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「どうせおまえも、ろくでもねぇ死に方をする」
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スクはこの国の文字が全く読めないわけではない。
よく買うものの名前、値段、それから地名など、読めないと兵士としての活動に差し障る。その程度のものだ。
「よくできておりますわ」
それでも多少の支えにはなり、教師にさじを投げられる生徒ではなかったらしい。
「では次はこちらを。この文字は少し扱いが難しいのです。子音に連なるときはこちらの表記、母音に連なるときはこちらの……」
「ああ! そうだったんだ」
今まで不思議に思っていたことが解決したりなどして、勉強も悪くない気分になってくる。
どうせやることもない。スクはそれなりに真面目に取り組んだ。なるほど彼女がいい教師だというのもわかってくる。
こちらの調子がいい時には口出しせず、悩んでいるとちゃんと教えてくれる。そうしながら部屋の掃除をし、シーツを整え、気づけば格子を超えて花瓶の水を取り替えたりしていた。
それはいいのだが。
「エメラード様、こちら邪魔じゃありません?」
「いや、問題ないよ。手狭なのは変わらない」
「花置きにもうひとつ机をもらいましょうか」
「うーん……どうかな。花と譲り合うのも悪い気分ではない」
「ふふ。でも、余分な机がないかそれとなく聞いておきます」
なんだか仲良しだ。仲良しな気がする。別に普通の話をしているように見せかけて、親しい感じがする。
よいお育ち同士で、なんというか、噛み合っている。
スクはつまらない気分になる。なぜ自分だけひとりで字と戯れているのだろう。遊びたい。
(エメラードと遊んでない)
最近。
スクはずっと字と向き合い、エメラードは牢番の役目通り、スクをじっと見つめているが話しかけてはこない。
(真面目だから)
スクが話を振らなければ、基本的に黙っているのだ。
(……つまらない)
不満である。しかし子供じみた考えだとわかっていたので、文字に打ち込むことにした。ともかくこれを覚えてしまえばいい。話し言葉はわかるのだから、そこまで難ではないはずだ。
(何になるかはともかく)
この城を出る時、自分はどうなっているのだろう。
いつもそれは予測がつかない。叔父につれられ逃げ出すように国を出て、その叔父が死に、襲ってきた男の身ぐるみを剥ぎ、町に入れば盗人と呼ばれ、罪人として最前線の兵士になった。
(予定にないことばっかり)
ただ幸運ではあった。
生きている。
それだけで、スクの知る世界の中では幸運だ。
「へっ、畜生が……腕に覚えがあるならそういう格好を、しやがれ……」
致命傷だ。
それは自分でもわかっているのだろう、男は血を吐きながらもぼやくことをやめなかった。
「ああ、ろくでもねぇ、ろくでもねぇこった。どうせろくでもねぇなら、ここで終わりでも大した損じゃねえ」
スクは震えながら男を見下ろした。
男はぎょろりと濁った目をスクに向ける。
「ひっ」
「んだよ、人を殺すのは初めてか? めでたいな、めでたいこった、ああ……」
ごほりと血を吐く。
傷が体の内側まで達している証拠だった。けれどなまじ急所を避けたので、死はもうしばらく訪れないだろう。
人を殺すのは初めてだが、人の死は多く見てきた。
スクの国はどこもかしこも戦場になっていた。死にきれない者の姿もあちこちにあり、そばにいる誰かが楽にしてやっていた。それが、当たり前のような光景だった。
「……」
だがスクは子供で、そして男は野盗だった。何もしていない、ただ安住の地をめざし歩いていただけのスクを遅い、そのすべてを奪おうとしていた。
彼もスクと同じくらいに痩せ、ろくな力を持っていなかった。だから気休めのような剣術を学んでいたスクが生き延びた。それだけだ。
「おい坊主、さっさととどめを刺せ。そんで、俺の身ぐるみはいでどこでも行っちまえ……ちくしょう、」
血が流れ、男の瞳が曇っていく。それでもまだ生きている。
まだ人の言葉を話している。スクを襲ってきた時には、獣のような声をあげていたくせ。
「恨みやしねえさ。どうせおまえも、ろくでもねぇ死に方をする。皆そうさ。ろくでもなく生きて、死ね」
「……」
「俺ァもう終わりだ、終わり……さっさととんずらだ。こんな……ろくでもねぇ……」
スクが命を奪う前に、男は動きを止めてしまった。
まだ生きているのだろうか?
