70 / 89
魔王戦争
魔方陣
しおりを挟む
「つい最近? ……魔界側で何か動きがあったのか?」
「そのようでござる。人間界の結界が消えた結果、強い魔物がこの辺りまで近づけるようになったとか、魔王軍の荒くれ者が人間界に向かう途中でこの都市を荒らし回ったとか。召喚勇者による殺戮におびえ、近くの集落から避難してきた者もいるようでござる」
「ちょっと待て。それって全部人間界側の影響じゃないか……」
「そもそもは『魔物が人間界に侵略してきたのが始まり』と言えないこともないでござるが……現状、魔界の側でも『仇討ち』とか『集団的自衛権』とかの発想で、人間界へ侵略しようという考えもあるようでござるから、要するに悪循環でござるな」
「そうか……」
人間からすると「危険な魔物を倒すために魔界に進出しよう」という考えで、魔物からすると「人間界にいる人間は危険だから排除しよう」という考えで。
先に手を出してきたのは魔王なのだから「魔物側が悪い」と決めつけることができるかというと、そうとも言いきれない。
なにせ、人間が俺達勇者を召喚したのはそもそも「魔王を倒すため」という目的で、それはつまり魔物達への宣戦布告ととることもできないでもないだろうから。
っていうか、グラット族のネズミから聞いた情報によると、まだこの世界に魔王は存在しないのだから、一番最初に人間界を襲った魔物も魔王ではないということになるのか?
……いや、ややこしいからあれは魔王ということにしてしまおう。
少なくとも俺達勇者の中では「あの時の敵こそが魔王」という認識は共通しているだろうからな。
「それで、これからどうするでござるか? 我らの力があればこの都市を滅ぼすことも可能ではござるが……」
忍者が俺達の方を向いて考えを聞こうとすると、真っ先にアカリが口を開いた。
「うん、そうだね。私は、わざわざ手に掛ける必要はないと思うよ。ここにいるのは戦士じゃなくて、避難してきただけの一般魔物がほとんどみたいだから。……でも、ちょっとだけ待ってくれる? 精霊達は、他に何かを私たちに見せたいものがあるみたい。みんな、着いてきてくれる?」
アカリはそう言って、誰もいないことを確認して俺達がいる部屋の扉を開けて建物の外に出る。
曲がり角などではその先に魔物がいないか確認して立ち止まるが、それ以外は迷いのない足取りで進んでいる。俺達には何も見えないが、アカリの目には目的地を指さす精霊のような物がはっきりと見えているんだろう。
そうして彼女に着いていくと、アカリはとある建物の屋根の上で立ち止まった。
少し先には不思議な、古い神殿のような建物がある。おそらくあの場所がアカリの目的地だ。
石でできた柱が無造作に並んでいるようなその神殿には、多くの魔物が出入りしている。
「アカリ、あそこか? あの神殿に一体何が……あれは、魔方陣?」
「そうみたいだね、うん。精霊達はあの場所を示してるけど……なんなんだろうね」
「いや、アカリにもわからないのかよ……どうする? 念のため破壊しておくか?」
「考え方が物騒でござるが……しかし、イツキ殿の言うことにも一リアルでござる。魔物達がこの局面で用意しているということは、人類にとって危険な物である可能性が高いでござるからな……」
「そうと決まれば、じゃあ俺と忍者で破壊してくる。アカリとシオリはここで待っていて……」
アカリの精霊が俺達をここに呼び寄せた理由は、もしかしたら他にあるのかもしれない。
だが、ティナと赤髪を追いかけなければならないから、俺達には悩んで立ち止まっているような時間はない。
そう思って早速、神殿に向かおうとすると、シオリが俺の手を掴んで止めた。
「シオリ? どうした? 何かわかったのか?」
「いえ……ですが、あの魔方陣、見覚えがありませんか?」
「見覚え? いや、俺は魔術とかは使えないから……シオリにはあの魔方陣の効果がわかるのか?」
「イツキも見たことがあるはずです。いえ、厳密にはそれとは違いがあるようですが……」
俺でも見たことのある魔方陣?
