムの合成ってできますか?」

「『武器と武器の合成』は前例が無い。今までであれば『できない』と切り捨てていたが、今回の事が新たな前例となったな。力ある素材をつなぎとして触媒に使えばできるかもしれんな」

 俺はインベントリから今までに手に入れてきた『しっぽ』を取り出した。

おたまのしっぽ
ワームのしっぽ→ブーグリのグリへ
いんまのしっぽ
りゅうのしっぽ→聖地の結界に
おうまのしっぽ
ゴストのしっぽ(ザックの死で当時気付いてなかった)
ガルダのしっぽ
ティラのしっぽ→神威の胸当て

 残っているのは、『おたまのしっぽ』『いんまのしっぽ』『おうまのしっぽ』『ゴストのしっぽ』『ガルダのしっぽ』の五つだ。

「これは……このしっぽ達からは強い力を感じる。うまくいけば胸当てのように合成が可能かもしれん」

「本当ですか!?」

「試してみないことにはわからんがな。なにかやってみるか?」

「いえ、今はいいです。組み合わせをよく考えてからやってみましょう」

 まだ最強武器を取りに行けていないしな。

 合成できるのなら、とんでもない武器が完成するかもしれない。

 数に限りがあるからには、今焦ってやらずによくよく考えて決めなければいけないよな。
 
「では完成した聖竜装備を渡そう。『聖竜の牙』で造る剣と『聖竜の鱗』で造る盾はまだ完成しておらんので、また後で来てくれ」

 そう言って渡されたのは、『聖竜の角』で造った杖、『聖竜の革』で造ったドレスアーマーとブーツだった。
  
 おおっ!

 シーラの最強装備がそろった! 

『聖竜の角』は知性と精神のステータスアップ、属性強化、さらに『連続魔法』が使えるようになるという完全なぶっこわれ装備だ。

 全魔道士系ジョブ憧れの杖だが、シーラしか装備ができない限定武器である。 

『聖竜のドレスアーマー』は『神威の胸当て』と一二を争うトップクラスの物理・魔法防御力がある。さらに全属性吸収のおまけ付き。

『聖竜のブーツ』は足装備の中でトップの物理・魔法防御力があり、全状態異常無効が付いている。

 頭装備はすでに慣れ親しんだ『白金の髪飾り』だ。高い魔法防御力を備えながら、消費MPが1になるというとんでもない代物である。

 今の幼生体の時点でこれならば、成長したら最強の魔竜王になる未来も納得の強さだ。

 いや、ちょっと強すぎないか?

 さすがはシーラ!

 最強キャラは伊達じゃない!

 早くシーラの強さを実際の戦闘で確かめてみたいな。ワクワクする。

 ん? なにかエレーナさんが物欲しそうな顔をしているな。

 あ~! はいはい、お土産ですね。
 ありますよ。

「あ、これはお土産です。渡すのが遅くなってしまってすみません。地下世界ロストワールドで手に入れた、『古竜酒造』の限定品を数多く買って来ましたので、みなさんで呑んでください」

 俺がインベントリから出した途端に始まる大宴会。

 やはり渡すのは最後にしてよかった。

 そして宴会終盤になるとお決まりのプライベートタイムだ。

 要するにお風呂タイムである。

 どうやらドワーフは宴会のしめに、仲が良い者同士でお風呂でまったりと呑む習性があるようだね。

 すでに俺とドワーフ女王は、プライベートではルイ、エレーナさんと呼びあう仲になっている。

 筋肉は身分を超越するのだ。

 今日も今日とて、ドワーフ美女とお風呂場でバインバインしながら、筋肉談義と伝説の武器談義に花が咲いた。

 とても楽しい。

「ラリホー♪」

 

 ドワーフの王国を離れた俺達は、次の目的地へと向かう。 

 ホークト流の正統後継者になって、レベルが99になり『ホークト流百烈拳』は覚えたが、ホークト流の究極奥義は覚える事ができていない。

 やはり単純なレベルアップだけでは覚える事ができないようだ。

 チャモ爺さんことシロー爺さんの奥さん、ホークト流の先代であるユーリアさんの助言にしたがって、シュウラの国のウォーラさんを訪ねる事にしよう。
  
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