スクは震える手で短刀を握った。叔父が唯一持っていた武器で、彼の死後、スクが引き継いだものだ。
無駄にすり減らすべきものではない。
だがよたよたとスクは男に近づき、かつて大人がしていたように、彼の命に振り下ろした。
「っ……は……」
「スク様、おはようございます」
「……」
まだ動けない。目だけでそばにいるユリアを見た。スクが目を覚ましたことを知り、丁寧に挨拶をして、テーブルを整える作業を再開する。
かた、かた、と食器が置かれていく。
正しい位置に。その整然とした形を見て、スクはたまらなくなった。
「……!」
壊したいという衝動だ。
スクは急いで毛布を掴み、丸くなってその中に逃げ込んだ。
(違う、違う。……違う)
ここは牢獄だ。
スクは顔をあげ、きちんとそこに格子があることを確認した。スクは囚人だ。ちゃんと、ろくでもない人生を送っている。
「スク様。もう少しお休みになりますか?」
「……うん」
もう少し。
「そうですか。枕が合わないのかもしれませんね。……ああいえ、枕が!」
「えっ」
「ない! ないのですわね、そう、そうですの。なんということでしょう、気づきませんでした」
「え、あ、うん」
枕はない。
最初からない。枕がなくて寝られないような暮らしをしてはいなかったし、それに枕はまあ、危険なのだろう。投げつければそれなりの攻撃力がある。
(いやどうかな……)
そうでもないかもしれない。
やわらかい枕くらいは、与えられてもいいのかもしれない。
「……別にいらないよ」
「そうはいきません。枕がなければ良い眠りは得られません。よい学びは、よい睡眠からです」
いい教師の発言になり、スクは思わず笑った。
「たくさん寝てるよ。……ただの怠惰だから。わかった、起きる……」
このままでは枕を調達に行ってしまいそうなので、スクは毛布をどけて体を起こした。庶民は人に面倒をかけるのが気詰まりなのだ。
すると格子の向こうのエメラードと目が合った。
「おはよう」
「……おはよ」
目が覚めると部屋に貴族の男がいる、という状況は、慣れていてもやはり変である。今は侍女までいる。
「スク様、お食事の前にお姿を整えましょう」
「うん……」
整えるような姿などないのだが、何度言ってもユリアは聞かない。全力でスクを説得にかかってくるので、もう諦めていた。彼女の舌はとてもよく回るのだ。
身支度を整えてもらい、ひとりだけ大きなテーブルについて、囚人用の食事を口に運ぶ。フォークとナイフは使えた。幼い頃の記憶でも、いや、幼かったからこそか、それはまだ忘れていなかった。
ユリアが目を細めて微笑む。
その表情のどこにも悪意はない。やはりスクには彼女のことがわからなかった。
「ねえ」
「はい、なんでしょうか」
給仕するものもないというのに、彼女はそばに立っている。穏やかな、永遠にでもそうしていられるような立ち姿だった。
「……姫様についてきたって、言ってた?」
「ええ、そうでございます。ラズウェルの最後の姫、アリーシャ様の共として、この国に参りました」
「最後の」
スクは自国がどのような終りを迎えたのか知らない。
知りたくもなく、逃れるようにひたすら歩き続けた。物理的な距離ができてからは、遠い異国の話が聞こえるような暮らしでもなく、スクは母国の名さえ忘れてしまった。
「ラズウェルは戦に負け、国土のすべてを奪われまいた。……これは特異なことです。多くの国はひどい条件であっても、生き残るために敗戦を受け入れるものです」
「そう……だよね」
スクの知っている戦もそうだ。最後の最後まで戦い抜く国などなく、ある程度の余力は残すことが多い。
そこまでの戦いには国民もついてこないだろう。
「ですがラズウェルは、宣戦布告と同日、城内のすべての人間が暗殺されました」
「……え?」
驚きながらスクは思い出していた。
顔をしかめる。そうだ、大人がそんな話をしていた。王族、そして王族に親しいものがすべていなくなり、いったい誰が国を、軍をまとめているのかわからなくなった。
「愚かなことです。ラズウェルが舵を失ったのは当然ですが、戦をしかけた方にしても、多くの労力を払うことになりました。散り散りの軍をひとつひとつ下していくしかないのですから」
それで、とスクは理解した。
どちらの国のものも、とにかく王と呼べるものを探していたのだ。たとえ血が遠くとも、そうと呼べるものが必要だった。
「姫様は体がお弱く、城と離れた地で静養しておられたため、ご無事でした。そして支援を求めてこの国の王に嫁がれましたが……甲斐なく、ラズウェルという国は姿を消したのです。他国の横槍があり内戦も起こり、一地域として名を残すには、あまりに分断されておりましたから」