もしかして、俺が忘れているだけで、誰かに教えてもらったりしたか? ……いや、そんなことはないはず。
アカリと忍者の方を見ても、黙って横に首を振るだけだ。二人とも記憶にないらしい。
「シオリちゃん、結局あれはなんなの? もしかして、破壊するとまずい物なの?」
「破壊しても、危険なことが起こるわけでは……ですが、本当に破壊しても良いものなのか、一度考えた方が良いとは思います」
シオリはそう言うが、シオリ以外の三人はうまく理解できていないように首をかしげる。
もう一度魔方陣の方を見てみるが、やはり何も思い浮かばない。
俺達が諦めたようにシオリの方に向き直ると、彼女は「もしかしたら勘違いかもしれませんが」と前置きを置いて一呼吸して、小さな声で自信なさげに呟いた。
「私の記憶が正しければ、あれは『勇者召喚』の魔方陣。……つまり、私たちがこの世界に来たときに、足下に描かれていた図形と……その、非常によく似た特徴を持っています」
シオリに言われて、改めて魔方陣を見てみると……確かに、そう見えなくもない。
いや、正直に言おう。よくわからない。
何せ俺には、魔方陣に関する知識がほとんど全くと言っていいレベルで存在しないから。
おそらく、シオリは図書館で魔術について学んでいるからこそ、その特徴に気づけたのだろう……
「そう、なの? イツキくん、忍者君……分かった?」
「いや、俺は……忍者はどうだ?」
「確かに、錬金術師殿に見せてもらった魔方陣と似ている……いや、似ていない……すまぬ。拙者にもよくわからないでござる!」
「まあ、そうだよね。私もよくわからない。けど、シオリちゃんが言うなら、そうなんじゃないかなって気がしてきた」
「だな。一番詳しそうなシオリが言うのだから、それを信じるとして……問題は、その上であれをどうするかだ。魔物達は、勇者召喚をしようとしているのか? だが、なぜ?」
たまたま遺跡がここにあっただけ……ということは、おそらくあり得ない。
それにしては、遺跡の周りの警備が厳重すぎる。
魔物達は、あの神殿でなにかをしようとしていることは間違いない。
もしかしたら、人間界の人々が魔王の脅威におびえて『勇者』を召喚したように、魔物達も異世界から『なにか』を呼び出そうとしているのだろうか。
それはもしかしたら、人の姿をした第三次勇者なのかもしれないし、もしかしたら全く違う姿の『化物』なのかもしれないが……
「いずれにせよ、危険なことに違いはない。予定通り、あの魔方陣を破壊……」
ズゥウン……
「……なんだ? この音は……」
急いで結論を出して魔方陣の破壊に向かおうとしたところ、全く関係のない方角から大きな音が聞こえてきた。
まるで、壁に岩をぶつけたような音が、しかも連続的に何度も聞こえてくる。
「あっちから聞こえてくるみたいだね……」
アカリが指さした先には、巨大な岩の壁があった。
確かあの方角は、俺達が人間界から来たときに見た壁がある辺りじゃないか?
