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街2
乗馬の特訓をしました
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乗馬の練習と言ってお馬さんの背中に乗ってもう2時間ぐらい……。いい加減体力の限界が見えてきたんだけどまだまだ特訓が終わりそうにない。
記憶喪失なら頭では忘れてても体が覚えてるかも。みたいなことを期待してたのに全然そんなことはなく。お馬さんが跳ねるたびに私の体もぴょんと跳ね上がってドスンと音を立てて鞍の上に着地する。
鞍に衝撃吸収の魔導が仕込んであるからなのか着地の衝撃は大して感じないんだけど、この浮遊感には慣れないし、さっきからずっと足に力が入ってるせいで足に力が入んなくなってきた。
まあ、お馬さんによると『無駄な力が抜けてきて良くなった』らしいんだけど、これは明日は筋肉痛かな……。
「よし、お客さん。まだ続けたいかもしれんがもう時期日も暮れるから今日は終わりにしよう!」
「やっと……終わった……」
「この調子でいけば明日には一通り乗りこなせるようになるはずだぜ! いやあお客さんは筋がいい!」
「……おじさん、無理して褒めても何も出ないよ」
馬に乗るのはめちゃくちゃ疲れるけど、それでも最初は歩くだけでビクビクしてたのが、今ではパカパカとゆっくり走るぐらいなら平気になったんだから、そこそこな上達ぶりだと思う。自分で自分を褒めてあげたい。
ちなみに明日からはパカラパカラっていう走り方の練習をすることになるらしい。
なんか良くわかんないけどこの走り方ができたらとりあえず旅に出ても大丈夫なんだって。
「お客さん、今から宿に戻って夕飯を用意するとかなり遅くなっちまうから、今日は外食でもいいか? つってもこの街で外食できるような食堂の数は限られてくるが……。もちろん今日はおごらせてもらうぜ!」
「え、いいんですか⁉︎ じゃあ、お言葉に甘えることにしよっかな……」
なんか今日は、宿屋のおじさんに頼りっぱなしだね。というか朝はピピちゃんや買取屋のおっちゃんにも助けてもらったし、この世界の人たちみんな親切すぎない?
それとも田舎暮らししてる人ってみんなこんな感じなの?
「お馬さん、聞いてよ。この世界の人たち、みんな親切すぎるんだよ……」
『お主よ、それはお主が困っておるからだ。そして皆、いつかお主自身が困っている人に手をかせる人になるようにと今は皆でお主の手助けをしているにすぎん。だから今は甘えてもよい。いつかお主自身が人を救えるほど大きな人間になれるように、な』
「お馬さん……!」
お馬さんに愚痴をこぼしたら、なんか想像の3倍ぐらいすごい言葉が返ってきた。
でも、そっか。いつか私の記憶が戻ったとしても、きっとこの親切にされた記憶は失われないだろう。
そして今度は私が、見知らぬ困っている誰かのために手を差し伸べて、今度はその子がまた知らない誰かを助けたりして。
初めての田舎暮らしで気付かされた。世の中はそんなふうに回ってたんだね!
記憶喪失なら頭では忘れてても体が覚えてるかも。みたいなことを期待してたのに全然そんなことはなく。お馬さんが跳ねるたびに私の体もぴょんと跳ね上がってドスンと音を立てて鞍の上に着地する。
鞍に衝撃吸収の魔導が仕込んであるからなのか着地の衝撃は大して感じないんだけど、この浮遊感には慣れないし、さっきからずっと足に力が入ってるせいで足に力が入んなくなってきた。
まあ、お馬さんによると『無駄な力が抜けてきて良くなった』らしいんだけど、これは明日は筋肉痛かな……。
「よし、お客さん。まだ続けたいかもしれんがもう時期日も暮れるから今日は終わりにしよう!」
「やっと……終わった……」
「この調子でいけば明日には一通り乗りこなせるようになるはずだぜ! いやあお客さんは筋がいい!」
「……おじさん、無理して褒めても何も出ないよ」
馬に乗るのはめちゃくちゃ疲れるけど、それでも最初は歩くだけでビクビクしてたのが、今ではパカパカとゆっくり走るぐらいなら平気になったんだから、そこそこな上達ぶりだと思う。自分で自分を褒めてあげたい。
ちなみに明日からはパカラパカラっていう走り方の練習をすることになるらしい。
なんか良くわかんないけどこの走り方ができたらとりあえず旅に出ても大丈夫なんだって。
「お客さん、今から宿に戻って夕飯を用意するとかなり遅くなっちまうから、今日は外食でもいいか? つってもこの街で外食できるような食堂の数は限られてくるが……。もちろん今日はおごらせてもらうぜ!」
「え、いいんですか⁉︎ じゃあ、お言葉に甘えることにしよっかな……」
なんか今日は、宿屋のおじさんに頼りっぱなしだね。というか朝はピピちゃんや買取屋のおっちゃんにも助けてもらったし、この世界の人たちみんな親切すぎない?
それとも田舎暮らししてる人ってみんなこんな感じなの?
「お馬さん、聞いてよ。この世界の人たち、みんな親切すぎるんだよ……」
『お主よ、それはお主が困っておるからだ。そして皆、いつかお主自身が困っている人に手をかせる人になるようにと今は皆でお主の手助けをしているにすぎん。だから今は甘えてもよい。いつかお主自身が人を救えるほど大きな人間になれるように、な』
「お馬さん……!」
お馬さんに愚痴をこぼしたら、なんか想像の3倍ぐらいすごい言葉が返ってきた。
でも、そっか。いつか私の記憶が戻ったとしても、きっとこの親切にされた記憶は失われないだろう。
そして今度は私が、見知らぬ困っている誰かのために手を差し伸べて、今度はその子がまた知らない誰かを助けたりして。
初めての田舎暮らしで気付かされた。世の中はそんなふうに回ってたんだね!
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