「……そう」
「姫様は体の弱いお方でした。……ラズウェルからの移動ですらお体に毒でした」
「……そっか」
貴族に生まれなければ生き延びられなかった少女なのだろう。スクには現実感のない、物語の姫のように感じられた。
「どんな人だったの」
「ふふ。やんちゃなお方で」
「やんちゃ」
予想外の言葉が飛び出した。
「スク様に似ておられましたわね」
「うわ……」
自分に似た姫。
それは姫として大丈夫なのだろうか。
よく買うものの名前、値段、それから地名など、読めないと兵士としての活動に差し障る。その程度のものだ。
「よくできておりますわ」
それでも多少の支えにはなり、教師にさじを投げられる生徒ではなかったらしい。
「では次はこちらを。この文字は少し扱いが難しいのです。子音に連なるときはこちらの表記、母音に連なるときはこちらの……」
「ああ! そうだったんだ」
今まで不思議に思っていたことが解決したりなどして、勉強も悪くない気分になってくる。
どうせやることもない。スクはそれなりに真面目に取り組んだ。なるほど彼女がいい教師だというのもわかってくる。
こちらの調子がいい時には口出しせず、悩んでいるとちゃんと教えてくれる。そうしながら部屋の掃除をし、シーツを整え、気づけば格子を超えて花瓶の水を取り替えたりしていた。
それはいいのだが。
「エメラード様、こちら邪魔じゃありません?」
「いや、問題ないよ。手狭なのは変わらない」
「花置きにもうひとつ机をもらいましょうか」
「うーん……どうかな。花と譲り合うのも悪い気分ではない」
「ふふ。でも、余分な机がないかそれとなく聞いておきます」
なんだか仲良しだ。仲良しな気がする。別に普通の話をしているように見せかけて、親しい感じがする。
よいお育ち同士で、なんというか、噛み合っている。
スクはつまらない気分になる。なぜ自分だけひとりで字と戯れているのだろう。遊びたい。
(エメラードと遊んでない)
最近。
スクはずっと字と向き合い、エメラードは牢番の役目通り、スクをじっと見つめているが話しかけてはこない。
(真面目だから)
スクが話を振らなければ、基本的に黙っているのだ。
(……つまらない)
不満である。しかし子供じみた考えだとわかっていたので、文字に打ち込むことにした。ともかくこれを覚えてしまえばいい。話し言葉はわかるのだから、そこまで難ではないはずだ。
(何になるかはともかく)
この城を出る時、自分はどうなっているのだろう。
いつもそれは予測がつかない。叔父につれられ逃げ出すように国を出て、その叔父が死に、襲ってきた男の身ぐるみを剥ぎ、町に入れば盗人と呼ばれ、罪人として最前線の兵士になった。
(予定にないことばっかり)
ただ幸運ではあった。
生きている。
それだけで、スクの知る世界の中では幸運だ。
「へっ、畜生が……腕に覚えがあるならそういう格好を、しやがれ……」
致命傷だ。
それは自分でもわかっているのだろう、男は血を吐きながらもぼやくことをやめなかった。
「ああ、ろくでもねぇ、ろくでもねぇこった。どうせろくでもねぇなら、ここで終わりでも大した損じゃねえ」
スクは震えながら男を見下ろした。
男はぎょろりと濁った目をスクに向ける。
「ひっ」
「んだよ、人を殺すのは初めてか? めでたいな、めでたいこった、ああ……」
ごほりと血を吐く。
傷が体の内側まで達している証拠だった。けれどなまじ急所を避けたので、死はもうしばらく訪れないだろう。
人を殺すのは初めてだが、人の死は多く見てきた。
スクの国はどこもかしこも戦場になっていた。死にきれない者の姿もあちこちにあり、そばにいる誰かが楽にしてやっていた。それが、当たり前のような光景だった。
「……」
だがスクは子供で、そして男は野盗だった。何もしていない、ただ安住の地をめざし歩いていただけのスクを遅い、そのすべてを奪おうとしていた。
彼もスクと同じくらいに痩せ、ろくな力を持っていなかった。だから気休めのような剣術を学んでいたスクが生き延びた。それだけだ。
「おい坊主、さっさととどめを刺せ。そんで、俺の身ぐるみはいでどこでも行っちまえ……ちくしょう、」
血が流れ、男の瞳が曇っていく。それでもまだ生きている。
まだ人の言葉を話している。スクを襲ってきた時には、獣のような声をあげていたくせ。
「恨みやしねえさ。どうせおまえも、ろくでもねぇ死に方をする。皆そうさ。ろくでもなく生きて、死ね」
「……」
「俺ァもう終わりだ、終わり……さっさととんずらだ。こんな……ろくでもねぇ……」
スクが命を奪う前に、男は動きを止めてしまった。
まだ生きているのだろうか?