ズゥウン……ズズズ……ガラガラ……
やがてその岩壁は、大きな音を立てて崩壊していった。
土煙の中から、魔剣の影のような物が見えたと思ったのは、さすがに気のせいだろうか。
魔物達は慌てた様子で武装を調えて、崩れた壁の方へと走っていく。
「……どうする?」
「そうでござるな……まずは状況を把握した方が良さそうでござる。陣の破壊は後回しでござる!」
「だよな。さすがに非常事態だもんな……」
念のため、魔方陣を破壊するか確認してみるが、それどころではないという話でまとまった。
俺達は、魔物達には見つからないように気をつけながら、人と魔物が戦う音の聞こえる場所へと駆け出すことにした。
「そのようでござる。人間界の結界が消えた結果、強い魔物がこの辺りまで近づけるようになったとか、魔王軍の荒くれ者が人間界に向かう途中でこの都市を荒らし回ったとか。召喚勇者による殺戮におびえ、近くの集落から避難してきた者もいるようでござる」
「ちょっと待て。それって全部人間界側の影響じゃないか……」
「そもそもは『魔物が人間界に侵略してきたのが始まり』と言えないこともないでござるが……現状、魔界の側でも『仇討ち』とか『集団的自衛権』とかの発想で、人間界へ侵略しようという考えもあるようでござるから、要するに悪循環でござるな」
「そうか……」
人間からすると「危険な魔物を倒すために魔界に進出しよう」という考えで、魔物からすると「人間界にいる人間は危険だから排除しよう」という考えで。
先に手を出してきたのは魔王なのだから「魔物側が悪い」と決めつけることができるかというと、そうとも言いきれない。
なにせ、人間が俺達勇者を召喚したのはそもそも「魔王を倒すため」という目的で、それはつまり魔物達への宣戦布告ととることもできないでもないだろうから。
っていうか、グラット族のネズミから聞いた情報によると、まだこの世界に魔王は存在しないのだから、一番最初に人間界を襲った魔物も魔王ではないということになるのか?
……いや、ややこしいからあれは魔王ということにしてしまおう。
少なくとも俺達勇者の中では「あの時の敵こそが魔王」という認識は共通しているだろうからな。
「それで、これからどうするでござるか? 我らの力があればこの都市を滅ぼすことも可能ではござるが……」
忍者が俺達の方を向いて考えを聞こうとすると、真っ先にアカリが口を開いた。
「うん、そうだね。私は、わざわざ手に掛ける必要はないと思うよ。ここにいるのは戦士じゃなくて、避難してきただけの一般魔物がほとんどみたいだから。……でも、ちょっとだけ待ってくれる? 精霊達は、他に何かを私たちに見せたいものがあるみたい。みんな、着いてきてくれる?」
アカリはそう言って、誰もいないことを確認して俺達がいる部屋の扉を開けて建物の外に出る。
曲がり角などではその先に魔物がいないか確認して立ち止まるが、それ以外は迷いのない足取りで進んでいる。俺達には何も見えないが、アカリの目には目的地を指さす精霊のような物がはっきりと見えているんだろう。
そうして彼女に着いていくと、アカリはとある建物の屋根の上で立ち止まった。
少し先には不思議な、古い神殿のような建物がある。おそらくあの場所がアカリの目的地だ。
石でできた柱が無造作に並んでいるようなその神殿には、多くの魔物が出入りしている。
「アカリ、あそこか? あの神殿に一体何が……あれは、魔方陣?」
「そうみたいだね、うん。精霊達はあの場所を示してるけど……なんなんだろうね」
「いや、アカリにもわからないのかよ……どうする? 念のため破壊しておくか?」
「考え方が物騒でござるが……しかし、イツキ殿の言うことにも一リアルでござる。魔物達がこの局面で用意しているということは、人類にとって危険な物である可能性が高いでござるからな……」
「そうと決まれば、じゃあ俺と忍者で破壊してくる。アカリとシオリはここで待っていて……」
アカリの精霊が俺達をここに呼び寄せた理由は、もしかしたら他にあるのかもしれない。
だが、ティナと赤髪を追いかけなければならないから、俺達には悩んで立ち止まっているような時間はない。
そう思って早速、神殿に向かおうとすると、シオリが俺の手を掴んで止めた。
「シオリ? どうした? 何かわかったのか?」
「いえ……ですが、あの魔方陣、見覚えがありませんか?」
「見覚え? いや、俺は魔術とかは使えないから……シオリにはあの魔方陣の効果がわかるのか?」
「イツキも見たことがあるはずです。いえ、厳密にはそれとは違いがあるようですが……」
俺でも見たことのある魔方陣?