スクは震える手で短刀を握った。叔父が唯一持っていた武器で、彼の死後、スクが引き継いだものだ。
無駄にすり減らすべきものではない。
だがよたよたとスクは男に近づき、かつて大人がしていたように、彼の命に振り下ろした。
「っ……は……」
「スク様、おはようございます」
「……」
まだ動けない。目だけでそばにいるユリアを見た。スクが目を覚ましたことを知り、丁寧に挨拶をして、テーブルを整える作業を再開する。
かた、かた、と食器が置かれていく。
正しい位置に。その整然とした形を見て、スクはたまらなくなった。
「……!」
壊したいという衝動だ。
スクは急いで毛布を掴み、丸くなってその中に逃げ込んだ。
(違う、違う。……違う)
ここは牢獄だ。
スクは顔をあげ、きちんとそこに格子があることを確認した。スクは囚人だ。ちゃんと、ろくでもない人生を送っている。
「スク様。もう少しお休みになりますか?」
「……うん」
もう少し。
「そうですか。枕が合わないのかもしれませんね。……ああいえ、枕が!」
「えっ」
「ない! ないのですわね、そう、そうですの。なんということでしょう、気づきませんでした」
「え、あ、うん」
枕はない。
最初からない。枕がなくて寝られないような暮らしをしてはいなかったし、それに枕はまあ、危険なのだろう。投げつければそれなりの攻撃力がある。
(いやどうかな……)
そうでもないかもしれない。
やわらかい枕くらいは、与えられてもいいのかもしれない。
「……別にいらないよ」
「そうはいきません。枕がなければ良い眠りは得られません。よい学びは、よい睡眠からです」
いい教師の発言になり、スクは思わず笑った。
「たくさん寝てるよ。……ただの怠惰だから。わかった、起きる……」
このままでは枕を調達に行ってしまいそうなので、スクは毛布をどけて体を起こした。庶民は人に面倒をかけるのが気詰まりなのだ。
すると格子の向こうのエメラードと目が合った。
「おはよう」
「……おはよ」
目が覚めると部屋に貴族の男がいる、という状況は、慣れていてもやはり変である。今は侍女までいる。
「スク様、お食事の前にお姿を整えましょう」
「うん……」
整えるような姿などないのだが、何度言ってもユリアは聞かない。全力でスクを説得にかかってくるので、もう諦めていた。彼女の舌はとてもよく回るのだ。
身支度を整えてもらい、ひとりだけ大きなテーブルについて、囚人用の食事を口に運ぶ。フォークとナイフは使えた。幼い頃の記憶でも、いや、幼かったからこそか、それはまだ忘れていなかった。
ユリアが目を細めて微笑む。
その表情のどこにも悪意はない。やはりスクには彼女のことがわからなかった。
「ねえ」
「はい、なんでしょうか」
給仕するものもないというのに、彼女はそばに立っている。穏やかな、永遠にでもそうしていられるような立ち姿だった。
「……姫様についてきたって、言ってた?」
「ええ、そうでございます。ラズウェルの最後の姫、アリーシャ様の共として、この国に参りました」
「最後の」
スクは自国がどのような終りを迎えたのか知らない。
知りたくもなく、逃れるようにひたすら歩き続けた。物理的な距離ができてからは、遠い異国の話が聞こえるような暮らしでもなく、スクは母国の名さえ忘れてしまった。
「ラズウェルは戦に負け、国土のすべてを奪われまいた。……これは特異なことです。多くの国はひどい条件であっても、生き残るために敗戦を受け入れるものです」
「そう……だよね」
スクの知っている戦もそうだ。最後の最後まで戦い抜く国などなく、ある程度の余力は残すことが多い。
そこまでの戦いには国民もついてこないだろう。
「ですがラズウェルは、宣戦布告と同日、城内のすべての人間が暗殺されました」
「……え?」
驚きながらスクは思い出していた。
顔をしかめる。そうだ、大人がそんな話をしていた。王族、そして王族に親しいものがすべていなくなり、いったい誰が国を、軍をまとめているのかわからなくなった。
「愚かなことです。ラズウェルが舵を失ったのは当然ですが、戦をしかけた方にしても、多くの労力を払うことになりました。散り散りの軍をひとつひとつ下していくしかないのですから」
それで、とスクは理解した。
どちらの国のものも、とにかく王と呼べるものを探していたのだ。たとえ血が遠くとも、そうと呼べるものが必要だった。
「姫様は体がお弱く、城と離れた地で静養しておられたため、ご無事でした。そして支援を求めてこの国の王に嫁がれましたが……甲斐なく、ラズウェルという国は姿を消したのです。他国の横槍があり内戦も起こり、一地域として名を残すには、あまりに分断されておりましたから」
「……そう」
「姫様は体の弱いお方でした。……ラズウェルからの移動ですらお体に毒でした」
「……そっか」
貴族に生まれなければ生き延びられなかった少女なのだろう。スクには現実感のない、物語の姫のように感じられた。
「どんな人だったの」
「ふふ。やんちゃなお方で」
「やんちゃ」
予想外の言葉が飛び出した。
「スク様に似ておられましたわね」
「うわ……」
自分に似た姫。
それは姫として大丈夫なのだろうか。
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