もしかして、俺が忘れているだけで、誰かに教えてもらったりしたか? ……いや、そんなことはないはず。
アカリと忍者の方を見ても、黙って横に首を振るだけだ。二人とも記憶にないらしい。
「シオリちゃん、結局あれはなんなの? もしかして、破壊するとまずい物なの?」
「破壊しても、危険なことが起こるわけでは……ですが、本当に破壊しても良いものなのか、一度考えた方が良いとは思います」
シオリはそう言うが、シオリ以外の三人はうまく理解できていないように首をかしげる。
もう一度魔方陣の方を見てみるが、やはり何も思い浮かばない。
俺達が諦めたようにシオリの方に向き直ると、彼女は「もしかしたら勘違いかもしれませんが」と前置きを置いて一呼吸して、小さな声で自信なさげに呟いた。
「私の記憶が正しければ、あれは『勇者召喚』の魔方陣。……つまり、私たちがこの世界に来たときに、足下に描かれていた図形と……その、非常によく似た特徴を持っています」
シオリに言われて、改めて魔方陣を見てみると……確かに、そう見えなくもない。
いや、正直に言おう。よくわからない。
何せ俺には、魔方陣に関する知識がほとんど全くと言っていいレベルで存在しないから。
おそらく、シオリは図書館で魔術について学んでいるからこそ、その特徴に気づけたのだろう……
「そう、なの? イツキくん、忍者君……分かった?」
「いや、俺は……忍者はどうだ?」
「確かに、錬金術師殿に見せてもらった魔方陣と似ている……いや、似ていない……すまぬ。拙者にもよくわからないでござる!」
「まあ、そうだよね。私もよくわからない。けど、シオリちゃんが言うなら、そうなんじゃないかなって気がしてきた」
「だな。一番詳しそうなシオリが言うのだから、それを信じるとして……問題は、その上であれをどうするかだ。魔物達は、勇者召喚をしようとしているのか? だが、なぜ?」
たまたま遺跡がここにあっただけ……ということは、おそらくあり得ない。
それにしては、遺跡の周りの警備が厳重すぎる。
魔物達は、あの神殿でなにかをしようとしていることは間違いない。
もしかしたら、人間界の人々が魔王の脅威におびえて『勇者』を召喚したように、魔物達も異世界から『なにか』を呼び出そうとしているのだろうか。
それはもしかしたら、人の姿をした第三次勇者なのかもしれないし、もしかしたら全く違う姿の『化物』なのかもしれないが……
「いずれにせよ、危険なことに違いはない。予定通り、あの魔方陣を破壊……」
ズゥウン……
「……なんだ? この音は……」
急いで結論を出して魔方陣の破壊に向かおうとしたところ、全く関係のない方角から大きな音が聞こえてきた。
まるで、壁に岩をぶつけたような音が、しかも連続的に何度も聞こえてくる。
「あっちから聞こえてくるみたいだね……」
アカリが指さした先には、巨大な岩の壁があった。
確かあの方角は、俺達が人間界から来たときに見た壁がある辺りじゃないか?
ズゥウン……ズズズ……ガラガラ……
やがてその岩壁は、大きな音を立てて崩壊していった。
土煙の中から、魔剣の影のような物が見えたと思ったのは、さすがに気のせいだろうか。
魔物達は慌てた様子で武装を調えて、崩れた壁の方へと走っていく。
「……どうする?」
「そうでござるな……まずは状況を把握した方が良さそうでござる。陣の破壊は後回しでござる!」
「だよな。さすがに非常事態だもんな……」
念のため、魔方陣を破壊するか確認してみるが、それどころではないという話でまとまった。
俺達は、魔物達には見つからないように気をつけながら、人と魔物が戦う音の聞こえる場所へと駆け出すことにした。
34
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。